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土井敏邦 監督作品『沈黙を破る』チンモクヲヤブル 考えるのをやめたとき 僕は 怪物になった

長編ドキュメンタリー映画『沈黙を破る(チンモクヲヤブル)』上映会

占領―社会の病理、元イスラエル将校が明かすパレスチナ侵攻の真実と難民キャンプに密着した記録映像。
監督は、ジャーナリストとして20数年にわたりパレスチナ・イスラエルを取材してきた土井敏邦。 数百時間にも及ぶ映像を、長編ドキュメンタリー映画として完成させた本作では、「占領という構造的な暴力」の構図を人びとの生活を通して描き、 イスラエル軍がパレスチナ人にもたらした被害の実態をカメラは生々しく伝える。

東京多摩地区初上映! 自主上映企画 全国第1号!! 
開催: 2009年 8月8日(土曜日)
会場: 多摩市立永山公民館5階ベルブホール  交通のご案内
上映スケジュール
1回目 開場10:45/上映11:00〜13:15
2回目 上映14:00〜16:15
上映後、土井敏邦監督トーク(〜16:45)
3回目 上映17:30〜19:45
上映後、土井敏邦監督トーク(〜20:15)
鑑賞券
前売券 大人1,000円/18才以下 500円
当日券 大人1,200円/18才以下 700円 ※当日券は、残席がある場合のみ販売
チケット販売〈7/4より販売予定〉
多摩センター: 福祉ショップ「きずな」(バスロータリー)
「カフェ・ドゥードゥー」(鶴牧・落合)
永山: ベルブ永山3Fはらっぱ内「あしたや」
「ナチュランド」
「シルフレイ」
聖蹟桜ヶ丘: ヴィータ7F「風」

チケットネット予約はこちらからどうぞ

●価格は全て税込です。

主催:多摩平和イベント実行委員会
後援:多摩市教育委員会(申請中)
協力:たえのは

映画紹介

長編ドキュメンタリー映画『沈黙を破る(チンモクヲヤブル)』
■製作・著作:シグロ
■監督・撮影・編集:土井敏邦 ■製作:山上徹二郎
■編集:秦 岳志 ■整音:小川 武  ■通訳・コーディネーター:Imad Edin、井上文勝
■翻訳:Haitham Shammaa、Hwaida Sweilem、Raouf Ahram、Ahmad Saeid、伊藤圭子、今井 功
■写真・映像提供:NGO・沈黙を破る、イスラエル国会チャンネル99、樋口直樹
■製作協力:「土井敏邦 パレスチナ記録の会」支援者の皆さん
■2009/日本/130分/ビデオ/ドキュメンタリー 映画『沈黙を破る(チンモクヲヤブル)』公式サイト

〜パレスチナ・イスラエル―“占領・侵略”の本質を重層的に描く〜

 2002年春、イスラエル軍のヨルダン川西岸への侵攻作戦のなかで起こったバラータ難民キャンプ包囲とジェニン難民キャンプ侵攻。 カメラは、2週間にも及ぶイスラエル軍の包囲、破壊と殺戮にさらされるパレスチナの人びとの生活を記録する。

photo 同じ頃、イスラエルの元将兵だった青年たちがテルアビブで写真展を開く「沈黙を破る」と名づけられた写真展は、 “世界一道徳的”な軍隊として占領地に送られた元兵士たちが、自らの加害行為を告白するものだった。 占領地で絶対的な権力を手にし、次第に人間性や倫理、道徳心を失い、“怪物”となっていった若者たち。 彼らは、自らの人間性の回復を求めつつ、占領によって病んでいく祖国イスラエルの蘇生へと考えを深め、声を上げたのだ。

時に絶望的に見える抑圧をしたたかに生き抜くパレスチナの人びと、そして、「祖国への裏切り」という非難に耐えながらも発言を続けるユダヤ人の若者たちの肉声は、 「パレスチナ・イスラエル問題」という枠を越え、人間の普遍的なテーマに重層的に迫る。

