洞爺湖サミット連動・地球環境基金特別助成

「アジア太平洋の映像で見る地球温暖化」〜公開上映会と映像製作者国際会議

期日:2008年10月3日㈮〜4日㈯

会場:パルテノン多摩

入場料(当日券のみ)(全席自由・入れ替えなし・小学生以下無料)
2日共通券500円(アテナ会員400円)
主催:
環境テレビトラスト日本委員会(tveジャパン) 
共催:
東京ガス㈱多摩支店 アース・ビジョン組織委員会
EARTH VISION多摩実行委員会
協力:
㈳学術・文化・産業ネットワーク多摩 多摩市民環境会議
朝日新聞社
助成:
独立行政法人環境保全再生機構
後援:
多摩市



 近年の気候変動による「アジア太平洋開発途上国の自然環境の激変」に拍車をかけるであろう中国やインドを始めとしたアジア太平洋諸国では、まだまだメディアに取り上げられず、 注目される機会が少ないのが現状です。

そこで環境テレビトラスト日本委員会では、海外の環境ジャーナリスト、映像製作者とともに「温暖化とメディア」をテーマとしたワークショップ形式の国際会議(非公開)を開催します。

これを機に各国のNGOやメディアと連携を深め、温暖化に関する映像の情報ネットワークの形成を視野に入れた場を設け、現状と問題点を洗い出し、 メディアが温暖化防止へどのように寄与できるのか糸口を探ります。 また、公開イベントとして環境問題を提起した「環境映像の上映会」「基調講演」「市民事例紹介」「ワークショップ報告」「環境写真展」を開催します。


[開催のご報告]
10月3−4日パルテノン多摩において


「アジア太平洋の映像で見る地球温暖化」 公開上映会と映像製作者国際会議
にたくさんのご来場、ご協力誠にありがとうございました。

国際会議にはインドネシア・中国・インド・ベトナム・キリバスの映像製作者と原剛早稲田環境塾塾長他日本の環境学者が参加し、 今後温暖化問題を協力し合って世界に訴えていくことが確認されました。
また地域における環境への取り組み発表では、渡辺幸子多摩市長による「多摩市の環境対策」や多摩市民環境会議、学術文化産業ネットワーク多摩の子供環境教育報告とともに、 東京ガス「家庭用燃料電池エネファームの普及促進について」プレゼンテーションを行いました。
会場には一般市民や環境NPOに交じって多摩市・立川市・八王子市・府中市・小平市などの環境行政関係者も多く訪れ、ホールエントランスでは写真展「地球異変」も開催されました。


EARTH VISION多摩実行委員会では、2009年3月28日(土)パルテノン多摩で開催される「2009 EARTH VISION 多摩」を準備中です。
企画、上映作品選定などご一緒に活動してくださる運営ボランティアを募集しています。
映像に関心のある方、自然や環境に関心がある方は、特に大歓迎です。
お問合せはこちらまで

【公開イベント】

10月3日(金)13:00〜18:00

■環境映像上映作品

●温暖化への挑戦(2007 日本)7分
温暖化への挑戦 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のメンバーであり、地球温暖化や環境に関して第一線で研究する国立環境研究所の参与、西岡秀三氏が日本の温暖化対策と発展途上国へのアドバイスを説く。
●地球異変(2007日本)51分
地球異変 朝日新聞社が総力をあげて取材した「地球異変」の現状を迫力あるスライドで紹介。ロビーで開催する写真展とも連動。温暖化の進む北極、シベリア、南太平洋諸島、インドネシア、沖縄、オーストラリアなど世界各地の危機的状況を見ることができる。
●北極グマは立ち泳ぎできるか(1991 イギリス)51分
北極グマは立ち泳ぎできるか イギリスBBCをはじめ、全世界のテレビを通じて放送され、地球温暖化の脅威を訴えた歴史的作品。気候の変化の根底となっている原因と、その影響や対策を検証する作品。ヨーロッパ、アメリカで数々の賞を受賞した。
●遠い波の間から(2002 フィジー)30分
遠い波の間から 南太平洋の小さな島々に住む800万人は地球温暖化の影響で島が海面下に沈む脅威にさらされている。住民の移住は島の文化・伝統の喪失を意味する。国際世論の関心も低い中で、フィジー、キリバスの島民たちがその現状を訴える。
●Global Warming(2006 インド) 20分
●インドにおける温暖化と農業(2006 インド) 20分
地球温暖化

