Yahoo!掲示板 ●多摩市映画好き飲んで話そう会を創ろう● 2006/01/01〜12/31
●多摩市映画好き飲んで話そう会を創ろう●
投稿者:kana1229
2001/ 4/26 16:43 メッセージ: 1
これは さんの に対する返信です
多摩市近郊の映画好きなみなさん!
 映画についてワイワイガヤガヤ話しませんか?
  映画をいっしょに観にいきませんか?
   映画をサカナにいっしょにこの辺で飲みませんか?

謹賀新年
投稿者:qDVDp
2006/ 1/ 1 13:18 メッセージ: 2113
これは crossbike_tama さんの 2112 に対する返信です
 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

折角のファーストデーなのに年末に殆ど観ちゃったので、
お正月はテレビ三昧になりそうです。

キングコング
ちと長かったけど映画3本分の価値はありました。
思えばいじらしいラブストーリーの趣きもありましたね。

風と共に去りぬ
これは大画面がよろしいようで。
戦前につくられたなんて本当に驚きです。
また、こんな国に戦をしかけるなんてねぇ。

Re: 2005ランキング
投稿者:romanticcosmos
2006/ 1/ 1 23:50 メッセージ: 2114
これは qDVDp さんの 2110 に対する返信です
2005年の映画ランキング、楽しく拝見しました。
いっぱい見ていらっしゃる。
僕は30本弱ほどしか見ていませんが、心に残った映画、観てよかった映画を僭越ながらあげさせていただきたいと思います。

ALWAYS 三丁目の夕日
きみに読む物語
キングコング
シンデレラマン
アビエイター
チャーリーとチョコレート工場
ミリオンダラー・ベイビー
オペラ座の怪人
Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?
宇宙戦争
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
スター・ウォーズエピソード3シスの復讐
アイランド

などが見てよかったと思った映画です。
特に「ALWAYS 三丁目の夕日」「きみに読む物語」「キングコング」は良かったです。
いずれも泣かされた映画です。
僕は涙に弱いようですね。(笑)
今年もいい映画に出会いたいですね。

ナイトショーの不思議
投稿者:romanticcosmos
2006/ 1/ 2 22:17 メッセージ: 2115
これは romanticcosmos さんの 2114 に対する返信です
本日2日、明日3日ともお休みのところが多いのではと思います。
(お正月にお仕事の方々、お仕事、お疲れ様です)

だからでしょう、TOHOシネマズ南大沢では23時台上映開始の映画が4本。24時以降に上映開始の映画が5本もあります。(もっとも遅い上映の映画は24:30開始です)

ところが、お隣のワーナーマイカル多摩センターに22時以降の上映映画はなく(最終は21:50上映開始)、ムーヴィックス橋本も23時以降上映の映画はありません(最終は21:50上映開始)。
なんででしょ?
初詣などで遅くまで出かけて、22時頃帰ってきて、それから映画見たい人もいると思うのですが。
その意味ではTOHOシネマズに感謝です。

上映作品の不思議
投稿者:qDVDp
2006/ 1/ 3 17:10 メッセージ: 2116
これは romanticcosmos さんの 2115 に対する返信です
 時間もそうですね。
従業員表彰制度とってるTOHOシネマズの方がサービスは好評なようです。
でも子供向けだと思える「ザスーラ」が夜10時からと遅く、
「銀色の髪のアギト」が南大沢で掛からず、府中は掛かるなど不思議もあるけど。

古畑任三郎
投稿者:qDVDp
2006/ 1/ 7 11:36 メッセージ: 2117
これは さんの に対する返信です
 年末再放送からファイナルまで。
放送時はどういう訳か視ていなかったけど再放送を視まくり、その面白さに堪能。
さすがに三谷幸喜脚本はおしゃれで格好よく素晴らしい。
演ずる常連も呼吸が合って掛け合いが絶妙。
毎回犯人役がゲストになるなんて醍醐味いっぱい。
昨日、ようやく超大物ゲスト・・・っていうか、奇蹟のキャスティング〜
イチローを録ったビデオでみた。
どこか江口に似た風貌は、まるでベテラン俳優みたいに落ち着いていた。
台詞もしっかと間を置いて眼光鋭い。
世界のイチローはなんでも超一流なスーパースターだったのだ。
多分、一世一代の芝居だったろうけど、それを実現させたスタッフにも感謝でいっぱい。

後は松嶋を視ていよいよ古畑任三郎ファイナル!
しっかり楽しまさせていただきます。

男たちの大和
投稿者:crossbike_tama
2006/ 1/ 8 18:49 メッセージ: 2118
これは qDVDp さんの 2117 に対する返信です
皆さん本年もよろしくお願いいたします。
というわけで、映画始めをしてきました。

立川のシネマ2で見てきました。
どこがCGなのかよくわかりませんでしたが、
当時の実写フィルムの粗さが気になりました。
むしろ、これをベースにCGにすれば感じる所も
違ったかなと思います。

年端もゆかない少年達を予め死を運命付けられた戦場に駆り立てる
一方、司令長官等の高級参謀が鹿児島の防空壕から司令を出す。
ここにこの映画が私たちに突きつけるあの戦争の意味が描かれていると
思います。
本土無差別攻撃の後、大和が沈み、沖縄が占領され、そして広島・長崎。
ここに至るまで安全地帯にいて戦争継続を国家の意志として遂行した
指導部についてもっと実態を暴いてもいいのでは、と思わされました。
これが今に連綿と続く伝統的な「日本精神」だということを。

★★★★☆

PROMISE
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/ 9 12:29 メッセージ: 2119
これは crossbike_tama さんの 2118 に対する返信です
年末から年初にかけてたっぷり2週間台湾に行って来ました。今回はいろいろ私用があって映画は1本しか見れませんでした。
見たのは「PROMISE」。陳凱歌(チェン・カイコ―)監督、主演は真田広之、張東健(チャン・ゴン韓国・奴隷役)、張柏芝(セシリア・チャン香港・傾城役)、劉Y(リウ・イエ中国)。
傾城が奴隷のチャンに引っ張られて凧のように空を舞う、大将軍の真田の隠れ家の内部、傾城が捕らえられたケージなど、映像イメージは相当ユニークだが、ストーリー展開は行ったり来たりのハチャメチャ。CGも稚拙です。例えば導入部の野牛の暴走する中を奴隷の張東健が駆け回るシーンなどは今時の特撮としては稚拙すぎて笑ってしまう。全体に戦闘シーンがだめ。
謎めいた導入部や形式美を尊重した演出などキラリと光るところもあるが、盛り上げ方は劇画調というよりマンガ調。格調高い流れが張東健の奴隷が出てくる度に滑稽さが勝って乱丁する。
架空の時代背景にしても、映画の世界全体が東洋の幻術に西洋の魔術が混ざったようなチグハグさだ。真田がまじめに力演しようとすればするほど空回りしている。
多くの話題作を作った監督の作品とも思えません。
日本では2月11日公開とインターネットに出ていましたが、皆さんどうでしょう?


投稿者:
 メッセージ: 2120
これは さんの に対する返信です

Re: 成宮寛貴って?
投稿者:qDVDp
2006/ 1/ 9 17:27 メッセージ: 2121
これは kojiro_7_dx さんの 2120 に対する返信です
 こんにちは。

成宮って
そういえば「NANA」だってそんなキャラだったし、
「イマアイ」だって・・・なんとなく。

「プロミス」って
カイコ―監督もイーモウ監督みたいにはいかないでしょうか。
中国では評判だったらしいけど。

「男たちの大和」って
右にも左にも気を使っちゃったから責任までは突っ込めなかった。
でもポイント高かったですね。

ようやく7日、8日に初映画してきました。
駆け込みで「ロード・オブ・ウォー」、「三丁目の夕日」のリピート。
封切り2本など。

Fearlessと」いう映画
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/ 9 19:29 メッセージ: 2122
これは qDVDp さんの 2121 に対する返信です
この他に「Fearless」という映画の大きな看板を台北の街中で見ました。これも、日本の中村獅童とジェット・リー主演の中国映画です。看板を見る限り獅童は大変かっこ良く大見得を切っていた。台北では一月後半の公開のようで今回は残念ながら見ることが出来なかったが、日本公開は未定とのこと。獅童ファンは日本に多いだろうから公開予定未定というのは不思議だ。
昔、宍戸錠が悪い日本人役で韓国映画に頻繁に出演していたが、獅童も同じような出稼ぎ感覚で出ているのでしょうか。

ファイナル・カット
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/ 9 20:57 メッセージ: 2123
これは kojiro_7_dx さんの 2120 に対する返信です
生まれてすぐゾーイというチップを頭に埋め込むと自分の一生の記憶がそこに蓄積される。二十人に一人がチップを埋め込むほど流行っているが、本人が生きている間はそこから記憶を取り出せない。死んだ後に専門の編集人にその数十万時間分の記憶を数十分に編集してもらい、関係者を招いて上映会を行う。カットされた記憶は捨てられる。この追悼上映会のためだけに高い金を出してチップを埋める親の気も知れないが、チップが埋め込まれていると知らされる子の気持ちもいいものではないだろう。
編集の仕事は専門職として確立している。人の全記憶を見る立場にあるので、当然職業上の倫理規定が存在している。例えば編集人(カッター)はゾーイを埋め込まれた人であってはならない、等々。主人公のロビン・ウイリアムスはこの編集人である。
これがこのSF映画の骨組みである。世の中がもしこのようなら、さて人間はどのように行動するかという思考実験がSFだとすれば、この映画は随分とややっこしい実験を試みたものだ。前提が破綻しないように色々と理論武装しているがそれがこの映画の奥行きを浅いものにしている。想像力に深さが出て来ない。そのためか映画そのものも中途半端で終わってしまって、アイデアを十分生かしきれていない。ロビン・ウイリアムスが久しぶりにいい味を出していただけに残念だ。

Re: Fearlessと」いう映画
投稿者:qDVDp
2006/ 1/10 18:28 メッセージ: 2124
これは ryuji2046 さんの 2122 に対する返信です
 「SPIRITスピリット」題名で3月公開のチラシを入手しています。
中村獅童、初の世界進出!とありますので一応ウリのようです。
なんや100年前に実在した武術の達人タナカ役です。
「K−1」の原点らしい格闘技戦、楽しみです。

ダウン・イン・ザ・バレー
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/10 21:23 メッセージ: 2125
これは qDVDp さんの 2124 に対する返信です
ロスアンゼルス郊外のザ・バレー(サンフェルナンド・バレー)に貧しい家族がいた。父(デヴィッド・モース)は刑務所の警務官。ハイティーンの娘トーブ(エヴァン・レイチェル・ウッド)は厳格な父から自由になりたいと思っている。弟のロニーは万事に消極的で動きが鈍く、家庭にどこか不安な影を投げている。
トーブが友達と海岸へ遊びに行く途中で拾った若いカーボーイ・ハーレン(エドワード・ノートン)と火遊びをしたのがきっかけで、ハーレンが急速に家族に接近して来る。
最初は、時代遅れの変わっているが、純な自由児と思われたハーレンが次第に危うさを見せ始める。彼が乗馬に長けているのは分かるが、二挺拳銃の名手であるところを見せるころから、映画自体が微妙に変調し、射殺事故をきっかけに心理ドラマから決定的に活劇ドラマに変わってしまう。最後は西部劇のような撃ち合いでハーレンは殺される。
馬で走っても、周囲は整備された道路と新興住宅街。馬を借りる牧場も牧場とは名ばかりで、ゴミ捨て場のような馬囲いがあるばかりである。カーボーイには息が詰まる。身の置き所もない。
しかし、映画はハーレンの人物像を深めることが出来なかった。単なる気のふれた犯罪者にしてしまったので、薄っぺらな作品で終わってしまった。だから彼の死後も、トーブやロニーの心に大きな変化や成長が見られるわけではなく、再び倦怠につつまれた生活に戻って行くのである。
原題のダウン・イン・ザ・バレーとは「(サンフェルナンド)バレーに死す」という意味なのだろう。

ロード・オブ・ウォー
投稿者:qDVDp
2006/ 1/12 19:33 メッセージ: 2126
これは さんの に対する返信です
 考えてみれば武器商人も売り手と買い手がいるから存在する。
産業として成立している体制を変えなければ戦争はなくならない。
その最大の輸出国がアメリカなんだから愕然とする。
★★★☆

輪廻
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/12 19:50 メッセージ: 2127
これは qDVDp さんの 2126 に対する返信です
導入部から関係者が次々と怪しげな霊に襲われる。みな前世の霊か。
渚(優香)はオーデションに受かってホラー映画の主役に選ばれる。実際にあった大量殺人事件に題材を取ったその映画は、事件の起こった現場で撮影を行うことになる。渚はそこで次々と奇怪な霊に苦しめられる。悪霊に脅かされた他の人達は、この手の映画によくあるように途中から行方知れずになったまま。
後半から撮影現場で、渚はこれでもかこれでかと言うほど悪霊達に脅され、幻覚と現実が混濁した挙句発狂する。最後は、精神病院の寒々とした病室で拘束衣に身動きできないまま、なお不気味な気配に身悶えして映画は終わる。
これは幾らなんでも酷い。全く救いがなく、観客に嫌悪しかもたらさない。娯楽としての映画のルールーに明らかに違反している。清水崇はホラー映画を作りすぎてついに来るところまで来てしまった。慨嘆に耐えない。
100点満点で30点。

ディック&ジェーン復讐は最高!
投稿者:qDVDp
2006/ 1/13 15:27 メッセージ: 2128
これは ryuji2046 さんの 2127 に対する返信です
 アメリカのビジネス事情を茶化し、失業社員の悲哀もあって面白い。
犯罪を犯すのは可笑しくもあるけど、観ていてほろ苦い。
健全娯楽に徹してもらったほうがジム・キャリーらしいと思うけど。
★★★

Re: ALWAYS三丁目の夕日
投稿者:crossbike_tama
2006/ 1/14 1:15 メッセージ: 2129
これは qDVDp さんの 2077 に対する返信です
多くの映画館では今日で上映終了とのことで、
ぎりぎりの駆け込みレートショーで見てきました。
あの当時をうまく再現し良く出来ていましたね。

昭和33年頃だと私は淳之介君や一平君と同じ年頃
なのかなと思います。
私は全くの雪深い田舎でしたので都会の雰囲気というのは
わかりませんが、集団就職で故郷を出て行った先輩や
親戚のお兄さんが帰省しみやげ物なぞに都会の香りを
感じたものでした。
フラフープとか(富山?の)置き薬とかは懐かしいですね。

ノスタルジックで人情味の溢れるいい映画でした。

遅ればせながらの感想です。

Re: ディック&ジェーン復讐は最高!
投稿者:jirooba2004
2006/ 1/14 13:04 メッセージ: 2130
これは qDVDp さんの 2128 に対する返信です
アメリカのサラリーマンは突然首になるかも知れないという恐怖にいつも怯えている。何かの引きで不意に昇格するという幸運も時々ある。いずれも日本以上に上司との濃密な人間関係が重要な要素になっているからである。外資系で実際に働くと良く分かる。
映画の導入部はこの点自然で、アメリカ人の観客は身につまされるところだろう。だからとても現実的に感じる。
半ばからこの映画はハチャメチャ、というより本格的なコメディーになって来る。ラストの脳天気な結末のつけ方もアメリカ的。ハリウッドのコメディーはこう来なくちゃ。
ジム・キャリーが「若干」押さえた演技で、今までとは少し違う姿を見せていた。
蛇足だが「復讐は最高」という副題はそれこそ蛇足ではないでしょうか。

Re: ディック&ジェーン復讐は最高!
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/14 13:06 メッセージ: 2131
これは jirooba2004 さんの 2130 に対する返信です
前の投稿はニックネームを間違えていました。

Re: ロード・オブ・ウォー
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/14 14:56 メッセージ: 2132
これは qDVDp さんの 2126 に対する返信です
武器商人の話はいろいろな本や雑誌で知っている。主要な国の政府中枢との関係が取り沙汰されているのも噂では良く出てくる。だからこの映画のストーリー自体はそれほど驚愕というほどのことではない。むしろリベリアという国の汚らしさに驚いた(こんな国があるのか。大統領は実像に近いのか。チョッと調べたら確かに米国解放奴隷が19世紀始めに建国。国旗もアメリカのに似ている! 80年代、90年代の戦乱で15万人以上の死者、220万人以上の難民が出た。89年に11億ドルであったGDPは5億ドルにまで激減。等々)。
ニコラス・ケイジはユーリー役にピッタリという意見もあるが、こういう国に武器を多量に売っている商人像としては、果たしてどうか。武器の商人に会ったり見たりしたことはないが、ニコラス・ケイジの悲しそうな垂れ眼からは邪悪で狡猾なイメージは出て来ない。実体とイメージは違うという問題でもなさそうだ。
ユーリーが伸し上がってきた経緯も分からないし、どのような才能に長けていたのかも不明。何が枢要な要人とのコネを齎したのか。他より早いとか国境を頻繁に越えるとかは語られるが、どういう才覚がそれを成し遂げたのか(美人モデルを獲得する才覚は具体的に示されたが)。
重要な変造パスポートや銃器サンプルが、ニューヨークの街外れの簡易倉庫のようなところに隠されているのも何か安易で変である。ユーリーを捕らえようとして出て来るのが、いつもインターポールのイーサン・ホークだけなのもオカシイ。
この映画は一見派手ではあるが実は低予算なのではないか。主役もミスキャストだし、脚本もいまいちである。あまり映画で扱われていないユニークな題材だけに惜しい。
ところで、ユーリーがしょっちゅう電卓をたたくシーン出てくるが、電卓は日本の企業が開発したもの。武器商人の武器が日本製品とは皮肉。
通常兵器も恐ろしいが、旧ソ連に数万発あったとされる核爆弾の大半が、その後独立した数十の小国に配置されていて、多くがまだ行方不明というのも恐ろしい。

Re: チキン・リトル
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/15 19:41 メッセージ: 2133
これは qDVDp さんの 2104 に対する返信です
孫娘と一緒に見に行きました。
子供向けの健全なガンバリズム。何かで一発当ててヒーローになりたいという、無邪気だが結構深刻な願いは同情を呼ぶ。しかし、これは競争社会への入り口だ。底には、ダメ男のままでは一生駄目のまま終わってしまうという、アメリカの社会に潜んでいる恐怖がある。一方、敗者復活戦のチャンスは日本よりはよっぽど多く用意されている。
ところで、日本のアニメとアメリカのアニメでは顕著な違いがある。丸っこくて可愛いキャラクターと、登場人物達の相互に差別化された非常に明確な性格付けはデズニーの特色だが、一般にアメリカのアニメの日本のそれとの違いは顔の表情の豊かさにある。
宮崎駿のアニメでも人物の顔の表情は殆ど動かないと言っていい。日本では顔より、体全体の雰囲気で相手がどう思っているかを感じるのだろう。
アメリカでは好き嫌いをはっきり伝えるために明確な表現が必要だ。自分もはっきり言うが相手もどう思っているのかを正しく把握しなければならない。だから相手の顔の動きを常に見つめているのではないか。その結果アニメでも、顔の表情を豊かに動かさないと感情が伝わらないと自然に考えるのだと思う。
これはよく見てみると、一般の映画でも役者の表情は日本人より豊かだ。顔の演技が日本映画より上手いと言ってもいい。

銀色の髪のアギト
投稿者:qDVDp
2006/ 1/17 18:19 メッセージ: 2134
これは さんの に対する返信です
 「三丁目の夕日」は今週もロングランのようです。
アメリカビジネス事情は厳しいんですね。

CGと手書きを組み合わせたアニメはまた独自の世界を繰り出す。
摩訶不思議な映像には感嘆するけどお話がつまらない。
近未来も出尽くしとは思えないんだけど、どこか似てしまうのは仕方ないか。
★★★

オリバー・ツイスト
投稿者:crossbike_tama
2006/ 1/18 23:22 メッセージ: 2135
これは qDVDp さんの 2134 に対する返信です
28日にロードショーを開始する「オリバー・ツイスト」のプレビューを
有楽町で見てきました。
孤児のオリバーという(その名すら適当に付けられた)主人公が救貧院から
葬儀屋の奉公にだされ、そして抜け出し70マイル以上離れたロンドンへ。
10代の少年のそこでのいろいろの経験。
安住の場は見つかるのか・・・

当時のロンドンの街中の様子、建物、ロンドン橋、降りしきる陰鬱な雨。
デテールにこだわりが感じられるセットである。
その意味でアカデミーのいくつかの候補になりそうという前評価も
頷ける。

★★★

有頂天ホテル
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/19 15:34 メッセージ: 2136
これは crossbike_tama さんの 2135 に対する返信です
三谷幸喜の「ラジオの時間」は抜群に面白かった。ここには、次どうなるか分からないというスリルがあり、理屈の破綻した荒唐無稽なエネルギーがあった。
しかし「みんなのいえ」あたりから、どこか優等生の作ったような行儀の良さが出てきて、「笑いの大学」でその感じは決定的になったような気がする。
本作も人の意表をつくような驚きがない。関係者一同集合の結果、誰がどこに出ているか見つける楽しみはあるかも知れないが、皆どこかで見たようなパターンで先が見えてしまう。
この均衡が破られるのが西田敏行が出てくるあたりである。突拍子もない演技で緊張が解け、周りからも初めて笑い声らしい笑い声が聞こえた。やはり裸でぶつかって行くような迫力がないと観客を感動させることが出来ないのだろう。
映画はしかしその後また元の調子に戻ってしまい、ついに笑いが笑いを呼ぶ爆笑の渦を作り出すことが出来なかった。
喜劇では、人それぞれがそれぞれの思い込みを持ち、それらがすれ違うところに可笑しさが生まれてくるのだと思う。だから各人が一生懸命になればなるほどすれ違いが大きくなり、可笑しさが増幅する。この映画でもすれ違いを発生させる工夫が至る所に仕掛けられているが、それらがみな優等生的なこじんまりした物で、大きな笑いにつながって来ない。予定調和のエンディングで、最後に役所広司に微笑みかけられても、我々は苦い笑いするしかない。
この映画で西田敏行以外に光っているのが香取慎吾である。手垢の付いたプロの演技ではなく、天真爛漫で開けっぴろげな性格をそのまま出した自由な仕草が観客をホットさせる。

輪廻
投稿者:qDVDp
2006/ 1/19 17:04 メッセージ: 2137
これは ryuji2046 さんの 2136 に対する返信です
 オリバーは早い、さすがに格調高そう。
三谷の笑いは幼稚な感がします。

 前半は恐さで盛り上がったけど、後半は展開の面白さで恐さも半減。
でも意外な展開に動転したから、マンネリ気味なジャパンホラーがまた進化したような。
優香もここまで出来るとは、不気味な三条美紀に追い詰められるラストは印象的でした。
★★★★☆

Re: 有頂天ホテル
投稿者:oooyaooo2000
2006/ 1/19 18:15 メッセージ: 2138
これは ryuji2046 さんの 2136 に対する返信です
なるほど。私があの映画を見て思ったことが、きちんと文章になっていたので、嬉しく思いました。ただし、決して揚げ足を取るわけではありませんが、「有頂天ホテル」ではなく「THE有頂天ホテル」です。また「ラジオの時間」ではなく「ラヂオの時間」、「笑いの大学」ではなく「笑の大学」です。そして「笑の大学」は、監督が違うので、同列に扱うのはいかがなものでしょうか。

Re: THE有頂天ホテル
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/19 21:11 メッセージ: 2139
これは oooyaooo2000 さんの 2138 に対する返信です
ご意見有難う御座います。「THE有頂天ホテル」は気がついていましたが面倒くさいのでTHEを除きました。「ラヂオの時間」は私のPCで変換できませんでした(今回のはoooyaooo2000さんのをコピーしました)。「笑の大学」は変換ミスです。
ところで、確かに「笑の大学」は星護の監督ですが、脚本としての完成度が非常に高いということで「三谷幸喜の作品」であることは間違いないと思います。「笑の大学」は初演’96年で(映画は’04年)、「ラヂオの時間」は映画が’97年ですが「東京サンシャインボーイズ」での初演はもっと前です。従って原作・脚本という意味では「ラヂオの時間」→「笑の大学」の順番で作品の性格としては変化して来たと言うことは出来ると思います。
但し、「笑の大学」はその脚本の完成度の高さから映画と演劇を同一として扱い得るとしても、「ラヂオの時間」は東京サンシャインボーイズのものと映画版では同じものとは言えるかどうかは分からないので、確かに映画における「三谷幸喜の作品」としての性格が同じ時間軸で変化して来たと論じることは出来ないかも知れません。
むしろ映画「ラヂオの時間」は三谷幸喜初監督作品としての初々しさが非常に良い意味で出ていたということでしょうか。

THE有頂天ホテル
投稿者:qDVDp
2006/ 1/20 18:28 メッセージ: 2140
これは ryuji2046 さんの 2139 に対する返信です
 主だった役柄だけでも23人、リアルタイムに2時間ドタバタ劇を仕上げる力量は賞賛すべき。
でも惜しむらくは、笑いの内容が幼稚なこと。
特に、役所が元妻に見栄をはるくだりは見ていて辛い、彼が演じきれなかったかも知れないけれどそれも監督の責任。
あと白塗りとか代議士もあんまりではないか。
芸達者陣の奮闘で見応えあるし、楽しかったには違いありませんが。
オダギリ、唐沢は不覚にも見間違えちゃった、それだけ上手かったと言えるでしょう。
★★★★

プライドと偏見
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/20 20:55 メッセージ: 2141
これは qDVDp さんの 2140 に対する返信です
十八世紀末のイギリスでは女性には相続権がなかった、というチラシの知識を持って観た。
ベネット家は五人の娘。労働者階級ではないので朝から晩まで結婚の話。この家の次女エリザベス(キーラ・ナイトレイ)と隣に引っ越してきた大富豪ビングリーの親友ダーシー(マシュー・マクファディン)との恋の駆け引きのお話。
結婚できないと路頭に迷うから女は相手探しに必死。男は若い女性を選り取り見取り。特に金持ちでハンサムな上流階級の男は高慢。しかし娘達は明るく卑屈なところがない。プライドがある。こんな捻じれた環境では、男と女は最初から互いに偏見を持って出会うのは自然だ。
「時代劇は現代劇だ」という見方がある。過去の時代という枠組みに託して現代人の心を語るのだ。十八世紀末の英国はどんな風だったかは知らない。時代考証は十分にされているのだろう。こんな風でしたと映画で見せられれば、ああそうですかと言うしかはない。しかし現代との普遍性は皆が皆、互いにプライドと偏見を持ってすれ違うということなのだろう。
それにしても欧米人のストーリー・テリングの力というのは凄い。最初は若い男女のたわいない御喋りが、次々と起こる事件で予期せぬ方向へ。読者があるいは観客が右へ、左へと息をつかせぬ展開と緻密な構成に引きずり回される。美しい英国の風景とノスタルジックな雰囲気があれば感動は倍加する。
映画での十八世紀の金持ちの豪邸も凄いが、社交の現場も凄い。プライドと偏見と高慢といいじめがたっぷりだ。食事のマナーや機転の利いた会話、ピアノも弾けなければ恥をかくしチラリと教養を見せる必要もある。こんな中で鍛えられて、いつも自信たっぷりに振舞えるようになった西欧人は強い。
お話はハッピーエンドで終わってみれば、「プライドと偏見」という大層な題がついているが、これはいわゆる一つのロマンチック・コメディーでした。
100点満点で85点。

プライドと偏見
投稿者:qDVDp
2006/ 1/22 8:53 メッセージ: 2142
これは ryuji2046 さんの 2141 に対する返信です
 正式なプロポーズ作法を学び、娘を持つ理想的な父親を学べる。
偏見って言うよりも感情のすれ違いのような気がする。
まぁ、なんとか結ばれて良かったけど昔も今も男女は互いに不可思議。
名作の誉れ高く、叙情いっぱいだけどニガテと鈍感でした。
★★★

プルーフ・オブ・マイ・ライフ
投稿者:qDVDp
2006/ 1/23 18:03 メッセージ: 2143
これは さんの に対する返信です
 ホプキンスとパルトロウが繰り出す迫真の演技に大満足。 
舞台劇らしくじっくり撮ってある。
数学の面白さは皆無だけどそのミステリーに引き込まれる。
ラブストーリーかと思いきや心理描写に重きを置いた自分探し。
★★★★

スタンドアップ
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/25 16:15 メッセージ: 2144
これは qDVDp さんの 2143 に対する返信です
前評判が高かった上、主演がシャーリーズ・セロンということで大上段に振りかぶって来るのかと思ったが、実に地味な映画だった。
北ミネソタの小さな鉱山町(原題はNorth Country)で働くジョージー(シャーリーズ・セロン)がセクハラで苛められ、ついに立ち上がって法廷闘争で勝つ話。89年の実話で、これをきっかけにセクハラを防ぐルールが全米に広がったとのこと。
ジョージーは客観的に言えば愚かである。娘時代に遊びまわっていたことも愚かであるが、自分の評判が悪いそんな故郷に帰ってきて働くのも愚かである。アイスホッケー場の満座の中で中傷されたときに一言も言い返さなかったのも愚かである。これでは誰も本当だと思っても仕方がない。社長に直訴に行ったときも一方的な物言いに反論しなかったのも愚かである。組合の会合で発言を求めても、結局人を納得させる話が出来なかったのも愚かである。
これを愚かと言うのは酷だろうか。女は家に居るもので、鉱山は男だけの仕事場であるというのが常識の古い田舎町で、敢えて愚かな振る舞いをするほどに追い詰められたと言うべきか。
賢い女であれば男社会で何とか生きる知恵を働かせる。他の女たちのように。しかし愚かであるが故に追い詰められ、遂に法廷闘争に訴えることになる。
町も家も、交際範囲も地味である。法廷場面も弁護士も地味である。シャーリーズ・セロンも他の役者達も抑えた演技で地味である。全てに地味な映画であるが、逆にこれはリアリスティックであると言ってもいい。だから見終わった後にジッと感動が来る映画である。
この89年の後、10年も経たない内に犯罪としての「セクハラ」が世界中で認識されるようになる。人の意識が変わるのが早い時代に生きているのだ。
100点満点で85点。

Re: ハリー・ポッターと炎のゴブレット
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/26 23:17 メッセージ: 2145
これは qDVDp さんの 2105 に対する返信です
遅ればせながら見ました。
ついに人が一人死にましたね。ハリー・ポッターもとうとう、遊びから大人の世界に脱皮するのでしょうか。

スタンドアップ
投稿者:qDVDp
2006/ 1/27 18:24 メッセージ: 2146
これは ryuji2046 さんの 2144 に対する返信です
 そうなんですよ、愚かなんですよね。
自らそんな場所で働かざるを得ないんだから。
でもそんな彼女でも堪らないから立ち上がる。
そんな娘でも父親は敢然と擁護する。
ジーンときました。
それにしても動物的な嫌がらせには男でも閉口する。
★★★★

渋谷怪談 THEリアル都市伝説
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/27 21:58 メッセージ: 2147
これは qDVDp さんの 2146 に対する返信です
街の雑踏からちょっと離れたところに人気のない断層がある。都会の生活は緊張を強いられるが、ちょっと気を緩めた隙にそんな断層に落ち込んで、邪悪な罠を仕掛けられる。そんな時に出会う8つの恐怖がオムニバス形式で語られる。それは廃屋の霊、合コンの7人目、隙間男、ブティックの試着室、古い人形、学校の首吊り、赤いホームページ、学園祭のお化け屋敷。それぞれが少しずつ関係して円環をなしている。
演技者は下手だが力んでいるわけではなく、素人っぽさが逆に不思議な現実感を出している。出てくるお化けのような幽霊のような異形は案外怖い。
恐怖短編小説集のような趣があるが、8編の話を2時間に押し込めるのは忙しい。もう少し個々の話を膨らませて3〜4くらいのオムニバスにしたら更に深味のある恐怖映画になったのではないか。
合コンの料理屋も、勉強部屋も、街なかのトイレも、廃屋の空き部屋も、学校の教室もみんな同じセットを使い回しているようで大変な低予算映画であることが分かる。
渋谷の街の片隅のビルの3階にある、シネ・ラ・セットという小さな奇妙な映画館でこの映画を観た。観客はほんの数人。観終わって出るときに誰も居ないエレベーターが止まる。中は暗い。一人で乗るのは躊躇した。
100点満点で80点。

Re: プライドと偏見
投稿者:romanticcosmos
2006/ 1/29 17:18 メッセージ: 2148
これは ryuji2046 さんの 2141 に対する返信です
見ました。
予定調和の物語ですが、まあ良かったのでは。
ただ、貴族のダーシーが何故、下流貴族のエリザベスにほれたのか?
その理由付けがなく、そこが不満でした。
ただ、ハッピーエンドはいいですね。
なんとなく終わってほっとします。

2006 EARTH VISION多摩−自然との共生−
投稿者:qDVDp
2006/ 1/30 16:32 メッセージ: 2149
これは さんの に対する返信です
今年も〈たえのは〉とご当地環境団体が共催する「EARTH VISION多摩」上映会があります。
環境問題を扱った映画というと、堅苦しいイメージを持ってしまいそう。
でも、地球がもっともっと好きになるとても素晴らしい多彩な作品たちです。

今回上映されるのは、3月9〜11日開催される「第14回EARTH VISION 地球環境映像祭」 から
「自然との共生」を訴求した作品5本と完成直後の話題作「六ヶ所村ラプソディー」を
鎌中ひとみ監督自身のトークとあわせて特別上映します。
また上映作品と連動して地域の市民団体による環境保全活動もご紹介します。

2006 EARTH VISION多摩 「自然との共生」
第14回 地球環境映像祭 特別上映会
3月21日(火・祝) パルテノン多摩 小ホール
<上映作品>
「賢き狩人」(台湾作品)
「生きる場所をさがして−化学物質過敏症と戦う夫婦」
「黒太郎一家の10年―ナベヅルと暮らす村」
「川底が語る−サケ先生の知床日誌」
「森を支える生き物たち」

特別招待作品「六ヶ所村ラプソディー」
鎌仲ひとみ監督トーク

案内サイト
http://taenoha.com/ev

フライトプラン
投稿者:ryuji2046
2006/ 1/30 17:58 メッセージ: 2150
これは romanticcosmos さんの 2148 に対する返信です
ネタバレあります。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。


予告編を見て面白そうだったので早速観た。ジョディ・フォスターの主演は三年ぶりというのも興味をそそられた。
結果はイマイチ!
映画の三分の一くらいまでは予告編で予告された通り。全く予備知識なしで観ればまた違ったかもしれないが、サスペンスは盛り上がらない。カイル(ジョディ・フォスター)は逞しい母親であるが、狂気が募るに従ってあまりに傍若無人。傲慢とも思える態度は観客の同情を引くよりは逆に反感を呼ぶのではないか。特にアラブ人乗客への言動は醜い。
ジョディ・フォスターはある新聞のインタビュー記事でこの点を聞かれて「最近の世相を反映して現実感が出ている」という意味の答えをしていた。本当にそう思って作っているのなら主人公に感情移入できない観客も多くいることを知るべきだし、この映画はそのようなマーケットでは成功しないことに思いを馳せるべきだ。
このようなことを除いても、この映画が娯楽作品としてカタルシスを齎さないのは、犯罪のプロットがあまりに無理なところにある。捜査官が本物か偽者かはさておき、彼の目論見は偏にカイルがどう行動するかにかかっている。今回のように攻撃型パニックに陥ればいいが、鬱型逃避に走った場合には打つ手がなかろう。実際一度はセラピストの言うことに耳を傾けて諦めかけたではないか。
乗客が降りた後に、カイルに呼び止められて犯人が機内に戻る理由も理解できない。終わりにアラブ人から荷物を手渡されたカイルの態度も依然傲慢の感じが残る。最後まで後味があまり良くない映画だった。
100点満点で75点。

フライトプラン
投稿者:qDVDp
2006/ 1/31 17:47 メッセージ: 2151
これは ryuji2046 さんの 2150 に対する返信です
 二度のオスカー女優としてはお粗末なホンで出たものです。
同じく予告編からかなり期待したし、パニック・ルームの再来かとも。
語り口は冴えていたのですが、犯人が割れると急に萎んでしまいました。
アクション大作だろうけど、なにも彼女が演らなくたっていいのでは。
もっと作品を選んで欲しい、ギャラだけではないだろうに。
★★☆

博士の愛した数式
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 1 12:59 メッセージ: 2152
これは さんの に対する返信です
 黒澤色は無いけれど、小泉監督らしいじっくりとした暖かさがますます定着したようです。
原作を読んでないけれど、素材を生かした数学の面白さ、愛の深さが存分に語られる。
それに寺尾、深津、吉岡、浅丘が良く応えている。
★★★★

