Yahoo!掲示板 ●多摩市映画好き飲んで話そう会を創ろう● 2006/01/01〜12/31
●多摩市映画好き飲んで話そう会を創ろう●
投稿者:kana1229
2001/ 4/26 16:43 メッセージ: 1
これは さんの に対する返信です
多摩市近郊の映画好きなみなさん!
 映画についてワイワイガヤガヤ話しませんか?
  映画をいっしょに観にいきませんか?
   映画をサカナにいっしょにこの辺で飲みませんか?

謹賀新年
投稿者:qDVDp
2006/ 1/ 1 13:18 メッセージ: 2113
これは crossbike_tama さんの 2112 に対する返信です
 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

折角のファーストデーなのに年末に殆ど観ちゃったので、
お正月はテレビ三昧になりそうです。

キングコング
ちと長かったけど映画3本分の価値はありました。
思えばいじらしいラブストーリーの趣きもありましたね。

風と共に去りぬ
これは大画面がよろしいようで。
戦前につくられたなんて本当に驚きです。
また、こんな国に戦をしかけるなんてねぇ。

Re: 2005ランキング
投稿者:romanticcosmos
2006/ 1/ 1 23:50 メッセージ: 2114
これは qDVDp さんの 2110 に対する返信です
2005年の映画ランキング、楽しく拝見しました。
いっぱい見ていらっしゃる。
僕は30本弱ほどしか見ていませんが、心に残った映画、観てよかった映画を僭越ながらあげさせていただきたいと思います。

ALWAYS 三丁目の夕日
きみに読む物語
キングコング
シンデレラマン
アビエイター
チャーリーとチョコレート工場
ミリオンダラー・ベイビー
オペラ座の怪人
Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?
宇宙戦争
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
スター・ウォーズエピソード3シスの復讐
アイランド

などが見てよかったと思った映画です。
特に「ALWAYS 三丁目の夕日」「きみに読む物語」「キングコング」は良かったです。
いずれも泣かされた映画です。
僕は涙に弱いようですね。(笑)
今年もいい映画に出会いたいですね。

ナイトショーの不思議
投稿者:romanticcosmos
2006/ 1/ 2 22:17 メッセージ: 2115
これは romanticcosmos さんの 2114 に対する返信です
本日2日、明日3日ともお休みのところが多いのではと思います。
(お正月にお仕事の方々、お仕事、お疲れ様です)

だからでしょう、TOHOシネマズ南大沢では23時台上映開始の映画が4本。24時以降に上映開始の映画が5本もあります。(もっとも遅い上映の映画は24:30開始です)

ところが、お隣のワーナーマイカル多摩センターに22時以降の上映映画はなく(最終は21:50上映開始)、ムーヴィックス橋本も23時以降上映の映画はありません(最終は21:50上映開始)。
なんででしょ?
初詣などで遅くまで出かけて、22時頃帰ってきて、それから映画見たい人もいると思うのですが。
その意味ではTOHOシネマズに感謝です。

上映作品の不思議
投稿者:qDVDp
2006/ 1/ 3 17:10 メッセージ: 2116
これは romanticcosmos さんの 2115 に対する返信です
 時間もそうですね。
従業員表彰制度とってるTOHOシネマズの方がサービスは好評なようです。
でも子供向けだと思える「ザスーラ」が夜10時からと遅く、
「銀色の髪のアギト」が南大沢で掛からず、府中は掛かるなど不思議もあるけど。

古畑任三郎
投稿者:qDVDp
2006/ 1/ 7 11:36 メッセージ: 2117
これは さんの に対する返信です
 年末再放送からファイナルまで。
放送時はどういう訳か視ていなかったけど再放送を視まくり、その面白さに堪能。
さすがに三谷幸喜脚本はおしゃれで格好よく素晴らしい。
演ずる常連も呼吸が合って掛け合いが絶妙。
毎回犯人役がゲストになるなんて醍醐味いっぱい。
昨日、ようやく超大物ゲスト・・・っていうか、奇蹟のキャスティング〜
イチローを録ったビデオでみた。
どこか江口に似た風貌は、まるでベテラン俳優みたいに落ち着いていた。
台詞もしっかと間を置いて眼光鋭い。
世界のイチローはなんでも超一流なスーパースターだったのだ。
多分、一世一代の芝居だったろうけど、それを実現させたスタッフにも感謝でいっぱい。

後は松嶋を視ていよいよ古畑任三郎ファイナル!
しっかり楽しまさせていただきます。

男たちの大和
投稿者:crossbike_tama
2006/ 1/ 8 18:49 メッセージ: 2118
これは qDVDp さんの 2117 に対する返信です
皆さん本年もよろしくお願いいたします。
というわけで、映画始めをしてきました。

立川のシネマ2で見てきました。
どこがCGなのかよくわかりませんでしたが、
当時の実写フィルムの粗さが気になりました。
むしろ、これをベースにCGにすれば感じる所も
違ったかなと思います。

年端もゆかない少年達を予め死を運命付けられた戦場に駆り立てる
一方、司令長官等の高級参謀が鹿児島の防空壕から司令を出す。
ここにこの映画が私たちに突きつけるあの戦争の意味が描かれていると
思います。
本土無差別攻撃の後、大和が沈み、沖縄が占領され、そして広島・長崎。
ここに至るまで安全地帯にいて戦争継続を国家の意志として遂行した
指導部についてもっと実態を暴いてもいいのでは、と思わされました。
これが今に連綿と続く伝統的な「日本精神」だということを。

★★★★☆

PROMISE
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/ 9 12:29 メッセージ: 2119
これは crossbike_tama さんの 2118 に対する返信です
年末から年初にかけてたっぷり2週間台湾に行って来ました。今回はいろいろ私用があって映画は1本しか見れませんでした。
見たのは「PROMISE」。陳凱歌(チェン・カイコ―)監督、主演は真田広之、張東健(チャン・ゴン韓国・奴隷役)、張柏芝(セシリア・チャン香港・傾城役)、劉Y(リウ・イエ中国)。
傾城が奴隷のチャンに引っ張られて凧のように空を舞う、大将軍の真田の隠れ家の内部、傾城が捕らえられたケージなど、映像イメージは相当ユニークだが、ストーリー展開は行ったり来たりのハチャメチャ。CGも稚拙です。例えば導入部の野牛の暴走する中を奴隷の張東健が駆け回るシーンなどは今時の特撮としては稚拙すぎて笑ってしまう。全体に戦闘シーンがだめ。
謎めいた導入部や形式美を尊重した演出などキラリと光るところもあるが、盛り上げ方は劇画調というよりマンガ調。格調高い流れが張東健の奴隷が出てくる度に滑稽さが勝って乱丁する。
架空の時代背景にしても、映画の世界全体が東洋の幻術に西洋の魔術が混ざったようなチグハグさだ。真田がまじめに力演しようとすればするほど空回りしている。
多くの話題作を作った監督の作品とも思えません。
日本では2月11日公開とインターネットに出ていましたが、皆さんどうでしょう?


投稿者:
 メッセージ: 2120
これは さんの に対する返信です

Re: 成宮寛貴って?
投稿者:qDVDp
2006/ 1/ 9 17:27 メッセージ: 2121
これは kojiro_7_dx さんの 2120 に対する返信です
 こんにちは。

成宮って
そういえば「NANA」だってそんなキャラだったし、
「イマアイ」だって・・・なんとなく。

「プロミス」って
カイコ―監督もイーモウ監督みたいにはいかないでしょうか。
中国では評判だったらしいけど。

「男たちの大和」って
右にも左にも気を使っちゃったから責任までは突っ込めなかった。
でもポイント高かったですね。

ようやく7日、8日に初映画してきました。
駆け込みで「ロード・オブ・ウォー」、「三丁目の夕日」のリピート。
封切り2本など。

Fearlessと」いう映画
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/ 9 19:29 メッセージ: 2122
これは qDVDp さんの 2121 に対する返信です
この他に「Fearless」という映画の大きな看板を台北の街中で見ました。これも、日本の中村獅童とジェット・リー主演の中国映画です。看板を見る限り獅童は大変かっこ良く大見得を切っていた。台北では一月後半の公開のようで今回は残念ながら見ることが出来なかったが、日本公開は未定とのこと。獅童ファンは日本に多いだろうから公開予定未定というのは不思議だ。
昔、宍戸錠が悪い日本人役で韓国映画に頻繁に出演していたが、獅童も同じような出稼ぎ感覚で出ているのでしょうか。

ファイナル・カット
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/ 9 20:57 メッセージ: 2123
これは kojiro_7_dx さんの 2120 に対する返信です
生まれてすぐゾーイというチップを頭に埋め込むと自分の一生の記憶がそこに蓄積される。二十人に一人がチップを埋め込むほど流行っているが、本人が生きている間はそこから記憶を取り出せない。死んだ後に専門の編集人にその数十万時間分の記憶を数十分に編集してもらい、関係者を招いて上映会を行う。カットされた記憶は捨てられる。この追悼上映会のためだけに高い金を出してチップを埋める親の気も知れないが、チップが埋め込まれていると知らされる子の気持ちもいいものではないだろう。
編集の仕事は専門職として確立している。人の全記憶を見る立場にあるので、当然職業上の倫理規定が存在している。例えば編集人(カッター)はゾーイを埋め込まれた人であってはならない、等々。主人公のロビン・ウイリアムスはこの編集人である。
これがこのSF映画の骨組みである。世の中がもしこのようなら、さて人間はどのように行動するかという思考実験がSFだとすれば、この映画は随分とややっこしい実験を試みたものだ。前提が破綻しないように色々と理論武装しているがそれがこの映画の奥行きを浅いものにしている。想像力に深さが出て来ない。そのためか映画そのものも中途半端で終わってしまって、アイデアを十分生かしきれていない。ロビン・ウイリアムスが久しぶりにいい味を出していただけに残念だ。

