2013 EARTH VISION 多摩 自然との共生 映画会 ~子どもたちとつないでいこう多摩の自然~

特別シンポジウム
2050年の大人づくりを目指して「中学生の職場体験」
と「ユネスコスクールの活動報告会」
開催のお知らせ

多摩市教育委員会では、多摩市民としての自覚、責任、能力を高め持続可能な多摩市を担っていく子どもたちを育てていくために、 「2050年の大人づくり」を掲げ、2009年よりESD研修会をすすめてきました。そして、ユネスコスクールが発足して60周年となる2013年を期して、 ESDを主体的に推進する多摩エリアの学校が中心となり、ESDの理念のさらなる普及促進を目指して、 ユネスコ国内委員会の後援による特別シンポジウムを開催することになりました。
 今回の特別シンポジウムでは、第1部に中学生の職場体験報告会、第2部にESD基調講演や子どもたちによるESDの事例発表、パネルディスカッションを予定しています。 パネルディスカッションではパネリストとして阿部裕行多摩市長も登壇予定です。また、子どもの食育活動を推進している、 「オテル・ドゥ・ミクニ」オーナーシェフの三國清三氏のゲストトークもありますので、みなさんぜひご参加ください。

日時: 平成25年3月9日土曜日 午後1時から午後5時30分まで
会場: 多摩永山情報教育センター(多摩市諏訪2-5-1)
(入場料無料、ただし事前申込みが必要です。)
※駐車場には限りがあります。公共交通機関をご利用ください。

「ユネスコスクール多摩大学ネットワーク」申込みフォーム(外部リンク) 
2050年の大人づくりを目指して


2013 EARTH VISION 多摩 自然との共生 映画会 ~子どもたちとつないでいこう多摩の自然~

おかげさまで、盛況のもと
9回目の「2013 EARTH VISION 多摩-自然との共生-」
の開催を無事終了しました。
多くのご支援、ご来場を深く感謝します。 ありがとうございました。   


 アースビジョン多摩は、環境問題を映像で理解する9回目のドキュメンタリー映画会です。
21回目を迎える「EARTH VISION 地球環境映像祭」のアジア・オセアニアのエコロジカル映像コンペティションの入賞作品から、 「いのちのつながり」をテーマに製作された最近の話題作を上映。
建築家・坂口恭平さんの活動を追った『モバイルハウスのつくりかた』特別上映と本田孝義監督と地元で建築設計を行っている建築家との対談。
また、多摩川と環境教育の活動報告や、多摩市内の貴重な湿地とそこに生息する希少な生きものについての市民トークなどもお楽しみに。

特別上映『モバイルハウスのつくりかた』予告編

「建てない」建築家がいる。―――名前は坂口恭平。
現代のライフスタイルに問いを投げかけ、故郷の熊本につくった“ゼロセンター”で新しい生き方を模索する。
坂口さんを手ほどきする「師匠」は多摩川の河川敷に長年暮らす“多摩川のロビンソンクルーソー”。材料はホームセンターで購入。しめて制作費26,000円。 モバイルハウス 二畳の家に移動用のかわいい車輪付き。師匠の叱咤激励を受けてようやく完成、設置場所は吉祥寺の駐車場。 多摩川から設置場所の吉祥寺に移動という前日、東日本大震災が起こった……。
住むとは? 暮らすとは? 生きるとは?
ここには私たちが生きていくためのヒントがいっぱい詰まっています。


開催: 2013年2月23日(土曜日)
会場: パルテノン多摩 小ホール(定員304名) 交通のご案内
映画会鑑賞券: 前売券一般     ¥600(アテナ会員¥500)
当日券一般     ¥800(アテナ会員¥700)
子ども券(小中学生)¥100(前売・当日共通)

●映画会鑑賞券は、”多摩市民トーク”も含む全日(5時間半)分。
●全席自由、入れ替えなし、全日1枚のチケットで出入り自由。
●価格は全て税込、乳児・幼児は無料です。
●当日券販売は残席がなくなり次第終了します。

●チケット前売販売店
●チケット前売は、終了しました。
当日券販売状況などご不明な点がございましたら、
会場受付 TEL 090-6797-0939 までお問い合わせください。

 チケットパルテノン 042-376-8181

 ベルブ永山はらっぱ内「あしたや」
 聖蹟桜ケ丘ヴィータ7階喫茶「風」
 多摩センターバスロータリー「福祉ショップきずな」
 永山「ナチュランド/シルフレイ」
 鶴牧「カフェ・ドゥードゥー」