るにん
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/ 2 18:58 メッセージ: 2153
これは qDVDp さんの 2152 に対する返信です
奥田瑛二監督作品(二作目)ということで観た。
とにかく長い。二時間半の間、「未だ終わらないの?」という感じで話はダラダラダラダラと続く。一定の時間の中で、どこで緊張を高めどこでそれを弛緩させるか。それをどのように配分するかの計算が出来ていない。不必要な場面が多すぎて、せっかく撮ったのだから勿体なくてカットできない。結果、商業的な成功より趣味的な意図が強い出来上がり、と言われても仕方がないのではないか。
全体から見ても必然性のない、醜悪なセックス場面が手を変え品を変え出てくる。何も無い島だから他に面白いことがないとも言えるが、そればかりを見せるのが本意とも疑われるほどだ。島流しになった者達の悲しさや孤独が感じられる暇がない。
それに対し、本来見せ場ともいうべき島抜けの成功場面があまりにもあっさりしている。あっという間に房総に到着。それはないでしょう。この部分はいやでもスティーブ・マックイーンの「パピヨン」と比較してしまう。「パピヨン」では緊張が最高度に高められ、それが解き放たれたときのカタルシスはすばらしかった。
見せ場らしい見せ場は最後の捕り物の場面。喜三郎(西島千博)が家の周りが捕り方に囲まれているのを見て腰を抜かすシーンなど、全般に映画初出演のダンサー西島千博は抑えた演技で秀逸。一方、豊菊役松坂慶子の体当たり演技は感動ものだが、歌うような台詞回しは一人浮いて感じられる。松坂慶子は他の出演者とは格が違う。彼女の演技が下手というわけではない。他の共演者と調和していないのだ。要するにミスキャストだと思う。
冒頭、ぶっころがしのシーンは迫力がある。しかし転がった篭が最後の(海へ?)落ちるところまで映らないのだ。いやな予感がした。このいやな予感が当たってしまった映画だった。

Re: るにん
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 2 19:37 メッセージ: 2154
これは ryuji2046 さんの 2153 に対する返信です
 奥田瑛二監督らしいかも、思い込み強いとありがちな映画ですね。
でも、どこかで観ておきたいです。
松坂慶子の演技だけでも価値ありそうだし、島流しも関心あります。

レジェンド・オブ・ゾロ
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 2 19:48 メッセージ: 2155
これは qDVDp さんの 2154 に対する返信です
 続編らしく見せ場に抜かりない。
なんたって、ゼットを剣でサインするところや馬立ちシーンは定番。
列車を絡めさせたり、マスクを即席でつくったり新味もあってファンには堪らない。
主役二人の息も合って格好いい。
気負い無く完全娯楽に徹しているからまだ続きそう。
★★★

Re: レジェンド・オブ・ゾロ
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/ 2 22:30 メッセージ: 2156
これは qDVDp さんの 2155 に対する返信です
そうですね。ゾロが結婚していて、女房がピンカートンの密偵になったり、子供が自分の親父が英雄ゾロであることを知らないで悩んだりと、面白く創作していますね。これはオリジナルにもない話でしょう。
次作ががあれば次はどのようなシナリオを創るのでしょうか。楽しみですね。
ゼタジョーンズが相変わらずきれいでした。

天使
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 3 16:57 メッセージ: 2157
これは さんの に対する返信です
 宮坂まゆみ監督自身、直ぐ深キョンがひらめいたらしく、
ちょっとドジなホンワカした天使がはまっている。
彼女が見えるヒト、見えないヒトの違いがよくわからないけど、
人生を素直に生きましょうってことかな。
ラブリーなヒトはみんなきっと寄り添われているのかもね。
やたらジンライムが出てきてまた美味しそうに飲んじゃうから飲みたくなっちゃう。
★★★

オリバー・ツイスト
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/ 3 17:38 メッセージ: 2158
これは さんの に対する返信です
この映画を観て先ず思ったのは、19世紀の産業革命で急速に天下第一となった英国では、貧困は貧困であることで既に悪であると考えられていたということである。
貧乏になるには貧乏になる理由がある(例えば怠惰とか劣悪な生まれとか)。貧者の邪悪な根性は暴力と恐怖で徹底的に管理しなければ正しく導くことが出来ない(この映画の中でも「絞首刑」という言葉が恐怖とともに度々語られる)。
このような偏見に満ちた環境の中に置かれれば、普通の人間なら悪の道に一直線ということだろうが、これに反抗して立ち上がる人間もいる。しかしそれは稀にしかない例外だからオリバー・ツイストをオリバー・ツイストたらしめるのだろう。
貧者と敗者にたいする悪意に満ちた世界の中でオリバー・ツイストのような人間像を創り出したのは、この物語の作者が人間に対して信頼を持っていたからに違いない。この映画の後半を観ると、作者の人間性に対する信頼は揺ぎ無いものである事が分かる。(調子良すぎるきらいはあるが)オリバー・ツイストの優しい心はその象徴なのだろう。
この映画も2時間を越えているが欠伸はでない。昨日観た「るにん」との違いは奥田瑛二とロマン・ポランスキーとの差か。3億円と80臆円との差か。八丈島とロンドンとの差か。それとも松坂慶子その他大勢(西島千博は除く)とバニー・クラークやベン・キングズレーとの差か。
100点満点で90点。

オリバー・ツイスト
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 4 20:01 メッセージ: 2159
これは ryuji2046 さんの 2158 に対する返信です
 純真無垢なオリバー、ちょっと影が薄いけど過酷な運命でもめげない健気さは確かに天使のよう。
憎めない小悪人フェイギン、目いっぱいのメークで固めた醜悪な老獪は演技は圧巻。
音楽も天が応援するように救いを暗示してくれていて心地いい。
その時代のロンドン、街並み、衣装、馬車、市場・・・どれをとってもきめ細かく最上。
ポランスキー監督の狙いはラストシーンだろうけどドッとは伝わらなかった。
ド真ん中の直球だったけど速過ぎたのかなぁ。
★★★★

ホテル・ルワンダ
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 6 17:36 メッセージ: 2160
これは さんの に対する返信です
 ネットで署名運動起きて上映にこぎつけた。
世界がもっと知らなければならない悲劇だからこの運動は快挙でしょう。
実話から追った推移はさすがに切迫感もって訴えかける。
途上国の悲哀に向かい合う機能しない国連、冷淡な先進国が恐い。
家族を守たいだけだったろう支配人が、押し寄せる難民を見捨てられずに庇っていく姿は高貴。
★★★★☆

単騎、千里を走る。
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 7 17:44 メッセージ: 2161
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
 日中親善映画になっちゃったなぁ。
健さんなくしては出来ない、チャン・イーモウ監督なくしては撮れない。
お互いの個性能力が存分に引き出されている。
日本側は降旗監督、木村カメラ、中井貴一なんかは声だけという贅沢な創り。
刑務所シーンでほのかに体制批判が覗いたくらいで緊張感はなかった。
やっぱり健さんが泣くのはちょっとシンドい、そこで動く官僚も出来すぎ。
素人を上手く使う監督にしても大スター扱いの遠慮は否めない。
想いは評価できるけどメーキングだけで充分だったかも。
★★★

第1回天神庵ドキュメンタリーまつり
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 8 12:52 メッセージ: 2162
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
3年前にご当地でも上映されましたドキュメンタリー映画
『ニュータウン物語』が久しぶりに上映されます。

”第1回天神庵ドキュメンタリーまつり”

3月3日(金)・4日(土)・5日(土) 
<上映>
連日12時〜「ニュータウン物語」(監督:本田孝義)
   14時〜「阿賀の記憶」(監督:佐藤真) 
   16時〜「新線が通る」(監督:香取直孝)
   18時〜「もっこす元気な愛」(監督:寺田靖範)
<トーク>
連日19時半〜 3日:本田孝義 4日:佐藤真 5日:寺田靖範

場所:千葉県松戸市 天神庵 (やおや旬裏)
http://yaoyasyun.sakura.ne.jp/map.htm

料金:前売り 1作800円 2作1400円 4作4500円
    当日  1作1000円

問い合わせ:047-343-2756(香取)

---------------<転載歓迎!>---------------------

単騎、千里を走る。
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/ 8 21:08 メッセージ: 2163
これは qDVDp さんの 2161 に対する返信です
「巨匠」チャン・イーモウが「名優」高倉健に惚れ込んで作ったという触れ込みの映画。この手の「大作」には裏切られることが多いので観るつもりはなかったが、ちょっと時間が出来たので覗いてしまった。結果は意外に良かった。
どこかの北国の一漁師が息子に誠意を見せるためとはいえ、突然右も左も分からぬ中国の奥地へ行くのは余りにも不自然。無理に舞台設定を作ろうとしている意図がありありだが、経緯はどうあれ、健さん(高田)が一度中国に足を踏み入れてしまうと自然に周りの風景に溶け込んでしまう。
最初の感動は高田がヴィデオを使って役人に頼み込むところ。自分の意思を伝えるのにこんな方法を使うとは、役人も驚いたが観ている方も驚いた。驚愕によって観客の思考能力を奪い感情操作する演出技法は上出来。何としてでも相手を説得したいという頑固さは健さんのキャラクターそのものである。
刑務所にいる李加民がいざという時になって踊れなくなる。それではと、捨てた子どもを捜しに更に奥地に行くところで、高田を突き動かしている何かが変わる。数日すれば李加民の気分は変わる。ヴィデオに撮るのが目的ならそれまで待てばいい、という周りの意見には説得力があるのだ。
捨てられた子に高田は自分の息子を重ねたと見るのは容易である。現実にもそうだろう。しかし「何かのため」に生きていると思っているのは実は錯覚で、人は現実の「今」が作り出す情念に突き動かされて行動するのだ、と普遍化して見るのは深読みすぎるだろうか。
結局子どもは李加民に会うことはなかったが、高田の行為は周りから暖かく迎えられる。「オリバー・・・」が西洋流儀で人間信頼を謳ったものであるなら、この映画が見せるのは東洋流の人間性信頼である。反日の政情の中で敢えて日中友好の奇麗ごとは甘い、と見る向きも多いが、実際に中国の人と仕事を一緒にした経験からいうと普通の中国の人々には好い人が多い。とぼけた通訳や村人には現実感がある。
映画は唐突に終わる。これが非常にいい。大事な者を喪失した悲しみが良く出ている。音楽もいい。終わっても席を立つ人が一人もいない。
100点満点で85点。

悪魔の棲む家
投稿者:qDVDp
2006/ 2/ 9 16:44 メッセージ: 2164
これは ryuji2046 さんの 2163 に対する返信です
 1979年のオリジナルは観ていないけど当時なら衝撃受けたかも知れない。
実話らしいからその怖さ倍増・・・と思いきや、奮闘むなしくJホラーの恐怖を超えられない。
むしろ、瞬間に映像をよぎるシーンなんかはパクリを疑ってしまう。
途中で悪魔祓いの神父が登場して「おい、おい、エクソシストかよ」と思わせて、
敢え無くすぐ退散してしまうのにはむしろホッとした。
★★★

マザー・テレサ
投稿者:qDVDp
2006/ 2/10 17:18 メッセージ: 2165
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
 テレサがまるでオリビアに乗り移ったようだった。
まさに生き写し、慈愛に満ちた表情は神がかってるとしか思えない。
その偉業は誰でも敬意を表すが、ただの慈善ではない事業や人間性にも触れている。

「私たちの行いは大海の一滴にすぎません。
でも何もしなければその一滴も永遠に失われれます。」
この言葉は映画を超えて胸を打つ。

昨年、観ていればベストワンに入れたかも知れない。

★★★★★

ベアテの贈りもの
投稿者:qDVDp
2006/ 2/11 14:17 メッセージ: 2166
これは qDVDp さんの 2165 に対する返信です
 この映画も昨年岩波ホールで、その良作ばかりをかける下高井戸も立派です。
ベアテ・シロタというアメリカ女性が戦後の憲法草案作成時に拘った事実は知らなかった。
彼女の父レオ・シロタから女性の地位向上と権利獲得の運動を丁寧に紹介してくれる。
こういう地道な活動の原点となり、後ろ楯となったベアテも勤勉で真面目な
日本人が周りにいたからでしょうね。
そんな憲法は決して悪くない、むしろ慈しむべきでしょう。


投稿者:
 メッセージ: 2167
これは さんの に対する返信です

最終兵器彼女
投稿者:qDVDp
2006/ 2/13 16:51 メッセージ: 2168
これは さんの に対する返信です
 題名ロゴから〈ちせ〉の羽根やガトリング銃まで原作のイメージを精緻忠実に映像化されている。
高校生の初々しい恋愛とSFとのミスマッチは秀逸で大好きなお話です。
突然、何も知らされない国民が戦争に巻き込まれる理不尽な怖さは絵空事ではない。
ドジだけど一途な想いで〈シュウジ〉を愛する〈ちせ〉は可愛くて男の子の理想。
チャイドルから着実に成長している前田亜季はまた進化した。
★★★★

ジャーヘッド
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/13 20:52 メッセージ: 2169
これは さんの に対する返信です
強い反戦メッセージがあるわけではない。ジャー・ヘッドと渾名される海兵隊に志願した十八才のスウォフ(ジェイク・ギレンホール)が、湾岸戦争に派遣され終戦を迎えて除隊するまでを生活記録風に描いた作品。派手な戦いがあるわけでもなく結局一人も殺さずに戦争は終わるのだが、一日一日の隊内での生き方にリアリティがあるのは、物語がアンソニー・スオフォードの実体験に基づいているからだろう。
イラク軍が油田に火を放ち、何本もの火柱が噴出するように燃える砂漠の光景は地獄のよう。この下を兵隊は油まみれで行進する。三等軍曹(ジェイミー・フォックス)はこの景色を美しいと言い、海兵隊に居なければこのようなものは見ることが出来ない。だから海兵隊が好きだと言う。このような兵隊のプロがアメリカの軍隊を支えているのかも知れない。
アメリカ軍隊内での悪ふざけや大騒ぎは若く血気盛んな若者の集団とはいえ、例えばもしこれが日本であったならもっと陰に籠ってこうは行くまい。アメリカ映画でよく見る光景だが、彼らのバイタリティと一種の楽天性にはいつもながら驚かされる。
除隊後、普通の生活に戻った兵隊に戦争体験は忘れられない。ゲーム感覚の湾岸戦争の傲慢さが今のイラクの泥沼を作ったのだとアメリカを批判するのは容易い。しかし末端の兵士達はその中で若い命を燃焼させたのも事実なのだ。そのような体験は実はちょっぴり羨ましい。だから、帰国するバスに乗り込んで来て「お前たちを誇りに思う」と言うオヤジの高揚感はよく分かる。
100点満点で80点。

ミュンヘン
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/14 20:01 メッセージ: 2170
これは さんの に対する返信です
波乱万丈の物語ではなくドキュメンタリー風に作られた作品。従って個々の暗殺もスリルとサスペンスで劇的に盛り上がるというわけではない。では三時間近い長丁場を最後まで引っ張って行く秘密は何か。それはどこまでこの殺戮が続くのだろうかという疑問だろう。これは同時に主人公アヴナー(エリック・バナ)の抱える疑問でもある。
最初はおずおずと、やがて大胆に殺戮は繰り返されて行く。最後はたった二人で敵の拠点に乗り込むという、それこそ映画のような暗殺を試みるが失敗して逃げ帰る。これが最後の暗殺行になるが、殺戮が殺戮を呼ぶ悪循環はアヴナーを底なしの罠に落とし込む。
狙う者が狙われる立場になり、ついに祖国までもが信じられなくなる。幾多の殺人も祖国のためという大義があってこそ。それを失って「大罪」を犯したアヴナーが最後に逃げ込む所は家族しかない。家族が隠れ住む先はニューヨークのブルックリン。ユダヤ村である。アメリカはユダヤ人の第二の故郷でもある。
アヴナーはなぜイスラエルからも追われるのか。「パパ」コネクションを秘密にするからである。なぜ隠すのか。敵をもう一つ増やしたくないということも理由だろうが、私は更に、パパは「家族」を持っているからだと思う。今や家族だけが彼にとって信用できるものなのだ。
終わりで、アヴナーがモサドの幹部を自宅の夕食に誘う。彼は誘いを断る。アヴナーを信用できないのだ。誰も信用しないしまた信用もされないモサドの幹部は、イスラエルという国の象徴でもある。このような国のイメージを創り出したのは、この物語の作者の良心だろう。
三時間近い時間、緊張感を持続させた構成力に九十点。

ジャーヘッド
投稿者:qDVDp
2006/ 2/15 17:08 メッセージ: 2171
これは ryuji2046 さんの 2169 に対する返信です
 不謹慎だけど戦争映画なのに戦闘シーンがないと一種の飢餓感が生じます。
「地獄の黙示録」のヘリコプター部隊の爆撃シーンでかかるワグナーで彼らと共につい熱狂してしまう。
後は、延々と退屈な兵士の日常があるだけ。
「地球が出血している」環境破壊、雨のような油で黒く汚れる砂漠のシーン、
原爆図のような黒こげ死体も本物の戦争を見せつける。
誰も殺さず帰国するが、心身共に病んでしまう兵士の姿が心に残る。
★★★★

燃ゆるとき
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/15 20:51 メッセージ: 2172
これは qDVDp さんの 2171 に対する返信です
無難にまとまった小品。劇場用映画というよりテレビドラマのような作り。
始まって暫らく、従業員全員の前で解雇者の名前を言い渡すところ(いくらアメリカとは言え、こんなことをしたら暴動が起きる)、スーパーの陳列棚のチェック(明らかに日本のスーパー!)等々違和感を覚えるディテールでやっぱりと思い、新たに赴任して来た川森(中井貴一)が改革意欲に興奮して先輩駐在員と対立するストーリーで例のパターンかと期待が萎んだ。
しかしセクハラ事件が起きてからの展開は新鮮な驚きだった。日本映画としては今までにない題材だ。本社の社長(津川雅彦)やアメリカ子会社の社長(鹿賀丈史)の言動にはそれなりの現実感がある。結構厳しい会社だ。
ユニオン対策で日本人幹部がホテルの一室で鳩首協議する場面や、「たかがカップラーメンだが我々の知恵の結晶だ」「アメリカは怖い国だ」等の言葉にはリアリティがあって思わず引き込まれる。高杉良の小説が原作とある。この小説は読んだことがないが、どこかの実話をベースに書いたに違いない。ドラマとしても良くまとまっているのは、多分脚本がいいのだろう。
ハイライトは三年後の川森とキャサリンの対決だが、ここは見え見えのクサイ場面だ。それがそれほどクサク感じられないのは中井貴一の演技力に負う所が大きい。
米人弁護士が言うエクセラント・カンパニーは大げさだが「プロジェクト・]・ダッシュ」位には取り上げられてもいい話かも知れない。
日本映画はこの手の小品に優れたものが多いと思う。少なくとも「なんとかの大和」よりもよっぽどいい。
80点。

美しき野獣
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/16 19:05 メッセージ: 2173
これは さんの に対する返信です
韓国のアクション映画はハリウッド映画なみのスピード感と荒唐無稽な筋立て、そして東洋の国らしくない残酷さが売りである。この映画もこれらの要素を持ってはいるが、本格的な刑事ものを目指したためか、皆中途半端になってしまっている。
巨悪に立ち向かい徐々に攻めたてて行くサスペンスは、香港ものには及ばないが、かなり成功している。ここでのオ・ジヌ検事(ユ・ジテ)のキャラクターは続編も期待できるほどのニューヒーロー誕生と言ってもいい。
しかし如何せんクォン・サンウ(チャン・ドヨン刑事役)がひどい。本来が彼の映画で日本語題名もその通りだが、野獣の度合いがひどすぎる。破天荒というより独りよがりで、もう殆ど気違いである。彼の行動には共感も同情も感じることが出来ない。病気の母親を気遣う一面も描いてはいるが、落差が大きすぎて逆に観客に媚びている感じを与える。
理知的な検事と直情型の刑事との対比の妙と友情を描こうとしたのだろうが、その目論見は完全に失敗した。チャン・ドヨン刑事の野獣度をもっともっと落として、せめてダーティハリー並みにしておけば、硬派の社会派ドラマとしてもいい線行ったのではないか。悪の親玉の人間像も上手く創られており残念だ。
クォン・サンウが雰囲気をぶっ壊して八十点。

PROMISE プロミス
投稿者:qDVDp
2006/ 2/17 16:41 メッセージ: 2174
これは ryuji2046 さんの 2119 に対する返信です
 この手の大陸らしい大げさなお話はお気に入りです。
伝奇にふさわわしい展開にも満足しました。
CGが雑すぎてちょっと違和感がありましたが、B級としたら許容できます。
真田、チャン・ドンゴンも懸命で好感度大です。
★★★☆

ミュンヘン
投稿者:qDVDp
2006/ 2/19 10:18 メッセージ: 2175
これは ryuji2046 さんの 2170 に対する返信です
 ミュンヘンオリンピックのテロはおぼろげに覚えている。
世間なんて確かにこんなもんだから、当事者にとっては堪らない。
イスラエルの怒りもよくわかる。
でも復讐の連鎖は、どこかで断ち切らないと永遠に平和は訪れない。
その問題提起に狂いなく、真摯に描ききるスピルバーグにまず敬意を表す。
でも背景や根っこの部分を省いたため、その葛藤が個人的な想いに終わってしまったのが残念。
リーダー役の弱々しい一般人のようなキャラでもたせた部分も多かった。
それにしても世界中にCIAはじめ各国組織やマフィアが入り乱れているのには驚き。
★★★★


投稿者:
 メッセージ: 2176
これは さんの に対する返信です

雨鱒の川
投稿者:qDVDp
2006/ 2/21 18:29 メッセージ: 2177
これは さんの に対する返信です
2004年11月アミューズで公開された磯村一路監督作品。
子役で「三丁目の夕日」須賀健太、「女王の教室」の志田未来ががんばってる。
それに玉木、綾瀬、柄本、星、阿部、中谷と豪華な顔ぶれ。
子供時代から青年期までの純愛モンだけど脇役陣がしっかりしているので骨太に仕上がってる。
テレビ放映で見逃していた秀作が当たると得した思いがします。
まったく知らなかった、「解夏」の後だけど当時は話題になったんだろうか。
★★★★

ナイト・オブ・ザ・スカイ
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/21 18:56 メッセージ: 2178
これは さんの に対する返信です
ミラージュ戦闘機の飛行場面を映すためだけに作った映画。
当然筋立ても独りよがりでいい加減。「キャノン・ボール」も結末を付けるために更に展開があるのかと思ったが尻切れトンボのまま。思わせぶりな兵器商人も刺身のつま。最後にテレビを見ていた二人が「敵は内部にあり」と言って飛び出していくところなどは、お子様向けの飛行隊員ドラマそのもの。
出演者の人物像も浅薄で全く魅力がない。実写で撮ったという評判の飛行場面も新鮮味が有るわけでもない。変わったところといえば、戦闘機が早くて曳航弾を追い越していく場面と、超音速の衝撃波で敵に逆襲するアイデアくらいか。
フランスの誇るミラージュ2000の飛ぶ勇姿を映画にして、大画面で見るのが楽しくてたまらないという、ただそれだけの映画であった。
観ているうちに眼が廻って気持ち悪くなり七十点。

イーオン・フラックス
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/23 22:49 メッセージ: 2179
これは さんの に対する返信です
試写会で見ました。ネタバレあります。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・



この手のSF映画は好きである。未来に於いて科学の力で人の生活環境がどう変わっているか、手垢のついていない想像力がどこまでディテイルに描きこまれているか。技術の進歩に人間の対応がどこまで慣熟しているか。これらに対する製作者の独創性が如何に表現されているかを見ることは知的冒険心を刺激される。
この映画はそういう意味ではまあいい線を行っている。君主トレバーの居る要塞の様子。外庭や内部の部屋の造り。瞬間物質転送装置のようなものから、足を手のように変形させる手術。薬によるコミュニケーションや傷を瞬時に治癒させるアイデア等々、比較的無理なく納得させられる。
インテリアや日傘、忍者の技や桜の咲く庭など日本趣味が上手く異国(この場合は未来)の雰囲気をだしているのは監督が日米ハーフだからか。人はあまり長生きすると疲れる。必要な年を生きたら死んで、新しい命に生を引き継いだ方がいいというメッセージもどこか東洋的な臭いがする。
西暦2415年の都市ブレーニャの町並や人の往来場面、相変わらず現代風の戦闘用銃器、はやりのクローンを主題にしたところなど他の未来もの同様陳腐なところもあるが、なんといっても見せるのはシャーリーズ・セロンの戦いぶりである。同じくオスカー女優のハル・ベリーが「キャットウーマン」で失敗した轍を踏むのではと心配したが、今回のセロンは華麗な動きで、華やかでスピーディな画面を作るのに成功している。
それに対して男優陣はどれもだめで、トレバー8世(マートン・ソーカス)など指導者の力強さがちっとも感じられない。イーオンのようないい女がなぜ前世でこんな男と恋をしたのか全く不自然。イーオンはイーオンで、なぜこんなに強いのかどこで訓練したのか等々疑問は尽きないが、なにしろ遠い未来の話。現代からは窺い知れない。
クローンばかりの人間臭さのない、激しい戦いのわりには意外に静かな世界の創造に85点。

アサルト13要塞警察
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/24 21:03 メッセージ: 2180
これは さんの に対する返信です
映画そのものは無難にまとまった娯楽作品。可かもなく不可もなくと言ったところか。警察幹部が自らの犯罪を隠すため自ら警察署を攻撃するという筋立てはアメリカ映画によくありそうな構図だ。
警官ローニック(イーサン・ホーク)が部下を死なせたトラウマに苦しめられており、それをこの事件で克服して立ち直るというのもよくある設定。囚人を助っ人に銃撃戦を展開し、さて戦いが終わった後はどうなるのか、というところがミソか。
デトロイト市警13分署はいかに老朽化しているとは言え市中にあるはず。そこでこんな派手な銃撃戦をやって周囲の人家が気がつかぬはずは無い。この辺が限界だが、一種の密室内極限状況下でのドラマと捉えれば、登場人物の心理も面白みが感じられるかも。
ローレンス・フィッシュバーンが要所を決めて80点。

県庁の星
投稿者:qDVDp
2006/ 2/25 18:56 メッセージ: 2181
これは ryuji2046 さんの 2180 に対する返信です
ryujiさん、すごい勢いですこと。
「イーオン・フラックス」ネタバレなら観てからにさせていただきますね。

織田裕二はみんなの味方という役柄がよく似合う。
予告編の期待にも応えてくれて涙ウルウル状態でした。
常日頃、役人に泣かされている小市民にとってすっきり爽快!清涼感たっぷりです。
スーパーだけの改革に終わっちゃって、不完全燃焼になりつつも柴崎コウに免じて良しとします。
でもなぁ、あの知事はわかりません???まぁ、確かに甘くないけど・・・
あっ、これもネタバレかも。
★★★★☆

ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女
投稿者:romanticcosmos
2006/ 2/26 14:21 メッセージ: 2182
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
昨夜「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」を観てきました。
(ちょっとネタばれあり)
原作を知らないまま見たのですが、話が飛んで飛んでよくわからない。(かなり話をはしょってる?)
とりあえずの大筋はわかりますが。

あとCG、合成はうまいのは当たり前ですが、でも明らかに合成と分かる箇所や、CGの描き方に甘い箇所がありました。(まっ、それはいいか。ご愛嬌!)
最後の終わり方もあまりにあっけない。
次に続きそうなエンディングでしたが、次作に期待でしょうか。
辛口のコメントばかりですが、映像は綺麗だし、子役もそれなりにうまく演技している。魔女もはまっているし、フォーンのタムナスさんが良かったですね!
映画に詳しくないので素人の感想文になってしまいましたが、家族で見るにはとても楽しい映画です。

ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女
投稿者:qDVDp
2006/ 2/27 17:15 メッセージ: 2183
これは romanticcosmos さんの 2182 に対する返信です
 CGの発達なくして映像化は、ほとんど不可能だったでしょう。
動物キャラの存在感が真に迫っていて、紛れもなく命が吹き込まれています。
ライオン、ビーバー、狼、狐などその動きには違和感なく、驚嘆のSFX技術です。
永く動物を描いてきたディズニーならではの偉業かも知れません。
子供ならずとも衣装タンスの奥には、ナルニアの世界がきっとあるんだと信じきってしまいそう。
お話は終わっちゃった様だけどまだ続くんですね、また魅力ある動物に会えるのかも。
★★★★

ダイヤモンド・イン・パラダイス
投稿者:ryuji2046
2006/ 2/27 20:57 メッセージ: 2184
これは さんの に対する返信です
「アサルト13」がB級娯楽映画だとすれば、この映画は優雅なバハマの舞台と華麗なストーリー、サルマ・ハエックの美形などでA級作品というべきなのだろう。
この映画に人生の真実があるわけではないからリラックスして楽しめばいいのだが、主人公マックス(ピアース・ブロスナン)のワーク・ホリックぶりがちと気にかかる。
引退を決めても特に他に趣味があるわけでもなく仕事が気になって仕方がない。ちょっとしたきっかけでやはり仕事に戻ってしまう。仕事にしか生き甲斐が感じられない日本のサラリーマンを思い出してしまう。最後に本当に引退を決意したときには、長年一緒にやってきたパートナーに愛想を着かされてしまうのも、この頃の日本の風潮に似ているではないか。
そういえば、変にしつっこい割には現場で仕事をやっているのか遊んでいるのか分からない、アホなFBI捜査官スタン(ウディ・ハレルソン)は日本の役人に似ている。協力してアリバイを作るのは官製談合だ。この映画では最後にしっぺ返しを喰うのだが、日本の官も天下りOBも最後には相応の報いを受けることを祈るのみだ。
華やかさは映画の原点で85点。

県庁の星
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/ 1 13:30 メッセージ: 2185
これは さんの に対する返信です
目的を一にした仕事をやって達成感を共有する。独りで思いつめていたことが相手の思いでもあることを知って驚く。このような時、両者の間にアドレナリンが共振して奔流する。映像世界に入り込んでいる観客はそのとき涙腺を突然刺激されるのだ。
この映画ではこんな場面が何度かあった。しかしそれも物語りの結末が台無しにしてしまった。県庁の最高権力者である知事が野村の意見を聞いてくれたかに思えたが、「前向きに検討する」という言葉の遊びで反故にしてしまうのである。悪辣な議長の圧力に屈したとも思えるが明らかに裏切りである。野村への裏切りだけでなく観客への裏切りでもある。
現実はこんなもんだよと言いたいのだろうが、黄門様の印籠が役立たずでは不満が残る。古来演劇とは観客にカタルシスをもたらすものであって、シンデレラ・ボーイだって最後に勝利を得たから皆が拍手をしたのである。それをエスプレッソを百円にしただけで幕引きを図るとは永田議員の入院みたいではないか。エリート臭が鼻についていたとは言え、サラリーマン生命を賭けて立ち上がった野村への仕打ちとしては酷すぎる。
野村といえば「ノムさん呑むか」などと言われて脂下がっていたのが変身するのであるが、野村役の織田祐二、この映画で議長の言う通り「ステップ・アップ」したようだ。

Re: 県庁の星
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/ 1 19:54 メッセージ: 2186
これは ryuji2046 さんの 2185 に対する返信です
「シンデレラ・ボーイ」は「シンデレラマン」の間違いです。指摘される前に訂正しておきます。

Re: 県庁の星
投稿者:qDVDp
2006/ 3/ 2 13:22 メッセージ: 2187
これは ryuji2046 さんの 2185 に対する返信です
 邦画のつまらないところは、敢えてハッピーエンドにしないところですね。
島国で奥ゆかしい国民性がそうしているのかも知れませんが、
もっと大らかに構えてもらってもいいと思います。
どっちみちお芝居だし、変に生真面目にやってもらってもね。
ナルニアが映像化なったんなら桃太郎もやれそうじゃない。
もっと破天荒な映画つくりをして欲しい、さもないとまた客離れを起こしそう。

クラッシュ
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/ 2 21:20 メッセージ: 2188
これは qDVDp さんの 2187 に対する返信です
おっしゃる通りですね。ところで「クラッシュ」を観てきました。アカデミー候補にもなっているということですが・・・・・・・

例えば店舗の鍵を直すよう依頼された黒人の修理工。鍵ではなくドアを替えないとダメだと言う。これを聞いて店主のペルシャ人は言い訳をしないで仕事をしろと怒る。修理工は直せないものは直せないと開き直る。どうしてダメなのかなぜ一緒に見てみようとしないのか。相手の言うことを聞こうとしないのか。あるいは相手に分かってもらうよう説明しようとしないのか。こんな出来事が次々語られる。不信と誹謗だけのなんと愚かな人間ばかりなのか。
LAの話で色々な人種が出て来て互いに反目し馬鹿にし合っている。人種差別の映画ではない。愚かな人間の話なのだ。こんな映画に付き合うのはいやだなと思っていたら、後半から調子が変わってくる。
人種差別主義者の刑事は転倒した車から黒人女を救い出す。高慢な検事の妻は階段から転げ落ち、嫌っていた家政婦に助けられて感謝する。ペルシャ人は修理工の幼い娘を撃ち損ねて改心する。
しかし、黒人刑事グラハム(主役・ドン・チードル)は母親から理不尽な叱責を受け、若い正義感に富む警官は謝って黒人(実はグラハムの弟)を射殺してしまう。何かの報いなのか、不条理の極みか。
話はもっと入り組んでいるが、猜疑心と相手を責めるばかりのささくれ立った心が、一呼吸おいて自分に問い直してみる余裕を持つ事によって少しだけ平穏になる。こんなことを言っている映画です。
終わりに”Maybe tomorrow, (I’l) find my way”という音楽が流れる。
100点満点で90点でした。

六ヶ所村ラプソディー、多摩で上映
投稿者:ev_tama
2006/ 3/ 3 16:37 メッセージ: 2189
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
鎌仲ひとみ監督の新作ドキュメンタリー映画『六ヶ所村ラプソディー』が遂に完成しました。
2004年4月から六ヶ所村を中心に取材を開始、昨年10月のイギリスロケを挟み、33ヶ月に渡る撮影も昨年12月には無事クランクアップ。平行して行われていた編集作業をこの2月に終え、最後に音楽とナレーションを入れ完成しました。
完成直後の話題作「六ヶ所村ラプソディー」を鎌仲ひとみ監督自身のトークとあわせて特別上映します。

『六ヶ所村ラプソディー』あらすじ
2004年、六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成した。この工場の風下には豊かな農業地帯が広がっている。菊川さんは12年前からチューリップ祭りを開催し、再処理計画に反対し、くらしに根ざした運動を実践している。
隣接した村々で農業を営む人々、特に有機や無農薬で安心、安全な作物を作ってきた農家もまたこの計画を止めたいと活動している。一方、六ヶ所村の漁村、泊では職を失った漁師の雇用問題が深刻だ。村はすでに再処理を受け入れ、経済的にも雇用の面でも必要だという考えが行き渡っている。
2005年、イギリスの再処理工場で事故が起きた。取材で見えてきたのは事故の影響よりも、44年間日常的に放出されてきた放射性物質の行方だった。
圧倒的な力と経済力に、普通の人々はどうやって立ち向かっていけばいいのだろうか。その取り組みを、人々の営みをそしてそれぞれの選択を見つめてゆく。

2006 EARTH VISION 多摩〜自然との共生〜
第14回地球環境映像祭 特別上映会
特別招待作品「六ヶ所村ラプソディー」
3月21日(火・祝)  パルテノン多摩
http://taenoha.com/ev

ウォーク・ザ・ライン
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/ 3 23:50 メッセージ: 2190
これは さんの に対する返信です
ジェイミー・フォックスのレイ・チャールズ、ケヴィン・スペイシーのボビー・ダーリンに続く今回はホアキン・フェニックスのジョニー・キャッシュの一代記。リース・ウィザースプーンのジューン・カーターというおまけまで付いています。
ケヴィン・スペイシーの歌唱力も凄かったが、ホアキン・フェニックスの歌もいい。リース・ウィザースプーンの甲高いキーキー声も魅力的な歌になっている(実はエンドロールで聞こえてくる本物のほうがずっといい。ジューン・カーターの本物はもっとキーキー声だ)。激烈な競争社会を生き抜くハリウッド・スターの努力には驚嘆します。日本の役者でここまでできるのが居るだろうか。
歌だけではない。泣き顔のリース・ウィザースプーンは「キューティ・ブロンド」の面影がない。三つ口ホアキンも「炎のメモリアル」や「ヴィレッジ」と比べると相当減量した後が見られる。努力は報われています。
五十年代は僕が高校生の頃。雑誌やその頃の映画で見た髪型やファッションが懐かしい。台所用品やちょっとした小道具も日本人が憧れたアイテムだ。黒いシャツも流行った。歌も無論懐かしいが、今聴いてみると曲と詩のマッチングがいいのに驚く。「ボビー・ダーリン」でも感じたが英語そのものの音楽性が引き出されているのだ。
いい映画には常に二つの特徴がある。一つは最初の五分間で観客を引き込むこと。二つめは、見終わった後で主役が演じた人物が好きになること。この映画は両方ある。特に導入部の回転鋸を指で撫でるシーン。これから始まる物語の危うい成り行きを予兆しています。また、映画を観た後ジョニー・キャッシュやジューン・カーターを好きになる人は多いだろう(生き方が個性的だから生理的に合わない人はダメ)。この二人の魅力は実在の力です。現実に流した涙は創作を凌ぐのだ。
親父は憎らしいが兄のジャックは本当に可愛かった。で九十五点。