Re: Fearlessと」いう映画
投稿者:qDVDp
2006/ 1/10 18:28 メッセージ: 2124
これは ryuji2046 さんの 2122 に対する返信です
 「SPIRITスピリット」題名で3月公開のチラシを入手しています。
中村獅童、初の世界進出!とありますので一応ウリのようです。
なんや100年前に実在した武術の達人タナカ役です。
「K−1」の原点らしい格闘技戦、楽しみです。

ダウン・イン・ザ・バレー
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/10 21:23 メッセージ: 2125
これは qDVDp さんの 2124 に対する返信です
ロスアンゼルス郊外のザ・バレー(サンフェルナンド・バレー)に貧しい家族がいた。父(デヴィッド・モース)は刑務所の警務官。ハイティーンの娘トーブ(エヴァン・レイチェル・ウッド)は厳格な父から自由になりたいと思っている。弟のロニーは万事に消極的で動きが鈍く、家庭にどこか不安な影を投げている。
トーブが友達と海岸へ遊びに行く途中で拾った若いカーボーイ・ハーレン(エドワード・ノートン)と火遊びをしたのがきっかけで、ハーレンが急速に家族に接近して来る。
最初は、時代遅れの変わっているが、純な自由児と思われたハーレンが次第に危うさを見せ始める。彼が乗馬に長けているのは分かるが、二挺拳銃の名手であるところを見せるころから、映画自体が微妙に変調し、射殺事故をきっかけに心理ドラマから決定的に活劇ドラマに変わってしまう。最後は西部劇のような撃ち合いでハーレンは殺される。
馬で走っても、周囲は整備された道路と新興住宅街。馬を借りる牧場も牧場とは名ばかりで、ゴミ捨て場のような馬囲いがあるばかりである。カーボーイには息が詰まる。身の置き所もない。
しかし、映画はハーレンの人物像を深めることが出来なかった。単なる気のふれた犯罪者にしてしまったので、薄っぺらな作品で終わってしまった。だから彼の死後も、トーブやロニーの心に大きな変化や成長が見られるわけではなく、再び倦怠につつまれた生活に戻って行くのである。
原題のダウン・イン・ザ・バレーとは「(サンフェルナンド)バレーに死す」という意味なのだろう。

ロード・オブ・ウォー
投稿者:qDVDp
2006/ 1/12 19:33 メッセージ: 2126
これは さんの に対する返信です
 考えてみれば武器商人も売り手と買い手がいるから存在する。
産業として成立している体制を変えなければ戦争はなくならない。
その最大の輸出国がアメリカなんだから愕然とする。
★★★☆

輪廻
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/12 19:50 メッセージ: 2127
これは qDVDp さんの 2126 に対する返信です
導入部から関係者が次々と怪しげな霊に襲われる。みな前世の霊か。
渚(優香)はオーデションに受かってホラー映画の主役に選ばれる。実際にあった大量殺人事件に題材を取ったその映画は、事件の起こった現場で撮影を行うことになる。渚はそこで次々と奇怪な霊に苦しめられる。悪霊に脅かされた他の人達は、この手の映画によくあるように途中から行方知れずになったまま。
後半から撮影現場で、渚はこれでもかこれでかと言うほど悪霊達に脅され、幻覚と現実が混濁した挙句発狂する。最後は、精神病院の寒々とした病室で拘束衣に身動きできないまま、なお不気味な気配に身悶えして映画は終わる。
これは幾らなんでも酷い。全く救いがなく、観客に嫌悪しかもたらさない。娯楽としての映画のルールーに明らかに違反している。清水崇はホラー映画を作りすぎてついに来るところまで来てしまった。慨嘆に耐えない。
100点満点で30点。

ディック&ジェーン復讐は最高!
投稿者:qDVDp
2006/ 1/13 15:27 メッセージ: 2128
これは ryuji2046 さんの 2127 に対する返信です
 アメリカのビジネス事情を茶化し、失業社員の悲哀もあって面白い。
犯罪を犯すのは可笑しくもあるけど、観ていてほろ苦い。
健全娯楽に徹してもらったほうがジム・キャリーらしいと思うけど。
★★★

Re: ALWAYS三丁目の夕日
投稿者:crossbike_tama
2006/ 1/14 1:15 メッセージ: 2129
これは qDVDp さんの 2077 に対する返信です
多くの映画館では今日で上映終了とのことで、
ぎりぎりの駆け込みレートショーで見てきました。
あの当時をうまく再現し良く出来ていましたね。

昭和33年頃だと私は淳之介君や一平君と同じ年頃
なのかなと思います。
私は全くの雪深い田舎でしたので都会の雰囲気というのは
わかりませんが、集団就職で故郷を出て行った先輩や
親戚のお兄さんが帰省しみやげ物なぞに都会の香りを
感じたものでした。
フラフープとか(富山?の)置き薬とかは懐かしいですね。

ノスタルジックで人情味の溢れるいい映画でした。

遅ればせながらの感想です。

Re: ディック&ジェーン復讐は最高!
投稿者:jirooba2004
2006/ 1/14 13:04 メッセージ: 2130
これは qDVDp さんの 2128 に対する返信です
アメリカのサラリーマンは突然首になるかも知れないという恐怖にいつも怯えている。何かの引きで不意に昇格するという幸運も時々ある。いずれも日本以上に上司との濃密な人間関係が重要な要素になっているからである。外資系で実際に働くと良く分かる。
映画の導入部はこの点自然で、アメリカ人の観客は身につまされるところだろう。だからとても現実的に感じる。
半ばからこの映画はハチャメチャ、というより本格的なコメディーになって来る。ラストの脳天気な結末のつけ方もアメリカ的。ハリウッドのコメディーはこう来なくちゃ。
ジム・キャリーが「若干」押さえた演技で、今までとは少し違う姿を見せていた。
蛇足だが「復讐は最高」という副題はそれこそ蛇足ではないでしょうか。

Re: ディック&ジェーン復讐は最高!
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/14 13:06 メッセージ: 2131
これは jirooba2004 さんの 2130 に対する返信です
前の投稿はニックネームを間違えていました。

Re: ロード・オブ・ウォー
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/14 14:56 メッセージ: 2132
これは qDVDp さんの 2126 に対する返信です
武器商人の話はいろいろな本や雑誌で知っている。主要な国の政府中枢との関係が取り沙汰されているのも噂では良く出てくる。だからこの映画のストーリー自体はそれほど驚愕というほどのことではない。むしろリベリアという国の汚らしさに驚いた(こんな国があるのか。大統領は実像に近いのか。チョッと調べたら確かに米国解放奴隷が19世紀始めに建国。国旗もアメリカのに似ている! 80年代、90年代の戦乱で15万人以上の死者、220万人以上の難民が出た。89年に11億ドルであったGDPは5億ドルにまで激減。等々)。
ニコラス・ケイジはユーリー役にピッタリという意見もあるが、こういう国に武器を多量に売っている商人像としては、果たしてどうか。武器の商人に会ったり見たりしたことはないが、ニコラス・ケイジの悲しそうな垂れ眼からは邪悪で狡猾なイメージは出て来ない。実体とイメージは違うという問題でもなさそうだ。
ユーリーが伸し上がってきた経緯も分からないし、どのような才能に長けていたのかも不明。何が枢要な要人とのコネを齎したのか。他より早いとか国境を頻繁に越えるとかは語られるが、どういう才覚がそれを成し遂げたのか(美人モデルを獲得する才覚は具体的に示されたが)。
重要な変造パスポートや銃器サンプルが、ニューヨークの街外れの簡易倉庫のようなところに隠されているのも何か安易で変である。ユーリーを捕らえようとして出て来るのが、いつもインターポールのイーサン・ホークだけなのもオカシイ。
この映画は一見派手ではあるが実は低予算なのではないか。主役もミスキャストだし、脚本もいまいちである。あまり映画で扱われていないユニークな題材だけに惜しい。
ところで、ユーリーがしょっちゅう電卓をたたくシーン出てくるが、電卓は日本の企業が開発したもの。武器商人の武器が日本製品とは皮肉。
通常兵器も恐ろしいが、旧ソ連に数万発あったとされる核爆弾の大半が、その後独立した数十の小国に配置されていて、多くがまだ行方不明というのも恐ろしい。

Re: チキン・リトル
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/15 19:41 メッセージ: 2133
これは qDVDp さんの 2104 に対する返信です
孫娘と一緒に見に行きました。
子供向けの健全なガンバリズム。何かで一発当ててヒーローになりたいという、無邪気だが結構深刻な願いは同情を呼ぶ。しかし、これは競争社会への入り口だ。底には、ダメ男のままでは一生駄目のまま終わってしまうという、アメリカの社会に潜んでいる恐怖がある。一方、敗者復活戦のチャンスは日本よりはよっぽど多く用意されている。
ところで、日本のアニメとアメリカのアニメでは顕著な違いがある。丸っこくて可愛いキャラクターと、登場人物達の相互に差別化された非常に明確な性格付けはデズニーの特色だが、一般にアメリカのアニメの日本のそれとの違いは顔の表情の豊かさにある。
宮崎駿のアニメでも人物の顔の表情は殆ど動かないと言っていい。日本では顔より、体全体の雰囲気で相手がどう思っているかを感じるのだろう。
アメリカでは好き嫌いをはっきり伝えるために明確な表現が必要だ。自分もはっきり言うが相手もどう思っているのかを正しく把握しなければならない。だから相手の顔の動きを常に見つめているのではないか。その結果アニメでも、顔の表情を豊かに動かさないと感情が伝わらないと自然に考えるのだと思う。
これはよく見てみると、一般の映画でも役者の表情は日本人より豊かだ。顔の演技が日本映画より上手いと言ってもいい。

銀色の髪のアギト
投稿者:qDVDp
2006/ 1/17 18:19 メッセージ: 2134
これは さんの に対する返信です
 「三丁目の夕日」は今週もロングランのようです。
アメリカビジネス事情は厳しいんですね。

CGと手書きを組み合わせたアニメはまた独自の世界を繰り出す。
摩訶不思議な映像には感嘆するけどお話がつまらない。
近未来も出尽くしとは思えないんだけど、どこか似てしまうのは仕方ないか。
★★★