●チケットネット予約は、 終了しました。


2013 EARTH VISION 多摩チラシ
2013 EARTH VISION 多摩チラシ

  

上映・トーク スケジュール(上映作品、上映・トーク時間は変更する場合があります。2012/12/23)

「EARTH VISION 地球環境映像祭」の入賞作品から3作品を選定上映。
特別上映「モバイルハウスのつくりかた」と本田孝義監督の対談、
”多摩市民トーク”「連光寺湿地、その後」、活動報告「大好き! うるおいゆたかな多摩川」を開催。

  (開場12:30) 13:00 ~



映画「帰ってこい!ふるさとの川へ」
(日本/2011/監督:三木 信哉、本道 純一/43分/日本語)

第20回子どもアースビジョン賞 受賞
九頭竜川の支流・永平寺川ではサクラマスの遡上がきっかけとなり、サクラマスを愛する釣り人、地元の人が川の再生に取り組んでいる。
古い魚道の改修を行うなど、サクラマスが棲む環境を整えることで、川の上流でも産卵風景が見られるようになった。
川の再生が地域の絆を深めるきっかけにもなろうとしている。
多摩川の再生に取り組む俳優・中本賢が、永平寺川流域を訪問。地域の人たちとふれあいながら、ふるさとの川を見つめる。



  13:48 ~

活動報告「大好き! うるおいゆたかな多摩川」(20分)

  「多摩川子どもシンポジウム」
  多摩川流域には各地に水辺の楽校があります。
  今年は合同イベントが多摩市で開催され、その様子を映像で紹介します。

  14:10 ~

映画「人とクマと森と」
(日本/2010/監督:中尾 泉美、平田 直也/10分/日本語・英語字幕)

第20回子どもアースビジョン賞 受賞
クマが出た!
誤報が流れた高校の生徒たちが知ることになった、森林と野生生物の深い関係。

  14:20 ~

”多摩市民トーク ”「連光寺湿地、その後」(10分)

連光寺ホタル連絡会 相田幸一さん プロフィール

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「なな山緑地の会」で雑木林の活動、
「よみがえれ、大栗川を楽しむ会」で川の活動、
「多摩市水辺の楽校」で河川環境での子どもたちの活動支援など、
多摩市内での多様な自然環境の保全、啓発活動を行っている。

「連光寺ホタル連絡会」は、連光寺の湧水や、それがもたらす自然環境と里山の景観を次の世代に残したいと思い、 地元の皆さんの協力を得ながら調査・保全活動を行っています。
  連光寺の自然環境は農業と深い関わりを持っており、連光寺の水を学ぶことは、 古くから営まれてきた農業を基盤とする人々のくらしの歴史を学ぶことでもあります。

  14:45 ~

”東京ガス ”「環境クイズ」(15分)

  15:00 ~ ご挨拶 (上映15:05 ~ 16:43)

特別上映作品「モバイルハウスのつくりかた」

映画「モバイルハウスのつくりかた」タイトル
 (日本/2011/監督:本田孝義/98分/日本語)

建てない建築家・坂口恭平 初のドキュメンタリー







 「建てない」建築家がいる。―――名前は坂口恭平。
「0円ハウス」「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」といった著作で現代のライフスタイルに問いを投げかけ、故郷の熊本につくった“ゼロセンター”で新しい生き方を模索する。
坂口さんは早稲田大学建築学科在学中に路上生活者の家と出会い、家について、都市について、生活について根本的に考えることを始めた。
なぜ、建築家は巨大な建築物を建てるのだろう? なぜ、私たちは身の丈に合った巣のような家を建てることが出来ないのだろう?
数々の著作で路上生活者の生活をレポートしてきた坂口さんは、2010年11月、ついに初の建築作品“モバイルハウス”の製作にとりかかる。

坂口恭平(建築家/作家)
1978年熊本生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業後、2004年に日本の路上生活者の住居を収めた写真集『0円ハウス』(リトルモア)を刊行。
2006年カナダ、バンクーバー美術館にて初の個展、2007年にはケニアのナイロビで世界会議フォーラムに参加。
2008年、隅田川に住む路上生活の達人・鈴木さんの生活を記録した『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(大和書房・河出文庫)を刊行し、翌2009年には自身も実際に多摩川生活を経験する。
他の著作に『隅田川のエジソン』(青山出版社・幻冬舎文庫)、『TOKYO一坪遺産』(春秋社)『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』(太田出版)がある。
2011年3月、故郷の熊本市に移住し“ゼロセンター”を開設。“新政府”樹立を宣言し初代内閣総理大臣を名乗る。
また、2012年5月26日から自身の『TOKYO 0円ハウス 0円生活』『隅田川のエジソン』を原作とした劇映画『MY HOUSE』(監督:堤幸彦)が公開。