アカデミー賞
投稿者:qDVDp
2006/ 3/ 6 13:46 メッセージ: 2191
これは さんの に対する返信です
日本アカデミー、小雪は可愛そうだったけど三丁目が総ナメして良かったと思います。
まさかの山崎貴監督、意外な小百合様、結構サプライズでした。

ラジーは、最低主演男優トム・クルーズ「宇宙戦争」は免れたみたい。
受賞した「ダーティ・ラブ」は、それを上回る?
誰も来なかったって、おもしろいねぇ。

アカデミーは「クラッシュ」で番狂わせ、アン・リー監督とはスゴイ!

http://event.movies.yahoo.co.jp/academy_awards/2006/

Re: ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/ 7 21:41 メッセージ: 2192
これは qDVDp さんの 2183 に対する返信です
孫娘と一緒に観に行きましたが、私は全く違った観点から観てしまいました・・・・・・・・・

「ロード・オブ・ザ・リング」はドワフである主人公が苦難の果てに使命を達成して帰郷しその過程で大きく成長する、という成長譚であったから大人の鑑賞にも堪えた。ところがこの物語ではアダムとイブの息子と娘であるという理由だけで王位が用意される。しかも大した努力もなしに敵に勝つ。
動物たちの国(異国)にズカズカと乗り込んで征服し、当然のように彼らを支配する選良意識が堪らない。植民地人を搾取しても恥じず、東南アジアの人々を見て「猿の惑星」を思いつく西洋人の高慢さが作り出したファンタジーである。
幼児向けのおとぎ話に意図的に悪意を感じ過ぎるなと言う莫れ。こんな話を子供のときから聞かされて育つから平気でアフリカや、アラブやアジアで戦闘を繰り広げ恬として恥じないのである。この映画でも子ども四人がすぐ戦争である。解決の手段としての戦争に何のためらいもない。
四人の子役は下の女の子を除いてみんな下手である。物語の運びもスローで大人の鑑賞に堪えない。大人だけでなく一緒に行った孫娘も欠伸ばかりだった。

シリアナ
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/ 8 12:45 メッセージ: 2193
これは さんの に対する返信です
ロバート・ベア著「CIAは何をしていた ”SEE NO EVIL”」を原作というより、これにヒントを得て創作されたフィクション。
観終わった後でも「シリアナ”SYRIANA”」という言葉の意味が分からない。プログラム(買うのは多分一年ぶりくらいか)を買って読んでみる。これには「シリアとイラクとイランを足した造語。ワシントンのシンクタンクの業界用語で、アメリカの利益にかなう中東の新しい国」とある。後で「CIAは何をしていた」を読んでみると、訳者注で「米国にとってきわめて危険な中東地域をさすCIAの用語」とある。ま、どちらも同じようなものか。
この映画はいくつかの話が同時進行する群像劇だが、切れ切れに挿入される個々のエピソードが忙しい。その上例えば、ベイルートもテヘランも違いが分からない観客にはストーリーがなかなか一本につながらない。この二つの都市には文化的にも景観的にも北京とソウルほどの違いがあるのだろう。要するに理解を複雑にしている一因には日本人の中東知らずがあるのだ。
西洋文明から言うと中東は自分の庭みたいなものだ。しかしアラビア文化には無理解である。特にアメリカ人は。だから石油の利権絡みとは言えこんな陰謀を平気で画するのだろう。実際、もし中東がキリスト教国であったらどうなっていたかと想像することは問題解決に有効かも知れない。
この映画はフィクションであるが、できるだけ事実をそのままの形で描き出し問題を提示しようとする論文のようなものだ。その意味で脚本が命である。観た後で現実を理解する視点が変われば成功だろう。その上に主要な登場人物のそれぞれの内面にも表現の努力が及んでいるところが作品に深みを与えている。
末端で過酷に使い捨てされるCIA工作員ボブ・バーンズ(ジョージ・クルーニー)がリアルに感じ(本当の諜報員に会ったことがないので飽くまで「感じ」)られる。リアルと言えばキリーン社の代表(クリス・クーパー)が野心的なビジネスマンとして非常にリアルだ。他の役者も演技巧者ぞろいでこの映画の成功のもう一つの要因になっている。
自爆テロを実行するワシームもいい。自爆テロは日本の特攻隊と同じだと常々感じていたが、やはりそうだというのがこの映画を観ると分かる。特攻隊とは違う(特攻隊と一緒にするとはとんでもない)との識者のコメントをある雑誌で見たが、それも日本流の偏見だ。
元CIA工作員のスタン(ウイリアム・ハート)はボブに何と囁いたのか。ボブはナシール王子に何と言いに行こうとしたのか。爆殺したCIAの幹部はボブが王子の許に行くことを知っていたのか。この最後の謎を解いたという自信はない。
ジョージ・クルーニーもマット・デイモンも殆ど手弁当で出演したそうだから、知的な雰囲気に浸る快感(スノビズム)を刺激するものとして、ハリウッドのもう一つの側面を代表する作品だろう。

力道山
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/ 8 13:03 メッセージ: 2194
これは さんの に対する返信です
僕らが少年のとき、力道山は全ての日本人の最大の英雄だった。そのピークは実は数年であったが、あまりにも突出していたため、黒タイツ姿で手を上げて笑った顔は今でも強烈に記憶に残っている。だからこの映画の最初でソル・ギョングを見たときは「あっ、違う」と思った。その違和感は残念ながら最後まで残った。

力道山が実は韓国の人だということが語られるようになったのは、死後2〜3年してからだと思う。どこからともなくそんな話が雑誌の端などに載るようになって、やがて何冊かの本が出た。そういった本で読んだ力道山の実像(と言われるもの)と比べると、この映画の力道山は随分と暗い。

木村戦や東富士とのタッグ、時折行きつけの焼肉屋へお忍びで行って元気を回復していたと言ったエピソードなどは上手く処理されている。しかし、肝心の家庭が違う。赤坂のリキ・アパートは有名だし、再婚もしたし、子どもが好きで息子達と遊ぶ写真もよく見た。また、交友関係も芸能人、スポーツ関係、政界と大変派手で、この映画のようにいつも一人で悩んでいる、というイメージとは大分違う。酒と女と金にももっと汚かったのかも知れない。

韓国製のこの映画では韓国人(というより朝鮮人)としての力道山の側面に徹底的にこだわっている。弟子も大木金太郎だけが破格に取り上げられている。力道山の内面など誰にも分かりはしないのだが、朝鮮人という面から見ると、コンプレックスを撥ね返すために突っ張って突っ張って突っ張ってそしてあざとく生きて、日本人なのか朝鮮人なのか分からないままに、最後は一人で死んで行ったという人間像になるのかも知れない。

しかし改めてやはり力道山は日本人の英雄だったと思う多くの日本人にとって、内面を見つめたこのような映画が日本人の手で作られなかったことは残念だろう。

しかし、とまた思う。そのように思うのは本当の力道山を現実の英雄として見ていた世代だけであって、若い世代(と言ってももう50代だろうが)はそれ程の思い込みもないのかも知れない。

ソル・ギョングの日本語も途中から気にならなくなる。演技は感動ものだ。50年代、60年代の東京も見事に映像化されている。一方日本人出演者はミスキャスト。特に藤竜也と荻原聖人。藤は蚊トンボの好々爺で黒幕の怖さが出ていない。始終泣き顔の荻原は荒くれ男の集団をマネージする強さが全くない。

この映画の捉え方は複雑だ。それほど力道山という対象が大きすぎるのだ。


投稿者:
 メッセージ: 2195
これは さんの に対する返信です

日本国憲法
投稿者:qDVDp
2006/ 3/10 16:53 メッセージ: 2196
これは さんの に対する返信です
 「力道山」とか「クラッシュ」とか観たいのですが、
イベントが近くなってなかなか行けませぬ。

昨年7月、渋谷ユーロスペース公開したのをようやく観ました。
世界から見た私たちの憲法がよく見えました。
「すべての戦争は自衛の名の下で行われている」
「憲法改正問題を国内問題にしたらダメ」
「第9条はアジア諸国に対する謝罪だった」
「神が人類に贈ってくれた宝物のよう」
多くの警鐘の言葉は、改めて考えさせられました。
自衛隊イラク派兵も派遣と報道するマスメディアの自主規制。
また、愛国心の植え付けを狙う教育基本法とか、きな臭くなってきた。
平和を愛する声をもっともっとあげなければ。

エミリー・ローズ
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/14 10:59 メッセージ: 2197
これは qDVDp さんの 2196 に対する返信です
原題 ”The exorcism of Emily Rose” の通りエミリー・ローズに取り憑いた悪魔祓いの物語。おどろおどろしい前宣伝を見て「エクソシスト」のようなホラー映画と誤解して観ると肩透かしを食う。内容は真面目な法廷劇。ストーリ展開も地味で、驚くような恐怖場面は殆どない。

エミリーが念願の大学入学を果たし寮に入るが、そこで精神に変調を来たす。田舎の家族は悪魔に憑かれたと考えて、近代医療より教区のムーア神父の悪魔祓いに助けを求める。ここで、エミリー本人も自分が悪魔に取り憑かれたと考えるところがポイントである。悪魔祓いの現場では家族だけでなく、大学のボーイフレンドや近くの医者も同席し、周り全体が集団ヒステリーのようになっているのが不気味だ。

悪魔祓いは失敗しエミリーは死ぬ。ムーア神父は過失致死罪で裁判にかけられる。法廷に生前のエミリーの録音テープが証拠として出される。ここで重要なのは「人々は神は死んだと言う。しかし邪悪なものに取り憑かれた私をみれば、そんな事は言えないだろう」という部分だ。つまり悪魔がいれば神がいる証拠になると言う訳だが、ここに善と悪の二元論にドップリ浸かったキリスト教の「偏見」を見る。

ムーア神父は終始落ち着いて物言いも断定的。オカルト教祖もかくやと思われる自信ぶりだ。アメリカで起きた実話だというが、日本でも狐憑きの話はつい最近まであった。この映画で一番怖いのはエミリーの家族とそれに支えられたムーア神父だ。日本の狐憑きでも(あるいは最近話題になった一夫多妻グループも)マインド・コントロールされた集団心理が一番怖い。

この心理は弁護士エリンも巻き込んで法廷戦術を変えて行く。彼女の最終弁論「真実は何かは分からない。しかし可能性は、と問われれば絶対ノーとは言えないだろう。その中で唯一の真実はムーア神父のエミリーへの愛情だ」という論理はさすがに凄い。結局これが陪審員の心を打つのだが、単純に言えば「良かれと思ってやったのだから許してやって」という論理でもある。現代医療を重んずる近代的な法判断からはダメが出るだろが、陪審員の情に訴える戦術が有効なアメリカでの裁判ならではの展開だろう。

この映画はキリスト教あるいは広く宗教全般を論ずるのに格好の題材だ。それだけでなく、キリスト教右派にリードされた今のアメリカが、世界でどう振舞っているのかを考えるにもヒントを与えていると思う。

鎌仲ひとみ監督がFMたま電話生出演
投稿者:ev_tama
2006/ 3/15 15:25 メッセージ: 2198
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
この3月ドキュメンタリー映画「六ケ所村ラプソディー」を完成させた
鎌仲ひとみ監督が明日3/16のFM多摩に電話生出演。
14:35〜14:45の「G-WIND LIVE COOL SIDE」たまレポコーナー

http://www.fmtama.co.jp/


三多摩初公開、監督自身のトークと上映会まであと6日!

2006 EARTH VISION 多摩〜自然との共生〜
第14回地球環境映像祭 特別上映会
特別招待作品「六ヶ所村ラプソディー」
3月21日(火・祝)  パルテノン多摩
http://taenoha.com/ev

ブロークバック・マウンテン
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/16 13:17 メッセージ: 2199
これは さんの に対する返信です
 若い二人のカーボーイがブロークバック・マウンテンで働く姿が美しい。うつむき加減でぼそぼそと語り合う姿が絵になっている。二人の性格分けもきちんとされているし、二十年間の内面や外見の変化も無理なく理解できる。脚本がいいのだと思うが全体の構成も緻密に計算されていて最後まで緊張が続く。

 お互いにホモだと分からない当初の会話。四年ぶりの出会いで待ちきれないイニスのそぶり。二人で山に出かけるときのいそいそとした準備。娘の忘れていった服の匂いをふと嗅ぐ仕種、等々、細かい表現も丁寧に処理されているし二人の演技も上手い。

 なんと言っても牧童やキャンプや乗馬や川遊びなどの自然の中の肉体の動きがいい。ブロークバック・マウンテンに来るたびに街のせちがらさや見過ぎ世過ぎの日常から自由になれて、若かった頃の気楽さと熱情の迸りを思い出すのだ。

 ホモの話ではなく普遍的な愛の物語として見てもいい。(インターネットの投稿を見ると)こういうロマンティックなファンタジーとしての見方は若い女性に多い。ゲイではなく異性との愛として見ると「失楽園」の世界に近くなる。

 最後に家族を捨て(捨てられて?)たった一人になったイニスが、死んだジャックの服を抱いて「永遠に一緒だ」と呟く姿は普遍的な人の真実を垣間見る瞬間であり涙がでるところだ。イニスがトレーラー・ハウスに住む貧困の中にあり、一切の富と虚飾から離れてなお、最後の拠りどころとしてジャックの面影を偲ぶところに作者の万感の思いが託されているのだろう。

 映画は(もちろん波乱万丈の興奮とサスペンスに富んだ展開はないが)一個の作品として非の打ち所のない出来になっている。しかし、しかし、しかし、である。

 僕には生理的に越えられない一線がある。ホモというのがどうしても理解できないのだ。三島由紀夫と一時付き合いがあったということで有名になった福島次郎の小説を読むと、若い女性が熱をあげるいい男とホモが渇望するタイプは全く違うらしい。本当のホモは「ブス、チビ、デブ」が好きだという。特にデブの下っ腹の肥えた膨らみのあたりがたまらないのだと言う。セックスであるから性的な欲望であり、愛に昇華しようと純愛と呼ぼうとそれと切り離すことはできない。

 この映画が仮に純愛を描いているとしても性的欲望のいやらしい面も見せている。いやらしい面が逆に異性愛では美しく感じられる。同性愛でもやはり美しく感じられるところがあるのか。それが問題だ。これは生理的な問題である。あなたは、男同士が激しく接吻する場面を見て美しいと感じて感動しますか。

 監督のアン・リーは台湾人である。以前ホモの台湾人を主人公にした映画(「ウェディング・バンケット」)を作ったこともある。昔、アン・リー作品ではないが台湾で濃厚なホモの映画を観たこともある。「ブエノスアイレス」もよくできた映画だったが、一体に中国文化にはホモに対する強い耐性があるのかも知れない。

 インターネットの投稿に「この二人はどうやって役作りをしたのか。大変だったろう」という感想があったが、全くその通りだ。この映画を諸手をあげて賞賛するのを一瞬躊躇ってしまう理由はそこにある。


投稿者:
 メッセージ: 2200
これは さんの に対する返信です

「六ケ所村ラプソディー」上映会あと3日!
投稿者:ev_tama
2006/ 3/18 11:41 メッセージ: 2201
これは ev_tama さんの 2198 に対する返信です
六ヶ所村に何が起きているのでしょう。
圧倒的な力と経済力に、普通の人々はどうやって立ち向かっていけばいいのでしょう。

3/17“核燃映画”「六ケ所村ラプソディー」を青森県で試写会
3/15六ケ所村の核燃再処理工場のアクティブ試験中止を求める要望書
3/14県弁護士会も反対
3/12青森で集会、韓国学者が危険指摘
3/11青森県が核燃試運転同意へ
3/11<核燃再処理工場>最終試験に同意へ 青森県知事
3/11六ヶ所村・再処理工場、4月上旬にも最終試運転を了承
3/11県、原燃へ文書で申し入れ、漁業関係者への総合試験説明
3/10再度の県民説明会、また時間切れ、県民説明会で激論
3/9放射線専門家、きょう説明会出席
3/5三村知事が反核燃団体などから意見聴取
3/4試運転中止と県民投票要望 核燃再処理で反核燃団体
3/4東通原発:漁業補償 泊漁協と初交渉委−−東京・東北の両電力
2/22環境汚染や事故を懸念 再処理試運転で青森全員協
2/21青森県に「風評被害」申請 ウラン試験でコメ売れず
2/21再処理試運転計画を了承 原子力安全委

三多摩初公開、鎌仲ひとみ監督自身のトークと上映会まであと3日!
2006 EARTH VISION 多摩〜自然との共生〜
第14回地球環境映像祭 特別上映会
特別招待作品「六ヶ所村ラプソディー」
3月21日(火・祝)  パルテノン多摩
http://taenoha.com/ev
上映会ブログも毎日更新中。
http://ameblo.jp/ev-tama/

南極物語
投稿者:romanticcosmos
2006/ 3/21 16:06 メッセージ: 2202
これは さんの に対する返信です
ワーナーマイカル多摩センターに見てきました。
「南極物語」のハリウッド版リメイクを見てきました。
日本版および実話はおいといて、アメリカのお話としてみれば楽しめるかな。
実話とは逆に生き残れなかったのは○○匹。生き残った犬は○○○○○○匹。(詳細は映画を見てのお楽しみ)
ちょっと違和感もありましたが、ディズニーだからそれもいいかと。
アメリカは見事に感動の話をすばらしき映画に作り替えましたね。
それにしても犬の名演技には脱帽です。

Re: 南極物語
投稿者:qDVDp
2006/ 3/22 16:09 メッセージ: 2203
これは romanticcosmos さんの 2202 に対する返信です
テレビで再放映されていた日本版に見とれました。
何度もみているのでタロー、ジローをちょっと見るだけのつもりでしたが、
結局、その健気さについつい最後まで見ちゃった。
動物モンは心を打たれます。

イベントも昨日、大盛況で終わりましたので溜まっている映画を
「南極物語」はじめ片っ端から観たい。

SPIRIT
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/23 8:59 メッセージ: 2204
これは さんの に対する返信です
 19世紀末から20世紀初頭にかけての中国(天津)の街並みや堂々たる料亭の風景がエキゾチックでどこか懐かしさを覚える。豪華な中国料理もまだ微かに残る中華帝国の華やかさを見せている。こういう視点から見てもこの映画は一見の価値がある。
 ジェット・リー(伝説的武術家フォ・ユァンジア)の格闘技が美しい。この手の中国武術は本当に強いのかどうか分からないが、格闘の姿を一種の踊りだと思って見ると大層華やかでスピード感溢れる舞になっている。ジェット・リーの動きに比べると残念ながら中村獅童の立ち回りは足腰がふらついてまだまだ未熟だ。日本刀もバットのように振り回している。「ラスト・サムライ」で徹底的に日本の「剣道」にこだわった真田広之の華麗な動きには敵わない。
 ストーリーは単純。ジェット・リーと中村獅童以外の共演者の演技の上手い下手は問わない方がいい。この映画は飽くまでもジェット・リーの武闘の華麗さを、手を変え品を変え見せる映画なのだ。
 中村獅童の扱いはフェアーである。一昔前の、日本人といえば必ず悪人一辺倒に描かれていた悪弊は今やない。国際映画としてグローバルな市場を相手にしようとする姿勢が、バランスの取れた良質な作品を生んでいるのだろう。
 例えば、「猫爪だな」「いや虎爪だ」などと言った香港映画特有のユーモアのサービスもあり、楽しいエンターテインメント映画になっている。
 100点満点で75点。

イーオン・フラックス
投稿者:qDVDp
2006/ 3/24 15:39 メッセージ: 2205
これは ryuji2046 さんの 2179 に対する返信です
目を見張る躍動感と肢体の美しさだけでも価値ありました。
「マトリックス・リローデッド」の冒頭、バイクで突入するトリニティーのような格好良さ連続技がたまりません。
くの一もありでしょうが、あんな完全無欠なプロポーションには到底叶わない。
武器、仕掛け、小道具類も凝ってるし、なんといってもデザインが洗練されている。
お話はともかく視覚的には最高。
★★★★

Re: イーオン・フラックス
投稿者:ryuji2046
2006/ 3/24 16:08 メッセージ: 2206
これは qDVDp さんの 2205 に対する返信です
4月の始めまで2週間ほどまた台湾に行ってきます。日本での映画はしばらくお預けですが、向こうで変わった映画があれば是非また見てきたいと思っています。

花そう会準備
投稿者:qDVDp
2006/ 3/25 13:16 メッセージ: 2207
これは ryuji2046 さんの 2206 に対する返信です
 4月上旬に毎年恒例の花そう会を開催予定です。
帰られる頃になりそうですので、是非参加して下さいね。
中国では鳥インフルエンザが流行っているそうですからお気をつけて。
映画土産話を楽しみに。

花そう会開催
投稿者:qDVDp
2006/ 3/26 14:03 メッセージ: 2208
これは qDVDp さんの 2207 に対する返信です
恒例のお花見話そう会を開催します。

:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:*~*:._.:*~*:
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
     花そう会開催します。みなさん参加して!
         ( ^_^)/□☆□\(^_^ )
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

4月9日(日)午後1時多摩センター三越スターバックス前集合

イトーヨーカドーで飲食物仕込んで、
場所:中央公園(パルテノン4階裏手)お池周辺に青シートを広げます。
基本的にサクラの下を目指します。(散ってるかも?)
雨天の場合、近くのサイゼリア辺りの屋内を探します。

●映画もろもろ雑多話! ●友人ご家族同伴OK!

●お花見場所の地図はここ →
http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi3212531060326132737

●飲み物込みで2000円くらいの予算で。(飲まない方は1000円くらい)

人数分を当日仕込みますので、事前に予約してください。
4時くらいまでの予定ですが、途中参加もご連絡ください。

初めての方も大歓迎です。
話題の映画はこのトピを参考にしてください。
もちろん、取り上げられなかった映画も語ってください。

連絡先は〈たえのは〉まで
office@taenoha.com

たえのは:ひと・まち・えいが
http://taenoha.com/

シリアナ
投稿者:qDVDp
2006/ 3/28 16:12 メッセージ: 2209
これは ryuji2046 さんの 2193 に対する返信です
 「トラフィック」の二番煎じかとも思えますが、
さすがにタブーと称される石油争奪暗部だけに重い。
でも何がなんだかわからない登場人物多い群像劇の乱暴さもあり、
前もって原作は読む程度の知識は必要だった。
謎解きするためにこれから読んで少しでも理解したい。
世界の内幕に驚いているうちに終わってしまいました。
★★★★

:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:*~*:._.:*~*:
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
     花そう会開催します。みなさん参加して!
         ( ^_^)/□☆□\(^_^ )
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

4月9日(日)午後1時多摩センター三越スターバックス前集合

イトーヨーカドーで飲食物仕込んで、
場所:中央公園(パルテノン4階裏手)お池周辺に青シートを広げます。
基本的にサクラの下を目指します。(散ってるかも?)
雨天の場合、近くのサイゼリア辺りの屋内を探します。

●映画もろもろ雑多話! ●友人ご家族同伴OK!

●お花見場所の地図はここ →
http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi3212531060326132737

●飲み物込みで2000円くらいの予算で。(飲まない方は1000円くらい)

人数分を当日仕込みますので、事前に予約してください。
4時くらいまでの予定ですが、途中参加もご連絡ください。

初めての方も大歓迎です。
話題の映画はこのトピを参考にしてください。
もちろん、取り上げられなかった映画も語ってください。

連絡先は〈たえのは〉まで
office@taenoha.com

たえのは:ひと・まち・えいが
http://taenoha.com/

エミリー・ローズ
投稿者:qDVDp
2006/ 3/30 15:25 メッセージ: 2210
これは ryuji2046 さんの 2197 に対する返信です
 どこか「ジャンヌダルク」をみるような神がかったお話。
実話だし、裁判もあって、お墓も有名らしいから疑う余地もなさそう。
なら、あの名作「エクソシスト」もあながちホラーではなかった。
でもなぁ、デビルとか、マリアが現れるというのはどうしても信じがたい。
有能な女性弁護士の苦悩や裁かれる善良な神父、また賢明な審判をくだす
法廷を息ずまる展開で描いてくれる。
★★★★☆

:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:*~*:._.:*~*:
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
     花そう会開催します。みなさん参加して!
         ( ^_^)/□☆□\(^_^ )
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

4月9日(日)午後1時多摩センター三越スターバックス前集合

イトーヨーカドーで飲食物仕込んで、
場所:中央公園(パルテノン4階裏手)お池周辺に青シートを広げます。
基本的にサクラの下を目指します。(散ってるかも?)
雨天の場合、近くのサイゼリア辺りの屋内を探します。

●映画もろもろ雑多話! ●友人ご家族同伴OK!

●お花見場所の地図はここ →
http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi3212531060326132737

●飲み物込みで2000円くらいの予算で。(飲まない方は1000円くらい)

人数分を当日仕込みますので、事前に予約してください。
4時くらいまでの予定ですが、途中参加もご連絡ください。

初めての方も大歓迎です。
話題の映画はこのトピを参考にしてください。
もちろん、取り上げられなかった映画も語ってください。

連絡先は〈たえのは〉まで
office@taenoha.com

たえのは:ひと・まち・えいが
http://taenoha.com/

南極物語
投稿者:qDVDp
2006/ 3/31 18:39 メッセージ: 2211
これは romanticcosmos さんの 2202 に対する返信です
 動物愛護から多くの自然界の厳しさが甘くなった。
それはそれでいいと思うのですが、悲壮感漂う前作からはほど遠い感動に。
犬たちにそれぞれ性格を持たせて芝居させるのは、動物を扱い慣れたディズニーの本領発揮でしょう。
ナレータなしで表現できるのは彼等の演技あってこそですが、それがかえってわざとらしくなってしまった。
もっとも、物語となっているから実話ではなくお芝居ですもんね。
★★★


:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:*~*:._.:*~*:
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
     花そう会開催します。みなさん参加して!
         ( ^_^)/□☆□\(^_^ )
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

4月9日(日)午後1時多摩センター三越スターバックス前集合

イトーヨーカドーで飲食物仕込んで、
場所:中央公園(パルテノン4階裏手)お池周辺に青シートを広げます。
基本的にサクラの下を目指します。(散ってるかも?)
雨天の場合、近くのサイゼリア辺りの屋内を探します。

●映画もろもろ雑多話! ●友人ご家族同伴OK!

●お花見場所の地図はここ →
http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi3212531060326132737

●飲み物込みで2000円くらいの予算で。(飲まない方は1000円くらい)

人数分を当日仕込みますので、事前に予約してください。
4時くらいまでの予定ですが、途中参加もご連絡ください。

初めての方も大歓迎です。
話題の映画はこのトピを参考にしてください。
もちろん、取り上げられなかった映画も語ってください。

連絡先は〈たえのは〉まで
office@taenoha.com

たえのは:ひと・まち・えいが
http://taenoha.com/

インサイド・マン
投稿者:ryuji2046
2006/ 4/ 2 23:10 メッセージ: 2212
これは さんの に対する返信です
「Inside Man」台北で観ました。監督は「マルコムX」のスパイク・リー。出演はデンゼル・ワシントン、「キング・アーサー」「クローサー」のクライヴ・オーウェン、ジョディ・フォスター、「プラトーン」「スパイダーマン」のウィレム・デフォー等豪華なキャスト。
 マンハッタンで銀行強盗事件が発生する。銀行に押し入って、多数の人質を取って立て篭もっても、犯人たちはありきたりの要求をしてくるばかりでどこかおかしい。ニューヨーク市警の捜査官フレイジャー(デンゼル・ワシントン)は単身銀行に乗り込んでリーダー(クライヴ・オーウェン)と対決するが失敗し、人質が一人射殺される。代わりに指揮を執ったウィレム・デフォーは警官隊を強行突入させる。犯人たちと同じ服装をさせられた人質たちが逃げ惑うなか、人質と区別がつかなくなった犯人がその中に紛れ込む。この脱出プランは新鮮だ。アイデアの勝利である。
 銀行の頭取は狙われた支店の貸し金庫に秘密を隠している。ここでかってのナチ時代の旧悪がからんで来るあたりは(それにしては年が合わないが)社会派のスパイク・リーの好みか。しかし、これらは云わば刺身のつまで、飽くまでも映画の本筋は強盗と脱出劇である。
 事件は結局何も盗られないで終わったかに見えた。しかし腑に落ちないフレイジャーは背後の謎解きに挑む。
 この映画は一種のピカレスクであって、クライヴ・オーエン演ずるダルトンという新しいスターがここに登場したと言ってよい。デンゼル・ワシントンも禿頭でひょうきんな味を出している。ダルトンの狙いは飽くまでも強盗である。そして、最後の最後で題名Inside Man(複数でなく単数であることに注意)の意味が明かされる。 
 ダルトンvsフレイジャーという新しいキャラクター同士の続編を期待したい。もし出来れば、次はどんな新手で包囲網を脱出するか楽しみだ。
100点満点で80点。

16 Blocks
投稿者:ryuji2046
2006/ 4/ 2 23:26 メッセージ: 2213
これは さんの に対する返信です
台北で観た2つ目の映画「16 Blocks」。監督は「オーメン」「タイムライン」のリチャード・ドナー。出演ブルース・ウィリス、「銀河ヒッチハイクガイド」のダンテ・モス・デフ・スミス、「交渉人」「ダウン・イン・ザ・バレー」のデヴィッド・モース。
 老いてアル中のニューヨーク市警の刑事ジャック(ブルース・ウィリス)が今にも開かれようとしている公判の証人(モス・デフ)を十六ブロック離れた裁判所まで連行して欲しいと頼まれるところからこの映画は始まる。ブルース・ウィリスのメーキャップが凄い。額に何本も老け皺が入り、一見違う俳優かと見間違えた。
 連れ出すと直ぐ市警の悪徳刑事に狙われる。ウィリスは老いて弱弱しくとも拳銃を握らせるとシャンとするところがいい。映画の全編は彼らからいかに証人を守って時間までに法廷に届けるか、という逃走劇である。
 悪徳警官が殺害を企むのは、証言されると彼らの悪事がばれるからである。公の正義を体現する警官に白日の下で追跡される。証人を届けるだけでなく、その後の己の証をいかに立てるか。幸い悪党のリーダー(デヴィッド・モース)との最後の対決で隠し取りした録音テープが証拠となり、一件落着する。
 すなわち作劇上のこれらのポイントが全て何処かで見たことのある仕掛けで、陳腐で、月並みである。逃走劇もパニックに陥っているとは言え、市民から車を調達して走ればいいものを、変な路地に入ったり、地下鉄に乗ったり、バスをジャックしたりとためにするストーリであることがミエミエである。
 証言されるとジャック自身も罪を被ることになるが、一本気な正義感から最後まで証人を追跡から逃がそうとする。この辺がちょっとひねったところで、あとは取り立てて新鮮味も面白みもない作品だった。
 ところで、ブルース・ウィリスは人生に飽いてちょっと悪ぶるが、愚鈍に正義を押し通そうとして孤軍奮闘する役が多くなったような気がする。これも老いたアクション・スターの一典型か(たとえばクリント・イーストウッドなどもこんな感じの役柄が多い)。
100点満点で70点。

クラッシュ
投稿者:qDVDp
2006/ 4/ 3 16:35 メッセージ: 2214
これは ryuji2046 さんの 2188 に対する返信です
 かなり登場人物が入り組んでいるし、背景、設定を追うのに忙しい。
でも流れがなんとかつかめると俄然、感情移入できる。
複線も張り巡らされていて、緊張を高め、それがはじける時が素晴らしい。
どっと感動してしまう。
普通の人々のなんでもない日常を時に厳しく、時に暖かく包み込む。
やはり、観た後、人がもっと好きになれる映画は大のお気に入りです。
アカデミー獲ったのは納得です。
★★★★★

:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:*~*:._.:*~*:

現在、6名がエントリーしています。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
     花そう会開催します。みなさん参加して!
         ( ^_^)/□☆□\(^_^ )
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

4月9日(日)午後1時多摩センター三越スターバックス前集合

イトーヨーカドーで飲食物仕込んで、
場所:中央公園(パルテノン4階裏手)お池周辺に青シートを広げます。
基本的にサクラの下を目指します。(散ってるかも?)
雨天の場合、近くのサイゼリア辺りの屋内を探します。

●映画もろもろ雑多話! ●友人ご家族同伴OK!

●お花見場所の地図はここ →
http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi3212531060326132737

●飲み物込みで2000円くらいの予算で。(飲まない方は1000円くらい)

人数分を当日仕込みますので、事前に予約してください。
4時くらいまでの予定ですが、途中参加もご連絡ください。

初めての方も大歓迎です。
話題の映画はこのトピを参考にしてください。
もちろん、取り上げられなかった映画も語ってください。

連絡先は〈たえのは〉まで
office@taenoha.com

たえのは:ひと・まち・えいが
http://taenoha.com/

力道山
投稿者:qDVDp
2006/ 4/ 4 17:35 メッセージ: 2215
これは ryuji2046 さんの 2194 に対する返信です
 街頭からのテレビ普及に絶大なる貢献した功績は公正に評価されていない。
戦後の日本人に自信を持たせた英雄は、今なら国民栄誉賞に匹敵するでしょう。
なのに、語られなかった訳は確かに国籍があったかも知れない。
よく撮ってくれたと感謝したい、これは日本人には撮れない。
言葉があそこまで不自由とは思えないけど、差別を感じていたのは事実でしょう。
彼等から見た「力道山」を通して、在日の深い影、孤独を教えてくれた。
周辺を固めた藤、中谷、萩原が心底応援している姿が心地良かった。
事実もそうであって欲しい。
★★★★★

:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:*~*:._.:*~*:

現在、6名がエントリーしています。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
     花そう会開催します。みなさん参加して!
         ( ^_^)/□☆□\(^_^ )
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

4月9日(日)午後1時多摩センター三越スターバックス前集合

イトーヨーカドーで飲食物仕込んで、
場所:中央公園(パルテノン4階裏手)お池周辺に青シートを広げます。
基本的にサクラの下を目指します。(散ってるかも?)
雨天の場合、近くのサイゼリア辺りの屋内を探します。

●映画もろもろ雑多話! ●友人ご家族同伴OK!

●お花見場所の地図はここ →
http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi3212531060326132737

●飲み物込みで2000円くらいの予算で。(飲まない方は1000円くらい)

人数分を当日仕込みますので、事前に予約してください。
4時くらいまでの予定ですが、途中参加もご連絡ください。

初めての方も大歓迎です。
話題の映画はこのトピを参考にしてください。
もちろん、取り上げられなかった映画も語ってください。

連絡先は〈たえのは〉まで
office@taenoha.com

たえのは:ひと・まち・えいが
http://taenoha.com/

SPIRIT スピリット
投稿者:qDVDp
2006/ 4/ 5 17:13 メッセージ: 2216
これは ryuji2046 さんの 2204 に対する返信です
 試合の後、本当に毒殺されたんでしょうね。
なんとも卑劣極まりなく、大陸で悪事を働いた日本もかんでいたのは明白でしょう。
獅童演じる武術家を誇り高く描いてくれて助かるけど、これも実際は怪しい。
そんな史実はともかく、ジェット・リーの集大成ともいうべき武術の限りは美しく気高い。
結集支援したスタッフにも拍手喝さい。
山の風を感じて、強さとは何かを丁寧に描いてくれたのもうれしい。
★★★☆

:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:*~*:._.:*~*:

現在、6名がエントリーしています。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
     花そう会開催します。みなさん参加して!
         ( ^_^)/□☆□\(^_^ )
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

4月9日(日)午後1時多摩センター三越スターバックス前集合

イトーヨーカドーで飲食物仕込んで、
場所:中央公園(パルテノン4階裏手)お池周辺に青シートを広げます。
基本的にサクラの下を目指します。(散ってるかも?)
雨天の場合、近くのサイゼリア辺りの屋内を探します。

●映画もろもろ雑多話! ●友人ご家族同伴OK!