オリバー・ツイスト
投稿者:crossbike_tama
2006/ 1/18 23:22 メッセージ: 2135
これは qDVDp さんの 2134 に対する返信です
28日にロードショーを開始する「オリバー・ツイスト」のプレビューを
有楽町で見てきました。
孤児のオリバーという(その名すら適当に付けられた)主人公が救貧院から
葬儀屋の奉公にだされ、そして抜け出し70マイル以上離れたロンドンへ。
10代の少年のそこでのいろいろの経験。
安住の場は見つかるのか・・・

当時のロンドンの街中の様子、建物、ロンドン橋、降りしきる陰鬱な雨。
デテールにこだわりが感じられるセットである。
その意味でアカデミーのいくつかの候補になりそうという前評価も
頷ける。

★★★

有頂天ホテル
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/19 15:34 メッセージ: 2136
これは crossbike_tama さんの 2135 に対する返信です
三谷幸喜の「ラジオの時間」は抜群に面白かった。ここには、次どうなるか分からないというスリルがあり、理屈の破綻した荒唐無稽なエネルギーがあった。
しかし「みんなのいえ」あたりから、どこか優等生の作ったような行儀の良さが出てきて、「笑いの大学」でその感じは決定的になったような気がする。
本作も人の意表をつくような驚きがない。関係者一同集合の結果、誰がどこに出ているか見つける楽しみはあるかも知れないが、皆どこかで見たようなパターンで先が見えてしまう。
この均衡が破られるのが西田敏行が出てくるあたりである。突拍子もない演技で緊張が解け、周りからも初めて笑い声らしい笑い声が聞こえた。やはり裸でぶつかって行くような迫力がないと観客を感動させることが出来ないのだろう。
映画はしかしその後また元の調子に戻ってしまい、ついに笑いが笑いを呼ぶ爆笑の渦を作り出すことが出来なかった。
喜劇では、人それぞれがそれぞれの思い込みを持ち、それらがすれ違うところに可笑しさが生まれてくるのだと思う。だから各人が一生懸命になればなるほどすれ違いが大きくなり、可笑しさが増幅する。この映画でもすれ違いを発生させる工夫が至る所に仕掛けられているが、それらがみな優等生的なこじんまりした物で、大きな笑いにつながって来ない。予定調和のエンディングで、最後に役所広司に微笑みかけられても、我々は苦い笑いするしかない。
この映画で西田敏行以外に光っているのが香取慎吾である。手垢の付いたプロの演技ではなく、天真爛漫で開けっぴろげな性格をそのまま出した自由な仕草が観客をホットさせる。

輪廻
投稿者:qDVDp
2006/ 1/19 17:04 メッセージ: 2137
これは ryuji2046 さんの 2136 に対する返信です
 オリバーは早い、さすがに格調高そう。
三谷の笑いは幼稚な感がします。

 前半は恐さで盛り上がったけど、後半は展開の面白さで恐さも半減。
でも意外な展開に動転したから、マンネリ気味なジャパンホラーがまた進化したような。
優香もここまで出来るとは、不気味な三条美紀に追い詰められるラストは印象的でした。
★★★★☆

Re: 有頂天ホテル
投稿者:oooyaooo2000
2006/ 1/19 18:15 メッセージ: 2138
これは ryuji2046 さんの 2136 に対する返信です
なるほど。私があの映画を見て思ったことが、きちんと文章になっていたので、嬉しく思いました。ただし、決して揚げ足を取るわけではありませんが、「有頂天ホテル」ではなく「THE有頂天ホテル」です。また「ラジオの時間」ではなく「ラヂオの時間」、「笑いの大学」ではなく「笑の大学」です。そして「笑の大学」は、監督が違うので、同列に扱うのはいかがなものでしょうか。

Re: THE有頂天ホテル
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/19 21:11 メッセージ: 2139
これは oooyaooo2000 さんの 2138 に対する返信です
ご意見有難う御座います。「THE有頂天ホテル」は気がついていましたが面倒くさいのでTHEを除きました。「ラヂオの時間」は私のPCで変換できませんでした(今回のはoooyaooo2000さんのをコピーしました)。「笑の大学」は変換ミスです。
ところで、確かに「笑の大学」は星護の監督ですが、脚本としての完成度が非常に高いということで「三谷幸喜の作品」であることは間違いないと思います。「笑の大学」は初演’96年で(映画は’04年)、「ラヂオの時間」は映画が’97年ですが「東京サンシャインボーイズ」での初演はもっと前です。従って原作・脚本という意味では「ラヂオの時間」→「笑の大学」の順番で作品の性格としては変化して来たと言うことは出来ると思います。
但し、「笑の大学」はその脚本の完成度の高さから映画と演劇を同一として扱い得るとしても、「ラヂオの時間」は東京サンシャインボーイズのものと映画版では同じものとは言えるかどうかは分からないので、確かに映画における「三谷幸喜の作品」としての性格が同じ時間軸で変化して来たと論じることは出来ないかも知れません。
むしろ映画「ラヂオの時間」は三谷幸喜初監督作品としての初々しさが非常に良い意味で出ていたということでしょうか。

THE有頂天ホテル
投稿者:qDVDp
2006/ 1/20 18:28 メッセージ: 2140
これは ryuji2046 さんの 2139 に対する返信です
 主だった役柄だけでも23人、リアルタイムに2時間ドタバタ劇を仕上げる力量は賞賛すべき。
でも惜しむらくは、笑いの内容が幼稚なこと。
特に、役所が元妻に見栄をはるくだりは見ていて辛い、彼が演じきれなかったかも知れないけれどそれも監督の責任。
あと白塗りとか代議士もあんまりではないか。
芸達者陣の奮闘で見応えあるし、楽しかったには違いありませんが。
オダギリ、唐沢は不覚にも見間違えちゃった、それだけ上手かったと言えるでしょう。
★★★★

プライドと偏見
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/20 20:55 メッセージ: 2141
これは qDVDp さんの 2140 に対する返信です
十八世紀末のイギリスでは女性には相続権がなかった、というチラシの知識を持って観た。
ベネット家は五人の娘。労働者階級ではないので朝から晩まで結婚の話。この家の次女エリザベス(キーラ・ナイトレイ)と隣に引っ越してきた大富豪ビングリーの親友ダーシー(マシュー・マクファディン)との恋の駆け引きのお話。
結婚できないと路頭に迷うから女は相手探しに必死。男は若い女性を選り取り見取り。特に金持ちでハンサムな上流階級の男は高慢。しかし娘達は明るく卑屈なところがない。プライドがある。こんな捻じれた環境では、男と女は最初から互いに偏見を持って出会うのは自然だ。
「時代劇は現代劇だ」という見方がある。過去の時代という枠組みに託して現代人の心を語るのだ。十八世紀末の英国はどんな風だったかは知らない。時代考証は十分にされているのだろう。こんな風でしたと映画で見せられれば、ああそうですかと言うしかはない。しかし現代との普遍性は皆が皆、互いにプライドと偏見を持ってすれ違うということなのだろう。
それにしても欧米人のストーリー・テリングの力というのは凄い。最初は若い男女のたわいない御喋りが、次々と起こる事件で予期せぬ方向へ。読者があるいは観客が右へ、左へと息をつかせぬ展開と緻密な構成に引きずり回される。美しい英国の風景とノスタルジックな雰囲気があれば感動は倍加する。
映画での十八世紀の金持ちの豪邸も凄いが、社交の現場も凄い。プライドと偏見と高慢といいじめがたっぷりだ。食事のマナーや機転の利いた会話、ピアノも弾けなければ恥をかくしチラリと教養を見せる必要もある。こんな中で鍛えられて、いつも自信たっぷりに振舞えるようになった西欧人は強い。
お話はハッピーエンドで終わってみれば、「プライドと偏見」という大層な題がついているが、これはいわゆる一つのロマンチック・コメディーでした。
100点満点で85点。

プライドと偏見
投稿者:qDVDp
2006/ 1/22 8:53 メッセージ: 2142
これは ryuji2046 さんの 2141 に対する返信です
 正式なプロポーズ作法を学び、娘を持つ理想的な父親を学べる。
偏見って言うよりも感情のすれ違いのような気がする。
まぁ、なんとか結ばれて良かったけど昔も今も男女は互いに不可思議。
名作の誉れ高く、叙情いっぱいだけどニガテと鈍感でした。
★★★

プルーフ・オブ・マイ・ライフ
投稿者:qDVDp
2006/ 1/23 18:03 メッセージ: 2143
これは さんの に対する返信です
 ホプキンスとパルトロウが繰り出す迫真の演技に大満足。 
舞台劇らしくじっくり撮ってある。
数学の面白さは皆無だけどそのミステリーに引き込まれる。
ラブストーリーかと思いきや心理描写に重きを置いた自分探し。
★★★★

スタンドアップ
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/25 16:15 メッセージ: 2144
これは qDVDp さんの 2143 に対する返信です
前評判が高かった上、主演がシャーリーズ・セロンということで大上段に振りかぶって来るのかと思ったが、実に地味な映画だった。
北ミネソタの小さな鉱山町(原題はNorth Country)で働くジョージー(シャーリーズ・セロン)がセクハラで苛められ、ついに立ち上がって法廷闘争で勝つ話。89年の実話で、これをきっかけにセクハラを防ぐルールが全米に広がったとのこと。
ジョージーは客観的に言えば愚かである。娘時代に遊びまわっていたことも愚かであるが、自分の評判が悪いそんな故郷に帰ってきて働くのも愚かである。アイスホッケー場の満座の中で中傷されたときに一言も言い返さなかったのも愚かである。これでは誰も本当だと思っても仕方がない。社長に直訴に行ったときも一方的な物言いに反論しなかったのも愚かである。組合の会合で発言を求めても、結局人を納得させる話が出来なかったのも愚かである。
これを愚かと言うのは酷だろうか。女は家に居るもので、鉱山は男だけの仕事場であるというのが常識の古い田舎町で、敢えて愚かな振る舞いをするほどに追い詰められたと言うべきか。
賢い女であれば男社会で何とか生きる知恵を働かせる。他の女たちのように。しかし愚かであるが故に追い詰められ、遂に法廷闘争に訴えることになる。
町も家も、交際範囲も地味である。法廷場面も弁護士も地味である。シャーリーズ・セロンも他の役者達も抑えた演技で地味である。全てに地味な映画であるが、逆にこれはリアリスティックであると言ってもいい。だから見終わった後にジッと感動が来る映画である。
この89年の後、10年も経たない内に犯罪としての「セクハラ」が世界中で認識されるようになる。人の意識が変わるのが早い時代に生きているのだ。
100点満点で85点。

