2008 EARTH VISION 多摩 映画会-自然との共生-

2008 EARTH VISION 多摩-自然との共生-

田中正造ドキュメンタリー映画「赤貧洗うがごとき」多摩で初公開



おかげさまで、盛況のもと
「2008 EARTH VISION 多摩-自然との共生-」
の開催を無事終了しました。
多くのご支援、ご来場を深く感謝します。 ありがとうございました。

開催: 2008年 3月23日(日曜日)
会場: パルテノン多摩 小ホール(定員304名) 交通のご案内
鑑賞券: 前売一般 ¥900 (アテナ会員¥800)
当日一般 ¥1,000 (アテナ会員¥900)

●価格は全て税込、小学生は無料です。
●全席自由、入れ替えなし、1枚のチケットで全日出入り自由。
●当日券販売は残席がなくなり次第終了します。

●チケット前売は、ネット予約共に締め切りました。
  チケットパルテノン 042-376-8181
  ベルブ永山はらっぱ内「あしたや」
  聖蹟ヴィータ7階喫茶「風」
  多摩センターバスロータリー「福祉ショップ絆」


2008 EARTH VISION 多摩チラシ
 チラシ表面
 チラシ中面

「第16回 EARTH VISION 地球環境映像祭」優秀作品上映会

2008年3月7日~9日開催された第16回本祭の入賞作品から5作品を選定上映。

  (開場12:45) 13:00 ~ 14:55

「赤貧洗うがごとき」
 -田中正造と野に叫ぶ人々-

(日本/監督:池田 博穂/2006年/98分)

「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」 農民とともに足尾銅山公害問題に立ち向かった田中正造の生涯を描く。
ひとこと解説:佐藤幸一   詳細サイト

  15:00 ~ 16:05

「海のゆりかご」
 -ハチの干潟を守りたい-

(日本/監督:森田 和稔、岩崎 博史/2006年/54分)
「第16回地球環境映像祭」審査委員特別賞作品

広島県竹原市沖の小さな干潟「ハチ」。人工藻場の造成計画によって危機にさらされ たハチの干潟のために、1人の若者が立ち上がった。
ひとこと解説:宮田 浩

  16:05 ~ 16:40

「ブダペスト・ワイルド」
 -街の生きものたち-

(ハンガリー/監督:ジョルツ マルツェル トートゥ/2006年/34分)
子どもアース・ビジョン賞作品

首都ブダペストに棲む様々な生きものが織りなす街のタペストリー。

  16:45 ~ 17:25

「エビの履歴書」
 -育てる人と食べる人-

(日本/監督:鈴木 敏明/2004年/27分)

わたしたちが日常的に食べているエビの90%以上は輸入。食べるエビがどこでどのように育ったのか、 その土地の人たち、環境にどんな影響を与えているのかなどはなかなか伝わらない。 エビを育てるインドネシア、中国、スリランカ、タイ、ベトナムなどの現場から、「天然」「養殖」の表示だけでは見えない、エビの姿が映し出される。
ひとこと解説:谷本 寿男

  17:25 ~ 18:25

「世界里山紀行」
 -中国・雲南 竹とともに生きる-

(日本/監督:張 克明/2007年/49分)

水田と竹林が一体となった村落の風景が広がる雲南省は、250種類を超える竹が生える「竹の宝庫」。 人々は、食器やカゴ、家屋の壁や屋根、そして大きな橋に至るまで、完全に竹に依存した生活を送っている。 中国の美しき里山の四季の中で、竹とともに生きる文化と生きものが鮮やかに浮かび上がる。 ひとこと解説:井上 寿一

 特別上映作品上映会

  18:35 ~ 20:00

「ホワイト・プラネット」
(2006年/フランス・カナダ/83分/監督:ティエリー・ラゴベール、ティエリー・ピアンタニダ)




地球の果てに白く輝く星、北極。
ヨーロッパ、ユーラシア、アメリカの3大陸に囲まれた青く深い海に浮かぶ氷の王国は、地球の気候の変化により消えようとしている。
極寒の長い冬から光溢れる短い夏まで、『ホワイト・プラネット』は北極の過酷な大自然の中で、未来へと命をつなげるために逞しく生きる動物たちの感動スペクタクル。


マイナス50℃の極寒の中、産み落とした子供を命がけで守り、傷ついた氷の世界へと旅立たせるボツキョクグマ、神秘の牙でメスをめぐり闘うイツカク、 繁殖地とエサを求め1000キロの危険な旅に挑むカリブー、氷河期の生き残りジャコウウシの壮絶な縄張り争い、生まれてわずか3週間で親から離れ、 大洋に泳ぎ出る子アザラシ…。彼らはやがて消え行く世界の中でも懸命に、次の世代へ命をつなごうと逞しく生きている。 その愛と勇気に満ちた姿は生きることの美しさを見るものに強く訴えかける。