●お花見場所の地図はここ →
http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi3212531060326132737

●飲み物込みで2000円くらいの予算で。(飲まない方は1000円くらい)

人数分を当日仕込みますので、事前に予約してください。
4時くらいまでの予定ですが、途中参加もご連絡ください。

初めての方も大歓迎です。
話題の映画はこのトピを参考にしてください。
もちろん、取り上げられなかった映画も語ってください。

連絡先は〈たえのは〉まで
office@taenoha.com

たえのは:ひと・まち・えいが
http://taenoha.com/

サウンド・オブ・サンダー
投稿者:qDVDp
2006/ 4/ 6 17:08 メッセージ: 2217
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
 2055年の街、仕掛け、時空もお粗末。
B級として観ればいいんだけれど。
「宇宙戦争」+「ジュラシック・パーク」−「タイム・マシン」みたいな。
★★★

:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:*~*:._.:*~*:

現在、6名がエントリーしています。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
     花そう会開催します。みなさん参加して!
         ( ^_^)/□☆□\(^_^ )
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

4月9日(日)午後1時多摩センター三越スターバックス前集合

イトーヨーカドーで飲食物仕込んで、
場所:中央公園(パルテノン4階裏手)お池周辺に青シートを広げます。
基本的にサクラの下を目指します。(散ってるかも?)
雨天の場合、近くのサイゼリア辺りの屋内を探します。

●映画もろもろ雑多話! ●友人ご家族同伴OK!

●お花見場所の地図はここ →
http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi3212531060326132737

●飲み物込みで2000円くらいの予算で。(飲まない方は1000円くらい)

人数分を当日仕込みますので、事前に予約してください。
4時くらいまでの予定ですが、途中参加もご連絡ください。

初めての方も大歓迎です。
話題の映画はこのトピを参考にしてください。
もちろん、取り上げられなかった映画も語ってください。

連絡先は〈たえのは〉まで
office@taenoha.com

たえのは:ひと・まち・えいが
http://taenoha.com/

ファイヤーウォール
投稿者:ryuji2046
2006/ 4/ 7 13:28 メッセージ: 2218
これは qDVDp さんの 2217 に対する返信です
 ハリソン・フォードは1942年生まれだから撮影が2005年とすると当時63歳である。役柄はある中堅の銀行のセキュリティー・システムの責任者(ジャック)で、この銀行は近々他行に吸収合併される運命にある。
 セキュリティーと言ってもコンピューター・システムが中心で、自分でプログラミングみたいなことも出来るし入力も速いから技術的な専門家。従ってアメリカの企業では実際は上級課長くらいのポジションだと思われる。それにしては年を取りすぎている感がある。年取ってこの職種でこのスキルということは一種の職人的な専門バカということを表現しているのだろう。 
 自宅が丘の上の豪邸なのは建築家の女房の稼ぎかも知れない。年の割りに稼ぎのいい若い女房と小さな子どもが二人いる。それだけに大変な家庭思いなのだろう。
 吸収合併にイライラしているところに、家が悪党の一団に占拠され女房、子どもが人質にされる。悪党のリーダー・コックス(ポール・ベタニー)は相当入念に準備をしている様子。コンピューター・システムにも強い部下を仲間に入れている。
 ここからジャックとコックスの頭脳合戦になって来る。家族を救うことしか頭にないジャックは悪事の片棒を担がされる。が、人質はなかなか開放されない。ハイテク技術が都合よく使われているが現代のファッションには合っていて結構ハラハラドキドキする。
 しかし、コックスが見せしめに無造作に部下を撃ち殺す辺から疑惑が湧いてくる。こいつは本当にどこまで頭がいいのか。部下はなぜこんな男に付いてくるのか。ちょっと嘘っぽくて白ける。
 最後はお決まりの殴り合いのアクションになるが、若いベタニーに対しヨタヨタのハリソン・フォードが頑張るところが面白い。ここまで読んで創られたシナリオなのか、ハリソン・フォードありきで創ったからこういう展開になったのか、脚本と配役に無理があると思ったのが結局ここで生きて来てはいる。
 若い女房を娶った初老の保安官が悪党一味と戦う「真昼の決闘」という名画が昔あったが、ゲイリー・クーパーは拳銃を持たせればスマートだった。やはりアクション映画はスピーディーでスマートな動きで悪をなぎ倒さないと、胸のつかえがすっきりと落ちない気がする。
80点。

ブロークバック・マウンテン
投稿者:qDVDp
2006/ 4/ 8 13:06 メッセージ: 2219
これは ryuji2046 さんの 2199 に対する返信です
 友情からなの、孤立からくる寂しさなの、元々その気があったの?
冒頭から黙々とシーンを変え映像表現を試みているけど、それがピンとこない。
だから、最後まで驚きはあっても共感を得られない。
そうなった後の彼等の葛藤は、良く描かれていて理解できるものがあります。
現在なら望みを叶えられただろうけど、彼等の時代は周辺の理解がなかったから何度も断ち切ろうとする。
なのに押さえられない愛も黙々と描ききる。
アン・リー監督の手腕は、自然の美しさと共に高く評価するのはアカデミーと同感。
★★★★

:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:*~*:._.:*~*:

明日の花そう会は、17度晴れ降水確率0%で盛り上がりそうです。

プロデューサーズ
投稿者:romanticcosmos
2006/ 4/ 9 0:53 メッセージ: 2220
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
昨日公開のミュージカル「プロデューサーズ 」を観てきました。
ミュージカルは「オペラ座の怪人」以来ですが、今回のミュージカルは「オペラ座・・・」と違って、底抜けに明るい、まさにエンターティメントミュージカル。
ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン、ウィル・フェレル、ゲイリー・ビーチ、ロジャー・バート。
皆、はまっていましたね。
ユマ演じるウーラが突然新作ミュージカルのオーデションに現れた理由が分かりませんでしたが、楽しけりゃいいか。
最悪の台本、最悪の演出、最悪の役者で大コケを狙っていたのに・・・。
最後がハッピーエンドに終わるのが、予定調和ですが、やっぱりいいですね。

シリアスな「クラッシュ」を観た次の週に底抜け明るいミュージカル。
これが映画の楽しさですね。

Re: プロデューサーズ
投稿者:qDVDp
2006/ 4/10 15:26 メッセージ: 2221
これは romanticcosmos さんの 2220 に対する返信です
こんにちは。
お話から楽しそうですね。
このミュージカルは、去年ブロードウェイが来日したらしいです。
私はどうも舞台より映画のほうが観やすい、コストも安いし。

花そう会までのランク
投稿者:qDVDp
2006/ 4/10 15:34 メッセージ: 2222
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
 昨日は、お天気が良くって、暖かく、風もなく穏やかな花そう会ができました。
お話のネタに個人がまとめた花そう会までの独断偏見ランク2006です。

1クラッシュ★★★★★
2力道山★★★★★
3ホテル・ルワンダ★★★★☆
4エミリー・ローズ★★★★☆
5輪廻★★★★☆
6県庁の星★★★★☆
7ミュンヘン★★★★
8ブロークバック・マウンテン★★★★
9THE有頂天ホテル★★★★
10オリバー・ツイスト★★★★
11シリアナ★★★★
12ジャーヘッド★★★★
13博士の愛した数式★★★★
14イーオン・フラックス ★★★★
15スタンドアップ★★★★
16最終兵器彼女★★★★
17ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女★★★★
18プルーフ・オブ・マイ・ライフ★★★★
19SPIRIT スピリット★★★☆
20ロード・オブ・ウォー★★★☆
21PROMISE プロミス★★★☆
22単騎、千里を走る。★★★
23天使★★★
24プライドと偏見★★★
25レジェンド・オブ・ゾロ★★★
26ディック&ジェーン復讐は最高!★★★
27悪魔の棲む家★★★
28銀色の髪のアギト★★★
29南極物語★★★
30サウンド・オブ・サンダー★★★
31フライトプラン★★☆

昨年公開などの番外、
マザー・テレサ★★★★★
ベアテの贈りもの
雨鱒の川★★★★
日本国憲法
不滅の男・エンケン対日本武道館

Re: 花そう会までのランク
投稿者:osawaminami
2006/ 4/10 17:52 メッセージ: 2223
これは qDVDp さんの 2222 に対する返信です
大沢 南と申します。
花そう会に参加し、午後一時から夕方まで、ずっと楽しく過ごさせて
いただきました。

最近は、橋本ムービックスの木曜メンズデー1000円で、映画を見ています。
先週は「ファイヤーウォール」、その前は4/1のファーストデーで
南大沢のTOHOシネマズで「ナイトウォッチ」を鑑賞。

なかなか映画の話題を、映画好きと面と向かって話すという機会が
最近少なく、
(ブログでの発信はありますが、どうしても間接的やりとりになるし)
映画の話を思い切りすることはできました。

私の最近のベストは「ドラえもん・のび太の恐竜2006」ですが、
これを見ている人がいなかった・・・でも、4/14で大方の上映が
おわり、クレヨンしんちゃんになってしまいますね。
クレヨンしんちゃんも、前売り券を買って待機しておりますけれど。

南さん
投稿者:qDVDp
2006/ 4/11 17:35 メッセージ: 2224
これは osawaminami さんの 2223 に対する返信です
早速の投稿ありがとうございます。
「ドラえもん・のび太の恐竜2006」をどこかで観られれば観てみます。
どうも子供向けなので敬遠しがちですが、今後はテリトリーに入れましょう。
以前、やはり薦められて「クレヨンしんちゃん・大人帝国の逆襲」だったか、
ビデオでみて納得したこともありました。
これは映画「三丁目の夕日」の原点とも言われていますから、馬鹿にしないで観るべきものなんでしょうね。

不滅の男 エンケン対日本武道館
投稿者:qDVDp
2006/ 4/12 17:44 メッセージ: 2225
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
 昨年公開されたんでしょうね。
凱旋公開の下高井戸シネマで観ました、満員で最後尾補助席だった。
遠藤賢司監督のトークもあって、凄まじい迫力で客席中央で演奏吼えまくってくれた。

映画はエネルギーそのもの、実際に武道館使っているのも唖然。
強弱合わせて、起承転結きれいにまとまっている。
ライブ映画としては、お客はいないけど「エルビスオンステージ」に匹敵するのでは。
でも、ファンでないとちとあの騒音はきつい。
★★★

ジョーブラックをよろしく
投稿者:qDVDp
2006/ 4/13 16:57 メッセージ: 2226
これは qDVDp さんの 2225 に対する返信です
1998年
お正月に地上波で放映されたのをビデオで取って最近見たけど、これがなかなか面白かった。
特に、ブラピの水がしたたるような不思議な色気が漂っていたのに感心しました。
この役柄が死神というのが良かったのかも。
ホプキンスは相変わらず上手いのも圧巻。
見逃している映画(・・・というよりブラピに関心がなかった)が予想外だったりすると得した気分になります。
★★★★
隠れた名作や食べず嫌いで観なかった良作もたくさんありそうね。

寝ずの番
投稿者:qDVDp
2006/ 4/14 16:35 メッセージ: 2227
これは qDVDp さんの 2226 に対する返信です
観る前に落ちを知ってしまうと面白さも半減してしまうけどやはり笑ってしまう。
良く練られた脚本に趣向、間が絶妙です。
粋と洒落を心得た通人でないと描けない世界でしょう。
我々凡人には、到底計り知れない想いがするのは寂しいですが、マキノ姓を継いだマキノ雅彦監督作品として会心の出来だと思います。

中井は本来のキャラに近いのか懸命、でも違ってるような気がするから損ですね。
笹野は水を得た魚のように生き生き、代表作になるかも。
その他、脇役人の息が合って楽しい。
テレビでは絶対かけられない素材だから、今後の貧しい製作現場に喝を入れたかも。
★★★★

プロデューサーズ
投稿者:qDVDp
2006/ 4/16 15:19 メッセージ: 2228
これは romanticcosmos さんの 2220 に対する返信です
最低のミュージカルを創るというお話のつかみは面白いけどなぁ。
出演者の力量も認めるし、歌も踊りもらしさもあって楽しめる。
でも、でも、つまらない。
歴代のミュージカルでは最悪で退屈だった。
最最後の本物らしきプロデューサーズ挨拶が唯一良かったかな。
★★★

タイフーン
投稿者:ryuji2046
2006/ 4/18 9:34 メッセージ: 2229
これは さんの に対する返信です
 一部の人たちだけから評価されていた韓国映画が、エンターテインメントのアクション・ヒット作が輸入されて一般の興味を惹き始めたのは十年程前からだと思う。中国や香港のものは文芸作品かカンフーもので、本当のアクションものといえばハリウッドと思っていた日本の観客は、予想を超えた韓国映画に不意を突かれたような驚きを受けた。
 
 その後恋愛ものが続いて来るが、最初に衝撃を受けた層にはやはり創造性豊かな冒険精神に満ちた「活劇」が韓国映画の原点だと思う。また、そこで南北分断という政治的緊張がサスペンスを高める舞台になっていたのは当然の成り行きだろう。
 
 その意味でこの映画は韓国映画の正統を行っていると思う。質も今までのどれよりも良い。韓国映画にありがちだった極端な誇張やストーリーの破綻がない。導入部の展開もスピーディーでカメラワークも巧み。一気に緊張が高まる。
 
 チャン・ドンゴン(シン役)は今までのイメージを引きずっていて若干演技オーバーだが、イ・ジョンジュ(カン・セジョン役)が抜群に良い。寡黙で、「国を守る」という信念に支えられた軍人の美しさと力強さを体中から発散させていて、韓国版007誕生と言ってもいい。残念だが「国を愛する」という当然のことがタブーの日本では、決して生まれ得ないキャラクターだ。
 
 シンの姉を演じたイ・ミョンは大変な演技巧者だ。変な恋愛もののヒロインをやっているよりこういう複雑な役柄の方がずっといい。二十年ぶりにシンと対面するときの顔の表情には全く感動した。

 シンを取り巻く悪党の連中も冷静沈着な狙撃手や、豪胆だが女に甘い機関銃をぶっ放すタイの暴れ者など、丁寧に描かれている。台湾沖での強奪からタイのアジトへ。韓国からさらに一転してロシアでの戦闘場面へと国際的に変転する舞台の処理も巧みで、内向きの日本のプロデューサーや監督では成功しなかっただろう。
 
 残念ながら最後の秘密兵器奪回(破壊?)作戦の部分で躓いた。シンの姉の死を船の中にまで引きずる必要は無かった。シンとセジョンの一騎打ちを最後にもって来たのはいいが、それまでが長くてモタモタしているから風船爆弾を放つ時間は十分あった筈。中途半端な放出は納得がいかない。セジョンが生き残るのもご都合主義だが、幾つか南部に飛んで行った爆弾に害が無かったと説明するくだりには明らかに妥協がある。
 
 私は、シンを南朝鮮の破壊をどこまでも企む徹底的な悪人にするか、それとも北朝鮮の同胞を忘れないでくれと遺言する使者にしたてるか、脚本を書くときに作者の中に葛藤があったと思う。映画としてのメッセージは明らかである。最後のクリスマス・ソングと共に語られるオーストリア大使館でのエピソードや、シンがセジョンを常に「同志」と呼びかけるところに「北で苦しんでいる友達を見捨てないでくれ」という喘ぎが伝わって来る。
 
 しかしシンの生涯を支えているエネルギーは南への復讐から生まれたものではなかったか。ならば南を火の海にする企図は貫かれなければならない。このような強い復讐心は当然南の人の反発を招く。それでは北への兄弟愛は生まれて来ないのだ。
 
 観終わった後でどこか中途半端な感じが残るのは、最後の処理で作者が妥協してしまったからである。
 
 ドイツもベトナムも戦後の分断国家はまがりなりにも統一された。朝鮮だけが取り残されているのである。日本の場合より桁外れに多い被拉致者。これの何十倍もいる国境での行方不明者。さらにその何十倍もの朝鮮戦争時の離散家族。なかなか進まない南北統一に苛立つ韓国の人たちへの共感無くして、日韓の本当の相互理解はないのかも知れない。

タイフーン TYHOON
投稿者:qDVDp
2006/ 4/20 17:03 メッセージ: 2230
これは ryuji2046 さんの 2229 に対する返信です
チャン・ドンゴン上手いけど、不遇の育ちから海賊ボスまでの経緯が省かれているので人物像が希薄。
南北対立を描くにはちょっと辛いお話に終始した。
やはり、純然たるフィクションとして、北が南を攻める方が王道ではないの。
アメリカの絡みは真実味あるけど、台風や消滅計画はこじつけに思える。
★★★

Re: サウンド・オブ・サンダー
投稿者:ryuji2060
2006/ 4/21 23:56 メッセージ: 2231
これは qDVDp さんの 2217 に対する返信です
 時は二〇五五年、シカゴのタイム・サファリ社は金持ち相手に六千五百万年の時空を遡り、恐竜狩りを楽しむサービスを提供していた。商売繁盛。数十億円の巨費を投入した時間遡行設備が目を引く。
 
 二〇五五年の街並みは意外と自動車が多い。歩く人も歩道を歩いていないようだ。よく見ると足が浮いているような気がする。さては時間だけでなく重力までコントロールできるようになったのか。すぐ側を大きな音を立ててまた自動車が走り去る。その音にイライラするが、そんなことに構っていたら二〇五五年には生きられない。
 
 今しも、タイム・サファリ社の経営者チャールズ・ハットン氏がお客様をもてなすパーティーの最中である。氏は大変な金持ちでもあるが、更に金持ちたらんと接待に大いに気を使っている。髪の毛も美しい白髪であるがもっと見た目を良くしようと、どうも鬘をかぶっているようだ。
 
 と、そこへ美女一人。乱入すると見るや突然赤い液体状のものを人々に振り掛ける。血だ! 彼女はソニア・ランドと名乗る。時間旅行を可能とする、その名もタイミーと称する電子計算機を設計した科学者であるが、タイム・サファリ社(以下TF社と略)に恨みがあるらしい。それもその筈、設計のノーハウをTF社に乗っ取られ、特許権者にも名を連ねることができなかったのだ。そのために金も入らない。恨み骨髄というわけだ。
 
 そこへ登場トラヴィス博士。二枚目であるが演技はへた。棒立ちのまま映画終了まで、図図しくも主役のええとこ取り思いのまま。大変な出演料を取る才能を遺憾なく発揮して、ソニア嬢に接近、その心を捉える。
 
 トラヴィス博士は時間旅行のガイドである。ヘルメットを被り、旅行用ハイテク服に身を固め、お客様と一緒に時間遡行用のポジションに着く。自由落下型コースターのような肩当にしがみつき、さあ出発だ。
 
 初めてのお客様は恐怖に震える。無事に過去へ行けるのだろうか。行ったはいいが帰れなくなるかも知れない。その時は俺の財産はどうなる。遺書はお抱え弁護士に預けて来るべきではなかったか。あの弁護士信用ならんからな〜。などと思えば思うほど息が上がる。潜ったとたんに恐怖にかられ、すぐ水面に上がりたくなるダイバーの気持ちが良く分かる。
 
 さてさて、六五〇〇万年前に着いて見れば、なにやら細い道のようなものがある。ここから出てはいけないのだ。何かに触っても、落としてきても。もちろん持って帰ってくることなどご法度。理由は皆さん知っての通り。
 
 そこへ計算したように恐竜が出現。お客様は驚くがそれが面白い。まだまだ。ひきつけて、よし! とハイテク銃で撃ち殺す。恐竜は静かに静かに波も立てずに沼の中に倒れこむ。不思議だ。毎回同じ時間に同じ場所にご案内申し上げているから、全ては完全に予定通り。さあ、撃ち殺したら仕事は終わり。旅費はたっぷり貰ったし。さっさと仕事は切り上げだ。

 いつもならそうなるところが、今回は銃から弾がでない。危ない、故障だ。黒のアホが粗相をしたからだ。お客様はパニックに陥り逃げ惑う。金持ちほど逃げ足が速い。沈着冷静な助手のお姉さんが銃を修理。なんとか危機を脱出して二〇五五年に戻って来たが、実は道を踏み外したお客様一名、蝶を足で踏んづけて死骸を持ち帰って来てしまったのだ。

 そうとは知らない関係者一同、やがて来る恐怖の日々も夢の中、朝起きてビックリというわけですが、疲れたので今回はここまで。

リバティーン
投稿者:qDVDp
2006/ 4/24 18:59 メッセージ: 2232
これは さんの に対する返信です
馬車から降りると地面がぬかるんでいる様は、時代背景や腐敗した貴族社会を生々しく暗示している。
色を極力抑えた画面処理や舞台のろうそくをリアルに捕らえた照明技術がすごい。
ゆれる生の灯りが微妙に陰影をつくってその時代の舞台を完璧に再現した。
伯爵の放蕩ぶり、病んでからの変わり果てた姿も凄まじい。
デップは訳のわからない人物像を懸命に演っているけど難解すぎた。
理屈では測れない得体の知れない想いは感じたけど、冒頭言われなくても好きにはなれない。
そんな狂気の生き様を演ってみたかったのかなぁ。
元々天才は紙一重といわれるからデップらしい役でもある。
★★★

Vフォー・ヴェンデッタ
投稿者:ryuji2060
2006/ 4/26 12:24 メッセージ: 2233
これは さんの に対する返信です
イギリスのコミックを原作にした映画。但し、内容は相当変えてあるそうだから翻案といったところか。脚本は「マトリックス」の監督、脚本を担当したウォシャウスキー兄弟でこれが評判になっているが、要するにホンがしっかりしているのだろう。コミックがもとだから荒唐無稽な発想やタブーを恐れない姿勢がある。
 
ヒトラーを思わせるサトラーという名の議長を独裁者と仰ぐ第三次大戦後のイギリス。「人民が政府を恐れるのではない、政府が人民を恐れるのだ」「他の人と違うことが許されない悪の世の中」「自由は与えられるものでなく勝ち取らなければならない」などの政治的メッセージが随所に出て来る。黙々とガス室に向かうかのような患者の群れ。治療と見せかけて人体実験を行い、失敗した死体を埋める大きく掘られた穴。
 
ホロコーストとそれへの復讐。11月5日を忘れるな、が9月11日を忘れるなに聞こえるプロパガンダ。冒頭のプロセロの演説にあるアラブへの罵り。これらの基調にはユダヤ人の陰謀も伺える。そう言えばナタリー・ポートマンはイスラエル出身である。
 
しかしこれらに惑わされてはならない。原作は80年代サッチャー政権の強硬手腕への批判をベースにしているのだろうが、別個の作品としての映画でも思想的に深い統一性があるわけではなく、無理に暗喩を探し出そうとすれば迷路に入り込む。これらの反政府的なスタイルは見せかけの舞台装置で、この映画の娯楽としての本質は個人的な復讐譚である。
 
岩窟の如き牢獄に捕らわれ、隣の囚人に励まされ、脱出後復讐に一生をかけて憎き相手を次々と殺していく。未来に甦った、モンテ・クリストことエドモンド・ダンテスである。Vの豪華な隠れ家。数十万の仮面を製造し送り届ける財力。10年かかったとは言えロンドンの地下鉄を独力で修復する能力。これらを支えるモンテ・クリストの財宝は何処で手に入れ何処に隠されているのか。
 
スティーヴン・レイのフィンチ警視がイヴー役のナタリー・ポートマンより全編を支えている感があり、彼が終わり近くで呟く「全ては繋がっている」といった思わせぶりな台詞や、全体に重苦しい色調の演出がどうということもない内容をさも深い真実が隠されているかの如く描いていて、それが重厚なミステリーの趣を漂わせるのに成功している。マトリックスを期待した向きは失望したかも知れないが、スピード感のある展開と、最後まで謎めいていて、しかしどこか人間臭いVの演技もこの映画を楽しいものにしている。
 
一方、未来の話のわりに古臭い匂いがするのはガイ・フォークスに拘ったためと、仮面が昔のカーニバルのマスクを連想させるからだろう。Vのナイフ捌きはカタルシスをもたらすが、これも19世紀末の切り裂きジャックを思わせないわけでもない。仮面を付けた数万の群集が黙々と行進する姿は不気味だ。百人スミスを連想させ、違うファッシズムを感じさせる。革命を起こさせる市民のパワーを感じさせない。エンド・ロールに流れる怒れる若者達のテーマ「ストリート・ファイティング・メン」も似合わない。この映画は最後までVの一人舞台なのだ。
 
Vは死ぬ。破壊者は来るべき世界の建設者にはなれないのだ。ラストの国会議事堂の爆破と花火のVの字は壮大。私には”V for Vendetta”ではなく”V for Victory”に見えた。
最後の謎。Vとゴードンは同一人物か。Vの正体は何か。人体実験の過ちで無敵のパワーを得るが、変身前の肉体がこれに近い必要はない。トイレット・ペーパーのレズと見れば、イヴィーへの恋も納得が行くのだが。

Vフォー・ヴェンデッタ
投稿者:qDVDp
2006/ 4/28 12:08 メッセージ: 2234
これは ryuji2060 さんの 2233 に対する返信です
ウォシャウスキー兄弟が元気だったら撮ったんでしょうね。
ナイフっていうか、剣を振り回す殺陣の残像が唯一のマトリクスらしさか。
眠狂四郎の円月殺法の映像処理に似通っているけど、それはそれで数少ないアクションでは斬新でしたか。
過酷な拷問、投獄される意図は理解不能、他にも不可解なシーンが多く消化不良に。
原作をこなし切れていないのではないかなぁ。
★★★

ニュー・ワールド
投稿者:qDVDp
2006/ 5/ 1 13:18 メッセージ: 2235
これは さんの に対する返信です
ディズニーでしか知らなかったから意外な面白さがあった。
結婚して子供までいた、訪英、・・・史実には衝撃。
常に鳥のさえずりが聞こえて静寂な新大陸が新鮮。
ポカホンタスの想いに自然界の小動物らしい繊細な原始の愛を見た。
★★★★

小さき勇者たち〜GAMERA〜
投稿者:qDVDp
2006/ 5/ 2 17:43 メッセージ: 2236
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
登場場面でウルウル、題名の意味がわかってまたウルウル。
入っているヒトの足がいかにもで興ざめもあったけど、子供たちに語りつがれれば本望でしょう。
最後に動物愛護の説明があったからトトは本物を使ったんだ、CGにしてはすごい動きだと思ったよ。
★★★★

「ヴェンデッタ 」「リバティーン 」
投稿者:romanticcosmos
2006/ 5/ 4 16:14 メッセージ: 2237
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
このゴールデンウィークに立て続けに話題作「V・フォー・ヴェンデッタ 」「リバティーン 」の2本を続けて観てきました。

【V・フォー・ヴェンデッタ 】
見る前は予備知識もなく、仮面舞踏会のお面みたいなものをかぶった男が不気味で、「オペラ座の怪人」か?などと思いながら観に行きました。
見終わった感想は、素直に「面白かった。」です。
映画を見終わった後、情報を求めていろいろ調べてみました。
見た観客の意見は賛否両論。くだらない駄作と決め付けている人もいれば、傑作と言う人もいる。
原作を知らない僕としてはとにかく面白かった!の一言。
Vの生き様は剣に秀でカッコいいヒーローそのものですが、「岩窟王」のモノクロ映画を見ながら一人ちゃんばらをするV。イヴィーが自分の許を去っていったとき、怒りで仮面を鏡に投げつけるV。これなど、人間臭さが溢れていて、親しみがわきました。
最後、チャイコフスキーの1812年大序曲のフィナーレとともに、独裁国家の象徴ビッグベンを破壊し、打ち上げ花火を上げるシーンは、ガイ・フォークスデーの日しか許されない打ち上げ花火が上がって、何か象徴的でしたね。
★★★★☆

【リバティーン】
実話の映画化がはやりなのでしょうか。
この映画も実話ですね。
主人公ロチェスター伯爵は放蕩の限りを尽くすも、詩作の才能は特筆すべきだった。
彼の生きた時代は清教徒革命後のイギリスとか。
イギリス国王チャールズ2世の時代。カトリックは居場所をなくしていました。ロチェスター伯爵はチャールズ2世を議会で擁護します。
しかし国王の弟ジェームス2世はカトリック。
ジェームス2世がその後に即位、イギリスは再びカトリックが勢力を増し、プロテスタント勢力による名誉革命に見舞われます。
こういう歴史を知ると、むなしいような悲しいような、人間とは何?といった気分になるのでした。

★★★

ところで、奇しくも上記の映画(「V・フォー・ヴェンデッタ」の場合はガイ・フォークスの時代ですが)の時代はいずれも1600年代のイギリス。偶然でしょうが。

連理の枝
投稿者:qDVDp
2006/ 5/ 4 18:17 メッセージ: 2238
これは さんの に対する返信です
チラシの絵はなかったなぁ。
題名はすごいけどお話はちとお粗末。
コメディ要素はやはり自国向け、この国には似合わない。
ラストは泣けるけど感動まではほど遠い。
チェ・ジウと比べお相手が若すぎる?ファンなら許せそうだけど。
★★★

チェケラッチョ!!
投稿者:qDVDp
2006/ 5/ 6 13:53 メッセージ: 2239
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
隼人、真央は、テレビキャラ同様で新味ない。
わざっと映画にしなくてもその魅力は伝えられそう。
どうせならORANGE RANGEもどきバンド物語にした方が面白そう。
それをただの高校生ノリノリにしちゃったから春休み向けに。
沖縄モードいっぱいでそれなりに楽しめるけど。
★★★

Catch a Wave キャッチ ア ウェーブ
投稿者:qDVDp
2006/ 5/ 8 18:31 メッセージ: 2240
これは さんの に対する返信です
サーフィン入門というよりも、むしろDefTechのジャワイアンやDEPAPEPEがメインのようで心地いい。
お話そのものは竹中が出てないと成立しないでしょう。
あとは可愛いだけ。
★★★

LIMIT OF LOVE 海猿
投稿者:ryuji2060
2006/ 5/ 9 18:19 メッセージ: 2241
これは さんの に対する返信です
 しょっぱな、ホテルの部屋から閉め出された環菜(加藤あい)がウェディングドレスを着てロビーで仙崎大輔(伊藤英明)と会うが、その後も素足のままロビーでしゃべり続ける。人目を憚って普通は隅に寄るでしょう。ここで嘘っぽくて白けた。それからもこの種のミスが一杯。

 救助隊チーフの上司から「時間との勝負だ」と言われている傍から、怪我した女性と恋研(恋愛研究会)の話で盛り上がって時間をロスってしまう。これが原因で逃げ遅れ閉じ込められる。お前らアホか、と言う感じ。自業自得に近い事故には同情が湧かない。同僚が乗客の前で先崎のことを「大輔さんは・・・・」と言う。これが一人前の社会人か。

 煙突際の梯子を上っての脱出も、その前に延々電話で悠長な会話。感傷に浸って殆んど危機感ゼロ。こんなのウソだろう、と言いたくなる。全く現実感の乏しい演出だ。上り始めるのが遅れて途中で爆発に合うのは当然だ。

 転覆してもうだめだと諦めかけたが、得意の全員出動。その間のテンポの鈍いこと。大あくびが出る。音楽もやたら悲壮感を盛り上げる魂胆がミエミエで、実に耳障りだ。救助本部の幹部達も、次々と指令を出す分けでもなく、後追いで悔しがったり力んだりの糞演技ばかり。その上、後ろで突っ立ったままの烏合の衆は何だ。

 スローテンポの現実感ゼロ、ご都合主義の感傷一杯だけの全くの愚作であった。日本のミーハーはこういう甘っちょろいドラマは好きだから、観客動員の点では成功するだろうけれど。

LIMIT OF LOVE 海猿
投稿者:qDVDp
2006/ 5/10 18:50 メッセージ: 2242
これは ryuji2060 さんの 2241 に対する返信です
突っ込みどころはいくらでもある。
ポセイドンになるなんて誰も予想はしない。
お話は前作で出し尽くしたんでしょうね。
でも、置き去りにされたバディがかすかに眼を開けたとき、
不覚にも思わず嗚咽しちゃった。
隊員仲間が救助の許可を求める、絶体絶命からの生還はひたすら泣ける・・・。
★★★

グッドナイト・アンド・グッドラック
投稿者:romanticcosmos
2006/ 5/14 16:43 メッセージ: 2243
これは さんの に対する返信です
公開初日に見てきました。
映画はエド・マローやマッカーシー旋風に興味ある人でないとつまらないかも。
映画が始まってわずか10分後には出て行く人もいれば、始まってまもなくいびきが聞こえてきました。

映画は「放送ジャーナリズムの父」と呼ばれる男の最後まで権力に屈せず、事実を追求する姿には打たれます。

英語は早口の上、難解な部分も多く、いつも以上に字幕を追わなければならず、画面を見損なった部分も多かった。
また、白黒のため、白い字幕の文字が白い背景と重なり見えない部分も多かった。

映画は緊迫感が出ており、主人公のマローがあたかも本人そのものに見えるほど、はまっていました。
ただ、欲を言えば、マッカーシーの赤狩りの恐怖をもっと出してもよかったように思います。

娯楽映画だと持っていると失望します。
ただ、見る価値はあります。一人の偉大なジャーナリストの生き様の断片を見るだけでも見た甲斐があったといえます。

★★★☆

彼女たちがここにいる理由
投稿者:qDVDp
2006/ 5/15 16:24 メッセージ: 2244
これは romanticcosmos さんの 2243 に対する返信です
自主制作ドキュメント「ニューヨークで暮らしています/彼女たちがここにいる理由」(1時間12分)上映会がベルブ永山でありました。
女性監督・泉悦子さんが4年間かけて、ニューヨークで出会った未婚・既婚の日本人女性4人(30代〜60代)悲喜こもごもの日常を追っています。
それぞれ30歳前後で、思うところがあって日本を脱出。
苦労しながらも、役者やOL、アーティスト、演出家として自己実現している姿がたくましい。
カメラを凛として見つめて語る個は、生き生きと輝いている。
日本よりかなり厳しい環境だと思うのですが、彼女たちにとっては女性であることのしがらみがとれて、むしろ居心地が良さそう。
どんなに辛くても決して戻ろうとしない。
日本は男女同権が浸透したといっても、いかにまだ未成熟かを思い知らされる。
ホームページもないけど秀作。

隠された記憶
投稿者:ryuji2060
2006/ 5/15 23:52 メッセージ: 2245
これは さんの に対する返信です
 冒頭延々とアパートの正面を映し続ける。欠伸が出るころに、これが隠し撮りされたビデオを見ているのだと明かされる。この辺の人を喰った演出のトーンが最後まで続く。前知識一切なしで観たが、これはどういう映画か。サスペンスに富む出だしではあるが、文芸作品ではない。ミステリーか一種のホラー映画か。

 アパートはテレビの人気キャスターのジョルジュと編集者の妻アンが息子のピエロと住んでいる場所。ハイソでインテリの友人に囲まれパリで優雅な生活を楽しんでいる。このビデオは何処から何の目的で隠し撮りされたのか分からない。不審に思ううちに次々に度が上がって行く。更に、血塗られた子どもの落書きのような紙切れと一緒に、またピエロの学校にも、仕事場にも。

 その頃からジョルジュは昔の忌まわしい夢を見るようになる。ビデオはそれに関係しているようだ。実家を撮ったビデオが送られて来てそれが決定的になる。四十年前、アルジェリア難民の子を養子にしようとしたことを妬んで両親にウソの告げ口をし、養子を離縁、孤児院に送らせたのだ。

 ジョルジュはついに、成人したそのアルジェリア人と対決する。が、彼はビデオ作成を徹底的に否定する。ビデオの隠し撮りはさらに続き、不安に直面した家族は信頼崩壊の危機に陥る。アルジェリア人に「ビデオの件だ」と思わせぶりな台詞で呼び出されたジョルジュは、再度彼の家に入ったところで、目の前でその男に自殺される。

 この辺りがこの映画の緊張のピークであるが、四十年も経ってなお、これほどまでの恨みを持ち続けられるものなのか。アルジェリア人には息子がいた。彼がまた父親の恨みを継ぐように、執拗にジョルジュ一家を追い詰める。最後のシーンはこの息子がピエロの下校時を狙って会いに来る場面で終わる。誘拐されるわけでもなく、ピエロは友達と帰路に着くのだが、その後の展開を何か暗示しているようでもあり、観客の想像に任せて放り出しているようでもある。最後までビデオの作成者は分からない。

 ビデオに固執するとこの映画はホラー色を強めるが、脅かす側の心理より脅かされる側の心理を描いているから、その点ではサスペンス映画になっている。実際アルジェリア人親子の狙いはよく分からない。恨みにしてもそこまで執拗なのは理解に苦しむ。

 結局パリの優雅な生活に安住し、欺瞞と偽善で日常を守っている知識人への覚醒の一撃なのである。彼らには移民の本当の苦しみは理解できない。セレブを気取ってテレビで読書案内をし、サロン然と友人と自宅で高尚なお喋りをしても、底辺で苦しんでいる人の気持はわからない。観客の我々がアルジェリア人の恨みの深さを理解できないように。