Re: ハリー・ポッターと炎のゴブレット
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/26 23:17 メッセージ: 2145
これは qDVDp さんの 2105 に対する返信です
遅ればせながら見ました。
ついに人が一人死にましたね。ハリー・ポッターもとうとう、遊びから大人の世界に脱皮するのでしょうか。

スタンドアップ
投稿者:qDVDp
2006/ 1/27 18:24 メッセージ: 2146
これは ryuji2046 さんの 2144 に対する返信です
 そうなんですよ、愚かなんですよね。
自らそんな場所で働かざるを得ないんだから。
でもそんな彼女でも堪らないから立ち上がる。
そんな娘でも父親は敢然と擁護する。
ジーンときました。
それにしても動物的な嫌がらせには男でも閉口する。
★★★★

渋谷怪談 THEリアル都市伝説
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/27 21:58 メッセージ: 2147
これは qDVDp さんの 2146 に対する返信です
街の雑踏からちょっと離れたところに人気のない断層がある。都会の生活は緊張を強いられるが、ちょっと気を緩めた隙にそんな断層に落ち込んで、邪悪な罠を仕掛けられる。そんな時に出会う8つの恐怖がオムニバス形式で語られる。それは廃屋の霊、合コンの7人目、隙間男、ブティックの試着室、古い人形、学校の首吊り、赤いホームページ、学園祭のお化け屋敷。それぞれが少しずつ関係して円環をなしている。
演技者は下手だが力んでいるわけではなく、素人っぽさが逆に不思議な現実感を出している。出てくるお化けのような幽霊のような異形は案外怖い。
恐怖短編小説集のような趣があるが、8編の話を2時間に押し込めるのは忙しい。もう少し個々の話を膨らませて3〜4くらいのオムニバスにしたら更に深味のある恐怖映画になったのではないか。
合コンの料理屋も、勉強部屋も、街なかのトイレも、廃屋の空き部屋も、学校の教室もみんな同じセットを使い回しているようで大変な低予算映画であることが分かる。
渋谷の街の片隅のビルの3階にある、シネ・ラ・セットという小さな奇妙な映画館でこの映画を観た。観客はほんの数人。観終わって出るときに誰も居ないエレベーターが止まる。中は暗い。一人で乗るのは躊躇した。
100点満点で80点。

Re: プライドと偏見
投稿者:romanticcosmos
2006/ 1/29 17:18 メッセージ: 2148
これは ryuji2046 さんの 2141 に対する返信です
見ました。
予定調和の物語ですが、まあ良かったのでは。
ただ、貴族のダーシーが何故、下流貴族のエリザベスにほれたのか?
その理由付けがなく、そこが不満でした。
ただ、ハッピーエンドはいいですね。
なんとなく終わってほっとします。

2006 EARTH VISION多摩−自然との共生−
投稿者:qDVDp
2006/ 1/30 16:32 メッセージ: 2149
これは さんの に対する返信です
今年も〈たえのは〉とご当地環境団体が共催する「EARTH VISION多摩」上映会があります。
環境問題を扱った映画というと、堅苦しいイメージを持ってしまいそう。
でも、地球がもっともっと好きになるとても素晴らしい多彩な作品たちです。

今回上映されるのは、3月9〜11日開催される「第14回EARTH VISION 地球環境映像祭」 から
「自然との共生」を訴求した作品5本と完成直後の話題作「六ヶ所村ラプソディー」を
鎌中ひとみ監督自身のトークとあわせて特別上映します。
また上映作品と連動して地域の市民団体による環境保全活動もご紹介します。

2006 EARTH VISION多摩 「自然との共生」
第14回 地球環境映像祭 特別上映会
3月21日(火・祝) パルテノン多摩 小ホール
<上映作品>
「賢き狩人」(台湾作品)
「生きる場所をさがして−化学物質過敏症と戦う夫婦」
「黒太郎一家の10年―ナベヅルと暮らす村」
「川底が語る−サケ先生の知床日誌」
「森を支える生き物たち」

特別招待作品「六ヶ所村ラプソディー」
鎌仲ひとみ監督トーク

案内サイト
http://taenoha.com/ev

フライトプラン
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/30 17:58 メッセージ: 2150
これは romanticcosmos さんの 2148 に対する返信です
ネタバレあります。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。


予告編を見て面白そうだったので早速観た。ジョディ・フォスターの主演は三年ぶりというのも興味をそそられた。
結果はイマイチ!
映画の三分の一くらいまでは予告編で予告された通り。全く予備知識なしで観ればまた違ったかもしれないが、サスペンスは盛り上がらない。カイル(ジョディ・フォスター)は逞しい母親であるが、狂気が募るに従ってあまりに傍若無人。傲慢とも思える態度は観客の同情を引くよりは逆に反感を呼ぶのではないか。特にアラブ人乗客への言動は醜い。
ジョディ・フォスターはある新聞のインタビュー記事でこの点を聞かれて「最近の世相を反映して現実感が出ている」という意味の答えをしていた。本当にそう思って作っているのなら主人公に感情移入できない観客も多くいることを知るべきだし、この映画はそのようなマーケットでは成功しないことに思いを馳せるべきだ。
このようなことを除いても、この映画が娯楽作品としてカタルシスを齎さないのは、犯罪のプロットがあまりに無理なところにある。捜査官が本物か偽者かはさておき、彼の目論見は偏にカイルがどう行動するかにかかっている。今回のように攻撃型パニックに陥ればいいが、鬱型逃避に走った場合には打つ手がなかろう。実際一度はセラピストの言うことに耳を傾けて諦めかけたではないか。
乗客が降りた後に、カイルに呼び止められて犯人が機内に戻る理由も理解できない。終わりにアラブ人から荷物を手渡されたカイルの態度も依然傲慢の感じが残る。最後まで後味があまり良くない映画だった。
100点満点で75点。

フライトプラン
投稿者:qDVDp
2006/ 1/31 17:47 メッセージ: 2151
これは ryuji2046 さんの 2150 に対する返信です
 二度のオスカー女優としてはお粗末なホンで出たものです。
同じく予告編からかなり期待したし、パニック・ルームの再来かとも。
語り口は冴えていたのですが、犯人が割れると急に萎んでしまいました。
アクション大作だろうけど、なにも彼女が演らなくたっていいのでは。
もっと作品を選んで欲しい、ギャラだけではないだろうに。
★★☆

博士の愛した数式
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 1 12:59 メッセージ: 2152
これは さんの に対する返信です
 黒澤色は無いけれど、小泉監督らしいじっくりとした暖かさがますます定着したようです。
原作を読んでないけれど、素材を生かした数学の面白さ、愛の深さが存分に語られる。
それに寺尾、深津、吉岡、浅丘が良く応えている。
★★★★

るにん
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/ 2 18:58 メッセージ: 2153
これは qDVDp さんの 2152 に対する返信です
奥田瑛二監督作品(二作目)ということで観た。
とにかく長い。二時間半の間、「未だ終わらないの?」という感じで話はダラダラダラダラと続く。一定の時間の中で、どこで緊張を高めどこでそれを弛緩させるか。それをどのように配分するかの計算が出来ていない。不必要な場面が多すぎて、せっかく撮ったのだから勿体なくてカットできない。結果、商業的な成功より趣味的な意図が強い出来上がり、と言われても仕方がないのではないか。
全体から見ても必然性のない、醜悪なセックス場面が手を変え品を変え出てくる。何も無い島だから他に面白いことがないとも言えるが、そればかりを見せるのが本意とも疑われるほどだ。島流しになった者達の悲しさや孤独が感じられる暇がない。
それに対し、本来見せ場ともいうべき島抜けの成功場面があまりにもあっさりしている。あっという間に房総に到着。それはないでしょう。この部分はいやでもスティーブ・マックイーンの「パピヨン」と比較してしまう。「パピヨン」では緊張が最高度に高められ、それが解き放たれたときのカタルシスはすばらしかった。
見せ場らしい見せ場は最後の捕り物の場面。喜三郎(西島千博)が家の周りが捕り方に囲まれているのを見て腰を抜かすシーンなど、全般に映画初出演のダンサー西島千博は抑えた演技で秀逸。一方、豊菊役松坂慶子の体当たり演技は感動ものだが、歌うような台詞回しは一人浮いて感じられる。松坂慶子は他の出演者とは格が違う。彼女の演技が下手というわけではない。他の共演者と調和していないのだ。要するにミスキャストだと思う。
冒頭、ぶっころがしのシーンは迫力がある。しかし転がった篭が最後の(海へ?)落ちるところまで映らないのだ。いやな予感がした。このいやな予感が当たってしまった映画だった。

Re: るにん
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 2 19:37 メッセージ: 2154
これは ryuji2046 さんの 2153 に対する返信です
 奥田瑛二監督らしいかも、思い込み強いとありがちな映画ですね。
でも、どこかで観ておきたいです。
松坂慶子の演技だけでも価値ありそうだし、島流しも関心あります。

レジェンド・オブ・ゾロ
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 2 19:48 メッセージ: 2155
これは qDVDp さんの 2154 に対する返信です
 続編らしく見せ場に抜かりない。
なんたって、ゼットを剣でサインするところや馬立ちシーンは定番。
列車を絡めさせたり、マスクを即席でつくったり新味もあってファンには堪らない。
主役二人の息も合って格好いい。
気負い無く完全娯楽に徹しているからまだ続きそう。
★★★