いろんな人のコメント

中沢新一(人類学者・明治大学野生の科学研究所所長)
 坂口恭平はほんものの天才だ。天才はいつだって危なっかしい。
しかしその危うさの中からしか未来は生まれてこない。
所有しない、定住しない、固定しない、
この三原則からどんな世界が生まれてくるか。
僕が大事にしたいと思っている人間の一人が、ここにいる。


五十嵐太郎(建築評論家)
この映画がとらえているのは、
坂口恭平のつくる新世界のスタート地点というべきものだ。
反建築家は、社会の「建築家」に向かっている。


鎌仲ひとみ(映画監督)
常識のデストロイヤー坂口恭平が作ったモバイルハウス。
誰しもが「かっこいい~!」と言ってしまうのは、
現代の「方丈」=「ゼロハウス」が心の自由に通じているから。
そんな自由な精神を透明なまなざしで映し出した痛快映画!!


石川直樹(写真家)
覚醒した男、坂口恭平のことを本当に知るには、
実際に会うか、この映画を見るしかない。




映画『モバイルハウスのつくりかた』スタッフ:
監督・撮影・編集:本田孝義
整音:米山靖
音楽:あらかじめ決められた恋人たちへ「calling」
出演:坂口恭平、鈴木正三、船越ロビンソン、隈研吾、磯部涼
坂口恭平著『モバイルハウスのつくりかた』(集英社新書・近刊)
製作:戸山創作所
配給:戸山創作所、スリーピン

映画『モバイルハウスのつくりかた』公式サイト

  16:45 ~

”本田孝義監督トーク ”聞き手 横山眞理さん(建築家)(40分)

本田孝義監督 のことば

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僕が始めて坂口恭平さんのことを知ったのは、2008年、東京都現代美術館で開催された「川俣正 通路展」での川俣さんと坂口さんのトークショーでした。 僕のお目当ては川俣さんだったので、実はそれほどよく覚えていません。しばらくして、坂口さんの著作「TOKYO一坪遺産」をたまたま書店で手に取り、興奮して読み終えました。 普段見過ごしている空間を鮮やかに描いた本でした。著者に興味を覚え、インターネットで検索すると坂口さんのホームページを発見。 日記を丹念に読んでいくと、銀座4丁目に所有者不明の土地があり、そこに家を建てようとしていることが書かれていました。 あんな面白い本を書く人がどんなものを建てるのか、見てみたくなってメールをお送りしたところお会いすることが出来ました。 (銀座での企画は今のところ実現していません。)
坂口さんがフィールドワークする姿を追いかけても面白い作品になったかとは思うのですが、僕は「建築家・坂口恭平」としてどういう建築を作るのかを見てみたいと強く思っていました。
しばらく、そうしたチャンスはなかったのですが、2010年3月、「BO菜 ボートと野菜が東京を救う」という、防災とアートを絡めたイベントの中で坂口さんが 「災害時に役立つ0円ハウスのつくり方」というワークショップをすることを知り、このワークショップを撮影させてもらったのが本作のスタートです。 2011年3月11日以後、このワークショップを振り返ってみれば何か示唆的なものを感じます。
その後、坂口さんは2010年8月に「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」を出版。この前後におびただしい数のトークショーを行っています。 僕もほぼ全てのトークショーを撮影し、その一部を本編に使っています。
2010年11月、多摩川の河川敷にて、モバイルハウスの製作が始まります。正直言って、それまで撮影を続けていたにも関わらず、とても映画になりそうにはありませんでした。 しかし、坂口さんと多摩川のロビンソンクルーソーの関係を撮影した時から、これは映画になる、という確信を得ました。
話は前後しますが、僕は2003年に『ニュータウン物語』というドキュメンタリー映画を作っています。 この作品は、岡山県の自分が育った山陽団地というニュータウンの歩みを描いた作品です。当時、郊外論が盛んに論じられていて、郊外の負の側面が取り上げられていた反発から、 自分が育った街を肯定しようと思い作った作品でした。しかしながら、この作品を作る際に、日本の住宅政策を調べる中で、 住宅ローンを基本とした持ち家政策がとられてきたことに疑問を持っていました。(しかし、その疑問はこの作品では封印していました。) また、近年は非正規雇用の増大を背景に家に住むことすら奪われる状況に危機感を持ちました。
坂口さんが作ったモバイルハウスは、僕が持っていたこれらの疑問に直接答えを出すものではないかもしれませんが、ヒントはあると思いますし、家について考える契機になると思います。 ホームセンターから買ってきた角材を切って、組み立てられていくモバイルハウスを撮影しながら、僕は妙なすがすがしさを感じて興奮していました。 そのすがすがしさが少しでも伝わればと今は思っています。