 既得権益にどっぷり浸かり、六ヶ月の試用期間が過ぎたら別人の如く変身して仕事を平気でサボるフランス人。最後の最後まで変革を拒む社会。崩壊まで気がつかない知識人。更に敷衍して、マイノリティーを抑圧して奢る欧米文化への警告とすれば、やはりこれはホラー映画だ。

Re: グッドナイト・アンド・グッドラック
投稿者:ryuji2060
2006/ 5/16 13:09 メッセージ: 2246
これは romanticcosmos さんの 2243 に対する返信です
 冒頭のエド・マロー(デヴィッド・ストラザ―ン)のスピーチの調子は悲壮である。テレビ・ジャーナリズムの退廃を憂えた彼の顔つきは映画全編を通じて変わらず、映画の最後に締め括りとして付けられた、この演説の後半で更に厳しくなる。それ程までにマローのテレビを糾弾する姿勢には激しいものがある。実際このシカゴで行われたスピーチはCBS首脳との間の溝を決定的なものにし、以後、マローはジャーナリストとしての活躍の場を奪われて、失意の日々を送ることになったという。

 アメリカ人と付き合うと、時々、非常に神経質で縦のものを横にもしない、猛烈な謹厳実直タイプに出会うことがある。真正ピューリタンのDNAを百%受け継いだような、下手に触れれば血が出るような繊細さ、自分が信じていることを徹底的にやり通さないと気がすまないそんな実直さを感じさせる人である。デヴィッド・ストラザ―ン演じるエド・マローはそんな雰囲気を醸し出している。最初に地方紙に出ていた小さな記事を問題にする語り口、タバコの持ち方、足の組み方、顔を上げてモニターを見るときの目のやり方、引き締めた口元、全てが彼の性格を語っている。

 これに対して、ジョージ・クルーニーのフレッド・フレンドリーはエネルギッシュではあるが、どこかユーモラスなところのある、少し太っちょでそれだけに包容力を感じさせる人物像になっている。この対比の妙が面白い。

 ジョージ・クルーニーは「フロム・ダスク・ティル・ドーン」で変わったキャラクターだと思ったが、「アウト・オブ・サイト」や「パーフェクト・ストーム」でその個性がグンと伸びてきた感じがした。「パーフェクト・・・」では特に荒々しさの中に知的な力強さと生真面目な一徹さが現われていて、日本人にもファンが増えそうな気がした。

 今回のフレッドはこれとは違ったキャラクターである。ペイリー会長室から出てきてエドと顔を見合わせるとき「ふー」と小さな溜息を吐く。緊張がほぐれた瞬間である。こんなところに彼の役作りが表現されていて、フレッドの人間味を良く出している。

 マッカーシーの赤狩りはあまりにも有名である。議会での実写が出て来る。これを違和感なく挿入するために全体を白黒映画にしたそうだが、却って昔の悪夢を振り返るには良い効果が出ていると思う。実写でのマッカーシーは、攻撃するときと、立場が悪くなって受身になるときとでは別人のようである。悪人の素顔であろう。

 ロバート・ダウニーJrのジョーとパトリシア・クラークソン演ずるシャーリーが、ご法度の社内結婚がばれて首になる。当時の雰囲気を出そうとしたエピソードだろうが、如何せん役回りとしてのジョーの存在感がゼロである。だから取って付けたような話になっている。もう少し脚本を練っていれば、チームワークに血を通わせる好い挿話になったと思えるだけに残念だ。

明日の記憶
投稿者:qDVDp
2006/ 5/17 16:12 メッセージ: 2247
これは ryuji2060 さんの 2246 に対する返信です
仕事場で記憶を失ったら、誰でも起きうる出来事を堤監督は事細かく追う。
部下やお客の顔、名前、道順、待ち合わせ時刻や場所・・・それがある日突然に・・・恐いお話です。
渡辺の妻に詫びる泣き、樋口の鼻の頭を赤くした泣き、真実以上の悲しみを誘います。
原作者は、病気よりその現象面を描いたらしいけど、映像は仕事や生活の現場、介護、家族まで膨らませた。
幅広い出来事、年月で感動が薄らいだけど、製作者の想いは伝わる。
★★★★

立川シネマシティ
投稿者:romanticcosmos
2006/ 5/21 12:57 メッセージ: 2248
これは さんの に対する返信です
立川シネマシティの新サービス。
映画館の1スクリーン独占サービス。
一人でも1つのスクリーンを独占して見れるサービスを開始するそうです。
家族や友人同士だけで借り切って映画を楽しむ。
いいですね。
ちなみに料金はレンタル料+入場料。入場料は一人1,000円。レンタル料は80,000(397席)〜15,000円(77席)だそうな。
観れる映画は上映中の映画、映画館でフィルムのある映画だそうです。

Re: 立川シネマシティ
投稿者:qDVDp
2006/ 5/21 19:05 メッセージ: 2249
これは romanticcosmos さんの 2248 に対する返信です
私も新聞記事を読んで関心を持ちました。
マイ上映出来るなんて面白い。
因みに自分で企画して大入りだったら、最低15000円負担。
不入りだったら、最高15000+77000円(お客がゼロ)負担ということなんでしょうね。

ダ・ヴィンチ・コード
投稿者:qDVDp
2006/ 5/22 16:10 メッセージ: 2250
これは さんの に対する返信です
原作を読まないで観た。
それでもテレビの特集番組で、大雑把なネタを知ってしまっていたので、面白みは半減したか。
遠大な歴史に仮説をたてた大掛かりな仕掛けは興味深い。
意外な展開もあって、最後まで楽しませてくれたけど、絵画の謎を映像でもっと工夫できなかったか、物足らなかった。
★★★

Re: ダ・ヴィンチ・コード
投稿者:ryuji2060
2006/ 5/23 1:16 メッセージ: 2251
これは qDVDp さんの 2250 に対する返信です
 昔、どこかの本でこういう話を読んだ。ドイツ人は「天国への門」と「天国についての講演会への門」とがあると、皆後者の門へ入る、と。これを読んだとき、日本人も結構ドイツ人的な人種がいるよ、と思ったことを覚えている。私も多分後者の門へ入るだろう。
 
 というわけで、評判の小説「ダ・ヴィンチ・コード」の日本語訳が出版されたときに、この小説を読まないで、その後出た「ダ・ヴィンチ・コードの秘密を解く」類の解説本をいくつか読んだ。また、映画が公開されるというので再度評判が高まり、この種の解説本が続々と出た。宣伝の割になかなか公開されず、その間、本屋に入って立ち読みする積もりがついついまた買ってしまう。
 
 この映画を観たのはそんな後なので前知識は十分。映画も「秘密」で明かされた謎を面白いほど次々となぞって行く。冒頭、実在する組織オプス・デイの手先シラスがシリス(苦行帯)を締めるのを見て驚いた観客は、その後謎解きの迷路に入り込んでしまうだろう。しかし、私にとっては謎でも何でもない。小説を読んでいないから、最後のジャック・ソニエール暗殺の黒幕が意外な人物だったところで、なかなかやるなと思って、スリラーとしての組み立てに感心はしたが、面白かったのはその位。謎解きならぬ謎なぞりに欠伸が出た。

 さらに、ソフィーが実は、という場面や、ラストのルーブルの逆さピラミッドの下に棺が隠されているとの「妄想」には思わず笑ってしまった。特に「ソフィーが・・・」という件りは、ソフィーは無宗教で(フランスは伝統的なカトリックの国なのに)、「教会に来るとどこも気味が悪い」などと言わせておいて、なんという皮肉。これ以上の侮辱は無いように思えるが。
 
 元々ダン・ブラウンの小説が色々な伝説や奇説を上手く組み合わせたエンターテインメントであり、題材がそれ自体大きな話題性を持っていたので大変なベスト・セラーになったのであるが、映画も話題先行で興味をそそるところは、ソニーのマーケティング精神がまだ生きているということだろう。この映画を憤ったり、ソニー製品の不買運動を起すなどということは、逆に配給会社の思う壺だろう。
 
 ちなみに、まじめな批評としては、文芸春秋六月号の竹下節子「『ダ・ヴィンチ・コード』四つの嘘」が読ませる。中で、なぜアメリカ人のダン・ブラウンがこんな本を書いたのかという分析が面白い。
 
 ユダヤ教の一セクトであったキリスト教がラテン化してローマ帝国に受け入れられるに当たって、ヘレニズムの多神教を吸収し様々な異教的で寓意的なモチーフや、聖書以外の民間伝承を取り込んだ。そして、それがヴァチカンやその他の宗教画にも多数描かれた。従って小説「ダ・ヴィンチ・コード」で描かれた、マリア崇拝などを明示できない風潮はダ・ヴィンチ時代のカトリックの世界には全くなかった。このような自明な事柄がダン・ブラウンらアメリカ人に分からないのはアメリカがプロテスタントの国だからだという。
 
 カトリックの退廃に反発して福音書の本来の精神に帰ろうとしたプロテスタントは、聖母などへの崇拝、ローマ法王の権威を否定し、正典聖書が唯一の拠り所となった。そのような雰囲気の中で、宗教的教養は聖書とそれに基づく教会の説教だけから得ている人々が、ヨーロッパのキリスト教美術の中に「異教的」要素や「女性原理」などを発見すると、それが隠れたメッセージのように見えてしまうのだという。
 
 それがハーバード大学の宗教象徴学の教授ロバート・ラングドンの創造にまで至るのである。勿論、実際のハーバード大学にはそんな講座はない。

白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日
投稿者:qDVDp
2006/ 5/25 15:23 メッセージ: 2252
これは さんの に対する返信です
ビラを配りに行く日、逮捕されて尋問中、処刑に向かう日、それぞれの空を見上げるゾフィーが印象的。
ただ自由を守りたかった、神を敬ってただけの女学生の勇気に感銘受けた。
尋問官や裁判でのやりとりは、さすがに史実通りだけあって緊迫感は満点。
前半の大学内に流れる音楽は、作品にふさわしくなかったけど、後半の静かな心理劇と対比させてたのかな。
ゾフィーがトイレで嗚咽する、処刑前の別れのシーンだけは、創作らしいけどその見事な演出で泣けた。
★★★★★

ナイロビの蜂
投稿者:qDVDp
2006/ 5/28 0:28 メッセージ: 2253
これは さんの に対する返信です
うーん、見方変えれば良作なんだろうけど、ラブロマンスで入っちゃったから戸惑ってしまった。
予告編とかチラシといい、売りを間違ってんではないの。
アフリカの貧困にあえぐ、殺伐とした日常をリアルに追う。
追い討ちをかけるような驚くべき薬物実験、その巨悪を追い、陰謀の犠牲になってしまう。
やり切れない想いを夫婦愛で補う?だったんだろうなぁ。
★★★

デイジー
投稿者:qDVDp
2006/ 5/29 1:23 メッセージ: 2254
これは さんの に対する返信です
ヨーロッパなのに、英語だし、韓国人がやたらいるし、・・・無国籍なんかなぁ。
まぁ、このお話はどこでもいいんだけど絵的にはやっぱりゴッホなんでしょう。
三人三様の想いが語られ、時間も交差して面白い。
チャップリンの「街の灯」思わすような筋立てもあって陳腐なんだけど、監督と脚本それに主演者の魅力で持たす。
★★★★

ある子供
投稿者:qDVDp
2006/ 5/31 17:56 メッセージ: 2255
これは さんの に対する返信です
2005年12月公開したのをパルテノンでやっと観た。
自分の子を見捨てた親が子供だったとは、唖然とさせる。
母親は、自分の体の分身だからそれなりに覚悟もあるけど、男親ってそんなに実感ない。
そんなところから成り行きで売ってお金に換えちゃうんだろうな。
でも、どこで変わっちゃったんだろうか、大泣きして改心する。
どこか不思議に感じるけど、親になるって経緯は理屈じゃない。
彼の日常の動きを黙々と追って、微妙な変化をあぶりだした演出は驚き。
★★★★

Re: デイジー
投稿者:ryuji2060
2006/ 6/ 1 15:57 メッセージ: 2256
これは qDVDp さんの 2254 に対する返信です
 イントロ部分でイ・ソンジュがアムステルダム郊外の道を自転車で行くシーンが続く。その自転車が道の真ん中をフラフラと脳天気に走る。直ぐ後ろでは自動者がイライラした様子であおって来る。他にも自転車が遠くに見えるがどれも行儀良く道の端を行く。当然のマナーでしょう。ソウルで撮ったって、北京で撮っても、勿論東京でもこんなシーンはいまどき出て来ないはず。ここで無意識に見える変な自意識が、イ・ソンジュの人間としての主体性のなさ、確立した個を持っていない人間の甘えを露呈してしまっている。
 
 この態度が、感傷に溺れた人間の魅力のなさに繋がっていて、オランダを舞台にはしているが、それは舞台だけで、登場人物の実際の精神世界は西洋の厳しい文化からは遊離しているのだ。いくらアムステルダムの美しい石造りの街を写そうと、デイジーの咲き誇る野を背景にしようと、広場で他の画家と同じように画布を広げようと、彼女の存在はアムステルダムの街からは浮き上がってしまう。彼女は演技も下手なのだろう。
 
 舞台はどこでもいいのである。香港でもソウルでも、この映画は成り立つ。絡んでくる登場人物もヨーロッパ人は誰もいないと言っていい。この映画は舞台がアムステルダムであることの必然性を初めから捨ててしまっている。
 
 街並みと音楽だけを借りてきて雰囲気だけの背景にしているから、全てが感傷に溺れてしまっている。だから、ストーリーを別の人の視点から繰り返して説明する手法も、モタモタしてくど過ぎるだけだ。チョン・ジヒョンの刑事が再びアムステルダムに戻って来る筋立ても全く甘い。彼の演技はいかにも臭い。
 
 銃撃場面ではさすがにアンドリュー・ラウの演出力は凄い。チョン・ウソンの動きもいい。全編を通じて彼の演技とアクションの切れがハードボイルド・タッチで乾いているだけに、イ・ソンジュの人物像のミスは残念だ。メロドラマの感傷ももっと乾いた感傷の方が西洋の石の文化に合うし、バックの音楽の効果も効いてくるはずだったのに。
 
 最後の雨宿りでイ・ソンジュの仕草が、甘えをまたこれでもかと上塗りしてなぞるようで、蕁麻疹が出るようだった。

グッドナイト&グッドラック
投稿者:qDVDp
2006/ 6/ 2 15:51 メッセージ: 2257
これは ryuji2060 さんの 2246 に対する返信です
実写フィルムを巧みに編集して、その時代の背景、雰囲気をこれ以上なくリアルに描いた。
タバコをくもらせながら、斜に構えてコメントするマローは実に格好よく、いかにもアメリカらしい。
「Good Night,and Good Luck.・・・」、達成感に酔っているのかしばらく余韻に浸っている姿がいい。

ジャーナリズムの良心を真っ向から描いたクルーニー以下再現させたスタッフを全面的に支持します。
社会性を失った現マスコミにも気憂と批判も込めている。

言葉が大きな意味を持つ字幕が見難かった、昔の白黒はどうだったか?
★★★★★

嫌われ松子の一生
投稿者:qDVDp
2006/ 6/ 4 0:39 メッセージ: 2258
これは さんの に対する返信です
「下妻物語」を超えている、中島監督の真骨頂。
予告編からどんなの?って興味深々だったけど想像も超えてた。
中谷美紀もこの難役を監督のしごきにもめげずによくがんばった。
この映像世界観とテンポは誰にも真似できないでしょう。
★★★★

GOAL!
投稿者:qDVDp
2006/ 6/ 5 12:19 メッセージ: 2259
これは さんの に対する返信です
3部作と聞いただけでワクワクする。
お話も期待を裏切らない。
試合映像もリアル、さすがにFIFA公認!
単なる成功物語にせず、ハラハラさせる展開はスポ根ものの王道を行く。
サンティアゴ演じるクノ・ベッカーの獲物を狙う眼は、スティーブ・マックィーンを彷彿させる。
周辺キャラも本物らしくて納得、親友になるのかライバルとなるのか危なっかしいガバンのキャラは出色。
五つ星は今後の楽しみにとっておこう。
★★★★

ポセイドン
投稿者:ryuji2060
2006/ 6/ 7 0:23 メッセージ: 2260
これは さんの に対する返信です
 一九七二年ジーン・ハックマンの「ポセイドン・アドベンチャー」は名画であった。これを観た時の興奮は今でも覚えている。今回の映画はこのリメイクであるが、仕掛けは三十四年前のものより金を掛けた分大掛かりになっている。
 
 ストーリは殆どが脱出行である。導入部分の付け足しのような人物の紹介が簡単に終わると、すぐ船は転覆する。登場人物の背景や過去も詳しくは触れられず、人物像や関係はパターン通りである。

 しかし、転覆場面、海水が奔流となって船室に雪崩込んでくる様子、逆さまになった大ホール、そこに折り重なる死体、エレベーターの上下する深い竪穴に落下する仲間、燃料に引火して大爆発を起す船室、海水で一杯に満たされた狭い通路を決死の潜水、ちょっと目を離すとどこかへチョロチョロと行ってしまうガキ(大事な場面で皆を助けるが)、最後の巨大なスクリュー・シャフトからの脱出、等々見せ場は一杯、文字通り息も吐かせぬスリルの連続である。観客があっと驚く大きな犠牲もある。
 
 主役のカート・ラッセルは「ブレーキ・ダウン」や「エスケープ・フロム・L.A.」などで灰汁の強いアクション俳優という印象だったが、ここに来て大スターの趣が出てきた。ジーン・ハックマンにも負けないと思う。

 七十二年のオリジナルは約二時間近い大作だったと記憶しているが、今回のものは実質一時間半にも満たない。したがって人物像の掘り下げが浅く、その点前作に比べて不満の感想が多いように思われる。アメリカでの評もあまり芳しくはない。しかし所詮作り事のアクション・ムービーであり、次から次へと迫る思いもつかない危機を、展開の速い演出で、しかも独創的な脱出方法を考え出して驚かす面白さは原作以上である。短く編集されているだけに相当なスピード感がある。
 
 「海猿」のような欠伸のでる感傷は一切排して、アクションの面白さだけに徹したこの映画は、久しぶりに大きなカタルシスをもたらした。娯楽大作として成功している。

ポセイドン
投稿者:qDVDp
2006/ 6/ 7 15:52 メッセージ: 2261
これは ryuji2060 さんの 2260 に対する返信です
冒頭にポセイドンを一回り見せるところから、この映画の意気込みがわかる。
その大きさ、豪華さ、客船美をランニングを追いながらの映像の精度に驚く。
いきなりの転覆パニック、膨大なセット、水量、スタントのスケール感は映画の醍醐味。
人を描かないでもっぱら生き残りに焦点を当てたので、前作に劣り、記憶にも残らないだろう。
でも最新技術でリメークした成果はあった。
★★★★

夢駆ける馬ドリーマー
投稿者:qDVDp
2006/ 6/ 9 18:58 メッセージ: 2262
これは さんの に対する返信です
ダコタ・ファニング、1994年2月生まれだからまだ本当に12歳でしょう、天才子役を超えてきた。
「アイ・アム・サム」、「マイ・ボディガード」、「宇宙戦争」、「暗闇のかくれんぼ」と観てきたけど、今回はカート・ラッセル。
どんな主役(相手役?)も食ってしまう、眼力と細やかな表情はもう大女優です。
お話はわかりやすく定番もの、ただひたすらダコタちゃん映画。
★★★

インサイド・マン
投稿者:romanticcosmos
2006/ 6/10 23:30 メッセージ: 2263
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
単なる凶悪な銀行強盗の話かと思いきや、そうじゃない。
銀行に押し入り、人質を取った犯人の真の目的は?
強盗に入られた銀行の創業会長の過去の秘密とは?
ワシントン演じる刑事のイカれた行動とは?。
銀行会長に雇われるやり手弁護士のジョディ・フォスター。
最後に犯人が堂々と銀行正面から出てくるシーンが印象的。
初めて見たスパイク・リー監督の映画でした。
★★★

花よりもなほ
投稿者:qDVDp
2006/ 6/12 16:31 メッセージ: 2264
これは romanticcosmos さんの 2263 に対する返信です
格好良くない、等身大の時代劇は是枝監督らしい。
配役も豊富で性格付けも的確。
それぞれ見せ場もあって悲喜こもごも厚みある。
忠臣蔵も交え、意外性もある。
でも感動がない。
宮沢、古田、田畑、香川、加瀬、国村等好演も、
風合いある黒澤衣装も、軽喜劇に終わってしまったのは勿体無い。
★★★

陽気なギャングが地球を回す
投稿者:qDVDp
2006/ 6/14 16:57 メッセージ: 2265
これは さんの に対する返信です
面白くない。
仲間になる必然性なく、それぞれの能力も出来すぎでしらけるだけ。
軽妙なノリだけではちょっとついていけない。
VFX駆使したカーチェイスだけが唯一魅せた。
★★

オーメン
投稿者:qDVDp
2006/ 6/17 1:22 メッセージ: 2266
これは さんの に対する返信です
微妙に変えてあるけど、ほぼオリジナルに忠実。
だからテンションを上げただけで面白みに欠ける。
リニューアルの不備のカバーは、「ポセイドン」と同じだけどこちらは成果は認められない。
手にポップコーン持ってると散らかす恐さはある。
★★★

『ユンカース・カム・ヒア』上映会(7/9)
投稿者:tamaeiga2006
2006/ 6/19 23:06 メッセージ: 2267
これは さんの に対する返信です
上映会のお知らせです。

TAMA映画フォーラム特別企画
『劇場版ユンカース・カム・ヒア』上映会

『劇場版ユンカース・カム・ヒア』は1995年に公開された長編アニメーション映画で、多摩市在住のアーティスト木根尚登氏の同名小説を元に『おジャ魔女どれみ』や『ケロロ軍曹』などのヒット作を手掛ける佐藤順一監督がオリジナルのストーリーに仕上げた作品です。
多感な時期にある女の子の心情を丁寧な演出と細やかな作画で表現し、同年公開のスタジオジブリ制作『耳をすませば』を抑え、毎日映画コンクール・アニメーション映画賞を受賞しています。

高い評価にも関わらず知名度の低いこの作品が上映されることは滅多にありません。
ジブリを超えた『幻の名作』をご覧頂ける貴重な機会です。
ぜひ、家族そろってお越し下さい。ご来場お待ちしております!!

日時:2006年7月9日(日)
   1回目11:00〜12:45 2回目13:30〜15:15 
   3回目16:00〜17:45 4回目18:30〜20:15
会場:ベルブホール(多摩市永山公民館)
  (ベルブ永山5F・京王・小田急線永山駅下車徒歩2分)

詳細はホームページをご覧下さい

http://www.tamaeiga.org/

不撓不屈
投稿者:ryuji2060
2006/ 6/20 9:23 メッセージ: 2268
これは さんの に対する返信です
1962年、飯塚毅は数百の中小企業をクライアントに持つかなり大きな税理士事務所の所長である。しかし、税理士は公認会計士より一つ下に見られていたし、税務署の下請けみたいに扱われていたからこの事件の背景は容易に想像できる。

 この年、税務当局と論争を繰り広げてきた税理士・飯恚Bは税務当局を相手に訴訟を起こす。当局は逆に飯怩ノ圧力をかけ、クライアント法人の徹底的な調査などの嫌がらせを続ける。ついに飯恷末ア所の4人の職員が逮捕されるが、飯怩ヘ徹底抗戦。国会審議に持ち込んで税務当局に勝ち、4人の職員も無罪となった。この経緯を描いた高杉良の小説を原作にした映画。

 毅の息子の飯塚真玄(現TKC社長)によれば、62年の飯塚事件直前、税務署の横暴から中小企業を守るべく、異議申し立てをしたり裁判に持ち込んだりしたケースを既に600件も抱えていたというから、この事件が起きる前から税務署に目をつけられていたし、対立もしていたのである。これは飯塚税理士の信念が如何に強かったか、如何に勇気のある人物だったかの証左であろう。
 
 それにしても税務署の小役人二匹の言動にはハラが立つ。ホリ衛門や村上某、あるいは西武の堤某のように悪いことをして金持ちになった奴らからは税金をがっぽり絞り取ってやるべきで、税務署には頑張ってもらいたいと常々思ってはいるが、国家権力を傘に着た小役人根性の物言いは唾棄すべき悪徳であり、犯罪である。
 
 実際この事件も最終落着までに七年の長きを必要としたし、結局は社会党の力を得て国会審議で決着させたのだから、その犯罪の解決には大変な労苦を費やしたのである。この種の国家犯罪が一般国民にもたらす害毒は計り知れない。映画では国税庁長官が依願辞任したとのナレーションが入ったが、悪の本家の小役人二匹がどうなったかも是非伝えて欲しかった。

 この事件が一息ついた66年、飯塚毅は栃木県計算センター(現TKC・全国の会計事務所とその先のクライアントとの間をオンラインで繋いだ情報センター)を創設する。TKCと飯塚の名は私が以前勤めていたコンピュータ・メーカーのユーザでもあった。だから一種の親しみを覚えたが、それにしてもこの映画はTKCの全面的バックアップを得ている、というよりPRのような映画であったのが気になった。

 客席の右左、みんなそんな感じの人々である。映画の前後もドイツのデータセンターの開所式か何かでの飯塚のスピーチで締めくくられていたが、TKCのデータセンターの開所式にドイツの有力者が来てのスピーチなら話としても分かるが、話は逆ではないのか。飯塚は晩年、こんなところにも招かれて活躍したという意味なら、映画としての出来を端無くも象徴するエピソードだ。
 
 実際、飯塚の人間としての立派さとは別に、映画としての出来は良くない。劇映画ではなくレポートである。ナレーションもそういう観点から挿入されている。何とか余韻を残して劇映画としての辻褄を合わせようとするから、終わり部分も蛇足の連続で、結局長い二時間になった。一時間半くらいに編集し直すべきだったろう。

 滝田栄は最近見ないと思っていたが、久しぶり。いい俳優なのに映画がご無沙汰とは残念。松坂慶子は下手ではないが、この種の役柄では松坂節が気になって、ミスキャストだ。

トランスポーター2
投稿者:ryuji2060
2006/ 6/20 9:34 メッセージ: 2269
これは さんの に対する返信です
 前作よりアクションは派手で且つ、華麗。消化ホースを使ったところや、手摺を上手く飛び跳ねて利用するところ等々、ジャッキー・チェンのアクションを思わせる。この監督はきっとジャッキー・チェンの映画を研究した筈だ。

 今回の荷は子どもだ。この子が誘拐される。だから「運び」より悪党をやっつける方に映画の主眼が置かれている。

 そこへ人殺しウイルスとその解毒薬の争奪が絡んでくるが、このアイデアはどこかで観た。香港映画だったか?

 ジェイソン・ステイサムのアクションはハリウッド製としては今までに無い形で独創的で良い。ジャッキー・チェンに似ているとしてもこれに匹敵するのはジャン=クロード・ヴァン・ダムだ。ヴァン・ダムはスタントを使うケースが多いと言われるが今回のフランク・マーティンはどうか。

 車が正面衝突する寸前で飛び上がるシーンなど、スタントを使っていたとしても相当危ないのではないか。敵の劇痩せの女武闘家との格闘シーンも想定外の面白さ。
 
 徹底的にクールなのもいい。人妻の誘惑も冷たく撥ね退ける。それでいて逆に感謝される得な役。汚れた服の着替えを車のトランクに入れておいて、直ちに取り替えるのもヒーローのスタイルとしては異色。彼のトレードマークである。
 
 007がBMWならトランスポーターはアウディだ。この対抗意識もスマートだ。車の下に付いた爆弾を華麗に飛び跳ねて反転、置かれたクレーンの先で蹴落とすのはスタンディング・オヴェィションしてもいい。
 
 何も考えずにただ楽しむ娯楽映画としては大成功。

Re: 花よりもなほ
投稿者:ryuji2060
2006/ 6/22 1:15 メッセージ: 2270
これは qDVDp さんの 2264 に対する返信です
 俳優陣が凄い。素人の少年を主人公にした「誰も知らない」の逆である。これだけの芸達者を集めれば良い映画が出来るだろう、と思うが結果はそうでもない。ごちゃごちゃと色々な人が出過ぎる。二時間の中に上手く押し込めてはいるが、色んな話を詰め込み過ぎの感は否めない。話の展開にスピード感がなく(「誰も知らない」はスピード感があってリアルな空間に引き込まれた)もたついたために、全体がウソっぽくなってしまった。もっと話を整理して短く編集すれば、キリット締まった筋の通った作品になった筈だ。
 
 長屋が如何にも汚い。特に、汚い乞食小屋のようなごちゃごちゃした塊を上から撮った場面が多く、空間が大きく感じられない。このため、話自体の仮想空間も小さくなってしまって、観客の想像力が大きく羽ばたくのを妨げてしまっている。映画は汚いものを汚く見せてはダメだと思う。実際は汚くとも、ある種の美しさは常に必要である。それが文芸というものだろう。
 
 忠臣蔵の浪士の会話なども、本当はこんなものだったかも知れない。長屋も本当はこんなスラムみたいな感じが実際だったかも知れない。子ども達が浪人と剣術の稽古をする横丁もこんな感じの狭い空間だったろう。大家が店子と鍋をつつき、犬の肉と知って逃げるように去るのを、店子が突き放すように追い出すところも本当臭い。あだ討ちをやるやると言いながら藩から金をせびり続けるのも、理想など持たずに日々を流される若者の生き方かも知れない。
 
 しかし、これらの描き方が一貫して諧謔の調子を帯びているために、全体にどうしてもリアルな感じが出てこない。ウソっぽいお笑い話になってしまっている。宮沢りえが突出してスラムに相応しくないのも、話のアンバランスな感じを強調してしまっている。上島竜兵らのおふざけ集団がザワザワ周りにいるのも落語めいている。このおふざけ感は最後のあだ討ち劇で止めを刺す。
 
 実際はこんなもんだろうという、人間の真実にもう一歩で迫りながら、余計な照れ笑いで自ら雰囲気を台無しにしてしまった下手なコメディアンのようである。
 
 全体に一本筋を通すべき岡田准一の演技にも、もう一つの迫力がない。影が薄い。これが青木宗左衛門という人物像を現実感の乏しいものにしてしまっており、映画全体を絵空事にしてしまっている。残念ながら「誰も知らない」とは逆の結果になってしまった。

カーズ
投稿者:qDVDp
2006/ 6/24 13:23 メッセージ: 2271
これは さんの に対する返信です
TOHOシネマズ南大沢の試写会に行ってきました。

良かった、歴代PIXERでは最高の出来だと思う。
1995トイ・ストーリー★★★、1999バグズ・ライフ★★★、
2002モンスターズ・インク★★★★自前ランク22位
2003ファインディング・ニモ★★★★★自前ランク7位
2004Mr.インクレディブル★★★★★自前ランク11位

風景きれい、車キャラ秀逸、背景も奥深い、泣かせる、楽しい、愛しい、懐かしい・・・いろんな要素が詰まっている。
車の外観だけで喜怒哀楽、感情起伏、個性を表現するなんてこの道一筋の職人技を見せ付けられる。

ヘレンが瀧の前でポーズ決める画面なんて鳥肌ものです。
ディズニー最後、置き土産的な想いが随所に散りばめられている。
(結果的に買収されてそうならなかったらしいけど)
クレジットの最後の最後までサービスいっぱい、顔がほころびっ放しだった。

出口アンケートに最大賛辞を残してきました。
絶対お勧め!
因みに短編「ワンマンバンド」もセリフなしだけど秀逸。
★★★★★

美しい夏キリシマ
投稿者:qDVDp
2006/ 6/28 0:06 メッセージ: 2272
これは さんの に対する返信です
黒木和雄監督追悼上映会で観る事が叶いました。
2003年度キネ旬1位。

監督自身の体験からあの暑い夏が語られる。
日常のなかの追い詰められた戦争、
周りの美しい景色を打ち破るB29、
生きることに病む少年や野生むき出しで生きる兵。
すべての人を巻き込んでしまう戦争の不条理を静かに訴える。

「TOMORROW明日」、「父と暮らせば」と合わせて戦争レクイエム3部作がようやく完結した。
どれも原爆、戦争をその場にいた普通の人たちを描くことで、こらえようのない痛みを訴えている。
どれも哀しいけれど私的にはもっと激しい怒りが欲しい。
得がたい語り部を失った。
★★★★

Re: 明日の記憶
投稿者:ryuji2060
2006/ 6/28 13:51 メッセージ: 2273
これは qDVDp さんの 2247 に対する返信です
 映画は二〇一〇年の佐伯雅行の姿から始まる。何も無い部屋に座ったままの姿はすでに廃人である。黙って外の夕陽を見つめている。真っ赤に焼けた夕焼けは毒々しく、まるで悪夢のようである。部屋の壁側の作りが何かおかしい。カメラは少しづつ後ろに引いて建物の外観を映し出す。「施設」である。
 
 話は二〇〇四年に戻る。この年の春に佐伯雅行は若年アルツハイマーを発症する。四十九歳であった。病を得てトラブル続きとなり、会社を辞めるのが五十歳である。この四十九から五十歳という設定はなかなか上手いと思う。例えば、六十歳になって定年退職した人からはほんの十年の違いしかない。退職して第一線から退くとすぐ呆けてくる。それを意識し始めた人達にとってはひとごとではない。あと更に十年経てば七十である。そうなればアルツハイマーは殆どの人に身近な恐怖となろう。僕自身「桜、電車、猫」のテストが突然で出来なくて、一瞬ヒヤッとした。
 
 四十九歳、五〇歳というのは確かに若い。働き盛りである。こんな時にアルツハイマーになるというのは、当人にとって耐え切れない恥辱であり、社会人として活躍している真っ最中であるだけに、そのトラブルはドラマである。しかし、ほんの十年経てば観ている観客の側にも現実の悪夢として襲い掛かって来るかも知れないと思えば、佐伯の悲劇は特殊なものではなく、突然誰にでも共感できる一般的な恐怖となろう。
 
 発症に気がついて、それが仕事にどのように影響していくかを観ていく過程は、会社勤めを長い間してきた我々にとって気が気ではない。まるでサスペンス映画である。競争の激しい広告代理店の一線の営業部長が、今まで営々と築き上げてきた信用を一つずつ失っていくさまは胸が痛くなる。
 
 結局、アルツハイマーであることがバレて窓際に追いやられるのであるが、その頃には気も萎えて、人から嘲笑を受けても怒る覇気もない。現役の時に獲得したクライアントの課長からの電話が唯一の慰めである。ここら辺はサラリーマンの実態をよく描き出している。
 
 娘の結婚式でのスピーチは実に泣ける。覚えることが出来ないから紙に書くのであるが、この紙さえもトイレに忘れてきてしまうのだ。しかし、娘を思う気持は忘れることはない。自然に話は出て来る。が、観客は、多分これがまともに話のできる最後の機会であろうと思うのである。観客は知っているから泣けてくる。このエピソードが、こういうスピーチをしたこともあったという最後の美しい思い出になることを。
 
 この後は坂を転げ落ちるように病は進行し、佐伯の悲しい顔が延々と続くことになる。しかしそれでも、完全に呆けてしまうまでにはまだ相当の時間がある。「緩慢な死」の意味が良く分かってくる。妻の枝実子は働きに出る。疲れて帰って来くるとイライラして、雅行の仕種に腹が立ち、突然昔のことを詰り出す。このようなシーンは実に自然で、この映画に大変なリアリティーを与えていると思う。
 
 最後のエピソードはこの映画の白眉であり、詩的でさえある。雅行が自分で作った茶碗を見て、昔、山に篭って熱中した陶芸の経験を思い出す。そこで結婚前の枝実子に会ったのだ。若い枝実子の幻に誘われるまま、昔の山に入る。そこには更に幻の老師が待っていて互いに酒を酌み交わす。翌朝、野焼きして焼きあがった茶碗を持って山を下りる路で、探し回って来ただろう枝実子に出会う。しかし雅行にはもう枝実子を識別できない。初めての挨拶の体で枝実子という名前を聞いて、「いい名前ですね」と言うのである。結婚前の枝実子にもう一度会ったのだ。そしてこの映画は終わる。実に深い余韻が残る。

 結局人間は誰でも、五十を過ぎたころから「緩慢な死」に向かって歩き始めるのではないか。佐伯雅行のようにドラマチックではなくとも、多かれ少なかれ呆けてきて、佐伯よりも更に「緩慢」にではあるが、しかし確実に「死」に向かって進む。だからこの映画は万人の共感を得るのであるが、「死」を迎えたとき残るのは、生き残った周りの人たちが覚えている記憶だけ、あるいは本人が時折何かの拍子に思い出す思い出の断片だけ、というのはあまりにも悲しいではないか。悲しくてもそれが現実であるということをこの映画は言っているのである。元気の出る映画ではないが人間の真実を語っている。