Re: レジェンド・オブ・ゾロ
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/ 2 22:30 メッセージ: 2156
これは qDVDp さんの 2155 に対する返信です
そうですね。ゾロが結婚していて、女房がピンカートンの密偵になったり、子供が自分の親父が英雄ゾロであることを知らないで悩んだりと、面白く創作していますね。これはオリジナルにもない話でしょう。
次作ががあれば次はどのようなシナリオを創るのでしょうか。楽しみですね。
ゼタジョーンズが相変わらずきれいでした。

天使
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 3 16:57 メッセージ: 2157
これは さんの に対する返信です
 宮坂まゆみ監督自身、直ぐ深キョンがひらめいたらしく、
ちょっとドジなホンワカした天使がはまっている。
彼女が見えるヒト、見えないヒトの違いがよくわからないけど、
人生を素直に生きましょうってことかな。
ラブリーなヒトはみんなきっと寄り添われているのかもね。
やたらジンライムが出てきてまた美味しそうに飲んじゃうから飲みたくなっちゃう。
★★★

オリバー・ツイスト
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/ 3 17:38 メッセージ: 2158
これは さんの に対する返信です
この映画を観て先ず思ったのは、19世紀の産業革命で急速に天下第一となった英国では、貧困は貧困であることで既に悪であると考えられていたということである。
貧乏になるには貧乏になる理由がある(例えば怠惰とか劣悪な生まれとか)。貧者の邪悪な根性は暴力と恐怖で徹底的に管理しなければ正しく導くことが出来ない(この映画の中でも「絞首刑」という言葉が恐怖とともに度々語られる)。
このような偏見に満ちた環境の中に置かれれば、普通の人間なら悪の道に一直線ということだろうが、これに反抗して立ち上がる人間もいる。しかしそれは稀にしかない例外だからオリバー・ツイストをオリバー・ツイストたらしめるのだろう。
貧者と敗者にたいする悪意に満ちた世界の中でオリバー・ツイストのような人間像を創り出したのは、この物語の作者が人間に対して信頼を持っていたからに違いない。この映画の後半を観ると、作者の人間性に対する信頼は揺ぎ無いものである事が分かる。(調子良すぎるきらいはあるが)オリバー・ツイストの優しい心はその象徴なのだろう。
この映画も2時間を越えているが欠伸はでない。昨日観た「るにん」との違いは奥田瑛二とロマン・ポランスキーとの差か。3億円と80臆円との差か。八丈島とロンドンとの差か。それとも松坂慶子その他大勢(西島千博は除く)とバニー・クラークやベン・キングズレーとの差か。
100点満点で90点。

オリバー・ツイスト
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 4 20:01 メッセージ: 2159
これは ryuji2046 さんの 2158 に対する返信です
 純真無垢なオリバー、ちょっと影が薄いけど過酷な運命でもめげない健気さは確かに天使のよう。
憎めない小悪人フェイギン、目いっぱいのメークで固めた醜悪な老獪は演技は圧巻。
音楽も天が応援するように救いを暗示してくれていて心地いい。
その時代のロンドン、街並み、衣装、馬車、市場・・・どれをとってもきめ細かく最上。
ポランスキー監督の狙いはラストシーンだろうけどドッとは伝わらなかった。
ド真ん中の直球だったけど速過ぎたのかなぁ。
★★★★

ホテル・ルワンダ
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 6 17:36 メッセージ: 2160
これは さんの に対する返信です
 ネットで署名運動起きて上映にこぎつけた。
世界がもっと知らなければならない悲劇だからこの運動は快挙でしょう。
実話から追った推移はさすがに切迫感もって訴えかける。
途上国の悲哀に向かい合う機能しない国連、冷淡な先進国が恐い。
家族を守たいだけだったろう支配人が、押し寄せる難民を見捨てられずに庇っていく姿は高貴。
★★★★☆

単騎、千里を走る。
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 7 17:44 メッセージ: 2161
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
 日中親善映画になっちゃったなぁ。
健さんなくしては出来ない、チャン・イーモウ監督なくしては撮れない。
お互いの個性能力が存分に引き出されている。
日本側は降旗監督、木村カメラ、中井貴一なんかは声だけという贅沢な創り。
刑務所シーンでほのかに体制批判が覗いたくらいで緊張感はなかった。
やっぱり健さんが泣くのはちょっとシンドい、そこで動く官僚も出来すぎ。
素人を上手く使う監督にしても大スター扱いの遠慮は否めない。
想いは評価できるけどメーキングだけで充分だったかも。
★★★

第1回天神庵ドキュメンタリーまつり
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 8 12:52 メッセージ: 2162
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
3年前にご当地でも上映されましたドキュメンタリー映画
『ニュータウン物語』が久しぶりに上映されます。

”第1回天神庵ドキュメンタリーまつり”

3月3日(金)・4日(土)・5日(土) 
<上映>
連日12時〜「ニュータウン物語」(監督:本田孝義)
   14時〜「阿賀の記憶」(監督:佐藤真) 
   16時〜「新線が通る」(監督:香取直孝)
   18時〜「もっこす元気な愛」(監督:寺田靖範)
<トーク>
連日19時半〜 3日:本田孝義 4日:佐藤真 5日:寺田靖範

場所:千葉県松戸市 天神庵 (やおや旬裏)
http://yaoyasyun.sakura.ne.jp/map.htm

料金:前売り 1作800円 2作1400円 4作4500円
    当日  1作1000円

問い合わせ:047-343-2756(香取)

---------------<転載歓迎!>---------------------

単騎、千里を走る。
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/ 8 21:08 メッセージ: 2163
これは qDVDp さんの 2161 に対する返信です
「巨匠」チャン・イーモウが「名優」高倉健に惚れ込んで作ったという触れ込みの映画。この手の「大作」には裏切られることが多いので観るつもりはなかったが、ちょっと時間が出来たので覗いてしまった。結果は意外に良かった。
どこかの北国の一漁師が息子に誠意を見せるためとはいえ、突然右も左も分からぬ中国の奥地へ行くのは余りにも不自然。無理に舞台設定を作ろうとしている意図がありありだが、経緯はどうあれ、健さん(高田)が一度中国に足を踏み入れてしまうと自然に周りの風景に溶け込んでしまう。
最初の感動は高田がヴィデオを使って役人に頼み込むところ。自分の意思を伝えるのにこんな方法を使うとは、役人も驚いたが観ている方も驚いた。驚愕によって観客の思考能力を奪い感情操作する演出技法は上出来。何としてでも相手を説得したいという頑固さは健さんのキャラクターそのものである。
刑務所にいる李加民がいざという時になって踊れなくなる。それではと、捨てた子どもを捜しに更に奥地に行くところで、高田を突き動かしている何かが変わる。数日すれば李加民の気分は変わる。ヴィデオに撮るのが目的ならそれまで待てばいい、という周りの意見には説得力があるのだ。
捨てられた子に高田は自分の息子を重ねたと見るのは容易である。現実にもそうだろう。しかし「何かのため」に生きていると思っているのは実は錯覚で、人は現実の「今」が作り出す情念に突き動かされて行動するのだ、と普遍化して見るのは深読みすぎるだろうか。
結局子どもは李加民に会うことはなかったが、高田の行為は周りから暖かく迎えられる。「オリバー・・・」が西洋流儀で人間信頼を謳ったものであるなら、この映画が見せるのは東洋流の人間性信頼である。反日の政情の中で敢えて日中友好の奇麗ごとは甘い、と見る向きも多いが、実際に中国の人と仕事を一緒にした経験からいうと普通の中国の人々には好い人が多い。とぼけた通訳や村人には現実感がある。
映画は唐突に終わる。これが非常にいい。大事な者を喪失した悲しみが良く出ている。音楽もいい。終わっても席を立つ人が一人もいない。
100点満点で85点。

悪魔の棲む家
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 9 16:44 メッセージ: 2164
これは ryuji2046 さんの 2163 に対する返信です
 1979年のオリジナルは観ていないけど当時なら衝撃受けたかも知れない。
実話らしいからその怖さ倍増・・・と思いきや、奮闘むなしくJホラーの恐怖を超えられない。
むしろ、瞬間に映像をよぎるシーンなんかはパクリを疑ってしまう。
途中で悪魔祓いの神父が登場して「おい、おい、エクソシストかよ」と思わせて、
敢え無くすぐ退散してしまうのにはむしろホッとした。
★★★

マザー・テレサ
投稿者:qDVDp
2006/ 2/10 17:18 メッセージ: 2165
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
 テレサがまるでオリビアに乗り移ったようだった。
まさに生き写し、慈愛に満ちた表情は神がかってるとしか思えない。
その偉業は誰でも敬意を表すが、ただの慈善ではない事業や人間性にも触れている。

「私たちの行いは大海の一滴にすぎません。
でも何もしなければその一滴も永遠に失われれます。」
この言葉は映画を超えて胸を打つ。

昨年、観ていればベストワンに入れたかも知れない。

★★★★★

ベアテの贈りもの
投稿者:qDVDp
2006/ 2/11 14:17 メッセージ: 2166
これは qDVDp さんの 2165 に対する返信です
 この映画も昨年岩波ホールで、その良作ばかりをかける下高井戸も立派です。
ベアテ・シロタというアメリカ女性が戦後の憲法草案作成時に拘った事実は知らなかった。
彼女の父レオ・シロタから女性の地位向上と権利獲得の運動を丁寧に紹介してくれる。
こういう地道な活動の原点となり、後ろ楯となったベアテも勤勉で真面目な
日本人が周りにいたからでしょうね。
そんな憲法は決して悪くない、むしろ慈しむべきでしょう。


投稿者:
 メッセージ: 2167
これは さんの に対する返信です

最終兵器彼女
投稿者:qDVDp
2006/ 2/13 16:51 メッセージ: 2168
これは さんの に対する返信です
 題名ロゴから〈ちせ〉の羽根やガトリング銃まで原作のイメージを精緻忠実に映像化されている。
高校生の初々しい恋愛とSFとのミスマッチは秀逸で大好きなお話です。
突然、何も知らされない国民が戦争に巻き込まれる理不尽な怖さは絵空事ではない。
ドジだけど一途な想いで〈シュウジ〉を愛する〈ちせ〉は可愛くて男の子の理想。
チャイドルから着実に成長している前田亜季はまた進化した。
★★★★