この映画はまた、北極の知られざる壮観な大自然を描き出す。長い極夜の厳しい冬から、生命が目覚めはじめる春、 太陽が沈まぬ白夜の中で豊かな生命をはぐくむ短い夏、そして繁殖の秋を経て再び長い冬が訪れるまで、北極はひとときもとどまることなく変化をとげる。 季節ごとの神秘の営みがあり、そのどれかが欠けても彼らは命を繋ぐことができない。また、ここは季節によって生息する動物すら異なる世界。 『ホワイト・プラネット』はその姿を変えようとしている北極の今しか見られない光景を余すところなく描いている。


過酷な自然の姿を伝えるために、撮影には想像を絶する苦難を要した。特に、冬の撮影はマイナス50℃、時速100キロのブリザードが吹き荒れ、 立ってるのも困難な状況の中行われた。据えられたカメラのレンズには氷の嵐が吹きつけ、数メートル先すらクリアには映せない。 寒さのためバツテリーが凍り、暗闇の中で光量不足に悩まされながらカメラを回しつづけた命がけの映像は、まさに制作者たちが極地で見たままの光景だ。 命の危険をおかしながらも撮り上げた映像には、北極の神秘と驚異に魅了された者たちの熱き思いが込められている。

監督は、伝説の海洋学者ジャック=イヴ・クストー(『沈黙の世界』監督)の元で制作に携わり、その後も多くの自然科学番組を制作する仏ドキュメンタリー界の旗手、 ティエリー・ラゴペールとテイエリー・ピアンタニタ。これまで、多くの著名探検家と共に北極調査撮影に参加してきた彼らは、 北極の生態系が温暖化により壊れようとしている様を見続けてきた。誰よりも北極の魅力を知り尽くした彼らにとって、 初の劇場長編映画の舞台を北極に据えることは必然だった。

音楽は『WATARIDORI』、『コーラス」のブリュノ・クレ。大自然をイメージし、木の枝、石、氷の音を取り込んだ優しさ溢れる音楽を奏でている。 この大自然のスペクタクルは、危機に瀕した世界へのオマージュであり、未来へと残す永遠の記録である。 ここで描かれた光景は、数十年後、残されているのかは誰にもわからない。
女優だけでなくナレーターとしての才能も発揮している。 テレビのドキュメンタリーや声優としてアニメ映画「銀色の髪のアギト」にも出演、その陰影に富んだ語り口調は高く評価されている。 この映画では、消え行く北極への愛に溢れた静かで暖かな語りを聞くことができる。
代表作品
  • EUREKA (映画)(2001)
  • 害虫 (映画)(2002)
  • 純情きらり (NHKテレビ) 朝の連続テレビ小説ヒロイン・有森(松井)桜子役(2006)
  • 篤姫 (NHKテレビ) 大河ドラマ主演・篤姫役(2008)


ひとこと解説者プロフィール

「赤貧洗うがごとき」-田中正造と野に叫ぶ人々-
佐藤 幸一(さとうこういち)

恵泉女学園大学事務局長。

「海のゆりかご」-ハチの干潟を守りたい-
宮田 浩(みやた ひろし)

主に多摩市と府中市でインタープリターとして活動。多摩市では総合学習の支援やピアティーチャーとして子供たちと関わる。専門は水域生態学で外来魚について調査を行っている。

「エビの履歴書」-育てる人と食べる人-
谷本 寿男(たにもと ひさお)

専門は水資源開発、農村開発。国際協力分野の仕事で、フィリピン、バングラデシュ、インドネシアに16年間勤務。 2005年4月から恵泉女学園大学国際社会学科でODA論、国際協力論などの講義を担当。多摩市、浦安市で地域活動、特にネットワーク作りの試みを行なっている。

「世界里山紀行」-中国・雲南 竹とともに生きる-
井上 寿一(いのうえ ひさかず)

多摩市民環境会議幹事。山梨県身延町の竹炭焼きを見て感動し、多摩市での竹炭焼きに関わる。 最近、多摩ニュータウンが多摩村の時代に人々の生活と「竹」が密接に関係していたことを知り、ますます「竹フリーク」になっている。

主催: 

東京ガス株式会社多摩支店 / EARTH VISION多摩実行委員会

提携: 

多摩市文化振興財団(パルテノン多摩)

後援: 

多摩市 / 多摩市教育委員会

共催: 

多摩市民環境会議 / アース・ビジョン組織委員会 
たえのは / (社)学術・文化・産業ネットワーク多摩



多摩エコ・フェスタ2008 同時開催

「多摩エコ・フェスタ2008-未来の子どもに残せる環境」 3月22日(土)・23日(日)
パルテノン多摩・市民ギャラリーにて多摩市民、学校の環境保全活動に取り組んでいる紹介パネル展示や発表会、 東京ガスの環境活動のご紹介、廃ガス管を利用したリサイクルペンダント工作教室などを行います。
 エコ広場イベントスケジュール(PDFファイル)


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