Re: 明日の記憶
投稿者:qDVDp
2006/ 6/28 23:59 メッセージ: 2274
これは ryuji2060 さんの 2273 に対する返信です
この映画を観て以来、物忘れすると「明日の記憶・・・だ」って。
映画の題名、監督、役者名が出てこないのは日常茶万事。
出来るだけ思い出すよう努力していますが、いやですねぇ。
年々ひどくなってくるような、でも付き合っていくしかないもんね。
脳にいいもの食べて、お酒も控えて、少しでも衰えを防がないと。

バッシング
投稿者:qDVDp
2006/ 7/ 3 22:58 メッセージ: 2275
これは さんの に対する返信です
どこまで本当かわからないけど、大枠は外してないのでしょう。
人質になった女性の苦悩や想いをあぶり出す。
この狭いニッポン、飛び出しちゃえ!って言うしかないよ。
映像はただひたすら耐える家族を追うだけだけど、その空虚感が不条理を引き立たせる。
主人公を演じる占部房子の存在感はすごい。
★★★★

映画「あんにょん・サヨナラ」上映会
投稿者:qDVDp
2006/ 7/ 4 16:45 メッセージ: 2276
これは さんの に対する返信です
日韓共同で靖国神社の問題に取り組んだ世界初のドキュメンタリー「あんにょん・サヨナラ」は、
韓国で日本軍に徴用され、中国で戦死した、韓国人遺族の叫びを日本に住む日本の友人の目を通して描いた作品です。

釜山国際映画祭最優秀韓国ドキュメンタリー賞受賞
山形国際ドキュメンタリー映画際2005アジア千波万波特別招待作品

■ 2006年8月12日(土)2:30と6:00
  各回上映終了後 共同監督 加藤久美子氏トーク
■ 多摩市・永山公民館ベルブホール(小田急・京王永山駅下車)
■ 主催:多摩平和イベント実行委員会
■ 詳細案内サイト http://taenoha.com/tamaheiwa

バルトの楽園
投稿者:qDVDp
2006/ 7/ 5 19:04 メッセージ: 2277
これは さんの に対する返信です
先ず、思ったことは対ドイツに勝利したにしては日本が貧し過ぎること。
そんな国に捕虜として送り込まれたのは、一生の不覚だったでしょう。
迎える側も度量、財政共に余裕なく、収容所の苦悩は尋常ではない。

そんな時代、松江豊寿所長の「武士の情け」は余計に引き立つ。
背景に会津藩士だった父親を重ね合わせて、冷ややかな軍上層部に対し頑強に捕虜を守る姿に心を打つ。

こんないいお話がもっとあってもいいだろう。
世界に自慢できる日本人がまだたくさんいると思うけど、ぜひ映像化して欲しい。
★★★★★

タイヨウのうた
投稿者:qDVDp
2006/ 7/ 8 0:04 メッセージ: 2278
これは さんの に対する返信です
YUIに尽きるでしょうね。
演技は上手くもなく、かといって下手でもない。
不思議な雰囲気をかもし出します。
やはり、ミュージシャンだし、感性で演っちゃう。
懸命な歌唱と同じ、一途に生きた主人公に同期している。
★★★★

DEATH NOTE デスノート 前編
投稿者:qDVDp
2006/ 7/ 9 23:23 メッセージ: 2279
これは さんの に対する返信です
原作を読んでないので、面白さが倍増したかも。
難しいことを言わなければ、実写としても一級品でしょう。
なかでもLのキャラは、松山と共に群を抜いて傑作。
登場するシーンは映像的にも圧巻で、鳥肌モンです。
原作がいくら跳んでいても、追いかけるだけのCG技術も備わって、完璧の出来栄え。
後編が待ち遠しい、原作はその後の楽しみにしよう。
★★★★

着信アリ Final
投稿者:qDVDp
2006/ 7/11 0:02 メッセージ: 2280
これは さんの に対する返信です
ホマキもつまらないモンに出たものです。
眼チカラは生かされていますが、黒木メイサとの対抗馬も物足らない。
将来を見据えてもっと作品を選んで欲しい。
事務所側スタッフの方々にも、くれぐれも大事に扱ってもらえますよう懇願いたします。

なんで韓国か知らんけどドタバタし過ぎ、二番煎じ続出で、恐さもなし。
このシリーズもFinalは妥当でしょう。
★★★

ブレイブ ストーリー
投稿者:qDVDp
2006/ 7/12 23:33 メッセージ: 2281
これは さんの に対する返信です
「銀色の髪のアギト」に続く、「GONZO」作品、絵はきれい。
並び称される?PIXERとの違いは、お話が弱い。
万を持した宮部原作も、またしても弱い。

結局、立派に自己犠牲を選んだ結果は・・・と息をのんだけど・・・あの終わり方はどうなの?
ポケモンに似通ったのも痛い。

松たか子以下声優連、音楽、効果音は最上。
デジタルアニメの水準は、高まってきているので後はオリジナルでいいお話を望む。
★★★

M:I:III
投稿者:qDVDp
2006/ 7/14 23:48 メッセージ: 2282
これは さんの に対する返信です
監督変われば趣きも変わる。
スパイにフィアンセ登場し、人間イーサンが色濃い。
相変わらずサービス精神旺盛で、アクションは凄まじい、スタントなしでよく走る。
「ラストサムライ」で渡辺謙を送り出してもらって以来、トムには頭が上がらない。
このシリーズもまだまだ続きそう。
★★★★

Re: M:I:III
投稿者:romanticcosmos
2006/ 7/16 11:55 メッセージ: 2283
これは qDVDp さんの 2282 に対する返信です
先々週、先行上映で見てきました。
「ラビットフッド」をめぐる攻防。見ごたえがありましたね。
空中、侵入、変装、銃撃、爆破・・・スパイ映画の醍醐味、てんこ盛りです。
娯楽大作映画として見れば息もつかせぬ連続で面白かったと思います。
14日深夜の「こちとら自腹じゃッ!」で井筒監督がこの「M:I:III」を見に行って、論評していましたが、星1つでした。
理由は「何で上海やねん?それがわからんから見てもうた。だから星1つあげる。」といった趣旨の発言をしておりました。
でも、面白かったですよ。
★★★☆

Re: M:I:III
投稿者:qDVDp
2006/ 7/16 23:50 メッセージ: 2284
これは romanticcosmos さんの 2283 に対する返信です
最近、「こちとら自腹じゃッ!」は見ていませんが、監督の毒舌は相変わらずですね。

パイレーツ・オブ・カリビアン
投稿者:romanticcosmos
2006/ 7/17 17:09 メッセージ: 2285
これは kana1229 さんの 1 に対する返信です
「パイレーツ・オブ・カリビアン〜デッドマンズチェスト」の先行上映を見に行きました。
ワーナーマイカル多摩センターでは一番大きい1番スクリーンなのに、TOHOシネマズ南大沢では比較的小さめな6,7、8番スクリーンでした。

ここで本題。
話題満載で、全米でもオープニング興行成績歴代1位と聞き、期待して見に来ました。

2時間30分と子供向け娯楽映画としてはちょっと長めかなと思うのですが、最初から一気に2時間半見てしまいました。
CGもうまくできていたし、コミック感覚満載で、一緒に見に行った家族は「まるでトムとジェリーみたい。」という感想をもらしていました。
ジャック・スパロウ船長は今回はずっとふらふら状態。
前回はふらふらしていても決めるとこは決めるかっこよさがあったのですが、今回は終始コミカル!
でも、ブラックパール号がクラーケンに襲われたとき、仲間を見捨てて一人逃げ出したけど、また戻って闘うところはさすが、やるときはやるぞと言う男気を見せてくれとほっとしました。
最後はスパロウ船長とクラーケンの闘いの最中に無情の終了。
これじゃ、いやでも来年夏公開予定の3部作の第3作を見ないわけには行きませんね。

★★★☆

日本沈没
投稿者:qDVDp
2006/ 7/19 0:10 メッセージ: 2286
これは さんの に対する返信です
5/29完成披露プレミア試写会で観ました。
樋口監督は、特撮監督としか言い様がない。
人間ドラマには限界あるかも知れないが、各地災害シーンの連続技は見応え充分。
大破壊、大火炎、大音響は凄まじい。
でも、でも、この原作は国を失い、難民となった日本人の悲哀にあると思う。
そこを外してしまうと、ただのスペクタクルに終わってしまうだろうに。

夏の話そう会
投稿者:qDVDp
2006/ 7/19 1:44 メッセージ: 2287
これは さんの に対する返信です
〈たえのは〉は、ほぼ年4回ペース(春夏秋冬)で多摩市近郊のお店や公園で実施しています。
映画話題が中心ですが、特にテーマは決まりません。
映画そのものが娯楽でもあり、あらゆるジャンルに広がる総合芸術ですものね。
最近観た映画の想いなどを思い切り語ったり、聞いたりしませんか。
ご都合つきましたらぜひご参加ください。
いつもこのトピに来られる方、たまたまトピを見た方も是非に!
---------------------------------------------
8月5日(土)19〜22時 「夏の話そう会」 

会場:WISSENヴィッセン
京王相模原線、小田急相模線 「永山駅」徒歩 13分
会費:3000円(飲む方はそれなりに4000円)

●映画もろもろ雑多話! ●友人ご家族同伴OK!

お店の地図
http://www.lib-wissen.com/shop/

ちょっと遠いので、不案内な方は駅から車で移動します。
永山駅改札18時30分集合

7/18現在参加予定:5名
★手配上、7/31までに必ず予約してください。

高遠菜穂子・イラク報告会
投稿者:qDVDp
2006/ 7/22 13:12 メッセージ: 2288
これは さんの に対する返信です
昨日、調布市文化会館であったので行ってきました。
主催は、近くで自然食品とレストランをやっているみさと屋で20周年記念事業。
http://www.wellb.net/shop/T10213/

ノートパソコンから静止、動画映像を駆使して2時間、一気にイラク・ファルージャの悲惨な現状を報告。
報道されることがない、米軍のイラク市民に対する虐殺とも言える無差別爆撃には眼を疑います。

白リン弾や化学兵器を使ったらしき死骸写真や結婚式を襲ったヘリ攻撃の現状には、改めて憤りが湧き上がる。
なぜマスメディアは、もっと勇気をもって世界やアメリカ国内で報道しないのか、いくら報道管制がひかれようが断固闘って欲しい。

冒頭、高遠さんは04年4月拘束についてお侘び、すかさず客席から「謝ることないよ」の声、まだあの事件ひきずっているんだなぁ・・・。
質疑応答があれば、映画「バッシング」についての感想を聞こうと思ってましたが、その機会はなくさっさと退場されました。
何度も聞いている人によると、この日は体調が良くなかったようだ、いつもはもっと訴えかけると。

http://iraqhope.exblog.jp/


:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:*~*:._.:*~*:

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
     夏の話そう会開催します。みなさん参加して!
         ( ^_^)/□☆□\(^_^ )
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
8月5日(土)19〜22時 「夏の話そう会」

会場:WISSENヴィッセン
京王相模原線、小田急相模線 「永山駅」徒歩 13分
会費:3000円(飲む方はそれなりに4000円)

●映画もろもろ雑多話! ●友人ご家族同伴OK!

お店の地図
http://www.lib-wissen.com/shop/

ちょっと遠いので、不案内な方は駅から車で移動します。
永山駅改札18時30分集合

7/18現在参加予定:5名
★手配上、7/31までに必ず予約してください。

たえのは:ひと・まち・えいが
http://taenoha.com/
お申込は:
http://www.taenoha.com/send/form.html

カーズ
投稿者:ryuji2060
2006/ 7/22 20:17 メッセージ: 2289
これは さんの に対する返信です
 ピクサーのアニメは顔の表情が相変わらず上手い。これは日本のアニメにはない強みだ。
 
 生意気な若者が田舎の純なお節介に翻弄されているうちに、他人を思う気持の大切さに気づいて行くというお話。かっての、日本車などが無い頃の、純正自動車文化へのノスタルジー。ルート66が出てくるのがミソ。
 
 話の中で往年のチャンピオン(ドック・ハドソン)が重要な役割を果たすところが、やはり強いものに憧れるアメリカそのものである。美しさや優しさを言っても、強く実力がなければ人の尊敬を集めることが出来ないという、アメリカ文化の限界を率直に出している。

 ロックやカントリーは狭い日本で歌っても所詮偽者。果てしない広野と無鉄砲なスピードに身を任して始めて酔える。

 吹き替え版だったのでポール・ニューマンの声を聞けなかったのは残念。

初恋
投稿者:ryuji2060
2006/ 7/22 20:19 メッセージ: 2290
これは さんの に対する返信です
 観始めてすぐ眠ったしまった。なにしろ展開がのろのろし過ぎである。多分三分の一ほどうつらうつらした所で目が覚めた。
 
 三億円事件そのものの語り口は余計な装飾もなくスマートであったが、仲間内のだらだらした会話、はっきりしない動きなどが観客をイライラさせる。当時の若者の生態をリアルに、と宣伝文句にあるが、先ず言葉遣いがおかしい。

 手を触れただけで心が動く初心な感じは六十年代のそれらしくはあっても、当時の女の子はこんな言葉遣いはしなかった。現代のそれを間違って使っている。多分この原作者は若い女だ(インターネットで検索すると中原みすずは勿論ペンネームだがプロフィールは非公開なのだと)。

 六十年代の雰囲気を出そうとしているが、ジャズ喫茶の湿った薄暗さと活気のなさ、学生運動のステレオタイプな描きかた、先に言った若者言葉、たむろしている奴らの若年寄のような活気のなさ、みんなウソ臭い。小出恵介も上手くはないが、肝心の宮崎あおいの演技が素人に毛の生えた程度になっている。監督も脚本もダメである。

 事件の実行を除いて、いくら恋煩いをしているとは言っても終始じめじめ、めそめそしていて凡そ若者らしくない。確かにこんな感じの娘がいることはいる。しかしシクシク、メソメソは一時的なもので、年がら年中こんな感じで生きている二十代なんて病気だ。メリハリがないから恋煩いの悲しさが伝わって来ない。
 
 恋をした相手に頼まれて、彼の意に沿いたいとの一心から三億円強盗をする。しかし金を取るのが目的ではなかったから、金がどこへ行ったかには興味がない。事件は巷では大騒ぎになっているが、捜査対象からは全く外れているし、ひとごとのようである。初恋の相手にまた会えることだけが希望だ。しかし会えないということを知っている。知っているがいつか会えることを思い続けている。思い続けているうちに、自分が事件の当事者であること自体を実感できなくなってしまう。その悲しさを描こうとしたのだろうが、描き方が随分と回りくどい。 

 小説は読んでないが(読む気もないが)、映画になったこの作品では、映像が六十年代を上手く出しているところが、唯一救いだった。

M.i.III
投稿者:ryuji2060
2006/ 7/22 20:22 メッセージ: 2291
これは さんの に対する返信です
 今までの三作の中では一番の出来。次々と繰り出すアイデアとアクションが冴えている。トム・クルーズの演技も真に迫って彼の力の入れようが分かる。
 
 ハントは遂に結婚する。この商売で結婚するのは危険だという仲間の忠告がやがてミエミエで効いてくる。それにしても悪漢オーエン・ダヴィアンの、直ぐ「お前の女を痛めつけてやる」という姿勢は安直でクサイが、悪辣卑劣な性格をモロに出している。少しは自制というものを考えられないのか。
 
 脳内に打ち込んで爆発させるカプセルのような陰険極まりない残酷な苛め道具に凝って、背後の悪の大きさを表現し損なった。「ラビットフット」とは何だったのか。巨悪を観客が想像するには隠し過ぎ。裏切り上司も実は一段ランク落ちだったのも悪の大きさを減じてしまった。
 
 最初のエピソードはミッション・インポッシブルになっている。しかしそのミッションに失敗する。メインのエピソードはその仕返しのようなものだ。本来のミッションではないし、仲間も友情で集まったようなものでMiシリーズの趣旨からは少し外れている。

 結婚した後もエージェントであることを妻に打ち明けられずに悩むのであるが、事件解決の後ではチーム仲間とオフィスにまで入り込んで歓談する。今まで悩んでいたのは何だったのか。それとも、もうスパイ活動はしないということか。最後のトム・クルーズの、悩みなど一切ないといった、脳天気な人の良い笑い顔が大変気になる。これが冷酷無比な優秀なエージェントの素顔か。スパイの悲しさ、寂しさはどこへ行った。
 
 IMF(一般にはInternational Monetary Fund)という組織で働いているということを始めて知ったが、これがインポッシブル・ミッション・フォースの略だとはジュリアならずとも吹き出してしまう。とにかく、組織の上司が裏切り者で犯罪の黒幕であるという設定や、主人公の恋人や妻が人質に取られて、その奪回と事件の解決が同時併行するという筋立てはステレオタイプだ。しかしそれを上回るアクションとトリックの新鮮さ、スピードがある。日本の映画ではこの十分の一のアイデアで容易に一本の映画ができてしまうだろう。勿体無いくらいだ。

 前に述べたように難はあるが、所詮娯楽映画であり、Miシリーズ斯くあるべしとのルールがあるわけでもない。面白いという意味では大成功している。何も考えずにただ楽しめばいい映画である。

 トム・クルーズが上海の下町を「送開送開(ツゥォカイツゥォカイ)」と叫んで走る姿は滑稽であるが親しみももてる。走り回るには不便な川沿いの道だが、散歩には情緒がある。摩天楼とノスタルジックな場末がアンバランスに同居する中国の町は、これからもハリウッド映画には欠かせないものになるのだろう。日本も、映画のみならず文化活動には融通を利かせて協力的になれるよう、小役人の頭を改造する必要がある。

レイヤー・ケーキ
投稿者:ryuji2060
2006/ 7/22 20:23 メッセージ: 2292
これは さんの に対する返信です
 二〇〇四年作品で「ミュンヘン」より先に公開されたもの。ダニエル・クレイグの「ミュンヘン」が当たり、新007にも選ばれたので日本でもユーロスペースで公開された。

英国の裏社会、アメリカとは一味違った粘着質な残酷さだ。ダニエル・クレイグ演ずる主人公は最後まで名を明かさない。足を洗うつもりの最後の仕事が、身を泥沼に引きずり込む。よくある話ではあるが、それも何とかこなすところがダニエル・クレイグの魅力を生んでいる。

 テンプルに捕まって、ビルの上から落とされそうになって恐怖に呻くが立ち直りも早い。残酷さに慣れてはいるが、始めての殺しでは罪の意識であろうか、恐れ戦きのた打ち回る。リアルである。仲間のコルム・ミー二ィにコテンパにやられるが誤解が解ければケロリとしている。女を引っ掛けるところはハードボイルド・タッチでその対比もいい。

 ストーリは結構複雑で、意表をついた展開も面白い。ダニエル・クレイグの仲間たちも黙々と暴力と悪を遂行する役柄で、俳優たちも上手い。中でもジーンを演ずるコルム・ミー二ィが一切笑わないプロの手足れを演じて凄みがある。この中にあって、ダニエル・クレイグが現実感のある演技で、かつリアルな故の滑稽さを上手く出していて良い映画になっている。掘り出し物である。

胡同のひまわり
投稿者:ryuji2060
2006/ 7/22 20:25 メッセージ: 2293
これは さんの に対する返信です
 けれんのない演出で真正面から撮っている姿勢は、この映画の夫婦のような誠実な、そして人生にたいする揺るぎのない信念の表れのようである。
 
 父のガンニャンは文化革命の犠牲になって六年間の下放から戻ってくると、息子のシャンヤンの画才を認めそれを伸ばすべく全精力を注ぐ。彼は実際には働いているのであるが、その様子は一切画面には出てこない。それほど自分のことは二の次で息子に賭けているということなのだろう。

 母親も働いているようであるがそれも殆ど語られない。どの位の生活費を稼いでいるのか分からないが、昔ながらの胡同の四合院の生活はそれほど金のかからない、しかし落ち着いた、隣人と密着したという意味では結構豊かな暮らしのようである。東京の下町の雑居という感覚に近いのだろうが、やはりそこは中国、個人のプライバシーはそれなりに守られ、各家庭のスペースもそれなりに広い。

 父親が自分の夢を託して、これほどまでに息子に執心するというのは分からないでもない。日本のつい最近の例でも、イチロー父子や、荒川静香のケースがある。文科系でも三島由紀夫なども祖母さんの特訓を受けたと言えなくもない。岡本太郎だって家庭環境からすれば期待され、それなりの強制もあったのだろう。昔文科系、今体育系というのも時代の流れだ。

 一九六〇年代後半の北京の雰囲気は分かるような気もする。体育系より伝統的な文科系だろう。この親父さんは誠実で信念を持ってはいるが自分のことは早々と諦めてしまう。奥さんのアパートへの夢も理解しようとはしないで、四合院のなかに閉じこもってしまう。分からないのはこの点だ。

 あの時代の青年から壮年にかけての人々は文革で生きる意欲まで失ってしまったのだろうか。終戦直後の日本人も意気阻喪したが、これほどまでにダメにはなっていない。その後の急成長の時代を担うのだ。中国は共産主義がこのような人々を作ったのだとしたのなら、今の経済発展を担っているのは一世代次の人たちなのだろう。

 父親役のスン・ハイインは男前の二枚目だ。若い頃の鬘(かつら)が初々しい。厳しい父親と息子の間でオロオロしながらも、暖かい愛情で家族を見守っている母親は素晴らしい。母親役のジョアン・チェンは上手い。ハリウッド映画の監督までやる才媛である。

 親父の息子への教育は厳しいがこれだけ拘束すれば男の子はもっと反発するだろう。いやいやながらも、結局親父にしたがって行くのは、シャンヤンも実は古い世代の中国人だ。日本の高度成長期の一九六〇年代から七〇年代、団塊の世代のチョッと上が、時代的には中国ではガンニャンの世代であれば、その次のシャンヤンの世代が今の急成長を牽引しているのだろう。

 親父がガンガン拘束すれば子どもはもっと反抗するのが今の日本なら、中国はシャンヤンの子どもの世代がその危険を孕んでいるという対比になるのだろう。そのアナロジーで行けばこれからの中国は高度成長の期待と同時に、まだ経験したことのない世代間の大きなギャップに立ち向わねばならないのだ。

 この映画はガンニャンから始まって、シャンヤンとその子の三代に渡る物語であるが、その流れは前半の悠々とした調子に対し、後半、四合院の撤去と同時に急転回する。更に今後どう変わっていくのか。

 最後のガンニャンの失踪は意外であった。孫の誕生に向日葵の花を添えて、まだ何所かで生きている証しを示してはいるが、何をしているのか、何の目的で失踪してしまったのか、全く不明である。沢山の老人が公園でブラブラしている姿が映し出される。この人たちは今後どうなるのだろう。更にこのような老人がこれからますます溢れ出てくるのだろう。

 ガンニャンの驚くべき失踪は、深い喪失感と暗い不安をもたらす。これは、十三億という大変な人口を抱えながら、近代中国が今まで経験したことのない全く新しい時代に直面して驚き、かつ恐れ慄いている姿の象徴のように思えてならない。

日本沈没
投稿者:ryuji2060
2006/ 7/22 21:48 メッセージ: 2294
これは さんの に対する返信です
 またまたやりました日本映画のお家芸、感傷たっぷり、製作者だけがべったり陶酔の、超スローな人間劇。

 CGはまあまあだがハリウッドから三十年も遅れればこれ位は当然のレベル。しかし沈没に至る破局のシーンと関係者の群像劇がテンポもリズムもチグハグだから、サスペンスが一向に高まらない。悲劇が悲劇として煮詰まってこないのだ。
 
 先ず総理大臣以下列席の会議でなぜアメリカ人に問題提起を受けなければならないのか。三十年前ならいざ知らす、現代の日本の地震学のレベルは世界一のはず。読んでないので原作ではどうか知らないが、二〇〇六年封切りの映画としては不適切。冒頭の、日本映画とは思えないスマートな幕開けで、これはひょっとしてと思ったが、ここで早くも裏切られた。
 
 それからはもう御伽噺の世界。総理大臣と目パッチリのお人形さんみたいな担当大臣だけの政府が、ぶちきれてばかりいる天才科学者を相手に日本沈没の対処策を練る。世界の動きもまるで分からない。世界第二位の経済大国が沈没するということは、ひとえに国内だけの問題ではなく、その影響は世界にとっても致命的である。したがって、救済策も世界的なオペレーションになるはずだが、その規模の大きさがちっとも見えてこないのである。北朝鮮がひょろひょろミサイルを発射しただけで国連がこれだけ動く時代に、早々と「アメリカに見捨てられた」はないだろう。その割りには超大型爆弾を日本列島の東側に埋め込む特殊船舶の調達は早い。ストーリーが調子良過ぎて現実感がない。SF大作としては致命的。
 
 話としては、現実的な小野寺が柴咲演ずるレスキュー隊員の阿部に恋するうちにその生き方に影響され、自らの命を犠牲にして日本を救う道に賭けることになる、という感動物語である。その意図は何とか分かるが、スローで過剰な感傷に満ちたストーリー展開からは、小野寺の心の変化とその必然性が殆ど読み取れない。だから、最後の取って付けたような犠牲的潜水行は、殆ど感動を生まないまま終わってしまう。
 
 ラストの、危機管理担当大臣変じて総理代行の鷹森のスピーチには笑ってしまう。小野寺と結城の名を公式演説の中で突然言ってしまっては、ゴジラと戦った地球防衛軍のノリだ。視野が狭すぎるのだ。富士山が噴火寸前で赤くなったのが急に冷えてしまうとか、阿部隊員が都合よく遭難家族に定点着陸とか、後半はとにかくばかばかしくなってしまった。
 
 最後の連続爆破の壮大さなど、一応の水準に達しているCGだけが浮いてしまった残念作。脚本と監督にもっと大人の感覚を持った、成熟した専門家を当てればもう少し良くなったのに。「・・・大和」や「海猿」よりはましだが。あとは「日本以外全部沈没」に期待するしかないか。

ディセント
投稿者:ryuji2060
2006/ 7/22 21:53 メッセージ: 2295
これは さんの に対する返信です
 ひっそりと公開されるB級ホラーには掘り出し物があるという経験から期待して観た。結果は期待通り。大変な傑作である。監督も出演者もイギリス人によるイギリス映画であるが舞台はアメリカ、登場人物の設定もアメリカ人になっている。観た後、英国インディペンデント映画賞最優秀監督賞を受賞した作品であることを知った。

 この監督の前作、二〇〇二年の「ドッグ・ソルジャー」も凄く面白いらしい。DVDを買って観よう。
 [「ドッグ・ソルジャー」・・・・・『トレインスポッティング』のダニー・ボイル、『ヘル・レイザー』のクライヴ・バカー。新感覚溢れる映画製作に定評のある、敏腕プロデューサーのクリストファー・フィッグが、第二のサム・ライミ(『死霊のはらわた』『スパイダーマン』)&ピーター・ジャクソン(『パッド・テイスト』『ロード・オブ・ザ・リング』)を発掘した。彼の名は、ニール・マーシャル。そして彼が最初に選んだ題材は〈人狼〉。この初監督作が、イギリス本国では誰もが予想だにしなかった大ヒットを記録(初日三日間で100万ドルを突破!)。英国産ノンストップ暴走人喰いアクション・ホラーの代表作として、若い観客達の喝采を浴びた。舞台は、人狼伝説が残るスコットランドの山奥。演習中の小隊が、恐るべき獣=人狼の群れに遭遇し、さびれた一軒家に逃げ込む。救助を求めるも、それができない。兵士数人と女一人、それと犬一匹が、人狼の群れと生死を賭けた戦いを繰り広げる。(CINEMA TOPICS ONLINEから引用) http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=3382]

 映画やTVドラマでいつもオカシイと思うのは、自動者を運転している俳優が助手席の人間と話をするとき、必ず相手の顔をジックリと見ることだ。おいおい危ないぞ。よそ見運転じゃないか、と心配するのであるが、そこは作り事。絶対に事故は起さない。常々、これはおかしいと思っていたが、この映画では驚いたことに本当に事故ってしまうのだ。これにはビックリ。これで真っ直ぐにこの映画に引き込まれる。
 
 冒頭の事故から一年後、アパラチア山脈奥深くの巨大洞窟探検行が本題である。最初の六人の女性の集合から、何か不吉な予感に震えるさまが良く出ている。演出が上手い。誰もまだ入ったことのない未知の大洞窟。思いがけない崩落で閉じ込められてしまう。洞窟内の動きも閉所恐怖症や高所恐怖症の観客(普通の人は皆そうだ)には堪えられないだろう。仲間内の確執も上手く処理されているし、個々の人物の描き分けも見事だ。
 
 そして、遂に出てくるのが視力が退化した穴居人だ。ホラー映画も昨今のブームで色々なものが作られ、またか、というマンネリが目立つが、この映画は独創的だ。洞穴人間の発想は全く新しいというのではもちろんないが、登場の仕方、走り回る姿。男ばかりか女までいる(当然といえば当然だが)。攻撃は口で噛み付くだけだが、死んだ人間を獲物としか見ないで取り争うさま。暗闇での動きは早いが意外と弱いことがわかって来る。等々、息もつかせぬ展開と、洞窟という舞台を効果的に使ったサスペンスは、ホラーの度合いを高めて近来にない面白さだ。
 
 出演者も英国では知名人かも知れないが、私には始めての人ばかりなのも、変な先入観が無くて、新鮮でリアルだ。主人公が戦っているうちに、突然吹っ切れて強くなるのも、演出も優れていてアイデアを活かし切っている。
 
 最後にこの主人公だけが脱出に成功するのだが、車で町に向かう途中でぶり返した恐怖に耐えられなくなる。そこで見たものは恐怖から来る幻影か。

 あるいは脱出の成功そのものが、洞窟内での恐怖から必死に救いを求める中で、我が子の幻影を見た狂った心が作り出した幻想なのだろうか。

 映画の展開が凄まじかっただけに、ここはやはり、はっきりしたハッピーエンドにしてもらいたかった。

Re: ディセント
投稿者:qDVDp
2006/ 7/24 0:21 メッセージ: 2296
これは ryuji2060 さんの 2295 に対する返信です
相変わらず観ておられる。
「ディセント」は、知らなかったマークします。
「胡同のひまわり」は注目してます、でも近場でないと。
「初恋」、先週観ようと思ったら終わってた、三億円期待してたのに残念、またどこかで。
8/5から「太陽」、大注目です。配給されるとは思わなかった。
封切り日を予定しているけど、爆弾投げ込まれないかとちと心配です。

ドッグ・ソルジャー
投稿者:ryuji2060
2006/ 7/25 20:00 メッセージ: 2297
これは さんの に対する返信です
 「ディセント」の面白さに惹かれて、二―ル・マーシャルの長編第一作の本作をDVDで観た。

 軍配は圧倒的に「ディセント」に上がるが、本作もB級ホラーとして一応の完成度には達している。しかし残念ながら「ディセント」にあった独創性に欠ける。

 導入部もちょっともたついているが、その後のストーリーも単純で軍隊と狼人間との戦いが話の全てである。スコットランドの山奥に演習に出た英国の軍隊が遭遇する事件、という設定であるが、軍隊が戦うこと自体にはユニークさがないし、狼人間との戦いもまたそうである。また、兵士というのはもともと皆同じように見えるので、本作のように夜の暗い画面で似たような背格好だと、よっぽど個性を強調しないと個々のキャラクターが出にくく変化に乏しくなる。満月の夜に変身して襲い掛かるのも、咬まれた人間が狼になってしまうのも(ヴァンパイヤーの)セオリー通り。

 村娘に助けられて逃げ込んだ家が、実は、普段は人間、満月の夜は変身する狼人間のアジトだった。従ってその村娘も最後は狼女に変身してしまう。この辺りがユニークといえばユニークだが、助けた特殊部隊の大尉が何か秘密がありそうで、結局、実は狼人間を兵器として開発すべく派遣された部隊長で、こいつも咬まれていて狼人間になってしまう、等々やはり従来の何千というお話の型を出ていない。

 映画館で観たのではなくDVDだったことと、前知識が入っていたことが印象を若干悪くしているかも知れないが。

Re: ディセント
投稿者:ryuji2060
2006/ 7/25 20:02 メッセージ: 2298
これは qDVDp さんの 2296 に対する返信です
明日から8月末まで台湾に行きます。「太陽」は是非みたいですが、残念ながら今夏はパスです。いつか再演かDVDで見たいと思っています。

ゆれる
投稿者:ryuji2060
2006/ 7/26 0:12 メッセージ: 2299
これは さんの に対する返信です
 猛は事件の七年後に、昔の8ミリを見ていて、実は稔が智恵子を突き落としたのではなく、落ちるのを助けようとして果たせなかったのだと気がつく。では何故七年前の法廷で逆の証言をしたのか。それは最後の接見で稔と口論し激昂したからである。しかし嘘の証言をしたわけではなく、沈黙を守っている態度を変えて、その時感じていた稔に不利になる信実を敢えて言ったのだ。

 その時感じていた真実とは「落としたのを見た」のである。それまで沈黙を守っていたのは、事件に巻き込まれるのがいやだったこと、智恵子との情事がバレるかもしれないとの不安があったこと、また稔の言うように兄が殺人者であることを恥じる気もあったのだろう。

 要するに厄介な事からは「逃げる人生」を送って来たのである。だから「一切見ていない」ことにしたのだ。更にそれ以上に、突き落とすのを「見てしまった」からなのだ。実際、検事も攻め手に欠いて、稔は無罪を勝ち取るかに見えた。猛の沈黙戦略は成功しかけたのである。

 このように、事件当時は「突き落とした」と思ったものが、七年後には「助けた」ように思えて来たのだ。真実はどうだったのだろうか。
 
 当初事故だと思われて、稔を責める声は一切出なかった。これが逆に稔の、「男の俺が側にいながら」という罪の意識を呼び起こす。これに耐え切れずに、「俺が落としてしまった」と口走ってしまった稔の気持は、もし本当に稔がやっていなければ、理解できる。彼は実直なのだ。この辺の事情が認められて、稔の無実は確かなものと思われた。弁護士側は先走って酒宴まで持ったほどだ。しかし一転、最後の接見で激昂した猛の証言で、稔の実刑は決まってしまう。
 
 最後の接見では、稔は「出たらガソリンスタンドをこう飾り付けて」などと夢を語るほどまでに楽観している。ここでこれまでの緊張が一気に解けてしまったのか、「智恵子はお前にはお荷物だったから俺が落としてやったのだ」という意味のことを言ってしまうのだ。「俺のせいにするな」と猛はいなそうとするが、稔は更に「俺を助けようとするのは殺人者の兄をもつのが恥ずかしいからだろう」などと追い討ちをかける。ここが一番重要な転機である。
 
 なぜ急に稔はこんなことを言い出したのか。もう無実だと楽観してしまったのか。猛が本当に見ていないと信じていたので、これ以上の不利な状況にはならないと見たのか。弟と表面では仲良しを装っていたが、内実、好きな智恵子と簡単に寝た猛を、真実信用できないと憎んでいたからか。本当にやっていた」から最初の言葉が出たのか。あるいは「やっていなかった」が無罪の見通しで緊張が開放されたから、勢いあまって突出してしまったのか。弟に対する本音は憎しみであり、それを橋の上で智恵子とのやり取りで確認したとしても、殺人はあったのか、なかったのか。真実は「藪の中」なのである。

 特に七年後に観客には、実は「助けようとしたのだ」と思わせようとするので混迷を深める。腕の傷は証拠にはならない。突き落としたとしても、落とされまいとして稔の腕をつかめば傷は付く。

 語られる視点も猛だけではなく、稔の視点も意図的に挿入するので真実を曖昧模糊とさせる。この辺が作者の技なのかも知れないが、猛にしろ稔にしろ、心理の「ゆれ」を追おうとすると無理な壁にぶつかってしまう。これが、サスペンスに富んだ優れた心理劇として、飽きさせずに観客を引き込んで来るわりには、観終わった後、余韻に浸る感動があまり湧いてこない作品になっている理由だろう。

 演者は皆上手い。上手い演者を上手く使っている監督も優れている。

トリック劇場版2
投稿者:qDVDp
2006/ 7/28 23:58 メッセージ: 2300
これは さんの に対する返信です
またホマキが「着信アリ」に続いて似合わないのに出ちゃったな。
この世界は、一種独特なので、いや山田と上田の掛け合いで成立つから、間に入ってもはまらない。
相変わらずテンポで見せるけど、映画でなくてもねぇ。
おまけキャラも友情出演みたいだけど、強烈な個性を振りまく。
★★★