ジャーヘッド
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/13 20:52 メッセージ: 2169
これは さんの に対する返信です
強い反戦メッセージがあるわけではない。ジャー・ヘッドと渾名される海兵隊に志願した十八才のスウォフ(ジェイク・ギレンホール)が、湾岸戦争に派遣され終戦を迎えて除隊するまでを生活記録風に描いた作品。派手な戦いがあるわけでもなく結局一人も殺さずに戦争は終わるのだが、一日一日の隊内での生き方にリアリティがあるのは、物語がアンソニー・スオフォードの実体験に基づいているからだろう。
イラク軍が油田に火を放ち、何本もの火柱が噴出するように燃える砂漠の光景は地獄のよう。この下を兵隊は油まみれで行進する。三等軍曹(ジェイミー・フォックス)はこの景色を美しいと言い、海兵隊に居なければこのようなものは見ることが出来ない。だから海兵隊が好きだと言う。このような兵隊のプロがアメリカの軍隊を支えているのかも知れない。
アメリカ軍隊内での悪ふざけや大騒ぎは若く血気盛んな若者の集団とはいえ、例えばもしこれが日本であったならもっと陰に籠ってこうは行くまい。アメリカ映画でよく見る光景だが、彼らのバイタリティと一種の楽天性にはいつもながら驚かされる。
除隊後、普通の生活に戻った兵隊に戦争体験は忘れられない。ゲーム感覚の湾岸戦争の傲慢さが今のイラクの泥沼を作ったのだとアメリカを批判するのは容易い。しかし末端の兵士達はその中で若い命を燃焼させたのも事実なのだ。そのような体験は実はちょっぴり羨ましい。だから、帰国するバスに乗り込んで来て「お前たちを誇りに思う」と言うオヤジの高揚感はよく分かる。
100点満点で80点。

ミュンヘン
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/14 20:01 メッセージ: 2170
これは さんの に対する返信です
波乱万丈の物語ではなくドキュメンタリー風に作られた作品。従って個々の暗殺もスリルとサスペンスで劇的に盛り上がるというわけではない。では三時間近い長丁場を最後まで引っ張って行く秘密は何か。それはどこまでこの殺戮が続くのだろうかという疑問だろう。これは同時に主人公アヴナー(エリック・バナ)の抱える疑問でもある。
最初はおずおずと、やがて大胆に殺戮は繰り返されて行く。最後はたった二人で敵の拠点に乗り込むという、それこそ映画のような暗殺を試みるが失敗して逃げ帰る。これが最後の暗殺行になるが、殺戮が殺戮を呼ぶ悪循環はアヴナーを底なしの罠に落とし込む。
狙う者が狙われる立場になり、ついに祖国までもが信じられなくなる。幾多の殺人も祖国のためという大義があってこそ。それを失って「大罪」を犯したアヴナーが最後に逃げ込む所は家族しかない。家族が隠れ住む先はニューヨークのブルックリン。ユダヤ村である。アメリカはユダヤ人の第二の故郷でもある。
アヴナーはなぜイスラエルからも追われるのか。「パパ」コネクションを秘密にするからである。なぜ隠すのか。敵をもう一つ増やしたくないということも理由だろうが、私は更に、パパは「家族」を持っているからだと思う。今や家族だけが彼にとって信用できるものなのだ。
終わりで、アヴナーがモサドの幹部を自宅の夕食に誘う。彼は誘いを断る。アヴナーを信用できないのだ。誰も信用しないしまた信用もされないモサドの幹部は、イスラエルという国の象徴でもある。このような国のイメージを創り出したのは、この物語の作者の良心だろう。
三時間近い時間、緊張感を持続させた構成力に九十点。

ジャーヘッド
投稿者:qDVDp
2006/ 2/15 17:08 メッセージ: 2171
これは ryuji2046 さんの 2169 に対する返信です
 不謹慎だけど戦争映画なのに戦闘シーンがないと一種の飢餓感が生じます。
「地獄の黙示録」のヘリコプター部隊の爆撃シーンでかかるワグナーで彼らと共につい熱狂してしまう。
後は、延々と退屈な兵士の日常があるだけ。
「地球が出血している」環境破壊、雨のような油で黒く汚れる砂漠のシーン、
原爆図のような黒こげ死体も本物の戦争を見せつける。
誰も殺さず帰国するが、心身共に病んでしまう兵士の姿が心に残る。
★★★★

燃ゆるとき
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/15 20:51 メッセージ: 2172
これは qDVDp さんの 2171 に対する返信です
無難にまとまった小品。劇場用映画というよりテレビドラマのような作り。
始まって暫らく、従業員全員の前で解雇者の名前を言い渡すところ(いくらアメリカとは言え、こんなことをしたら暴動が起きる)、スーパーの陳列棚のチェック(明らかに日本のスーパー!)等々違和感を覚えるディテールでやっぱりと思い、新たに赴任して来た川森(中井貴一)が改革意欲に興奮して先輩駐在員と対立するストーリーで例のパターンかと期待が萎んだ。
しかしセクハラ事件が起きてからの展開は新鮮な驚きだった。日本映画としては今までにない題材だ。本社の社長(津川雅彦)やアメリカ子会社の社長(鹿賀丈史)の言動にはそれなりの現実感がある。結構厳しい会社だ。
ユニオン対策で日本人幹部がホテルの一室で鳩首協議する場面や、「たかがカップラーメンだが我々の知恵の結晶だ」「アメリカは怖い国だ」等の言葉にはリアリティがあって思わず引き込まれる。高杉良の小説が原作とある。この小説は読んだことがないが、どこかの実話をベースに書いたに違いない。ドラマとしても良くまとまっているのは、多分脚本がいいのだろう。
ハイライトは三年後の川森とキャサリンの対決だが、ここは見え見えのクサイ場面だ。それがそれほどクサク感じられないのは中井貴一の演技力に負う所が大きい。
米人弁護士が言うエクセラント・カンパニーは大げさだが「プロジェクト・]・ダッシュ」位には取り上げられてもいい話かも知れない。
日本映画はこの手の小品に優れたものが多いと思う。少なくとも「なんとかの大和」よりもよっぽどいい。
80点。

美しき野獣
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/16 19:05 メッセージ: 2173
これは さんの に対する返信です
韓国のアクション映画はハリウッド映画なみのスピード感と荒唐無稽な筋立て、そして東洋の国らしくない残酷さが売りである。この映画もこれらの要素を持ってはいるが、本格的な刑事ものを目指したためか、皆中途半端になってしまっている。
巨悪に立ち向かい徐々に攻めたてて行くサスペンスは、香港ものには及ばないが、かなり成功している。ここでのオ・ジヌ検事(ユ・ジテ)のキャラクターは続編も期待できるほどのニューヒーロー誕生と言ってもいい。
しかし如何せんクォン・サンウ(チャン・ドヨン刑事役)がひどい。本来が彼の映画で日本語題名もその通りだが、野獣の度合いがひどすぎる。破天荒というより独りよがりで、もう殆ど気違いである。彼の行動には共感も同情も感じることが出来ない。病気の母親を気遣う一面も描いてはいるが、落差が大きすぎて逆に観客に媚びている感じを与える。
理知的な検事と直情型の刑事との対比の妙と友情を描こうとしたのだろうが、その目論見は完全に失敗した。チャン・ドヨン刑事の野獣度をもっともっと落として、せめてダーティハリー並みにしておけば、硬派の社会派ドラマとしてもいい線行ったのではないか。悪の親玉の人間像も上手く創られており残念だ。
クォン・サンウが雰囲気をぶっ壊して八十点。

PROMISE プロミス
投稿者:qDVDp
2006/ 2/17 16:41 メッセージ: 2174
これは ryuji2046 さんの 2119 に対する返信です
 この手の大陸らしい大げさなお話はお気に入りです。
伝奇にふさわわしい展開にも満足しました。
CGが雑すぎてちょっと違和感がありましたが、B級としたら許容できます。
真田、チャン・ドンゴンも懸命で好感度大です。
★★★☆

ミュンヘン
投稿者:qDVDp
2006/ 2/19 10:18 メッセージ: 2175
これは ryuji2046 さんの 2170 に対する返信です
 ミュンヘンオリンピックのテロはおぼろげに覚えている。
世間なんて確かにこんなもんだから、当事者にとっては堪らない。
イスラエルの怒りもよくわかる。
でも復讐の連鎖は、どこかで断ち切らないと永遠に平和は訪れない。
その問題提起に狂いなく、真摯に描ききるスピルバーグにまず敬意を表す。
でも背景や根っこの部分を省いたため、その葛藤が個人的な想いに終わってしまったのが残念。
リーダー役の弱々しい一般人のようなキャラでもたせた部分も多かった。
それにしても世界中にCIAはじめ各国組織やマフィアが入り乱れているのには驚き。
★★★★


投稿者:
 メッセージ: 2176
これは さんの に対する返信です

雨鱒の川
投稿者:qDVDp
2006/ 2/21 18:29 メッセージ: 2177
これは さんの に対する返信です
2004年11月アミューズで公開された磯村一路監督作品。
子役で「三丁目の夕日」須賀健太、「女王の教室」の志田未来ががんばってる。
それに玉木、綾瀬、柄本、星、阿部、中谷と豪華な顔ぶれ。
子供時代から青年期までの純愛モンだけど脇役陣がしっかりしているので骨太に仕上がってる。
テレビ放映で見逃していた秀作が当たると得した思いがします。
まったく知らなかった、「解夏」の後だけど当時は話題になったんだろうか。
★★★★