地球温暖化の関心の低いインドで、優れた環境ドキュメンタリー監督が温暖化の影響、対策を訴えた作品。

●気候変動へのチャレンジ(2007 イギリス)
  • 温暖化と森林保護 23分
  • 温暖化を防ぐ知恵 23分
気候変動へのチャレンジ tve創設者であり、現在は独立プロで環境映像制作に携わっているロバート・ラムが世銀、tveジャパンとともに途上国対象として制作したシリーズから抜粋。BBCワールドで放送。


「地球異変」出版記念写真展

小ホールロビー 開場中開催

協力:朝日新聞社・ランダムハウス講談社

私たちは何を間違ったのか――?
2006年に初めて発表されるや、その凄まじい現実に日本中が驚愕した。温暖化の現実を迫力の写真と簡潔な解説で見せる”地球ドキュメンタリー”

今回は「地球異変」出版を記念して、ロビーにて写真を展示します。

■特別基調講演

10/4(土)小ホール 13:00〜14:00

「地球温暖化と市民の役割」

温暖化は先進工業国だけでなく全ての地球市民に持続的社会に向けてライフスタイルの変革を達成する機会

講演:原 剛氏(早稲田環境塾 塾長)
原剛 (プロフィール) はら たけし
早稲田環境塾 塾長、早稲田大学大学院 前教授、毎日新聞東京本社客員編集委員、立川市・小金井市環境審議会会長、日本自然保護協会理事、日本野鳥の会学術顧問。




■市民事例発表

小ホール14:10〜15:30

「地域における環境への取り組み」

発表:
  • 多摩市
  • (社)学術・文化・産業ネットワーク多摩
  • 多摩市民環境会議 / 東京ガス(株)

■ワークショップ報告

小ホール15:40〜16:45

2日間行われる映像制作者の地球温暖化とメディアをテーマにした国際会議(ワークショップ)の内容と提言の要約(サマリー)を発表。
ワークショップ詳細(非公開)

●環境テレビトラスト日本委員会
●胡勁草(フー・ジンツァオ)(中国)
中国中央視台(CCTV)科学環境番組プロデューサー
●ファム・トゥイ・チャン(ベトナム)
ベトナムテレビ(VTV)映像編集者
●放送関係者(日本)
●助言者:小島敏郎(日本)
前 環境省 地球環境審議官
●助言者:原 剛(日本)
早稲田環境塾 塾長
●司会:ナラカ・グナワルデネ(スリランカ)
tve アジア太平洋委員会ディレクター

※ワークショップ参加者は変更になる場合があります。

■特別上映作品

小ホール17:00〜18:30

■クルード −むき出しの欲望の果て(2007オーストラリア)

クルード 2007年度アース・ビジョン大賞受賞作品 90分

原油。それはどこから来るのか。いつ尽きるのか。我々をどこに駆り立てるのか。この途方もないドキュメンタリーは、油が生まれた遠い昔、恐竜の棲む過去から生活を営む上で「不可欠な原材料」として優勢を誇ることとなる現代まで吹き抜ける。監督:リチャード・スミス

総合司会:村田佳壽子氏(環境ジャーナリスト)

村田佳壽子 (プロフィール) むらた かずこ

ワールドウォッチ研究所日本副代表、日本環境ジャーナリストの会副会長、(社)環境科学会理事、TBS、テレビ東京など環境番組でも活躍中。

環境テレビトラスト日本委員会

環境テレビトラスト(tve )は、途上国へのテレビ放送、ビデオなどの映像の無償供与、共同制作、研修などの援助を通じて環境問題の理解を促進するために、国連環境計画(UNEP)、世界自然保護基金(WWF)などの出資により 1984 年に設立されたロンドンに本拠を置く国際NGO です。

環境テレビトラスト日本委員会(tve Japan)は1996 年に設立され、主としてアジア太平洋地域の環境NGO 映像製作者のネットワークによる映像を通じた環境教育支援、アジア地域との番組共同制作事業、また環境教育番組の供給、国内での環境教育ビデオの配給、環境関連番組の受託制作を中心に活動しています。

アース・ビジョン地球環境映像祭とは?

「環境」をテーマとした国際映像祭。1992年アジアで初めての国際環境映像祭として開始。以来、世界の優れた作品を紹介しています。年に一度フェスティバル、ほぼ月に一度上映イベントを開催。また年間を通してイベントや上映会に作品を提供しています。
www.earth-vision.jp

会場・パルテノン多摩へのアクセス

当サイトは《たえのは》で制作運営されています。

たえのはバナー