ゲド戦記
投稿者:qDVDp
2006/ 8/ 1 16:26 メッセージ: 2301
これは さんの に対する返信です
三ツ矢サイダー試写会で観られた。
暗いなぁ・・・
お話から、キャラの表情から、岡田や何故か竜まで。
やはりジブリは、アニメならではの夢と遊びがあった方が楽しめるんだけど。
子供もこれといった見せ場がないから退屈するのでは。
絵やテルーの唄は、期待たがわず良かったんだけど。
原作知識がまったくないからつまらないのか、吾郎さんが真面目な人だからなのかなぁ。
でも、既成から新風を吹き込んだのには間違いない、新しい路線が生まれたのかも。
それに見事に完成させたんだから、次回作に期待しよう。
★★★

パイレーツ・オブ・カリビアン2
投稿者:qDVDp
2006/ 8/ 2 23:57 メッセージ: 2302
これは さんの に対する返信です
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
観る気もなかったんだけど、3部作になるんだったらとか思い直して遅ればせながら参入。
相変わらずのテンポと極限まで練った趣向で楽しませてくれる。
海賊船、幽霊船、大タコは海洋活劇の定番だけど今更見せられると意外と新鮮だったりして。
三つ巴の剣戟には閉口したけど、みんながんばってるしまぁ、まぁかな。
乞う次回シーンは連続活劇らしく、クレジット後のワンカットには笑わせてくれる。
★★★

Garfield a tail of two kitties(加菲猫2
投稿者:ryuji2060
2006/ 8/ 3 17:54 メッセージ: 2303
これは さんの に対する返信です
 イギリスのロンドンの郊外のお城を遺産相続した猫と、これと瓜二つの猫が繰りひろげるコメディー。猫はCGであるが他は全て実写。CGの猫の動き、人間のような演技、表情が非常に上手い。全くよく似た二匹の猫が混同されるところに面白さがあるので、ここはCGで創らなければこのような躍動感のある効果は出なかっただろう。
 
中国語の吹き替えで観たが、下に漢字での字幕が同時表示されるので意味が分かった。もっとも内容がマンガなので単純なストーリーであったが。

ハチミツとクローバー
投稿者:qDVDp
2006/ 8/ 5 17:58 メッセージ: 2304
これは ryuji2060 さんの 2303 に対する返信です
天才森田、繊細はぐを伊勢谷、蒼井がよく決める。
二人とも原作キャラに劣らず、演技力に長けている。
絵心がわからないけど、どえらい才能を感じる花びら飛び舞う映像はきれい。
★★★
夏の話そう会までのランク
投稿者:qDVDp  
2006/ 8/ 6 0:55 メッセージ: 2305
これは さんの に対する返信です
独断偏見ランク2006です。
Mixiの評価に準拠して5段階評価。
辛いのか、いいのが少ないのか、外してるのか(きっとそう。)5つ★が少ない。
単館に行けばいいんでしょうけど、相変わらず億劫で。

1カーズ★★★★★
2クラッシュ★★★★★
3力道山★★★★★
4白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日★★★★★
5グッドナイト&グッドラック★★★★★
6バルトの楽園★★★★★
7ホテル・ルワンダ★★★★☆
8エミリー・ローズ★★★★☆
9輪廻★★★★☆
10県庁の星★★★★☆
11ミュンヘン★★★★
12ブロークバック・マウンテン★★★★
13THE有頂天ホテル★★★★
14オリバー・ツイスト★★★★
15DEATH NOTE デスノート 前編★★★★
16GOAL!★★★★
17バッシング★★★★
18シリアナ★★★★
19ジャーヘッド★★★★
20M:I:III★★★★
21博士の愛した数式★★★★
22イーオン・フラックス ★★★★
23スタンドアップ★★★★
24タイヨウのうた★★★★
25最終兵器彼女★★★★
26嫌われ松子の一生★★★★
27ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女★★★★
28プルーフ・オブ・マイ・ライフ★★★★
29寝ずの番★★★★
30ニュー・ワールド★★★★
31小さき勇者たち〜GAMERA〜 ★★★★
32明日の記憶★★★★
33ナイロビの蜂★★★★
34デイジー★★★★
35ある子供★★★★
36ポセイドン★★★★
37SPIRIT スピリット★★★☆
38ロード・オブ・ウォー★★★☆
39PROMISE プロミス★★★☆
40単騎、千里を走る。★★★
41日本沈没★★★
42ハチミツとクローバー ★★★
43ゲド戦記★★★
44天使★★★
45プライドと偏見★★★
46レジェンド・オブ・ゾロ★★★
47ディック&ジェーン復讐は最高!★★★
48ブレイブ ストーリー★★★
49悪魔の棲む家★★★
50銀色の髪のアギト★★★
51南極物語★★★
52サウンド・オブ・サンダー★★★
53プロデューサーズ★★★
54パイレーツ・オブ・カリビアン2★★★
55タイフーン TYHOON★★★
56リバティーン★★★
57LIMIT OF LOVE 海猿★★★
58Vフォー・ヴェンデッタ★★★
59連理の枝★★★
60チェケラッチョ!!★★★
61Catch a Wave キャッチ ア ウェーブ★★★
62ダ・ヴィンチ・コード★★★
63夢駆ける馬ドリーマー★★★
64花よりもなほ★★★
65オーメン ★★★
66着信アリ Final★★★
67トリック劇場版2★★★
68フライトプラン★★☆
69陽気なギャングが地球を回す★★

(旧作)
マザー・テレサ★★★★★
ベアテの贈りもの
雨鱒の川★★★★
日本国憲法
不滅の男・エンケン対日本武道館
彼女たちがここにいる理由
レジェンド・オブ・ゾロ★★★★

TOMORROW 明日
投稿者:qDVDp  
2006/ 8/ 9 17:22 メッセージ: 2306
これは さんの に対する返信です
1988年、黒木和雄監督作品
1944年の8月9日長崎に原爆が投下されるまで。
いつもと同じように過ごす数日間が生々しい。
戦時下のつつましいお祝いの席、
引き裂かれる恋人たち、
雨上がりの空に虹が浮かぶ美しい風景、
明け方にようやく生まれたばかりの赤ちゃん、
みんな懸命に明日を信じて生きていた。
それが一瞬の閃光と共に霧となる、決して風化させてはいけない。
★★★★★

スーパーマン リターンズ
投稿者:ryuji2060  
2006/ 8/11 11:45 メッセージ: 2307
これは さんの に対する返信です
 ジョン・ウイリアムズのテーマ曲に乗って映し出されるオープニングが、ワクワクした昔のスーパーマンを思い出させる。下半身不随のまま死んでしまったクリストファー・リーヴに捧げられた映画に相応しく、おふざけの要素のあまりない、真面目な、というよりある意味では深刻な色調の作品になっている。殆ど手抜きのない二時間半の大作。
 
 故郷の星が崩壊し五年ぶりに帰って来ると、恋人のロイスは結婚して子供までいる。その上「スーパーマンは要らない」などという本まで書いている。
 
 このロイスへの恋心からどうしても逃げ切れない自分と、結婚して作った家庭を崩壊させたくない自分との狭間に苦しむスーパーマン。そんな時でも、地球上のさまざまな悪事から守って欲しいという人々の声に急かされるように、使命を果たそうとするスーパーマン。この星は悪事に満ちている。
 
 宿敵レックス・ルーサーの悪巧みに嵌って、クリプトナイトの地面で無力化し敗北する。しかし、傷ついた体に鞭打ってでも地球を救おうとする真意は何か。愛するロイスのためか。彼女とは結ばれないと分かっていても、悪と戦い続ける運命に従う姿は孤独そのものである。本物の人間になれない擬似人間の悲しみ。孤独に耐えながらも愛しい地球を見下ろすスーパーマンの勇姿は、もはや神のごとくである。唯一の救いはロイスの子供が自分との間の子かも知れないということか。
 
 新人のブランドン・ラウスはどこかクリストファー・リーヴの面影を出していて好感。特撮は一級。ロイスのケイト・ボスワースは可愛い。しかし、子役は下手。二時間半はやはり長い。

マイアミ・ヴァイス
投稿者:ryuji2060  
2006/ 8/12 1:48 メッセージ: 2308
これは さんの に対する返信です
 お話はおきまりの麻薬犯罪捜査である。極秘情報漏れの原因を探るべくマイアミ警察特捜課のソニー(コリン・ファレル)とリカルド(ジェイミー・フォックス)のペアーが犯罪組織に接触する。自ら奪った麻薬を只で返して組織の親玉の信頼を得るが、この女房の中国系カリビアンのイサベラ(コン・リー)が話のキーとなる。

 映画のほぼ半ば、イサベラとソニーが恋仲になるあたりからアクション映画というよりメロドラマ風の展開となって来る。コリン・ファレルは始めから終わりまで一本調子の演技であるが、女とも男ともつかない典型的な中国顔の仮面のようなコン・リーが、ソニーと関係を持ってからフェロモンを一杯に振りまく妖艶な熟女に変貌して行くところが上手い。

 人質に獲られたリカルドの恋人の救出場面や、最後の(定番のブツと現ナマの交換場面での)銃撃戦は迫力満点。マイケル・マンの演出の凄いところだ。

 最後の銃撃戦は、敵の内部で裏切りを気づかれたイサベラを救いながらの修羅場である。最後の最後でソニーの正体を知って、パニックっているイサベラを、何とか組織から救出して逃亡させるのであるが、このあたりの乾いたタッチは、切ない二人の気持ちを余すところなく表現していて泣かせる。大人の演出である。
 
 描き方が乾いていても心が乾いているわけではない。深い情愛に支えられた強い意志が人間の本性である。乾いたハードボイルドな表現は、敢えて言えば俳句みたいなものなのかも知れない。説明ではなく単純な描写、客観写生の積み重ねなのである。表現が乾いて写生に徹していればいるほど、人間の意志の強さが表現できる。情愛の深さが生きて来て感動する。

 「愛している」といくら説明しても愛は表現できない。感傷に溺れてしつこく説明すれば白けるばかりである。「・・・の大和」や「海猿」や「日本沈没」を演出した日本人監督は、マンの爪の垢でも煎じて飲んで欲しい。
 
 イサベラを船で送り出した後、ソニーが車で帰る浜はまだ街灯に灯がともっている。浜の砂が道路に舞う索漠とした夜明けの雰囲気は「フロリダ」である。イサベラが船から振り返るマイアミは朝焼けに染まり始めている。この淡々とした映像のたたみ掛けがたまらなく好い。
 
 この映画は八十年代のテレビドラマとは別物で、一個の独立した作品である。ソニーとイサベラの切ない恋を、かくも上手く生かした作品に仕立てた技は賞賛に値する。刑事ものとして「フレンチコネクション」に匹敵する名画になったというのは言いすぎだろうか。
 
 ジェイミー・フォックスの終始笑わない演技がいい。飛行機も運転する知的な雰囲気の役ではまっている。

Click
投稿者:ryuji2060  
2006/ 8/14 0:47 メッセージ: 2309
これは さんの に対する返信です
 ”Around the world in 80 days(80デイズ)“のフランク・コラチと “Big Daddy(ビッグ・ダディ)” のアダム・サンドラーのコメディ。アダム・サンドラーの女房役で”Underworld, Evolution”や“Van Heising”のケイト・ベッキンセイルが出ている。期待していなかったが意外と面白い。

 マイク(アダム・サンドラー)は大手設計事務所の有能な建築士。ヴィデオの「一時停止」、「巻き戻し」、「早送り」が実人生でも出来る万能リモコンを、スーパーの特別売り場で入手する。世界を「一時停止」させて気の食わない上司を殴ったり、「巻き戻し」をして昔の約束を思い出したりしていたが、仕事の忙しい彼はやがて「早送り」で妻とのセックスを早送りしたり、面倒くさい家庭の団欒をスキップしたりしてしまう。

 万能リモコンはよく使う機能を自動的に選択してしまうようになり、本人が気がついたときにはいつのまにか五年十年と時が過ぎ去っていたというようなことが起こり始める。厄介な両親や、子供たちの世話など気にかける必要もなくなり、また仕事も順調でやがて念願のCEOにまで出世する。

 しかし、スキップして世の中が自動運転されている間に、重要な人生の節目を飛び越していたことが分かる。愛する妻は離婚して他の男と結婚しており、父は死んでしまっている。子供たちは独りでに大きくなっていて、愛情を注いでやれなかった憾みが残る。

 出来ない望みを不思議な力を借りて実現させる、というお話は沢山あるが、この映画はそれを現代的なリモコンで果たすというところがアイデアとしてはユニークなところ。人生が「早送り」されるたびに仕事にかまけて家庭を省みていない悔恨に苛まれる。一、二度、これは夢かと疑って元に戻りそうになることもあるが、この人生はやはりどうも本当のことらしい。映画はだんだんとコメディーらしからぬ深刻さを帯びてくる。ついに自分のやっていることに深く傷ついて、何と、後悔しながらマイクは死んでしまう。

 これで映画は終わりかと思うと、そこはコメディー、やはり全てが夢で、リモコンを買ったスーパーの時点にまで時は一気に戻ってしまう。ここで、仕事第一からやはり家庭第一が一番ということになるのだが、一気に戻るまでの調子がシリアスなだけに、結構きついお説教になっている。

 演技者はみな上手だ。女房役のケイト・ベッキンセイルがヴァンパイヤーからは想像できない可愛らしさ。スーパーで魔術まがいの最先端機器を売っているクリストファー・ウォーケンが、ミステリアスな役柄でいつもながら好い雰囲気を出している。

「ホテル・ルワンダ」パルテで
投稿者:qDVDp  
2006/ 8/19 9:53 メッセージ: 2310
これは さんの に対する返信です
8/31[木]、多摩センター・パルテノンで。

http://www.parthenon.or.jp/perform/cinema.html#hotel

『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会
http://rwanda.hp.infoseek.co.jp/

〈たえのは〉も応援しています。

The Ant Bully (聯合縮兵)
投稿者:ryuji2060  
2006/ 8/22 15:25 メッセージ: 2311
これは さんの に対する返信です
“ The Ant Bully (聯合縮兵) “ 75点。アニメーション。声の出演ジュリア・ロバーツ(ホヴァ役)、ニコラス・ケイジ(ゾック役)、メリル・ストリープ(女王役)、ザック・タイラー(ルーカス・ニクル役)。

 アメリカの子供向けアニメの定番は、弱い奴がイジメに会っていじけるがこれを何とか克服して立ち上り、大げさに言えば、世の中に独り立ちして行けるように成長するまでの話が実に多い。最近の「チキン・リトル」もそうだ。「ハリー・ポッター」でも、古くは「オリヴァー・ツイスト」でも基本的な構造はこれに近い。

 イギリスのものは影でイジメる陰湿なものが多いのに対し、アメリカの話は大っぴらで明るくさえある。また、同じ成長譚でもアメリカの少年ものは、最初のイジメの要素が非常に強い。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」もこのような構図を描き出しに使っている。これは更に、子供を意識したアニメになるともっと強調されて来る。実際の子供社会の反映でもあるのだろうが、それ以上に、それを認めて自分の子供に強くなれと要求するアメリカの大人社会の要請なのだろう。日本でイジメはだめなどと言っているのは、競争社会に始めから耐え切れない大人の甘えが生んだ社会現象である。
 
 この映画も、でかいガキ大将とそれを取り巻くグループに苛められ通しだった少年・ルーカスが、苛められた腹いせに水道の水を蟻の巣に入れて壊そうとするところから話しが始まる。

 巣を救うため立ち上がった蟻のゾック(ニコラス・ケージ)が開発した縮む薬を掛けられたルーカスは、蟻の世界に引きずり込まれ、ここでサックの恋人ホヴァ(ジュリア・ロバーツ)に助けられながら蟻の世界を救う冒険に巻き込まれる。この途中で、人生における大切な真実を学ぶ。この辺りは日本のアニメなどとも同じだが、アメリカアニメの方がメッセージは直接的で分かりやすくなっている。

 今回ルーカスが学ぶのは、人間は自分の利益のために働くが蟻は蟻社会全体のためにチーム・ワークで働いている、ということである。蟻の社会がそれそのものでもあるのだが、擬人化したアニメでは他人への思いやり、他のために自己犠牲も厭わない愛を教えようとしている。

 これを学んで実社会に戻ってきたルーカスは、イジメっ子が自分の利益のためだけに乱暴を働いている点を衝いて、取り巻きのガキどもを逆に自分の見方につけ、ワルの大将をやっつけてハッピー・エンドとなる。まあ、今のアメリカを思うと色々なアナロジーも考えられるのかも知れないが、これは所詮子供向けのお話。

 アメリカのアニメは急速に面白くなって来ている。エンド・ロールを見ると膨大な人が関わっているのが分かる。声優も錚々たる人気俳優が参加している。金の掛かったハイテクと、顔や動作の魅力的な表現力、優れた演出技術などが動因されて、人海戦術と既存の権威に弱い日本のアニメが従来路線を踏襲している間に、アニメの世界もそのうちハリウッドに取れらてしまうのかも知れない。

Lady in the water (水中的女人)
投稿者:ryuji2060  
2006/ 8/22 15:29 メッセージ: 2312
これは さんの に対する返信です
“ Lady in the water (水中的女人) “65点。監督M. Night Shyamalan. 出演Paul Giamatti(Cleveland Heep役)、Bryce Dallas Howard(水中人Story役)

 冒頭、水の中に棲む女族と陸上の男族の、御伽噺ともどこかの伝説ともつかぬ話を下手な線画で語る。これが案外長い。それほど事前説明なしにはこの話にはついて行けないところがある。

 話は、あるアパートの管理人兼修理屋兼苦情処理のなんでも屋の親父(Paul Giamatti演ずるCleveland Heep)が、新しく入居した男を案内するとことから始まる。ここで、このアパートの住人の大方を観客に紹介するのであるが、みなどこか変に特徴のある、しかし下層社会で足掻いている負け組みばかり。人種もいろいろ、職業もいろいろ、みな冴えない。Cleveland自身が吃音のダメ男で、優しさと実直さだけが取り柄。

 そのアパートのプールから、水に棲む若い女性が現れる。陸上の世界の争いをなくすためのメッセージを伝えようとするのだが、これを阻止しようとする獣の姿をした悪霊に傷つけられる。このLady in the water(Bryce Dallas Howard)を救って、彼女の世界へ無事返してやろうと、アパート中の住人が協力して立ち上がる。

 この辺の経緯が、韓国人老婆が昔聞いたBed side storyとそっくり、というよりその話の登場人物がこの世に出てきたと言う方が近い作りになっている。水中から現れた女の名もそのものズバリのStory! ここで韓国の老婆が出てくるのも突然だが、御伽噺と現実世界がリンクした異様さ。そこで真面目に悪霊と戦うべく足掻く人々の滑稽さ。水に棲む人間がこの世で日々弱って行くちょっとエロティックな生臭さ。これらが全てがこのアパートの中だけで起こって、終わって行く。

 監督のM. Night Shyamalanはインド系アメリカ人で“Signs”や” The Six Sense ”などで奇妙な恐怖を演出した才人だが、今回の映画は背景が奇天烈で、恐怖より滑稽さが出たB級作品に終わった。自分自身も作家の、格好いい役で出ている。主演女優は“The Village”で好演したBryce Dallas Howardで、この映画でも必死に水の世界の住人を演じているが、いま一つ迫力が出ていない。

The Three Burials of Melquiades Estrada
投稿者:ryuji2060  
2006/ 8/22 15:33 メッセージ: 2313
これは さんの に対する返信です
“The Three Burials of Melquiades Estrada (馬奎斯的三場喪禮)“ 85点。監督Tommy Lee Jones、フランス映画。出演Tommy Lee Jones(Pete Perkins役)、Barry Pepper(Mike Norton役)、January Jones (Lou Ann Norton役)、 Julio Cedillo (Melquiades Estrada役)

 トミー・リー・ジョーンズ今年六十歳。2005年製作の監督デビュー作である。

 この映画は「ブロークバック・マウンテン」の老人版なのだろうか。もちろんトミー・リー・ジョーンズ演ずるピート・パーキンスはゲイではない。不器用な、寂しい男の友情の物語という意味でである。

 ピートは初老の、しかし女遊びも楽しむテキサスの、老練なカウボーイである。彼の仕切っている牧場に、ある日メキシコから密入国して来た、しかし腕のいい牧童が現れる。この男Melquiades Estrada(Julio Cedillo)を気に入ったピートは、急速に彼に強い友情を感じるようになる。

 毎日沢山のメキシコ人が国境を越えてテキサスに不法入国して来る。このボーダー・パトロールに新たに赴任して来たマイク・ノートン(バリー・ペッパー)は、越境するメキシコ人には権威を笠に着て乱暴を働くが、じつは臆病な小心者。そして、臆病さ故に仕事中のエストラダを射殺してしまう。事なかれ主義のパトロール隊長は、エストラダの死体を急遽埋葬して隠蔽しようとする。

 事の次第を知ったピートは、犯人のマイクを誘拐し、掘り出したエストラダの死体と共に馬で長い旅に出る。目指すはエストラダの故郷メキシコ。彼がいつか帰りたいと語っていた故郷の村へ埋葬してやろうと言うのだ。

パトロール隊の追っ手を振り切り、国境を越え、砂漠を横切る。この悪戦苦闘はエストラダへの愛情の故であるが、同時に無理やり連れて来られたマイクにとっては拷問であり、ピートのマイクへの強烈な復讐譚にもなっている。メキシコの貧者への優しい眼差しとは反対に、アメリカという国そのものへも向けられたような、この強い憎悪はどこから来るのであろうか。

 しかし、苦労して辿り着いたメキシコには、エストラダの言っていた村もなければ縁者も居ない。彼は嘘を言ったのか。ここの喪失感は優れた場面である。思わず、三島由紀夫の「豊饒の海」の最後の「本多は何もないところへ出てしまったと思った」という喪失感を想起した。

 ピートはしかし、ビフテキをモリモリと食う西洋人のDNAを持っている。エストラダから聞いていた風景と似ている場所に打ち捨てられていた廃屋を見つけると、それを修復し、表札まで作り、その傍らに彼の死体を埋葬するのだ。嫌がっていたマイクに、エストラダの死体を前に謝罪の言葉を要求する場面は強烈である。腹の底に仕舞い込んでここまで持って来たピートの怒りが爆発する。マイクへの怒りは、メキシコ人を都合よく使ってはまた都合よく追い返し、弱者を虐待し、搾取するアメリカ人への怒りなのか。

 全てを終わったピートはマイクを解放し、虚脱したように独り悄然と去って行く。マイクが思わず ”You go'd be OK? ” と叫ぶほどである。ここでこの映画は終わるが、ピートはこの後どうなるのであろうか。もちろんアメリカにはもう帰れない。旅の途中で会った盲目の老人のように、俺を殺してくれと人に頼むほどの孤独の中で生きて行くのであろうか。それとも、テキサスの安レストランの年増のウエイトレスが、やはり心変わりをしてメキシコまでやって来て、彼女と一緒に暮らすのであろうか。「ブロークバック・マウンテン」にしてもこの映画にしても、寂しいアメリカ人の多いことである。

スーパーマン リターンズ
投稿者:qDVDp  
2006/ 8/22 23:46 メッセージ: 2314
これは さんの 2307 に対する返信です
リニューアルとはいえない位、旧作に忠実で違和感ない。
若々しくて、みずみずしいケント、レインやプラネット社の雰囲気は、よくぞここまでイメージ通りと感心しきり。
この成功はブランドン・ラウスの抜擢に尽きるでしょう。
たくましくて彫刻のように美しい。
時に速く、時に穏やかに宙を舞う様も心地いい。
あっと驚くひねりもあって、ブライアン・シンガー監督の並々ならぬ思い入れを感じる。
やはり、また続くのでしょうね。
★★★

The Fast and the Furious: Tokyo Drift
投稿者:ryuji2060  
2006/ 8/23 21:15 メッセージ: 2315
これは さんの に対する返信です
 “The fast amd the Furious”シリーズの第3作。一作目のヴィン・ディーゼルが最後に顔を出す。一作目、二作目に主演したポール・ウオーカーは出ていない。一作目、二作目は見ていないが相当違った雰囲気の三作目になっていると思う。主役のルーカス・ブラックも監督のジャスティン・リンもあまり馴染みがないが、今回のルーカス・ブラックは結構いい味を出している。

 ルーカス・ブラック演ずるアメリカの高校生ショーン・ボスウエル。悪ガキ同士でカー・レースをしてアメリカに居られなくなり、東京の貧乏家に住む親父を頼って日本にやって来る。そして何と都立高校に転校して来るのだ。外国人を簡単に受け入れるという発想は自由の国アメリカの発想そのもの。ラッシュアワーとか、黒い学生服とか(これが意外と似合っている!)、上履きに履き替えるとか、風呂屋、パチンコ屋などの日本紹介にもなっている。
 
 東京の高校に転校して来て見れば、英語ぺらぺらの美人のメキシコ・ハーフやトッポい黒人や、悪い韓国人などがいっぱいる。物の勢いでカーレースをやってみれば、広大なアメリカと勝手が全く違う。狭い駐車場の中をスレスレで周る。全く歯が立たない。狭いヘアピンカーブを急スピードで曲がりこむのをドリフトと呼ぶらしいが、これは日本発祥だとか。とにかくこのドリフトがやたらと出て来る。
 
 首都高速、都心の混雑した交差点、いろは坂のような長い山間の下り坂。こういった所で、修行を積んで上手くなったショーンはD.K.(Brian Tee)率いるガキグループとレースを繰り広げる。話の筋はあってないようなもの。車の面白さが見せ所だ。集団で何台もの車が山間の道をドリフトしていくシーンが出てくるが、スキーのスラロームみたいな感じで滑って行く。本当にこんなことがどこまで出来るのだろうか。
 
 しかし、ドリフト・シーンの爽快さと、スピード感、街中でドリフトして対向車と激突するシーンなど、なかなか迫力がある。日本の悪ガキグループは韓国人顔ばかり。D.K.のずるそうな、いやらしい笑い顔は、典型的な東洋人の姿と見るのだろうが、日本人には小ずるい韓国人に見える。非行少年たちがたむろする場に必須アイテムの女の子も、胸の大きい白人ガール。なかなか真正大和民族は出て来ない。最後に独り出てきたギャングの親分、蒲田さん。年季の入ったソニー・千葉でした。妻夫木聡がちょこっと出てくるが、いかつい筋肉マンの間では女のような針金マンに見える。
 
 最後は当然、大勝負のレースでショーンがD.K.に勝ち、女の子も勝ち取ってハッピーエンド。結構面白いから次回作も作られるのだろうが、その時の主役は?

ユナイテッド93
投稿者:ryuji2060  
2006/ 8/24 23:37 メッセージ: 2316
これは さんの に対する返信です
 二〇〇一年の九月十一日は個人的に強い思い出がある。この時、家族とモンゴルに乗馬ツアーに行っており、翌十二日に帰国というのでこの日がモンゴル最後の日であった。草原のゲルでの宿泊から、この日はウランバートルのホテルに泊まる日程になっていた。市内見学、夕食を終えてホテルにチックインしたのが夜の九時頃。シャワーを浴びて寝る前に、久しぶりに見るテレビをひねっていると、日本語のNHKの衛星放送が入っていた。

 草原の生活で暫く文明世界から遠ざかっていたので、変わったことでもあったかとニュースを興味深くみていると、急に画面がニューヨークのワールドトレードセンタービルを映し出した。説明は何もなく無音であるが、よく観ると大層な噴煙があがっている。

 これがそれから続く大事故の始まりであったが、二機目の激突を中継のように見て、三機目、四機目、更に五機、六機とハイジャックにあっているという情報も一時流れたと記憶している。混乱するのも当然という状況であった。

 今回の映画を観ると、航空管制室内の混乱がその極に達している様子がよく分かる。最初、一機目の激突は小型飛行機が運転を誤って起こしたように報じられたが、この映画でも管制室でそのように言っている。その後破壊の規模が大きく、不明のアメリカン11だと思われたが、アメリカン機はペンタゴンに激突した。同機の行方不明が結構長い間確認取れずに混乱しているのであるが、ハイテクが装備された管制システムでも日常的にこういうことが起こっているのであろうか。

 映画自体は管制室、機内、軍のコントロール室、と閉ざされた空間内の描写に終始し、それ以外の映像を挿入しない。これによって、ドキュメンタリータッチの印象を強く出して、臨場感と緊張感を一層高めるのに成功している。大統領と繋がったのか?副大統領はどうだ?といった対抗処置の発動をせっつく場面が何度も出てくるが、実際に対応が後手後手に回っているのは観ていて辛い。

 機内での騒動は実際とは違うところがあるのだろうが、起こってみると誰もアクション映画のような行動はとれない。犯人グループもプロではなく初心者ばかりだから、ウロウロするばかりで乗客の電話は許してしまうわ、結託は見過ごすからドンドン反撃されるわで、情けないこと夥しい。それだけにリアルな感じは出ているが、ワールドトレードセンターに突っ込んだグループとは、訓練レベルの違う二線級だったのだろうか。

 こんな大規模な航空機テロを誰も想定していなかったとはいえ、不意打ちを受けると大混乱に陥るのはどこも同じである。この映画では最後に、混乱を収めるため外国からの飛来機を一切入れない、全航空網を閉ざす、といった処置を命ずるに到る。やはり混乱に陥ったら、どこでも誰でも、とにかく亀のように頭、手足を引っ込めて、一旦じっとするのが一番の策であるようだ。

Re: スーパーマン リターンズ
投稿者:loser_69_loser  
2006/ 8/25 18:12 メッセージ: 2317
これは さんの 2307 に対する返信です
ちと語りすぎ。読んじまったよ。迷惑。

Re: スーパーマン リターンズ
投稿者:ryuji2060  
2006/ 8/27 2:41 メッセージ: 2318
これは さんの 2317 に対する返信です
読んでくれと頼んだ覚えはないけど。

Re: スーパーマン リターンズ
投稿者:qDVDp  
2006/ 8/27 18:20 メッセージ: 2319
これは さんの 2317 に対する返信です
映画の見方も二通りでしょう。
前もって原作やメディア露出された評価など読んで挑む派と、予告編程度の知識で無心で楽しむ派。
劇場に売られているプログラムは、鑑賞後に読んで欲しい旨記されている。
大方は映画をより楽しむためには後者が多数だと思う。
そのためには、公開前に露出されるおびただしいプレゼンや評価は一切無視しなければその楽しみは味わえない。
鑑賞後、とっておいた記述を読んでその違いをまた楽しむのも醍醐味では。

スーパーマン 特別編
投稿者:qDVDp  
2006/ 8/27 18:34 メッセージ: 2320
これは さんの 2319 に対する返信です
たまたまTV放映されていたので録っておいて鑑賞後見た。
過去に観たものだが物語の細部は忘れていた。
「リターンズ」は続編なので、観る前に入れておいた方が良さそう。
スーパーマンがロイスに語る飛行機事故確率の台詞や宿敵レックスの土地執着など多くのオマージュが散りばめられている。
そういう意味ではカルトファンには堪らない創りになってたんだ。

ユナイテッド93
投稿者:qDVDp  
2006/ 8/29 23:34 メッセージ: 2321
これは さんの 2316 に対する返信です
恐い。
テロの薄ら気持ち悪さがほとばしる。
いかに不用意だったか。
アメリカは何をしてきたのか。
誰も想像だにしなかった事が目前で。
決して忘れない悪夢を鋭い映像で描ききった。
観終わった後、何も言えない・・・
★★★★★

東京フレンズ The Movie
投稿者:qDVDp  
2006/ 9/ 1 0:01 メッセージ: 2322
これは さんの に対する返信です
DVDドラマからの続編、だからそこを見てないとおまけっぽい感じになってる。
サバカンの扱いはどこかNANA風。
大塚愛、松本莉緒らが永山耕三監督にきちっと使われている。
これからはネット配信動画からの映画化も盛んになるんだろうな。
★★★

花田少年史 幽霊と秘密のトンネル
投稿者:qDVDp  
2006/ 9/ 3 1:48 メッセージ: 2323
これは さんの に対する返信です
泣ける、面白い、キャラ傑作。
須賀健太の芸達者ぶり全開。
篠原以下周辺も手堅い。
ちとドラゴンボール的な破天荒もご愛嬌か。
★★★★

UDON
投稿者:qDVDp  
2006/ 9/ 5 0:03 メッセージ: 2324
これは さんの に対する返信です
なんとかマンとか余計な道楽がなければなぁ。
本広監督の才がそうさせるのか、ラストも冴えず残念。
讃岐うどんの真髄、素朴がダシ、コシの如く良く出てた。
ブームの光と影、いつもそこにあるという語りが
素晴らしかった・・・だけに。
見終わった後は間違いなく、釜揚げを食べたくなる。
★★★★

僕の、世界の中心は、君だ。
投稿者:qDVDp  
2006/ 9/ 6 17:35 メッセージ: 2325
これは さんの に対する返信です
ソン・ヘギュのスクリーンデビュー、良き正統派美人を堪能。
韓国は二人乗り自転車が定番かいな。
日本版ほどの感動はないなぁ、やはり頭を剃るなどの意気込みの違いかなぁ
★★★

ラフ ROUGH
投稿者:qDVDp  
2006/ 9/10 22:38 メッセージ: 2326
これは さんの に対する返信です
亜美の微妙感が出ていない。
あだち充の世界は実写に向かない。
「タッチ」は兄弟で野球というアクティブ面があり長澤も脇で良かったけど、「ラフ」はそうは行かない。
演技力のなさとも思えないけど、もこみちとの相性かいな。
★★★

グエムル −漢江の怪物−
投稿者:qDVDp  
2006/ 9/12 23:54 メッセージ: 2327
これは さんの に対する返信です
家族で闘うなんて、こんな怪獣映画は初めて。
怪物?は、どこか哀しげでいきなり真昼間に暴れだすんだから堪らない。
その動きも精巧緻密で違和感なくさすがにハリウッドチーム。

悲壮感なくユーモラスな語り口は、ボン・ジュノ監督の本領発揮。
壮絶な中、家族みんなが(本当にみんないる)夢中で食事するシーンに凄さが出る。

何度も観たくなる映画は久しぶり、「殺人の追憶」に続いてまた私の年間ベストワンになりそう。
★★★★★

青幻記・遠い日の母は美しく
投稿者:qDVDp  
2006/ 9/15 23:09 メッセージ: 2328
これは さんの に対する返信です
1973年、成島東一郎監督
撮影監督が全精力を傾けただけあって奄美の海の映像が美しい。
哀しい病を抱えた母の思い出が切なく語られる。
でも背景など詳しく触れないから感動がいまひとつ。
★★★

やはり見直した方がブログで紹介している。
http://d.hatena.ne.jp/tougyou/20060820

シュガー&スパイス〜風味絶佳〜
投稿者:qDVDp  
2006/ 9/19 23:02 メッセージ: 2329
これは さんの に対する返信です
一応、柳楽対応、彼の雰囲気になんとか沢尻がはまる。
ぎこちなさもそろそろ問われる時期にさしかかってきた。
得がたい存在感が生かされることを願うが、まだ居心地悪そう。
今回は夏木のド迫力婆ぁちゃんの威光に支えられた。
★★★

出口のない海
投稿者:qDVDp  
2006/ 9/21 18:06 メッセージ: 2330
これは さんの に対する返信です
模型を使った新東宝の「人間魚雷回天」を観たけど、随分リアル精巧になったし、趣きも変わった、時代の移り変わりを感じる。
9.11の影響から自爆場面はない、物足らない一面もあるけど、これも時代。

実際にも操縦が難しそうで、目標も定まらず、故障ばかりで成果は信じがたい。
その描写は丹念でメカニカル。
潜水艦内カメラワークも抜群、暗さ、水漏れないのは残念だけど。

海老蔵、肩の力を抜いて物静かに演じて好感持った。
ピッチングフォームが美しいのはさすがカブキ。
彼等の犠牲の上にたつこの平和は、絶対守らないと申し訳ない。
★★★★

イルマーレ
投稿者:qDVDp  
2006/ 9/24 23:15 メッセージ: 2331
これは さんの に対する返信です
オリジナル韓国の方が良かったんじゃないかな。
機会があればそちらも見たい。
毎度のことだけど時空モンは、深く考えると矛盾が生じる。
不思議と割り切ったとしてもつまらない。
ただ「スピード」コンビの息が合ってた点だけが救い。
宣伝のラブストーリーとしては物足らない。
★★★

太陽
投稿者:qDVDp  
2006/ 9/28 0:16 メッセージ: 2332
これは さんの に対する返信です
リアルだった。
史実はどうかわからないけど、真実味がある。
マッカーサーの一言が衝撃、「彼は子供だ・・・」。
外国人が撮ったとは思えない。
日本人以上に日本らしい、だけど絶対日本人では描けない。
イッセー尾形の人間ヒロヒトは的確、恐らく本物に肉薄した。
口の動き、学者肌の生態は秀逸。
桃井も真に迫っている。
かつて観たことがない、待望の映画を日本で観られて幸福だ。
★★★★★

かもめ食堂
投稿者:qDVDp  
2006/10/ 2 0:46 メッセージ: 2333
これは さんの に対する返信です
おむすびをほうばった海苔の音、
カツに包丁を入れる音、
シャケが焼ける音・・・
たまらなく美味しそう。
そんなほほえましい空気がヒトにもほんわか満ち溢れている。
三者三様のゆったりとした時間、やすらぎがなんともいとおしい。
こんな食堂に行ってみたい、そして至福の時間を過ごしたい。
★★★★★

夜のピクニック
投稿者:qDVDp  
2006/10/ 4 23:38 メッセージ: 2334
これは さんの に対する返信です
冒頭のワンカット撮影で一気に歩行祭の世界に引き込まれる。
地方の高校生らしくってみずみずしい、出演者も新鮮。
「HINOKIO」の男の子っぽいキャラから一転、女子高生も変わらぬ存在感ある多部未華子が、微妙な関係を上手く決める。
24時間丸一日中歩くのは結構大変そうだけど、きっと映画みたいに一生一度のいい体験に。
★★★★

スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ
投稿者:qDVDp  
2006/10/ 6 18:45 メッセージ: 2335
これは さんの に対する返信です
アヤヤは20才と言っても、大人っぽいし、セーラー服はちょっと無理あったかも。
バトルスーツは決まって、目線が力強く、懸命だったけどお話が幼稚でした。
まぁ、健太監督らしかったですが。
いっそ、トゥームレイダー和製版の方が似合ってたかも。
★★★

涙そうそう
投稿者:qDVDp  
2006/10/ 8 22:57 メッセージ: 2336
これは さんの に対する返信です
現実的なのかも知れないけど、何もそんなにひどい目にあわせなくても。
お涙頂戴が見えてしまって感情移入が出来なかった。
悲劇の地沖縄だからなおのこと深刻に受け止めてしまう。
にも拘らず人が入ってしまうのは、やはり旬なコンビがなせる技なんかなぁ。
アイドルキョンキョンの母親役が切なく、兄妹よりもっと哀しい。
★★★

スーパーマン・かもめ食堂・WTC
投稿者:romanticcosmos  
2006/10/ 9 13:30 メッセージ: 2337
これは さんの 1 に対する返信です
最近立て続けに映画を楽しんできました。
ちょっと感想文を書いてみたいかと。

【スーパーマン リターンズ】
2時間半の大作。
思ったより面白かったと思います。
スーパーマンの人間性、心理がいつも以上に描かれていて、そこがよかっかと思います。
CGもリアルで、またスーパーマンが空を飛ぶシーンがよかったですね。体をねじって飛んだり、二人で空中遊泳するところなど。
★★★★☆

【かもめ食堂】
なぜフィンランドかはよく分かりませんでしたが、日本人の少ないフィンランドで孤独な日本人女性がたくましく生きている姿がよかった。
かもめ食堂の初めてのお客である地元の日本かぶれの青年もよかった。
夫に逃げられたおばさんもよかった。
最後は皆がハッピーに終わるのがよかった。
ラストでいつもコーヒーを飲みに来る青年が、今日も「コンニチハ!」と食堂に入ってくるシーンで終わるところがこの映画の素晴らしさをあらわしていたように感じました。
★★★★

【ワールド・トレード・センター(WTC)】
映画はビルに閉じ込められた人々を救出すべくワールド・トレード・センタービルに勇敢にも突入した警官2人に焦点が当てられ、「ユナイテッド93」と違って、テロリストのお話は一切出てきませんでした。
救出に向かい、その途中いきなりビルが崩れ落ち、瓦礫の下敷きになりながらも最後まで生きることを諦めなかったその姿に心打たれました。
また救助隊が現場が危険なため捜索を中断している中、制止を振り切り、危険な崩壊現場に一人入って生存者の捜索、救出にあたった海兵隊員のカーンズ軍曹にも心打たれました。
彼の勇敢な行動がなければ、生き埋めにされた2人の警官は助からなかったでしょうから。
本国アメリカではこの映画はヒットしませんでした。
おそらく事件からまだ5年しか経っておらず、まだまだ生々しすぎるのでしょう。
★★★★

Re: スーパーマン・かもめ食堂・WTC
投稿者:qDVDp  
2006/10/12 0:08 メッセージ: 2338
これは さんの 2337 に対する返信です
WTCは、まだ観てませぬ。
スーパーマン復活成ったという感じでした。
かもめは、ガッチャマンのエピソードや窓の外の人間描写も秀逸でした。
心に残る映画になりそう。

みんなポイント高くて良かったです、また書いてくださいね。

フラガール
投稿者:qDVDp  
2006/10/12 0:33 メッセージ: 2339
これは さんの に対する返信です
こんないいお話がまだあったなんて。
閉山から再生への感動秘話は、閉塞したこの時代だからこそ蘇ったのかも。
世がフラダンスブームも影響?