ナイト・オブ・ザ・スカイ
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/21 18:56 メッセージ: 2178
これは さんの に対する返信です
ミラージュ戦闘機の飛行場面を映すためだけに作った映画。
当然筋立ても独りよがりでいい加減。「キャノン・ボール」も結末を付けるために更に展開があるのかと思ったが尻切れトンボのまま。思わせぶりな兵器商人も刺身のつま。最後にテレビを見ていた二人が「敵は内部にあり」と言って飛び出していくところなどは、お子様向けの飛行隊員ドラマそのもの。
出演者の人物像も浅薄で全く魅力がない。実写で撮ったという評判の飛行場面も新鮮味が有るわけでもない。変わったところといえば、戦闘機が早くて曳航弾を追い越していく場面と、超音速の衝撃波で敵に逆襲するアイデアくらいか。
フランスの誇るミラージュ2000の飛ぶ勇姿を映画にして、大画面で見るのが楽しくてたまらないという、ただそれだけの映画であった。
観ているうちに眼が廻って気持ち悪くなり七十点。

イーオン・フラックス
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/23 22:49 メッセージ: 2179
これは さんの に対する返信です
試写会で見ました。ネタバレあります。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・



この手のSF映画は好きである。未来に於いて科学の力で人の生活環境がどう変わっているか、手垢のついていない想像力がどこまでディテイルに描きこまれているか。技術の進歩に人間の対応がどこまで慣熟しているか。これらに対する製作者の独創性が如何に表現されているかを見ることは知的冒険心を刺激される。
この映画はそういう意味ではまあいい線を行っている。君主トレバーの居る要塞の様子。外庭や内部の部屋の造り。瞬間物質転送装置のようなものから、足を手のように変形させる手術。薬によるコミュニケーションや傷を瞬時に治癒させるアイデア等々、比較的無理なく納得させられる。
インテリアや日傘、忍者の技や桜の咲く庭など日本趣味が上手く異国(この場合は未来)の雰囲気をだしているのは監督が日米ハーフだからか。人はあまり長生きすると疲れる。必要な年を生きたら死んで、新しい命に生を引き継いだ方がいいというメッセージもどこか東洋的な臭いがする。
西暦2415年の都市ブレーニャの町並や人の往来場面、相変わらず現代風の戦闘用銃器、はやりのクローンを主題にしたところなど他の未来もの同様陳腐なところもあるが、なんといっても見せるのはシャーリーズ・セロンの戦いぶりである。同じくオスカー女優のハル・ベリーが「キャットウーマン」で失敗した轍を踏むのではと心配したが、今回のセロンは華麗な動きで、華やかでスピーディな画面を作るのに成功している。
それに対して男優陣はどれもだめで、トレバー8世(マートン・ソーカス)など指導者の力強さがちっとも感じられない。イーオンのようないい女がなぜ前世でこんな男と恋をしたのか全く不自然。イーオンはイーオンで、なぜこんなに強いのかどこで訓練したのか等々疑問は尽きないが、なにしろ遠い未来の話。現代からは窺い知れない。
クローンばかりの人間臭さのない、激しい戦いのわりには意外に静かな世界の創造に85点。

アサルト13要塞警察
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/24 21:03 メッセージ: 2180
これは さんの に対する返信です
映画そのものは無難にまとまった娯楽作品。可かもなく不可もなくと言ったところか。警察幹部が自らの犯罪を隠すため自ら警察署を攻撃するという筋立てはアメリカ映画によくありそうな構図だ。
警官ローニック(イーサン・ホーク)が部下を死なせたトラウマに苦しめられており、それをこの事件で克服して立ち直るというのもよくある設定。囚人を助っ人に銃撃戦を展開し、さて戦いが終わった後はどうなるのか、というところがミソか。
デトロイト市警13分署はいかに老朽化しているとは言え市中にあるはず。そこでこんな派手な銃撃戦をやって周囲の人家が気がつかぬはずは無い。この辺が限界だが、一種の密室内極限状況下でのドラマと捉えれば、登場人物の心理も面白みが感じられるかも。
ローレンス・フィッシュバーンが要所を決めて80点。

県庁の星
投稿者:qDVDp
2006/ 2/25 18:56 メッセージ: 2181
これは ryuji2046 さんの 2180 に対する返信です
ryujiさん、すごい勢いですこと。
「イーオン・フラックス」ネタバレなら観てからにさせていただきますね。

織田裕二はみんなの味方という役柄がよく似合う。
予告編の期待にも応えてくれて涙ウルウル状態でした。
常日頃、役人に泣かされている小市民にとってすっきり爽快!清涼感たっぷりです。
スーパーだけの改革に終わっちゃって、不完全燃焼になりつつも柴崎コウに免じて良しとします。
でもなぁ、あの知事はわかりません???まぁ、確かに甘くないけど・・・
あっ、これもネタバレかも。
★★★★☆

ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女
投稿者:romanticcosmos
2006/ 2/26 14:21 メッセージ: 2182
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
昨夜「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」を観てきました。
(ちょっとネタばれあり)
原作を知らないまま見たのですが、話が飛んで飛んでよくわからない。(かなり話をはしょってる?)
とりあえずの大筋はわかりますが。

あとCG、合成はうまいのは当たり前ですが、でも明らかに合成と分かる箇所や、CGの描き方に甘い箇所がありました。(まっ、それはいいか。ご愛嬌!)
最後の終わり方もあまりにあっけない。
次に続きそうなエンディングでしたが、次作に期待でしょうか。
辛口のコメントばかりですが、映像は綺麗だし、子役もそれなりにうまく演技している。魔女もはまっているし、フォーンのタムナスさんが良かったですね!
映画に詳しくないので素人の感想文になってしまいましたが、家族で見るにはとても楽しい映画です。

ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女
投稿者:qDVDp
2006/ 2/27 17:15 メッセージ: 2183
これは romanticcosmos さんの 2182 に対する返信です
 CGの発達なくして映像化は、ほとんど不可能だったでしょう。
動物キャラの存在感が真に迫っていて、紛れもなく命が吹き込まれています。
ライオン、ビーバー、狼、狐などその動きには違和感なく、驚嘆のSFX技術です。
永く動物を描いてきたディズニーならではの偉業かも知れません。
子供ならずとも衣装タンスの奥には、ナルニアの世界がきっとあるんだと信じきってしまいそう。
お話は終わっちゃった様だけどまだ続くんですね、また魅力ある動物に会えるのかも。
★★★★

ダイヤモンド・イン・パラダイス
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/27 20:57 メッセージ: 2184
これは さんの に対する返信です
「アサルト13」がB級娯楽映画だとすれば、この映画は優雅なバハマの舞台と華麗なストーリー、サルマ・ハエックの美形などでA級作品というべきなのだろう。
この映画に人生の真実があるわけではないからリラックスして楽しめばいいのだが、主人公マックス(ピアース・ブロスナン)のワーク・ホリックぶりがちと気にかかる。
引退を決めても特に他に趣味があるわけでもなく仕事が気になって仕方がない。ちょっとしたきっかけでやはり仕事に戻ってしまう。仕事にしか生き甲斐が感じられない日本のサラリーマンを思い出してしまう。最後に本当に引退を決意したときには、長年一緒にやってきたパートナーに愛想を着かされてしまうのも、この頃の日本の風潮に似ているではないか。
そういえば、変にしつっこい割には現場で仕事をやっているのか遊んでいるのか分からない、アホなFBI捜査官スタン(ウディ・ハレルソン)は日本の役人に似ている。協力してアリバイを作るのは官製談合だ。この映画では最後にしっぺ返しを喰うのだが、日本の官も天下りOBも最後には相応の報いを受けることを祈るのみだ。
華やかさは映画の原点で85点。

県庁の星
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/ 1 13:30 メッセージ: 2185
これは さんの に対する返信です
目的を一にした仕事をやって達成感を共有する。独りで思いつめていたことが相手の思いでもあることを知って驚く。このような時、両者の間にアドレナリンが共振して奔流する。映像世界に入り込んでいる観客はそのとき涙腺を突然刺激されるのだ。
この映画ではこんな場面が何度かあった。しかしそれも物語りの結末が台無しにしてしまった。県庁の最高権力者である知事が野村の意見を聞いてくれたかに思えたが、「前向きに検討する」という言葉の遊びで反故にしてしまうのである。悪辣な議長の圧力に屈したとも思えるが明らかに裏切りである。野村への裏切りだけでなく観客への裏切りでもある。
現実はこんなもんだよと言いたいのだろうが、黄門様の印籠が役立たずでは不満が残る。古来演劇とは観客にカタルシスをもたらすものであって、シンデレラ・ボーイだって最後に勝利を得たから皆が拍手をしたのである。それをエスプレッソを百円にしただけで幕引きを図るとは永田議員の入院みたいではないか。エリート臭が鼻についていたとは言え、サラリーマン生命を賭けて立ち上がった野村への仕打ちとしては酷すぎる。
野村といえば「ノムさん呑むか」などと言われて脂下がっていたのが変身するのであるが、野村役の織田祐二、この映画で議長の言う通り「ステップ・アップ」したようだ。

Re: 県庁の星
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/ 1 19:54 メッセージ: 2186
これは ryuji2046 さんの 2185 に対する返信です
「シンデレラ・ボーイ」は「シンデレラマン」の間違いです。指摘される前に訂正しておきます。

Re: 県庁の星
投稿者:qDVDp
2006/ 3/ 2 13:22 メッセージ: 2187
これは ryuji2046 さんの 2185 に対する返信です
 邦画のつまらないところは、敢えてハッピーエンドにしないところですね。
島国で奥ゆかしい国民性がそうしているのかも知れませんが、
もっと大らかに構えてもらってもいいと思います。
どっちみちお芝居だし、変に生真面目にやってもらってもね。
ナルニアが映像化なったんなら桃太郎もやれそうじゃない。
もっと破天荒な映画つくりをして欲しい、さもないとまた客離れを起こしそう。

クラッシュ
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/ 2 21:20 メッセージ: 2188
これは qDVDp さんの 2187 に対する返信です
おっしゃる通りですね。ところで「クラッシュ」を観てきました。アカデミー候補にもなっているということですが・・・・・・・