本田孝義
1968年岡山県生まれ。法政大学卒。5本の長編ドキュメンタリー映画を 製作するのと並行して、多数の現代美術展で映像作品を発表している。 主な作品に『科学者として』(1999)、『ニュータウン物語』(2003)、 『船、山にのぼる』(2007)がある。

  17:27 ~







映画「チェルノブイリ・フォーエバー」
(ベルギー/2011/監督:Alain de Halleux/56分/英語・日本語字幕)

第20回子どもアース・ビジョン賞 受賞
チェルノブイリ事故から25年。私たちは原子力の危険を忘れていなかっただろうか。放射能の影響は長く、人の記憶は短い。ウクライナの子どもたちが誘うチェルノブイリの現在。

25年前のチェルノブイリ原発事故で、甚大な被害を受けたウクライナ。事故を知らない世代も増え、チェルノブイリを舞台にしたゲームソフトも流行している。 若者たちにとって、もはや原発事故はゲームの中でしか存在しない過去の遺物だが、なかにはバーチャルな世界の体験を通し、事故を深く知ろうとする人も出てきている。 原発の周囲30キロの地帯「ゾーン」を訪れる若者たちに密着。そこでの体験や、当時を知る人々の話などを通して、チェルノブイリと向き合う姿を映し出す。

一方で、原発事故の処理がいまだに続いている現状を伝える。 現在、事故が起きた原子炉はコンクリート製の“石棺”で覆われているが、崩壊の恐れがあるため解体しスティール製の巨大シェルターを被せる計画が進められている。 しかし、石棺は放射能に汚染され解体作業には大きな危険をともなう。三世代に渡って石棺で働く一家は「シェルターがすべての問題を解決する」という考えには懐疑的だ。 また巨大シェルターの建設と保守にどれくらいの費用がかかるのかもわかっていない。こうしたなか、ウクライナでは原子炉22基を新たに建設する予定だ。

独占入手した石棺内部の映像も紹介。さらには原子力問題の専門家や、地元の医師などのインタビューを交えながら、事故が風化するなかで、 今も後遺症に苦悩するウクライナの葛藤を描く。



 

主催: 

EARTH VISION多摩実行委員会 / 東京ガス株式会社多摩支店

提携: 

公益財団法人 多摩市文化振興財団(パルテノン多摩)

後援: 

多摩市 / 多摩市教育委員会

共催: 

多摩市民環境会議 / たえのは / アース・ビジョン組織委員会


〈運営ボランティアを募集しています。〉
「EARTH VISION 多摩」は、多摩市内の映画・環境に興味のある市民 で構成される「EARTH VISION 多摩実行委員会」により運営されています。 企画・上映作品選定などから当日の運営まで、一緒に活動してくださるボラ ンティアを募集しています。
お問合せはこちらまで

多摩エコ・フェスタ2013 同時開催

環境展&発表会~子どもたちとつないでいこう多摩の自然~ [入場無料]
2013年2月23日(土)・24日(日) 10:00 ~ 17:00
会場:パルテノン多摩 市民ギャラリー


多摩エコ・フェスタ2013は、市民団体や学校が取り組んでいる環境保全活動のパネル展示や発表会、 企業や自治会の取り組み、事例の講演会などを行います。

主催:多摩市民環境会議
共催:多摩市/多摩市水辺の楽校
後援:多摩市教育委員会/多摩ニュータウン環境組合
参加:市内小中学校・大学/市民環境活動グループ
    市内自治会/市内企業
    身のまわりの環境地図作品展入賞作品

多摩エコ・フェスタ2013チラシ(jpgファイル4.6M)
展示スペース:
市内小中学校・大学(環境学習/活動発表)
身のまわりの環境地図展 入賞作品
多摩動物公園
市民環境活動グループ(活動発表)
市内企業(環境活動発表)
多摩市 みどりと環境課/ごみ対策課
東京ガス 多摩支店
 

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