なんといっても蒼井優のフラダンスが圧巻。
「花とアリス」でもオーディションで一人踊る場面があったけど、こういうのは独断場。
さぞやレッスンも凄まじかったと思う。

松雪も懸命で賞獲り有望、岸部したたか、静ちゃん可能性ムンムン。
富司は炭鉱婦にしてはきれい過ぎだけど、凛とした母親役はさすが。
★★★★★

レディ・イン・ザ・ウォーター
投稿者:qDVDp  
2006/10/14 0:58 メッセージ: 2340
これは さんの に対する返信です
『シックス・センス』以降何度も期待を裏切られ、もう二度と誘いに乗らないぞって思ってたシャマラン監督作品。
また宣伝、予告編の上手さで観てしまった。
でも今までの見かけ倒しはなく、丁寧にお伽噺を語って、まぁまぁの出来でないの。
相変わらず他愛ないって言えばそうだけど、そんなに不快感は生まれなかったのは水の精のせい?
確かにみずみずしくて怯える様は痛ましかった。
でも凝りもせず次から次からこんなお話をつくれるなぁ。やっぱり、もういいや。
★★★

映画祭運営スタッフ「たまシネマ隊」募集
投稿者:tcf_fm  
2006/10/17 22:41 メッセージ: 2341
これは さんの に対する返信です
こんにちは。告知させて下さい。

☆☆☆☆☆ 映画祭運営スタッフ「たまシネマ隊」募集のお知らせ☆☆☆☆☆

TAMA映画フォーラム実行委員会では、今年11月に開催される第16回映画祭
TAMA CINEMA FORUMのPR活動や映画祭運営を行うスタッフ「たまシネマ隊」を
募集しています。
 映画祭に関わってみたい方、まちづくりイベントに興味のある方、映画好き
な人と知り合いになりたい方は私たち実行委員と一緒に活動してみませんか。

○説明会日時
・10月22日(土)14:00(受付は13時30分より)
  説明会は1時間程度を予定しています。
○場所: 多摩市立永山公民館(ベルブ永山)3階 講座室
(京王・小田急永山駅より徒歩2分)

○活動期間
・映画祭前…10月末〜11月17日(土日祝中心、平日活動もあり)
・映画祭期間…11月18日〜26日
○活動内容
・映画祭PR…チラシ印刷、発送、配布、ポスター掲示、インターネットによるPRなど
・映画祭運営…受付、場内整理、物販、映画祭記録、映画祭レポート作成など

詳細は以下のページをご覧下さい。

http://www.tamaeiga.jp/modules/eguide/event.php?eid=12

皆様のご応募お待ちしております。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

小栗康平監督講演会
投稿者:t03e2532  
2006/10/19 1:13 メッセージ: 2342
これは さんの に対する返信です
告知失礼します。

今年度、第59回自主法政祭多摩地区の目玉企画として、 映画監督による講演会とその映画上映を行います! お呼びする監督は小栗康平氏。1990年の「死の棘」ではカンヌ国際映画祭において「グランプリ」と「国際批評家連盟賞」をダブル受賞し、昨年公開された最新作「埋もれ木」もカンヌ国際映画祭に正式出品され、国内外で大きな反響を呼び起こしました。 今回その「埋もれ木」を実際の映画館と同じ、高画質の35ミリフィルムで上映を行います。 小栗監督の講演は、映像と物語・修辞の認知科学的分析を専攻している法政大学社会学部の金井明人助教授との対談形式を予定しています。

以下講演会詳細です。


<自主法政祭多摩地区 講演会映画上映企画 アカデミック多摩> 【テーマ】見えにくい、わかりにくいことを考える  〜小栗康平監督作品「埋もれ木」を通して、人間の「わかりにくい」「強調しにくい」側面を考え、またコミュニケーションとしての映画の性質、可能性を考える〜 【日時】10月29日(日)13:00開場、13:30開演 【料金】無料です。予約等の必要はございません。直接会場にお越し下さい。 【場所】法政大学多摩キャンパス(東京都町田市) http://www.hosei.ac.jp/gaiyo2/campusmap/tama2.html    社会学部棟低層棟202教室(当日案内が出ます)   京王線めじろ台駅よりバス約10分   JR中央線西八王子駅よりバス約22分   JR横浜線相原駅よりバス約13分   ※大学近くに私営の駐車場がありますが、駐車台数に限りがございますので、公共交通機関でのご来場をお勧めいたします。 【講演者】小栗康平氏(映画監督) http://www.oguri.info/ 【対談者】金井明人氏(法政大学社会学部助教授)、金井ゼミ生有志 【上映作品】埋もれ木(2005年) http://www.umoregi.info/ 【お問い合わせ】kouenkai_tama@hotmail.co.jp


管理人様 不適切なようでしたら、誠にお手数ですが削除願います。 失礼致しました。

蟻の兵隊
投稿者:qDVDp  
2006/10/20 23:14 メッセージ: 2343
これは さんの に対する返信です
自分がその場にいたら、理不尽な命令とわかっていても、同じ行為をやっていたかも知れない。
そんな想いを観るものにいやおうなく迫る。
戦後60年以上経ってもまだ知られない、教えられない戦後処理が幾多も埋もれている。
国と私たちも背けてはいられない、謙虚に事実に向き合わなければいけない。
それにしても中国の人たちの寛大な言葉に驚き、感謝する。
★★★★

三池−終わらない炭鉱の物語−
投稿者:qDVDp  
2006/10/24 0:27 メッセージ: 2344
これは さんの に対する返信です
聞きしに勝るドキュメントだった。
「負の遺産」からの脱却、跳ね返してよくぞ撮ってくれた。
これは日本と日本人の履歴書だ。

労働争議の分断工作を残した大沢メモ
生活を守る女性が働きかけた生き残るための哀しい選択
遺言となった今は亡き出演、証言者の魂こもった言葉
CO中毒になった夫を支える女性のエネルギー

こんな命がけな生き様を突きつけられた衝撃は大きい。
炭鉱の人たちの決して葬らない心意気を痛いほど感じた。
監督以下、スタッフ、大牟田市と拘ったすべての人に感謝。

早くても、遅くてもあのコメントは撮れなかった・・・と。
絶妙な時期に撮られたのは、まさに炭鉱(やま)の声を監督が聞いたからだろう。
あの時代を懸命に生きた人たちの命からがらの息吹は、今を生きる私たちを叱咤激励する。

問題山積なのに、そのうち火の粉が飛んでくるかも知れないのに平和ボケしている日本人。
手遅れにならないうちに、あんな時代に戻らないように気を引き締めよう。
でも命かける事はないよな、これって寂しいのか、幸福なのか。
★★★★

敬愛なるベートーヴェン
投稿者:qDVDp  
2006/10/26 23:25 メッセージ: 2345
これは さんの に対する返信です
12月公開、10/27東京国際映画祭特別招待作品を試写会で観た。
身近にベートーヴェンが観られて、至福のひと時だった。

晩年に「第九」を創作する過程で若き女性写譜師アンナと出会う。彼にとってもかけがえのない時を過ごすその超越した師弟愛を描く。
「第九」の初演は、アンナが難聴の彼を献身的に支える。二人の恍惚とした表情さへ浮かべる演奏シーンは、名曲と共に神がかった美しさ。音楽ファンならずともうなってしまう名場面となった。

狂気漂う風格エド・ハリス、凛とした気高さダイアン・クルーガーとの絡みは、息もつかせない。「第九」以外も名曲が随所にちりばめられて宝石箱のよう。
今度コンサートでじっくり聞こうと思っている「第九」は、きっと二人を思い浮かべるだろう。

http://www.Daiku-movie.com

★★★★

ワールド・トレード・センター
投稿者:qDVDp  
2006/10/30 23:04 メッセージ: 2346
これは さんの 2337 に対する返信です
別に阪神大震災でもよかったような、9.11の本質には触れずにただの生還物語になった。
確かに救助する側から見たWTCだったかも知れないが、大規模なテロを公言していたオリバー・ストーン監督らしくない。
まだアメリカ国内にくすぶる微妙な雰囲気を警戒したとしか言いようがない。
★★★

地下鉄(メトロ)に乗って
投稿者:qDVDp  
2006/11/ 3 23:42 メッセージ: 2347
これは さんの に対する返信です
いつもの浅田次郎式不思議なお話。
だから、理屈なく地下鉄のタイムスリップを見なければ。
大沢と常盤が戦後闇市を逞しく生きる様が新鮮。
その息子、娘はそこへ戻らないと彼等を理解できないなんて悲しい。
★★★

多摩センターイルミネーション
投稿者:romanticcosmos  
2006/11/ 4 2:08 メッセージ: 2348
これは さんの 2338 に対する返信です
>かもめは、ガッチャマンのエピソードや窓の外の人間描写も秀逸でした。

そうでした。ガッチャマンの話がよかったですね。
女性たちでガッチャマンの話で盛り上げるのが面白かったです。

お話変わりまして、いよいよ今年の多摩センターイルミネーション開始ですね。
今日街を歩いていたら、イルミネーションを木々に取り付ける作業をしていました。
恒例のもみの木も三越前に立ちました。
また冬のお楽しみの始まりですね。

イルミネーションの取り付け作業といえば、先日、金沢に行ったのですが、兼六園で偶然「雪吊り」の作業をしているところが見れました。
その日のニュースで「いよいよ冬の風物詩、兼六園で雪吊りが始まりました・・・」と流れているのを見て、面白いものが見れたとあらためて思いました。
多摩センターのイルミネーションの取り付け作業が偶然見れたのもラッキーですね。

ブラックダリア・父親たちの星条旗
投稿者:romanticcosmos  
2006/11/ 5 1:38 メッセージ: 2349
これは さんの 2348 に対する返信です
また映画を見てきました。
【ブラックダリア】
事件の真相より二人の刑事に焦点が絞られ、事件の真相究明を期待していたのでちょっと肩透かし。
★★★

【父親たちの星条旗】
あらためて戦争の愚かさと、英雄たちの末路を見て、何かむなしくなりました。
お国のために闘って、何になったのか。
虚しさが残りました。
ところで、イーストウッド監督自身作曲した音楽は「ミスティック・リバー」「ミリオンダラー・ベイビー」と同じく、ピアノを効果的に使ってジーンと来る音楽でした。
★★★☆

虹の女神 Rainbow Song
投稿者:qDVDp  
2006/11/ 5 23:56 メッセージ: 2350
これは さんの 2349 に対する返信です
「ブラックダリア」はとうとう外してしまいました。

上野樹里の泣きながら、好きな相手にぶつかる場面がなんとも切なくて哀しい。
直ぐ近くにいたのに、想いを言っちゃえばいいのに。
こんなコいるよな、観ててかわいそう。
市原隼人も鈍感で優柔不断な男の子を好演。
二人の独断場なんだけど、「バカなんだから」とつぶやく蒼井優の一言が決めた。
★★★★

天使の卵
投稿者:qDVDp  
2006/11/ 9 22:52 メッセージ: 2351
これは さんの に対する返信です
原作は読んでないし、姉妹との恋愛話もどうでもいいけど、旬の俳優競演に魅力持つ。
市原の眼はこういう役が似合うのかも。
年上の女性を一途に想い、「あなた以外に誰がいるっていうのですか!」の台詞が印象的。
ここら辺を自然に芝居ができるのはさすが。
小西も精一杯大人の女性を見せた。
沢尻は損な役だし、疲れてたかなぁ。
★★★

父親たちの星条旗
投稿者:qDVDp  
2006/11/14 0:04 メッセージ: 2352
これは さんの 2349 に対する返信です
色彩トーンを抑えた画面が戦争の時代を滲ませる。
真っ暗な地下から米兵を狙う銃先が不気味だったのが唯一の硫黄島だったか。
その凄まじさは上陸占領シーンだけにとどめ、作られた英雄の事実をひたすら追う。
アメリカの資金不足事情に驚いたけど、身勝手な軍部に振り回され、傷つく兵士はいずこも同じ。
でも、日本に比べればその傷口は浅い。
★★★

映画祭「TAMA CINEMA FORUM」明日からです
投稿者:tamaeiga2006  
2006/11/17 19:40 メッセージ: 2353
これは さんの に対する返信です
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第16回映画祭「TAMA CINEMA FORUM」2006/11/18(土)-26(日)多摩市で開催
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(映画祭の詳細は、ホームページでご覧頂けます。http://www.tamaeiga.org

2006年の話題作を中心に80本以上にも及ぶ作品が集結!
1,400円のお得な1日通し券で、各プログラムの映画3〜4本が1日中見放題です。
バラエティー豊かなプログラムをお届けします。ぜひお楽しみください!!

◆前半の主なプログラム◆
・『世界の映画祭を震撼させた話題作』(11/18土:やまばとホール)
 「ダ・ヴィンチ・コード」「ナイロビの蜂」など国際映画祭で話題になった作品を一挙上映

・『河崎実監督特集 - どうぶつ映画特集だよ! -』(11/18土:ベルブホール)
 「コアラ課長」「かにゴールキーパー」など河崎実監督を3本立て上映
  河崎監督のトークショーもあり

・『スローライフでいこう』(11/18土:パルテノン多摩小ホール)
 「かもめ食堂」「アボン・小さい家」(特別先行プレビュー)などを上映
 「アボン・小さい家」の今泉光司監督のトークあり

・『ブラボー映画グランプリ06&杉作J太郎特集』(11/19日)
  ある意味今年度No.1の超目玉(!!!!?)企画。
 ゲストは真島理一郎氏(『スキージャンプ・ペア』総監督)、茂木淳一氏(『スキージャンプ・
 ペア』ナレーター)、杉作J太郎監督ほか多数 司会は中野ダンキチ氏
 *超一流映画雑誌「この映画がすごい!」編集部からのゲスト参加・秘蔵映像提供もあり!


  他にもさまざまなジャンルの作品を上映しますので、ぜひ【ホームページ】をチェックして下さい!

 ◆お問合せ先◆
 TAMA映画フォーラム実行委員会
 URL: http://www.tamaeiga.org/
 Tel: 042-337-6661、080-5450-7204

 皆様のご来場を心よりお待ちしております!

デスノート the Last name
投稿者:qDVDp  
2006/11/18 11:57 メッセージ: 2354
これは さんの に対する返信です
面白かったなぁ。
長尺にも拘わらず、夢中で観てしまった。

これは原作の力によるものが大きいと思うけれど、松山ケンイチ演じるLの出来も素晴らしい。
風貌、眼力、仕草、心情は今までのヒーローにない強烈な個性を生み出した。
最後にワタリをフラッシュバックして・・・・には泣けた。
ライバルがすごかったら、そのお話は絶対面白い。

前後編をその年に分けて興行させた試み、画期的とも言える数ヶ月でテレビ放映するしたたかな戦略に敬服する。
機会があれば、前後編を一気に観たい。
原作もじっくり味わおう。
★★★★★

(追記)
DEATH NOTE デスノート 前編
2006/ 7/ 9
原作を読んでないので、面白さが倍増したかも。
難しいことを言わなければ、実写としても一級品でしょう。
なかでもLのキャラは、松山と共に群を抜いて傑作。
登場するシーンは映像的にも圧巻で、鳥肌モンです。
原作がいくら跳んでいても、追いかけるだけのCG技術が備わっていなければならない。
それも声優魅力も伴って完璧の出来栄え。
後編が待ち遠しい、原作はその後の楽しみにしよう。
★★★★

椿山課長の七日間
投稿者:qDVDp  
2006/11/22 0:41 メッセージ: 2355
これは さんの に対する返信です
原作通り、三つのお話を良くまとめてる。西田の出番が少ないのに、いつもいるように錯覚する不思議。
それだけ伊東も化身を無難にこなしたと言える。
大股で歩いたり、バッグの持ち方なんかも工夫してた。

和久井演じるマヤが「恥ずかしいことはしないでね」と釘を刺したように、
微妙な性不一致を健康的な笑いで包んで子供も楽しめる。
このセンスはテレビ畑出身の河野監督らしい。

余演じる同僚のエピソードもいとおしい。
わかるよな、空気みたいなので気づかず、居なくなって初めてわかる。
彼女に別れを告げられた椿山はすがすがしく旅立つ、こちらも救われた想いがした。

★★★★

(余談)
冒頭いきなりエキストラ参加した中陰役所の場面。
しっかと我を探したが、本人も見分けがつかないほど、やっぱりね。
和久井演じるマヤのはるか前方にかすかに、おぼろげに。
それにやはりマヤをズームインする場面で後頭部が。
プログラムには後ろ姿が(多分そうだろう)。

西田の傍に配置されなかったから期待はしてなかったけど、かすかな残像を追う我が悲しくいじらしい。
でも写ってなくても参加したんだから、出来も良かったし(写ってないのに)・・・しばし慰める。

トゥモロー・ワールド
投稿者:qDVDp  
2006/11/25 0:53 メッセージ: 2356
これは さんの に対する返信です
8分だかワンカット撮影は圧巻、あの段取りは生半可では出来ない。
それに出産シーンも驚き、本物ではないよね、すご過ぎ、どうやって撮ったんだろう。
その2点が見せ場だったとしても全体はつまらない。
原作はどうだったか知らないけど、主題はなんだったのか。
近未来の予感はさせるがSFとは呼べそうもない。
★★★

Re: 映画祭「TAMA CINEMA FORUM」明日から
投稿者:crossbike_tama  
2006/11/25 21:58 メッセージ: 2357
これは さんの 2353 に対する返信です
本日パルテノン多摩大ホールでの4本立て見てきました。
ユナイテッド93が迫真のできでしたね。
一日、久々の映画漬けで堪能できました。
駅に続くイルミネーションは年の瀬の近い事を感じさせますね。

Re: 映画祭「TAMA CINEMA FORUM」
投稿者:qDVDp  
2006/11/29 23:35 メッセージ: 2358
これは さんの 2357 に対する返信です
4本立はすごい。
値段も通し券なんて格安です。
しんゆり、調布映画祭は、一回券だからかなりがんばってます。
この映画祭も終わったら年末です。
そろそろお正月映画の始まり、一年は早いです。

トンマッコルへようこそ
投稿者:qDVDp  
2006/12/ 3 1:53 メッセージ: 2359
これは さんの に対する返信です
冒頭のあふれるスピード感にグッと引き込まれる。
真骨頂は、超高速での猪退治、いままで観た事がない画面処理に圧倒された。
登場する人たちの描写にも監督の並々ならぬ才を感じる。
途中までは順当、南北、米兵の徐々に村に溶け込んでいく様は微笑ましい。
でも、結局戦争の悲惨を突きつけられて、その期待も無残に打ち破られる。
現実だからと言えばそれまでだが、無益を見せ付けられると切ない。
もっと理想をうたってもよかったのでは。
★★★★

プラダを着た悪魔
投稿者:qDVDp  
2006/12/ 6 0:57 メッセージ: 2360
これは さんの に対する返信です
女優はモデル以上の存在だったことを思い知らされる。
太った優等生が見違えんばかりの変身を遂げるのが鮮やか。
アンは着ぐるみ着てたんじゃないよね、きっと痩せたんだよね。
ブランドなんか知らんけど、洗練された美に眼を奪われる。
メリルのスーパー上司がたまらない。
★★★

7月24日通りのクリスマス
投稿者:qDVDp  
2006/12/12 23:31 メッセージ: 2361
これは さんの に対する返信です
中谷は松子に続いて冴えない役だけど、元々美人で魅力あるんだからダメ女なんて似合わない。
そこを演技でカバー、相変わらずコミカルに演じている。
リスボンに見立てるのは無理ありそうだけど、言われてみれば妙に納得。
軽いご気楽映画。
★★★

武士の一分
投稿者:qDVDp  
2006/12/16 1:32 メッセージ: 2362
これは さんの に対する返信です
良かったなぁ、暗い内容なんだけど暖かく終わって、泣けた泣けた。

キムタクって呼んじゃ失礼なくらい上出来だった。
殺陣は腰が据わっていて、盲目剣士の立ち居振る舞いを見事に表現して見せた。
眼の演技も鳥肌たつくらい、素の持ち味も出してほぼ完璧。

檀れいという初々しい宝塚娘役を起用といい、
笹野の老獪なとぼけた味、
桃井、緒形など豪華脇役陣を使い分ける山田演出が冴え渡る。
藤沢短編を膨らまして、じっくり格調高く撮った。
三部作の最後を飾るにふさわしい作品。
★★★★★

硫黄島からの手紙
投稿者:romanticcosmos  
2006/12/17 0:58 メッセージ: 2363
これは さんの 1 に対する返信です
クリント・イーストウッド監督とはすごい監督ですね。
「父親たちの星条旗」も素晴らしい映画でしたが、「硫黄島からの手紙」はそれを遥かに越えていましたね。
全編日本人キャスト、全て日本語(一部シーン除く)。
ハリウッド作品ではこのような映画は初めてでしょう。

感動、涙はないといえばない。
あるのは戦争のむごさ、むなしさ。
戦争のもたらすものは破壊だけ。
生産は何もない。

141分間、息もつかせず見れました。
日本人と日本語オンリーの、日本映画かと錯覚しそうな映画。

これら映画のおかげで改めて硫黄島の激戦を勉強しなおしました。

戦争はむごい。何も残らない。
でも心打つものがありました。
もう一度見たいと思いました。

プラダを着た悪魔
投稿者:romanticcosmos  
2006/12/17 1:01 メッセージ: 2364
これは さんの 2360 に対する返信です
何か元気が出る映画でしたね。
甘えない。
自分を見失わず、自分で決断する。
人生の教訓のようです。
最後にスーパー上司とアンが別れてもお互いにっこり微笑み、お互いの人生を前に進んでいくラストがまたたまらないですね。
★★★★

追伸
「硫黄島からの手紙」
★★★★★

007/カジノ・ロワイヤル
投稿者:qDVDp  
2006/12/18 17:26 メッセージ: 2365
これは さんの 2364 に対する返信です
こういうシリーズの出直しは、本当に良く出来ている。
やっぱり、絶えず原点に戻らなくちゃダメと今更ながら思わさせてくれる。
冒頭からの肉弾アクションやカジノ、毒殺されそうになる緊迫場面は圧巻。
生身の人間に近い、知性と粗暴さを兼ね備えた新米ボンドに好感持てる。
総力あげた007スタッフの底力を観た。
★★★★

romanticcosmosさん、
「硫黄島からの手紙」★★★★★は、ポイント高いですね。
日本人が仕上げなくちゃいけない映画でした。
それを果敢に挑んだイーストウッド監督に大多謝です。

時をかける少女
投稿者:qDVDp  
2006/12/22 0:07 メッセージ: 2366
これは さんの に対する返信です
実写版から約20年後の世界が舞台、芳山和子(=原田知世)の姪である紺野真琴が主人公。
迂闊にもその背景知らずに、実写版のアニメ版だと思って観ちゃった。
途中でまったく別なお話だとわかり、それはそれで意外性あって面白かったけど。
あまりにも未来に行ったり来たりするので、時空モン特有の矛盾も慣れっこになって不自然でなくなるから不思議。
微妙な恋愛話の方がくすぐられた。
★★★★

タイムスリップのようにあのryujiさんが現れました。
http://blogs.yahoo.co.jp/eigabuff

暗いところで待ち合わせ
投稿者:qDVDp  
2006/12/25 0:53 メッセージ: 2367
これは さんの に対する返信です
伏線がたくみな構成が素晴らしい、原作読んでないけど持ち味を出し切ったのでは。
見えない田中麗奈が、微細な気配を感じ取っていく過程の描写とその演技が素晴らしい。
ニアミスもハラハラさせ、サスペンスを盛り上げる。
★★★★★

硫黄島からの手紙
投稿者:qDVDp  
2006/12/28 2:22 メッセージ: 2368
これは さんの に対する返信です
本来、日本で取り組むべき映画だった。
それを果敢に仕上げたイーストウッド監督に敬意を表す。
「地獄の戦場はあんなもんじゃない」、生き残った元日本兵は途中で席を立ったそうだ。
確かにアメリカから見た日本兵、統率や玉砕の表現が彼らの理解を超えていたかも。
でもハリウッドが敬意をもって日本兵を描いて見せたのには感謝する、ましてや日本語で。
ドキュメンタリでなく、アメリカ映画なんだから良しとしよう。
★★★★★

王の男
投稿者:qDVDp  
2006/12/29 0:16 メッセージ: 2369
これは さんの に対する返信です
妖しい雰囲気が漂ってスリリング。
それぞれの演技派が持ち場を格調高く演じて魅せた。
陰謀渦巻く宮廷と翻弄される芸人、その意外な展開に引き込まれる。
知らない世界だからこそ面白い。
★★★★

シャーロットのおくりもの
投稿者:qDVDp  
2006/12/30 0:20 メッセージ: 2370
これは さんの に対する返信です
どうやって撮ったの、実写とCGの見分けがつかない。
動物たちとの不思議なコラボこそが奇跡に思える。
・・・と子供でないから、ついついそちらに目が奪われちゃう。
純粋に母性豊かなシャーロットや仲間たちのお話を楽しめばいいのに。
決してファンタジーに終っていない、詩情豊かな命の物語。
終始見守る(狙う?)カラス兄弟が傑作。
ダコタちゃんは控えめだけど相変わらず上手。
★★★★

NANA2
投稿者:qDVDp  
2006/12/30 16:50 メッセージ: 2371
これは さんの に対する返信です
大崎ナナ(ナナ):中島美嘉
小松奈々(ハチ):宮崎あおい→市川由衣
本城蓮(レン):松田龍平→姜暢雄
高木泰士(ヤス):丸山智己
寺島伸夫(ノブ):成宮寛貴
岡崎真一(シン):松山ケンイチ→本郷奏多
一ノ瀬巧(タクミ):玉山鉄二

ハチ、レンが変わってこんなに低下するかなぁ。
強烈だった美嘉もこんな下手?だったっけ。
前作でNANA世界は出尽くしたのかも知れない。
タクミに大人を感じ、シンは本郷の方が似合ってた。
でも涙、涙の愛らしいキャラたちにめぐり合えたことに感謝したい。
★★★★

敬愛なるベートーヴェン
投稿者:romanticcosmos  
2006/12/31 0:23 メッセージ: 2372
これは さんの に対する返信です
ベートーヴェンの第9の完成と初演。
それを陰で支えた若き作曲家志望の女性。
その交流とベートーヴェンの苦悩の最晩年の姿。
まずまずの音楽映画だったと思います。
客席からも観終わって「いい映画だったね。」という感想が聞こえてきました。

ただ映画だから仕方ないのですが、耳がほとんど聞こえないはずのベートーヴェンが、普通に人の話を聞いて会話している姿が史実に合っていなくて、ちょっと興ざめしました。(当時はすでに筆談だったといいますから)

★★★

大奥
投稿者:qDVDp  
2006/12/31 9:26 メッセージ: 2373
これは さんの 2372 に対する返信です
テレビ畑の心意気というか、
水(制作費)を得た魚というか、
そのスケール、細部までのこだわりがスゴイ。
御鈴廊下、江戸市中、芝居小屋の再現は眼を見張る。
(因みにそのセットはスピンオフTVでもうまく兼用していた、制作がTV会社ならではのしたたかさ)
長年テレビで積み重ねた演出、脚本、俳優、美術、衣装などスタッフの熱気が感じられる。
仲間も堂々、西島、及川、杉田の招聘組みも気合充分。
やはり下から上がってくる者は強い。
★★★★★

これが年内観納めになりました。
TV「大奥スペシャル〜もうひとつの物語〜」も見ましたが、
映画と比べて月とスッポン、やっぱり時間とお金のかけ方が違う。
でも、映画館へ呼び込む巧みな企画です。
予告編であろうとも、フカキョンから仲間への引継ぐ画面はワクワクさせる。

2006ランク
投稿者:qDVDp  
2006/12/31 13:17 メッセージ: 2374
これは さんの に対する返信です
独断と偏見ランクです。今年は新作110本、旧作10本計120本。
単館中心で観たので良作多い、でもいまだ乱観のため駄作も多い。
復活の兆しがあった邦画が洋画を抜いたのは朗報。つまらないのも多かったけど。皆さんのランクはどうですか。

来年もいい映画が観られますように。皆様良いお年をお迎えください。

1武士の一分
2太陽
3デスノート the Last name
4暗いところで待ち合わせ
5カーズ
6クラッシュ
7硫黄島からの手紙
8グエムル −漢江の怪物−
9フラガール
10力道山
11白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日
12グッドナイト&グッドラック
13バルトの楽園
14ユナイテッド93
15かもめ食堂
16大奥
17ホテル・ルワンダ
18007/カジノ・ロワイヤル
19ミュンヘン
20ブロークバック・マウンテン
21輪廻
22THE有頂天ホテル
23シャーロットのおくりもの
24エミリー・ローズ
25オリバー・ツイスト
26県庁の星
27DEATH NOTE デスノート 前編
28GOAL!
29バッシング
30トンマッコルへようこそ
31シリアナ
32NANA2
33ジャーヘッド
34M:I:III
35博士の愛した数式
36蟻の兵隊
37三池−終わらない炭鉱の物語−
38UDON
39イーオン・フラックス
40スタンドアップ
41出口のない海
42時をかける少女
43虹の女神 Rainbow Song
44タイヨウのうた
45椿山課長の七日間
46夜のピクニック
47最終兵器彼女
48嫌われ松子の一生
49敬愛なるベートーヴェン
50王の男
51ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女
52プルーフ・オブ・マイ・ライフ
53寝ずの番
54ニュー・ワールド
55小さき勇者たち〜GAMERA〜
56明日の記憶
57ナイロビの蜂
58デイジー
59ある子供
60ポセイドン
61花田少年史 幽霊と秘密のトンネル
62父親たちの星条旗
63スーパーマン リターンズ
64ワールド・トレード・センター
65SPIRIT スピリット
66ロード・オブ・ウォー
67PROMISE プロミス
68日本沈没
69ハチミツとクローバー
70ゲド戦記
71単騎、千里を走る。
72トゥモロー・ワールド
73レディ・イン・ザ・ウォーター
74プラダを着た悪魔
75プライドと偏見
76レジェンド・オブ・ゾロ
77ディック&ジェーン復讐は最高!
78ブレイブ ストーリー
79悪魔の棲む家
80イルマーレ
81銀色の髪のアギト
82天使
83プロデューサーズ
84パイレーツ・オブ・カリビアン2
85フライトプラン
86タイフーン TYHOON
87リバティーン
88LIMIT OF LOVE 海猿
89シュガー&スパイス〜風味絶佳〜
90Vフォー・ヴェンデッタ
91地下鉄(メトロ)に乗って
92天使の卵
93ダ・ヴィンチ・コード
94涙そうそう
95夢駆ける馬ドリーマー
96花よりもなほ
97オーメン
987月24日通りのクリスマス
99東京フレンズ The Movie
100Catch a Wave キャッチ ア ウェーブ
101連理の枝
102チェケラッチョ!!
103ラフ ROUGH
104南極物語
105サウンド・オブ・サンダー
106着信アリ Final
107トリック劇場版2
108スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ
109僕の、世界の中心は、君だ。
110陽気なギャングが地球を回す
(旧作)
マザー・テレサ
ベアテの贈りもの
雨鱒の川
日本国憲法
不滅の男・エンケン対日本武道館
彼女たちがここにいる理由
美しい夏キリシマ
TOMORROW 明日
スーパーマン 特別編
青幻記・遠い日の母は美しく

RE:2006ランク
投稿者:crossbike_tama  
2006/12/31 18:37 メッセージ: 2375
これは qDVDp さんの 2374 に対する返信です
DVDさんは相変わらずすごい数の映画をご覧なっていますね。

私は数本しかみていないのですが、「ユナイテッド93」が印象に残っています。

皆さん、来年もよろしくお願い致します。