TRAILER-予告編-: 予告編を再生するには最新のFlashプラグインが必要です。

ゲスト・プロフィール:土井 敏邦 監督(DOI Toshikuni)

photo

ジャーナリスト
1953年、佐賀県生まれ。1985年よりパレスチナ・イスラエルの問題にかかわる。17年間にわたって映像による取材を続け、「パレスチナ記録の会」とともに、 2009年、『届かぬ声―占領と生きる人びとー』全4部作を完成させる。ドキュメンタリー映画『沈黙を破る』は、その第4部にあたる。
ドキュメンタリー映像『ファルージャ 2004年4月』のほか、NHKや民放で数多くのドキュメンタリー番組も手掛けている。 主な著書に『占領と民衆―パレスチナ』(晩聲社)、『アメリカのユダヤ人』(岩波新書)、『「和平合意」とパレスチナ』(朝日選書)、 『パレスチナの声、イスラエルの声』、『沈黙を破る―元イスラエル軍将兵が語る“占領”』(いずれも岩波書店)、『米軍はイラクで何をしたのか』、 『パレスチナ ジェニンの人々は語る』(いずれも岩波ブックレット)など多数。
土井敏邦監督のコラム

監督の言葉

「戦車は家の10mほど先に止まっていました」と、3人の幼い娘の父親が2009年1月7日の昼間、ガザ北部の村に起こった事件を語った。 「戦車から1人の兵士が降りてきて、突然、白旗を挙げていた母と3人の娘を撃ったんです。4人は身長も年齢もそれぞれ違っていたのですが、 4人全員が真っ直ぐに胸を撃たれていました。7歳のサアドは12発撃たれ、2歳のアマルは10発、 4歳のスメルは3発撃たれ、私の母も3発撃たれました。 2歳の娘の傷口から内臓が飛び出していました」。

2008 年12月下旬から3週間続いたイスラエル軍のガザ攻撃の現場を取材しながら、イスラエル兵士たちによる住民虐殺の証言を数多く聞いた。 イスラエルの街角で見かける、まだあどけなささえ残る若者たちがいったん将兵となって占領地や戦場に立つと、冷酷な“占領軍”“侵略軍”の姿に一変する実態を、 私は改めて思い知った。

イスラエルによる“侵略・占領”を語るとき、パレスチナ側の被害の報告だけでは一面しか伝えたことにならない。 “侵略・占領”する側の動機や行動原理、心理状況をも伝えてはじめてその実態が重層的、立体的に見えてくる、と私は考えている。 20数年にわたって“パレスチナ”を伝え続けてきた私が今、“侵略・占領する側”のイスラエル将兵の内面に迫ろうとしたのはそういう動機からだった。 その困難な作業を可能にしてくれたのが「沈黙を破る」の元将兵たちである。

しかし彼らの証言は、日本人にとっても「他人事」ではない。元イスラエル軍将兵たちの証言は、日本人の “加害の歴史”と、 それを清算せぬまま引きずっている現在の私たち自身を見つめ直す貴重な素材となるからだ。 つまり、元イスラエル軍将兵たちの行動と言葉を旧日本軍将兵の言動と重ねあわせるとき、それは“遠い国で起こっている無関係な問題”ではなく、 かつて侵略者で占領者であった日本の過去と現在の“自画像”を映し出す“鏡”なのである。 日本人である私が元イスラエル軍将兵たちの証言ドキュメンタリーを制作する意義は、まさにそこにある。

しかしこの映画は、作り手の私のそんな意図を越えて広がっていくに違いない。元将兵たちの証言に、アメリカ人はベトナムやイラクからの帰還兵を想うだろうし、 ドイツ人はアフガニスタンに送られた自国の兵士たちと重ね合わせるだろう。「沈黙を破る」の元将兵たちの言葉が、それだけの力と普遍性を持っているからである。

沈黙を破る

「沈黙を破る」とは

占領地に赴いた経験をもつ元イスラエル将兵たちによって作られたNGO。創設者で代表のユダ・シャウールをはじめ、20代の青年たちが中心となっている。 占領地での、虐待、略奪、一般住民の殺戮等の加害行為を告白することにより、今まで語られることのなかった占領の実態にイスラエル社会が向き合うことを願っている。 2004年6月、イスラエル最大の都市テルアビブで、「沈黙を破る−−戦闘兵士がヘブロンを語る」と題した写真展を開催。 占領地で撮影した写真や60人の兵士たちの証言ビデオなどが展示され、国内で大きな反響を呼ぶ。以後、数百人の証言ビデオを収集し、 メディアや講演、ウェブサイトを通じて国内外に占領の実態を訴え続けている。

当サイトの資料は、映画『沈黙を破る(チンモクヲヤブル)』公式サイトより一部抜粋、《たえのは》で制作運営されています。

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