例えば店舗の鍵を直すよう依頼された黒人の修理工。鍵ではなくドアを替えないとダメだと言う。これを聞いて店主のペルシャ人は言い訳をしないで仕事をしろと怒る。修理工は直せないものは直せないと開き直る。どうしてダメなのかなぜ一緒に見てみようとしないのか。相手の言うことを聞こうとしないのか。あるいは相手に分かってもらうよう説明しようとしないのか。こんな出来事が次々語られる。不信と誹謗だけのなんと愚かな人間ばかりなのか。
LAの話で色々な人種が出て来て互いに反目し馬鹿にし合っている。人種差別の映画ではない。愚かな人間の話なのだ。こんな映画に付き合うのはいやだなと思っていたら、後半から調子が変わってくる。
人種差別主義者の刑事は転倒した車から黒人女を救い出す。高慢な検事の妻は階段から転げ落ち、嫌っていた家政婦に助けられて感謝する。ペルシャ人は修理工の幼い娘を撃ち損ねて改心する。
しかし、黒人刑事グラハム(主役・ドン・チードル)は母親から理不尽な叱責を受け、若い正義感に富む警官は謝って黒人(実はグラハムの弟)を射殺してしまう。何かの報いなのか、不条理の極みか。
話はもっと入り組んでいるが、猜疑心と相手を責めるばかりのささくれ立った心が、一呼吸おいて自分に問い直してみる余裕を持つ事によって少しだけ平穏になる。こんなことを言っている映画です。
終わりに”Maybe tomorrow, (I’l) find my way”という音楽が流れる。
100点満点で90点でした。

六ヶ所村ラプソディー、多摩で上映
投稿者:ev_tama
2006/ 3/ 3 16:37 メッセージ: 2189
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
鎌仲ひとみ監督の新作ドキュメンタリー映画『六ヶ所村ラプソディー』が遂に完成しました。
2004年4月から六ヶ所村を中心に取材を開始、昨年10月のイギリスロケを挟み、33ヶ月に渡る撮影も昨年12月には無事クランクアップ。平行して行われていた編集作業をこの2月に終え、最後に音楽とナレーションを入れ完成しました。
完成直後の話題作「六ヶ所村ラプソディー」を鎌仲ひとみ監督自身のトークとあわせて特別上映します。

『六ヶ所村ラプソディー』あらすじ
2004年、六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成した。この工場の風下には豊かな農業地帯が広がっている。菊川さんは12年前からチューリップ祭りを開催し、再処理計画に反対し、くらしに根ざした運動を実践している。
隣接した村々で農業を営む人々、特に有機や無農薬で安心、安全な作物を作ってきた農家もまたこの計画を止めたいと活動している。一方、六ヶ所村の漁村、泊では職を失った漁師の雇用問題が深刻だ。村はすでに再処理を受け入れ、経済的にも雇用の面でも必要だという考えが行き渡っている。
2005年、イギリスの再処理工場で事故が起きた。取材で見えてきたのは事故の影響よりも、44年間日常的に放出されてきた放射性物質の行方だった。
圧倒的な力と経済力に、普通の人々はどうやって立ち向かっていけばいいのだろうか。その取り組みを、人々の営みをそしてそれぞれの選択を見つめてゆく。

2006 EARTH VISION 多摩〜自然との共生〜
第14回地球環境映像祭 特別上映会
特別招待作品「六ヶ所村ラプソディー」
3月21日(火・祝)  パルテノン多摩
http://taenoha.com/ev

ウォーク・ザ・ライン
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/ 3 23:50 メッセージ: 2190
これは さんの に対する返信です
ジェイミー・フォックスのレイ・チャールズ、ケヴィン・スペイシーのボビー・ダーリンに続く今回はホアキン・フェニックスのジョニー・キャッシュの一代記。リース・ウィザースプーンのジューン・カーターというおまけまで付いています。
ケヴィン・スペイシーの歌唱力も凄かったが、ホアキン・フェニックスの歌もいい。リース・ウィザースプーンの甲高いキーキー声も魅力的な歌になっている(実はエンドロールで聞こえてくる本物のほうがずっといい。ジューン・カーターの本物はもっとキーキー声だ)。激烈な競争社会を生き抜くハリウッド・スターの努力には驚嘆します。日本の役者でここまでできるのが居るだろうか。
歌だけではない。泣き顔のリース・ウィザースプーンは「キューティ・ブロンド」の面影がない。三つ口ホアキンも「炎のメモリアル」や「ヴィレッジ」と比べると相当減量した後が見られる。努力は報われています。
五十年代は僕が高校生の頃。雑誌やその頃の映画で見た髪型やファッションが懐かしい。台所用品やちょっとした小道具も日本人が憧れたアイテムだ。黒いシャツも流行った。歌も無論懐かしいが、今聴いてみると曲と詩のマッチングがいいのに驚く。「ボビー・ダーリン」でも感じたが英語そのものの音楽性が引き出されているのだ。
いい映画には常に二つの特徴がある。一つは最初の五分間で観客を引き込むこと。二つめは、見終わった後で主役が演じた人物が好きになること。この映画は両方ある。特に導入部の回転鋸を指で撫でるシーン。これから始まる物語の危うい成り行きを予兆しています。また、映画を観た後ジョニー・キャッシュやジューン・カーターを好きになる人は多いだろう(生き方が個性的だから生理的に合わない人はダメ)。この二人の魅力は実在の力です。現実に流した涙は創作を凌ぐのだ。
親父は憎らしいが兄のジャックは本当に可愛かった。で九十五点。

アカデミー賞
投稿者:qDVDp
2006/ 3/ 6 13:46 メッセージ: 2191
これは さんの に対する返信です
日本アカデミー、小雪は可愛そうだったけど三丁目が総ナメして良かったと思います。
まさかの山崎貴監督、意外な小百合様、結構サプライズでした。

ラジーは、最低主演男優トム・クルーズ「宇宙戦争」は免れたみたい。
受賞した「ダーティ・ラブ」は、それを上回る?
誰も来なかったって、おもしろいねぇ。

アカデミーは「クラッシュ」で番狂わせ、アン・リー監督とはスゴイ!

http://event.movies.yahoo.co.jp/academy_awards/2006/

Re: ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/ 7 21:41 メッセージ: 2192
これは qDVDp さんの 2183 に対する返信です
孫娘と一緒に観に行きましたが、私は全く違った観点から観てしまいました・・・・・・・・・

「ロード・オブ・ザ・リング」はドワフである主人公が苦難の果てに使命を達成して帰郷しその過程で大きく成長する、という成長譚であったから大人の鑑賞にも堪えた。ところがこの物語ではアダムとイブの息子と娘であるという理由だけで王位が用意される。しかも大した努力もなしに敵に勝つ。
動物たちの国(異国)にズカズカと乗り込んで征服し、当然のように彼らを支配する選良意識が堪らない。植民地人を搾取しても恥じず、東南アジアの人々を見て「猿の惑星」を思いつく西洋人の高慢さが作り出したファンタジーである。
幼児向けのおとぎ話に意図的に悪意を感じ過ぎるなと言う莫れ。こんな話を子供のときから聞かされて育つから平気でアフリカや、アラブやアジアで戦闘を繰り広げ恬として恥じないのである。この映画でも子ども四人がすぐ戦争である。解決の手段としての戦争に何のためらいもない。
四人の子役は下の女の子を除いてみんな下手である。物語の運びもスローで大人の鑑賞に堪えない。大人だけでなく一緒に行った孫娘も欠伸ばかりだった。

シリアナ
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/ 8 12:45 メッセージ: 2193
これは さんの に対する返信です
ロバート・ベア著「CIAは何をしていた ”SEE NO EVIL”」を原作というより、これにヒントを得て創作されたフィクション。
観終わった後でも「シリアナ”SYRIANA”」という言葉の意味が分からない。プログラム(買うのは多分一年ぶりくらいか)を買って読んでみる。これには「シリアとイラクとイランを足した造語。ワシントンのシンクタンクの業界用語で、アメリカの利益にかなう中東の新しい国」とある。後で「CIAは何をしていた」を読んでみると、訳者注で「米国にとってきわめて危険な中東地域をさすCIAの用語」とある。ま、どちらも同じようなものか。
この映画はいくつかの話が同時進行する群像劇だが、切れ切れに挿入される個々のエピソードが忙しい。その上例えば、ベイルートもテヘランも違いが分からない観客にはストーリーがなかなか一本につながらない。この二つの都市には文化的にも景観的にも北京とソウルほどの違いがあるのだろう。要するに理解を複雑にしている一因には日本人の中東知らずがあるのだ。
西洋文明から言うと中東は自分の庭みたいなものだ。しかしアラビア文化には無理解である。特にアメリカ人は。だから石油の利権絡みとは言えこんな陰謀を平気で画するのだろう。実際、もし中東がキリスト教国であったらどうなっていたかと想像することは問題解決に有効かも知れない。
この映画はフィクションであるが、できるだけ事実をそのままの形で描き出し問題を提示しようとする論文のようなものだ。その意味で脚本が命である。観た後で現実を理解する視点が変われば成功だろう。その上に主要な登場人物のそれぞれの内面にも表現の努力が及んでいるところが作品に深みを与えている。
末端で過酷に使い捨てされるCIA工作員ボブ・バーンズ(ジョージ・クルーニー)がリアルに感じ(本当の諜報員に会ったことがないので飽くまで「感じ」)られる。リアルと言えばキリーン社の代表(クリス・クーパー)が野心的なビジネスマンとして非常にリアルだ。他の役者も演技巧者ぞろいでこの映画の成功のもう一つの要因になっている。
自爆テロを実行するワシームもいい。自爆テロは日本の特攻隊と同じだと常々感じていたが、やはりそうだというのがこの映画を観ると分かる。特攻隊とは違う(特攻隊と一緒にするとはとんでもない)との識者のコメントをある雑誌で見たが、それも日本流の偏見だ。
元CIA工作員のスタン(ウイリアム・ハート)はボブに何と囁いたのか。ボブはナシール王子に何と言いに行こうとしたのか。爆殺したCIAの幹部はボブが王子の許に行くことを知っていたのか。この最後の謎を解いたという自信はない。
ジョージ・クルーニーもマット・デイモンも殆ど手弁当で出演したそうだから、知的な雰囲気に浸る快感(スノビズム)を刺激するものとして、ハリウッドのもう一つの側面を代表する作品だろう。

力道山
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/ 8 13:03 メッセージ: